シナリオ詳細
<希譚>ヒダル神と真なる怪<呪仔>
オープニング
●『真怪』
「なぜ、世界に妖怪が生まれたとおもう」
日暮れ前の校長室。
差し込む西日の茜色。
皮のキャスターチェアに腰掛けて頭を背もたれに預ける男がいた。
こちらからは顔こそ見えないが、そのけだるそうな声や口ぶりが、『希望ヶ浜学園校長』無名偲・無意式(p3n000170)であることは明らかだった。
外を眺めるのも飽きたのか、椅子を回してこちらを向く。
手には模様の彫り込まれた木の球体が三つ。それを右手の上で器用に回してる。
カチン、と回す動きを止め、そのひとつをデスクの上に置いた。
「人は雷がおきる理由を、隣人が狂う理由を、夜道の心細さを、何かのせいにしたがった。これを妖怪学の祖井上円了の提唱した定義から『仮怪』や『誤怪』と呼ぶ。
人は何かを『何か』のせいにするために、妖怪を作ったのだ。
例えば、泥棒に入ったのを妖怪のせいにする個人的偽怪。夜木の下にかかった布を見間違えた主観的誤怪。
これらは神霊否定派がよく語るものだが、それだけで妖怪を語ることはできない。
複雑なメカニズムによって狂った人間を狐憑きとよぶ心理的仮怪や、奇跡的に起きたプラズマ発火からくる物理的仮怪」
二つ目の球をデスクにおいて、残る一つを自分の右目の上に重ねてみせた。
「そして――誰も解明できない超理的『真怪』」
「おまえたちがこれまで多く希望ヶ浜で退治してきた夜妖は『解明された現象』にすぎない。降った雪をスコップで払うように、技術をもって処理できる。
だが『真怪』は別だ。払い方は分からない。たまたま上手くいったかもしれない方法に細々としがみつくしかない。それが正しいかの検証などできないまま、な。
読みを開いて『真性怪異』。今ある技術だけで、未知の何かを払わねばならない未知なるものだ。
しかしわからないからと放置することはできない。我々は時として、今あるカードだけで未知の勝負に挑まねばならない。そうだ。それが今だ」
●『ゾンビ』と称するに至る
阿僧祇霊園石神地区での話をする。
この単語に聞き馴染みがないのであれば、ここがまず練達の中に存在する再現性東京エリアの希望ヶ浜エリアということから説明せねばなるまい。
ここは現代日本的世界から召喚されたものの混沌世界になじめず『平和な現代の日常』の中に籠もった人々の町である。もちろん彼らはここが混沌世界であることも、そのルールも知ってはいるが、水道の蛇口のずっと先にあるものを考えずにひねるかのごとく、日常というフタをしたのだ。
そんな彼らの生活を維持する組織が大きく分けて七つある。希望ヶ浜学園、佐伯製作所、音呂木神社、澄原病院、静羅川立神教、去夢鉄道、そして『阿僧祇霊園』だ。
冠婚葬祭を一手に担う阿僧祇霊園には片田舎を摸した『石神地区』という場所がある。
テーマは山と田舎、そして土着信仰。
だがそこに作られた信仰は真なる神威を呼び起こし、かみさまに触れてしまったものたちは動く屍となって町へ溢れ始めたのである。
「身も蓋もなくまとめるなら、オカルト『ゾンビ』だ。
こいつが町に溢れようものなら日常は火をつけた新聞紙のように消え去るだろう。
そうなる前に、これらを破壊しなければならない。特待生、お前達の出番だ」
幸いにも、というべきだろうか。
このゾンビたちは攻撃し破壊することで処理ができる。
中には『ヒダル神』と呼ばれる強力な固体もあるが、トータルでみてもそう難しい依頼にはならないだろう。
「おまえたちのグループに行って貰うのは石神地区山中。山道から外れた森の中だ。
資料は渡しておくから、バスの中ででも読んでおくといい」
あとは頼んだぞ、とでもいうように資料を手渡し、校長は椅子を再び窓へ向けた。
「おっと、俺は行かないぞ。俺は犬に噛まれただけで死ぬからな」
- <希譚>ヒダル神と真なる怪<呪仔>完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年03月05日 22時15分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●しかばね
「うわーーーキモ!! 初めて見たんですけどゾンビ!! ……普通にヤですねこれ。ホラー嫌いなので……」
マイクロバスの窓から廃村エリアを見下ろした『超絶美少女女子高生(自称)』松瀬 柚子(p3p009218)。
他のチームが着々と駆除していくゾンビたちを眺め、肩にできたとりはだを治めるべく手でさすっていた。
「げぇー、やだー、ゾンビやだー! いやだって、見るからにヤじゃん!
うわー、なにあれもう、グッチャグチャ!?
絶対なんか飛び散ってくるでしょあれ! 汁とか肉片とか、うげー、腐ってるしー!」
隣の席で全く同じ反応をする『新たな可能性』郷田 京(p3p009529)。
「まあでも、幸いホラゲと違って一人じゃなく、先輩方もいらっしゃいますし! 色々諸々、頑張っちゃいますよーぅ!!」
ネッ! といって振り返る柚子に、京は苦笑で返した。
一方、その後ろの席で背もたれに頭を預ける『鬼火憑き』ブライアン・ブレイズ(p3p009563)。
(俺はこっちの世界に来たばかりだし、特に思い入れも無い。
どこでどんなバイオハザードが起きても嘆いたりするつもりはないが……。
それを厭うヤツがいて、その為に報酬を用意するって言うなら話は別だ。
せいぜい『お優しいヤツ』になったつもりで、ゾンビ退治と洒落込もうじゃねーか)
「戦う意味について考えているのか?」
マガジンへの弾込め作業をしながら、隣に座った『剣砕きの』ラダ・ジグリ(p3p000271)が声だけをかけてきた。
「私も初めのうちはそんな風だった。世界の存亡、破滅の回避。そういう話を聞いた直後ではな」
「……今は違うのか?」
目の奥でぽっと炎のようなものが灯る。
ラダはそれをちらりとだけ見た。
「報酬が出るなら仕事をする。それが楽しめるなら良い。報酬がはずめば、尚良い」
弾込めを終え、ポーチへとさしていく。
「戦おうが寝ていようがパンドラは蒐集される。どう生きていてもいいなら、生きたいように生きるのがいい」
「難しい話かい? ヒヒヒヒヒ……」
『闇之雲』武器商人(p3p001107)がラダたちの後部座席から声だけをよこしてきた。
「別に我(アタシ)らは正義の味方になったつもりはないんだよ。人も殺せば盗みもする。結局は、自分がどうしたいか……さ」
「ベテランは難しい言い回しをするんだな」
どう生きるか。どう生きたいか。
悪者にも、ヒーローにも、ましてなんでもない誰かにだってなれるなら。
「さあて、どうしたもんかね」
話を戻すことにしよう。
「のぉ。またお化けじゃろ。お化け案件じゃろ?」
『海淵の祭司』クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)は今すぐにでも帰りたいって顔をして隣で腕組みしていた『大阪人』ハロルド(p3p004465)の肩を揺すった。
「あとは御主に任せて帰って良いか。我こういうのはその……のうハロルド?」
「はろるどぉ? 誰やそれぇ? な、なんのことかサッパリやなぁ。
俺のことはユウキとでも呼んでぇな」
「ハロルド?」
「ユウキ」
「ハロル――」
「ユウキ」
「ユウキ」
「せやねん」
俺は通りすがりの希望ヶ浜学園生徒やで、と誰でもわかる嘘をつくハロルド。
そうしている間にバスは止まり、路上に『放浪の剣士?』蓮杖 綾姫(p3p008658)たちは下ろされた。
山中のカーブ。
異常にひしゃげたガードレール。
その先に、不自然なくらい大量の足跡が続いている。
「ゾンビ、ですか。ホラーの定番ではありますが……。実際に街に雪崩れ込ませる訳にはいきませんね」
かすかに腐った肉のような香りがする。綾姫はバイオリンケースから大剣を取り出すと、正面にしっかりと構えて歩き始めた。
「それがどんな『日常』であっても、壊させるわけには、ね」
●森の中の
「らっしゃー!」
オラとヨッシャーをイラッシャイあたりを混合したような声をあげて、京は華麗なるハイキックをサラリーマン風の成人男性にたたき込んだ。
人体の頭部が爆散するのをハイキックと呼べばの話だが。
「え? なに? おばけ? 怖くないのかって?
えー、いやいやいやいや、だってあれ蹴れば倒せるんでしょ?
モーマンタイじゃねー、いや触りたくないけどさー?
それよりシャワーって近くにあるのかな、終わったら浴びたいんだけどなー?」
などと言いながら、軸足を強く持ったまま後ろ回し蹴りへとコンボ。普通そうはならんやろという動きでエプロンをつけた主婦らしきゾンビの胸を突き、ピンボールのように飛ばしていく。
森の樹幹を複雑にバウンドしてから転がる死体。そのずっと向こうから、数人のゾンビらしき集団が肩を大きく揺らしながら歩いてくる。
「ブライアン、出番だ。声を上げて注意を引け」
「声を上げる必要はあんのか?」
ブライアンは妖精鋼の剣に燃え移らない炎を宿すと、徐々にその色を赤から緑へと変色させていく。
天にかざしたグリーンランタンがまばゆい光を一瞬だけ広げたことで、ゾンビたちはうなり声をあげてブライアンへと走り始める。
腕に、腰に、顔面にと食らいつこうと迫る集団をラウンドシールドで突っ張ることでギリギリこらえるブライアン。
「俺には当てるなよ?」
「安心しろ。慣れてる」
ラダは木の太い枝に腰掛けるように陣取ると、木に刺したナイフを台にしてライフルの狙いをつけた。
片目を瞑り、スコープ越しに素早く三体のゾンビの頭部位置を確認。
激しく動き続ける彼らの頭部が――ラダ三回の発砲の後立て続けに爆散した。
「血がかかった」
「それは我慢してくれ」
「ヒヒヒヒヒ……タンク役の宿命だねぇ」
武器商人は笑いながら『交替するよ』といって、発砲音につられてあつまってきた別集団の前へと出た。
武器商人がゆらりと立ち、笑みを浮かべた時、言葉にできない波動のようなものが武器商人を中心に広がり、そしてゾンビたちの注目を集めた。
およそ六体ほどのゾンビが一斉にうなり声をあげて武器商人へと殺到。
ブライアンとの大きな違いは、武器商人がまるで抵抗しなかったことだ。
腕や首や足に食らいつき噛みちぎりにかかるというのにまるで抵抗せず、どころか引きつるように笑っていた。
「さあ」
「本当にやるんですか? うーん……」
綾姫は気が進まないなあという様子で剣を引く。斜め下から振り払うような姿勢をとると、柄にあったトリガーをひいた。
綾姫の精神エネルギーと同調し剣中央部が開口。間を走る黒いスパークが光の柱となり――。
「励起・黒蓮!」
振り込んだ剣から放たれた黒い刃が四十メートル級の剣となり、ゾンビたちを一斉に切り裂いていく。武器商人を含めて。
「死っ――!?」
いきなり派手なフレンドリーファイアを見た柚子が思わず身を乗り出すが、真っ二つに裂けた武器商人は湧き上がるよくわからないものによって肉体を接着、引きつり笑いを継続していた。
「ローレットの連中がよくやるテクじゃ。必殺以外で死なずBSも効かぬから、奴ごと撃つらしい」
やれやれじゃといいながら、クレマァダはハロルドの後ろに隠れていた。
「そういうわけじゃから、我帰ってよいか? 帰ってしゅまぶらしたい」
「おい」
「うわあのゾンビこっち見た……!」
来るな! と言って『ソング・オブ・カタラァナ』に円板をセット。『夢見る呼び』が奏でられ、ゾンビたちは武器商人をはさんだまま互いに噛みつきつかみ合う乱闘を始めた。
「今や、ヤれ。こんもす」
「そこで区切るな!」
クレマァダは空を並のように撫で、瞳に黄金の輝きを宿すと、うちに秘めたる流(竜)の波動を掌底と共に解き放つ。(ハロルドを盾にしながら)
ドッと押し寄せたエネルギーの波に武器商人もろともゾンビたちが流され、殆どの固体が樹幹に叩きつけられる形で破壊されていく。
攻撃をギリギリかわしたのかそれとも偶然範囲外に逃れていたのか、ともかく僅かに残った二体ほどがハロルドめがけて猛烈に突進を開始。
「ひい! 来た! やれハロ!」
「そこで区切――ちゃうしい!? 俺関西人のユウキやしぃ!?」
「いまそのやりとり要らないです!」
柚子は刀を握ると目の奥に妖しい光を宿した。
ほんの一瞬だけ本性を、ほんの数秒だけ本領を発揮した柚子が急接近するゾンビの首と腕、そして右足、トドメに胴体を切断した。
踊るような動きはしかし肉体に負担がかかるようで、がくんとその場に膝を突く。
「ぐえー、スタミナ(AP)の減りえっぐ。六発が限度じゃないこれ?」
「アリデは1ターン(10秒)しか持たん必殺技や。乱発するもんやない。そいつはボス戦までとっとき」
ハロルドは『りーぜろっと』と書かれた木刀を構えると残るゾンビたちへと突進した。
「ハッ! 和製ホラーならともかく、ゾンビなハザードに臆する俺やあらへんで! デッドなライジングの始まりや!」
ゾンビをひたすらボコボコにし、片手間で取り出した牛乳をがぶ飲みし、ゾンビにドロップキックをしたついでに牛乳をがぶ飲みし、ゾンビをジャイアントスイングしながら牛乳をがぶ飲みした。
「おらおら掛かってこんかい! もっとも、腐敗が進んで猿に退化したような奴らが俺の守りを貫けるとは思わへんけどなァ!」
ハッハァといって牛乳を飲もうとして、ボディタックルしてきたゾンビによって牛乳を吹き出した。
「なんでや! 牛乳飲めへんやないかい!」
「むしろなんで今まで普通に飲めてたんです?」
●ヒダル神
森の中を、ゾンビを蹴散らしながら突き進んでいくイレギュラーズたち。
そんな彼らが行き着いたのは平野鉱泉という看板のついた廃墟であった。
看板といってもひどくさび付き、今にも傾いて落ちてきそうなくらい古いものだ。
窓はフレームごと無くなり、扉らしきものも外されている。もはや建物としての用をなさぬ、石でできた巨大なオブジェでしかない。
それでも異様なのは……。
「この先からゾンビの匂いがする。音からして一体だけだが……妙だな。気配が……」
ライフルをいつでも撃てるように構えた姿勢で、ラダは建物へとゆっくり近づいていく。
ラダが建物に対して射撃可能範囲に入った――その途端。
ボゴッという壁を崩壊させる音と共に建物二階から巨体が飛び出し、ラダへと迫る。
「――!」
ラダは素早く射撃距離を維持しながら発砲。
牽制するに充分な音響弾や毒ナイフが命中しているにもかかわらず、巨体の足は止まらない。
ラダはすぐに、それが校長の資料にあった『ヒダル神』であることに気がついた。
「ブライアン」
「出番が多いな、おい」
ブライアンは盾に炎を宿して防御姿勢をとった。自分に集中させるためにゾンビたちに行ったものと同じ誘引術をはかる……が、ヒダル神の動きはまるで止まること無く、立ち塞がったブライアンを強烈なパンチでもって吹き飛ばしその先にいたラダもろとも吹き飛ばしてしまった。
「――コイツ」
「吼えなさい、黒蓮!」
横から割り込むように斬撃を飛ばす綾姫。
「これまでのゾンビとは格が違います。『必殺技』の使いどころですよ!」
「――りょーかい!」
柚子は再び自らの力を解き放ち、ヒダル神の背へ回ると強烈な斬撃をたたき込んだ。
綾姫の飛ばした斬撃によってヒダル神の纏っていた不可思議な結界が破られ、柚子による連撃がヒダル神の背に十字の傷を刻み込む。
吹き出る血をさけようと飛び退く柚子――に、ヒダル神は瞬時に振り返り回し蹴りを繰り出した。
「おっ――と」
その危機を見逃す武器商人ではない。彼女への攻撃を予測していた武器商人は彼女を突き飛ばすように割り込み、ヒダル神の回し蹴りをその身で受ける。
本来ダメージを無効化し受け流せる……はずだったが、武器商人のはった結界をヒダル神は強引に粉砕。さらなるスピンをかけて繰り出されたパンチによって、武器商人は派手に吹き飛ばされた。
「こういう敵は苦手だねぇ……」
「チッ、『そのタイプ』か」
ハロルドは舌打ちしつつも牛乳を飲み干し、パックを放り捨てる。
「死んだモンが生きとるモンの邪魔すんなや! もっぺん死にさらせェ! 大阪殺法【弥刀】!」
助走をつけたドロップキック。さすがにこたえたのかぐらつくヒダル神だが、ハロルドの足を掴んで地面へと叩きつけた。牛乳結界(?)が破砕される……が、ハロルドは身体をねじって無理矢理ヒダル神を転倒させた。
「ええかげん成仏せぇやァ! 大阪殺法【正雀】!」
「グロいんだよエグいんだよ臭いんだよ、てめーの血は何色だー! あ、赤か! そっか!」
そこへ、ここぞとばかりに跳躍した京による流星のごときキックが炸裂。
「ヒダル神……確か、餓鬼の類じゃったな。再現性東京の書籍で読んだぞ。
弁当の残りどころか、我らごと食われそうな勢いじゃ……が、ここまでじゃ!」
ヒダル神の頭蓋骨を踏みつけにし、そのまま踏み砕いてしまおうとする京に乗じる形でクレマァダの絶海拳『砕波段波』が打ち込まれた。
波のように打ち込まれたスタンピングとさらなる踏み込みがヒダル神の腹部を踏み潰し、時を同じくして京の足もまたヒダル神の頭を粉砕。
飛び散る赤いものにクレマァダがヒィといって飛び退いたころには、戦いは終了していた。
●かくして闇は闇へ
マイクロバスの扉がしまり、復路を走り始める。
遠ざかる景色を窓越しに眺めると、まだ森の中に誰かがいたような気がした。
ゾンビも、まして生存者もいないのに。
視線が、あったような。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
――依頼終了
GMコメント
■オーダー
石神地区山中にて、ゾンビたちを撃滅します。
割とシンプルにバトルシナリオなので、雰囲気を楽しみつつグーで殴りに行ってください。
■フィールド
森の中です。
ゾンビたちは低く唸っているので見つけるのは容易でしょう。
木々が邪魔になって視界が通りにくかったり、地面がでこぼこしていてちょっと歩きにくい程度ですが、特に戦闘に不都合はありません。
■エネミー
・ゾンビ
定義はちょっとあれですが、かみさまに触れてしまったことで狂い、動く屍となってしまった人々です。
老若男女色々いますが、総じてちょっと腐敗しています。
あらゆるメディア作品でなんとなく語られる標準的なゾンビ像をしています。
動きは固体によってバラバラで、主にゆっくり歩いて進み緩慢な動作で掴みかかったり噛みついたりします。(神威系ゾンビなので噛まれたからってなにか感染したりしません)
中にはちょっと動きのいい固体もおり、走ったり高くジャンプしたりといったやべー動きをすることがあります。たまーにですが。
・ヒダル神
特に強い力を与えられたゾンビです。というかここまでいくとゾンビじゃないです。
大きな猿のような外見をしており、敏捷性が高く呪力を遠くへ飛ばしたり怪力にかえたりと器用な戦い方をします。
今回の固体はBSがちょっと効きづらいっぽいので、連携して戦うならそこに注意しておきましょう。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
●希望ヶ浜と学園
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