シナリオ詳細
<Rw Nw Prt M Hrw>奪われる熱と、対峙する毒と石
オープニング
●ファルベライズ
輝くクリスタルによって完成された遺跡。
その中央にある塔に至るまで、道は上へ行ったり下へ行ったりしており、複雑さを見せている。
大鴉盗賊団よりも早くに最奥地へと到達しなければならないのだが、道中、『ホルスの子供達』やモンスターが行く手を阻む事も多々ある。
そういった敵と遭遇するだけならばまだ良い。
他にある問題と言えば、戦うフィールドが場所によって変動する事だ。
時にイレギュラーズにとって不利になるような場所に遭遇する事もある。これも遺跡に眠っているという色宝の力によるものなのか。
様々な場面に遭遇し、打ち勝ってきたイレギュラーズ。
彼らが次に辿り着いたのは……
●立ち塞がりし影達
足を踏み入れた時、足下に感じたのは柔らかい砂。
下手すれば足を取られそうな程に柔らかく、気をつけないと転びかねない。
そして遺跡の中だというのに空は青く、太陽は見えないのに汗が出るほど暑い。
高さを確認しようにも、投げられそうな小石すら無く。
その上、平坦な砂地という訳ではなく、高低差がある。といっても、幼児の身長ぐらいの高さの差だ。
この地を早く抜けなければ脱水症状を起こしかねない。
イレギュラーズが少しばかり進み、緩やかな下り道を降りている時、何かが飛来した。
咄嗟に避ければ、足下に刺さる光り物。よく見ると、太い円錐状の針であった。
山なりになっている砂地に見える影へと目を凝らす。
見えたのは尾を持ち上げている巨大なサソリと、巨大なバジリスク。大きさは近付いてみないとわからないが、おそらくは人間の平均的な大きなぐらいはありそうだった。
足下の太い針から音が聞こえた。じゅわっ……という音を立てて、砂が紫色になる。どうやら毒針のようだ。
そして、サソリの隣にいるバジリスクだが、おそらくは石化させてくる事も予想される。
敵の有効範囲がどれほどの距離かは分からないが、離れている距離を計算するに、遠距離である事は間違いないようだ。
敵についての情報はもう一つある。
それは、思った以上に数が多いという事。
気付けば、イレギュラーズは後ろの出入り口を除いて彼らに囲まれていた。イレギュラーズの居る場所は周りから見れば窪地に当たるような低地だ。緩やかな坂とはいえ、悠長に上がっていけるような状況ではない。
次の攻撃を警戒しつつ、数を数える。サソリとバジリスク、どちらもおよそ十体ほど。
出口はサソリとバジリスク、それから高低差のある砂地のせいでよく見えない。
高気温がイレギュラーズの水分を少しずつ奪っていく。戦闘を長引かせるのは危険だ。
伝い落ちる汗を感じながら、イレギュラーズはそれぞれ戦闘の構えをとるのだった。
- <Rw Nw Prt M Hrw>奪われる熱と、対峙する毒と石完了
- GM名古里兎 握
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年02月22日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●四面楚歌は暑さを伴ってやってくる
四方を巨大サソリとバジリスクに囲まれている事に気付いたイレギュラーズは、戦う前に情報を摺り合わせた。
『新たな可能性』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)が、数を数えてから口に出す。
「相手が二十体にこちらが六人。手数の差が三倍以上あるから手早く倒していかないとじり貧だね」
「この暑さで数え間違えてんのか? こっちは八人だ」
呆れたようにツッコミを入れてきたのは『灰色の残火』グリジオ・V・ヴェール(p3p009240)。彼の横では光の粒である双子姫がきゃっきゃしているのだが、その声は彼にしか聞こえない。
彼を宥めるように、『頑張るお姉ちゃん』アイリス・ラピスラズリ(p3p006943)が声をかける。
「まあまあ、そんなにイライラしちゃダメよ。……って言いたいところだけど、これだけ暑いとねえ……」
辺りへの警戒を忘れずに手で顔を仰ぐ。
傍では『虎風迅雷』ソア(p3p007025)と『二律背反』カナメ(p3p007960)が暑さへの文句を口にしていた。
「あ……あづぅ……」
「あっつーい! ここ本当に遺跡の中ー?」
「二人とも、今は戦いに集中だよ」
口にすれば余計に暑さを意識してしまうものだが、それを言うのは野暮というもの。
『半妖の依り代』斑鳩・静音(p3p008290)は二人に集中するよう声をかけた後、戦う構えを取りながら周囲を窺う。
「これは思った以上に、厄介な状況に追い込まれてるみたいだね。
早いところ倒して出口に向かわないと、私達の方が干上がってしまいそうだよ」
「同感だ」と『特異運命座標』トキノエ(p3p009181)が口を開く。
「くそったれ……熱いわ歩きづらいわ、その上敵に囲まれてよ……軽めの地獄じゃねえか!」
苛々を隠せぬ様子で、眉の皺が更に深く刻まれていく。
銀と白銀という二振りの剣を腰に下げている『白獅子剛剣』リゲル=アークライト(p3p000442)は、二本の剣を鞘から抜くと、その内一本の切っ先を集団へと向ける。
「こんな過酷な場所で生きられるサソリ達は凄いものだな。
縄張りを荒らす形で済まないが、これも任務だ。狩らせてもらうよ」
グリジオも武器を構える形でサソリとバジリスク達を見据える。
「集めて一網打尽がいいかもしれんな」
『さあ、はじめるのだわ』
『さあ、あそぼうよなのだわ』
彼にしか聞こえない、双子姫の囁きをあえて無視する。
聞こえたわけではないだろうが、サソリとバジリスク達が威嚇の声を上げた。
それを戦闘開始の合図として、イレギュラーズ達は一歩踏み出した。
●暑さの中の攻防戦
この暑さの中で砂の斜面を駆け上がり、サソリやバジリスク達と追いかけっこをするのは流石に辟易する。
そう考える者――――ソアは、皆に宣言した。
「はぁ……向こうから来てもらうね」
振り返った彼らには、彼女が両手の爪に力を込めるのが見えたはずだ。
彼女の言葉の意味を理解し、足に力を込める。
両手を掲げ、何も無い場所を切り裂くように振り下ろす!
「さあ、吹き荒れろ!」
遠くに向けた残撃はサソリとバジリスク達の集団の一部へと放たれ、そして空間に裂け目が出現する。そこから吹き荒れる風がモンスター達を襲う。
それは瘴気。呪いで縛り、暗闇を与え、怒りの炎を燃え上がらせる為のもの。
苦悶の声が、怒りに満ちた声が、モンスター達の殆どから上がる。
我を失う怒りのままに、サソリとバジリスク達は砂の斜面を降りてくる。
「あらあら、手間が省けたわね~」
アイリスが、のんびりした声とは裏腹に武器を構え、バジリスクを狙う。
「え~いっ!」
繰り出されたその攻撃は、範囲内に居る複数のバジリスクへと当てられる。
範囲外に居るバジリスクが、遠くから彼女を含めたイレギュラーズへと焦点を当てた。
その存在に気付いたのはカナメだ。
既に黒い霧を纏い、前線へと駆け出していた彼女は、そのバジリスクへと方向を変える。
バジリスクの視線がカナメを捉えて石化させんとするが、黒い霧が視界を遮り、叶わない。
距離を詰めたカナメによる、赤黒い刃の一閃。それは刀と同じ色を発し、バジリスクの体に桜の花を咲かせる。その花は怒りをバジリスクの内に孕ませ、カナメへと標的を定める。
バジリスクを誘導しようとするカナメへ飛ぶ、「危ない!」の声。
顔を動かした時、視界に入ったのは彼女へと針を飛ばすサソリの姿。
ギリギリでその針を避ける事が出来たカナメだが、耐性を立て直すのに数秒の時間を有した。
彼女に危険を知らせる声をかけたのは静音だ。彼女の周りに浮かぶ、多重展開された中規模魔術。それがカナメを狙うサソリへと連続して打ち込まれていく。
炎はサソリを包み、悲鳴が上がる。
「大丈夫?!」
「大丈夫だよ! ありがとう!」
互いに声を掛け合い、カナメは引き続き誘導の為に移動する。
周囲に気を配っているリゲルは、敵が一列になっている場所を探り当てると、その位置に陣取り、銀の剣を腰に据えて構えた。
光り輝く無数の星が、力となりて、剣となって、横へ薙ぐ。亡き父の名を冠するように煌めきを伴い、その剣は列に並んだバジリスクとサソリ、計三体程を貫く。
反動として自身に衝撃が来るが、倒れぬように足に力を込めた。もとより低空飛行をしている為、砂地に足を取られる事は無い。
その隙を狙おうとする手負いのバジリスクとサソリ達。ヴェルーリアが放った霧が三体纏めて包み、息を奪いに行く。
次の攻撃を与える為に距離を少しだけ詰めるヴェルーリア。
「石化が厄介だしできればバジリスクを狙おう!」
「ああ!」
彼女に答え、リゲルはもう一度剣を構える。今度は白銀の剣を閃かせ、霧に包まれたバジリスクの首を撥ねた。
噴き上がる血しぶきに、サソリ達もリゲルも後退する。
モンスター達の隙を狙い、ヴェルーリアの光が放たれた。激しく瞬いた光は神聖さを感じさせるものであった。
まともに光を浴びたサソリ達の苦悶の声が、彼女達の耳に届く。
モンスター達の悲鳴があちらこちらから聞こえる中で、トキノエは「まだ集まらねえのか」と呟いた。
いくらサソリやバジリスク達を集めるにしても、範囲から外れる者も居る。そういった相手に対して、彼は召喚した巨大なハンマーをサソリの頭上に落とす。
「チッ、早く集まりやがれ!」
暑さと予定にまでなかなか持ち込めない状況に苛々が増す彼へ、グリジオが宥めるように声をかける。
「苛々するのは分かるが、落ち着けよ」
「分かってるっつの!」
苛々を隠しきれない返答に、グリジオは溜息を堪えて息を整える。
ズレかけた手甲を直し、自分に襲いかかろうとするサソリの一体をかわす。こうして回避しつつ、少しずつ目的の場所へと誘導する流れを彼は考えていた。
仲間達の様子を見る。彼らも一箇所に集められるように誘導しているようだ。追い立てている様子も見られるが。
「敵もシチュエーションもシンプルなもんだ。時間を掛けてはらんねぇが、頼もしい奴等ばかりだから問題ないだろう」
『応援なら任せるのだわ!』
『野次なら任せるのだわ!』
「頼むからお前らは黙っててくれ……」
耳元で喧しく騒ぐ双子姫に、思わず渋面を作るのだった。
離れた所では、サソリの毒針がアイリスを狙って放たれていた。
避けきれず足にそれを受けた彼女は針を叩き落とす。しかし、体内を巡ってくる気持ち悪さに膝をつく。
それを助けてくれたのはヴェルーリアだ。
「元気をだして! ブレイクフィアー!!」
彼女の放つ癒やしが、解毒してくれた。
すぐに立つ事が出来た彼女を見て、サソリが威嚇の声を上げる。
ヴェルーリアを振り返る事鳴く、アイリスはお礼を言う。
「ありがとう! お姉ちゃん頑張るわ~!」
彼女はそのサソリも一箇所に纏める場所まで追い立てるべく、横に回りこんで武器を振るった。
成功した奇襲の一撃は、悲鳴を上げさせるに十分であった。距離を取ろうと前進するサソリ。逃がさないと追いかけるアイリス。
その様子を見ていたソアも、負けていられないと気合いを入れ直す。
彼女はバジリスクと目が合うと、それを正面から受ける。
バジリスクからすれば、格好の標的だろう。石化なり呪いなりを与えようと前足を上げてソアへ蹴りを入れる。
それを交差した両腕にてあえて受けるソア。もう一人の自分の可能性を纏った力が彼女に守りを与え、攻撃に対してビクともしない。
怯んだ様子のバジリスクだが、何かしらの付与を与えられたはずだと彼女を見つめる。しかし、彼女は受けた腕を軽くはたいただけで何のダメージも与えられた様子が無い。
「次はソアの番だよ!」
彼女の両手から生まれた光がバジリスクへと向かう。避けようとしたバジリスクだが、生憎と逃がしてくれるほど甘くは無い。腹部へと命中した的は、吹き飛び、ソアの仲間達が待ち受ける場所へと転がっていく。
カナメ達の尽力もあって、サソリとバジリスクの集団は一箇所に集められていた。逃げられないように囲み、相対する。数はリゲルが削った時から二、三体ほど減っていたが、それでもこの人数であれば問題ない数であった。
リゲルが剣を構え直し、皆に問う。
「皆、準備はいいか?」
「もちろんよぉ~。お姉さん、頑張っちゃう」
アイリスの返答を筆頭に、ソアやカナメ、静音にヴェルーリアからも異口同音に「もちろん」と声が上がる。
無言で頷いたのはトキノエとグリジオの二人だけだが。
それぞれに戦いの構えや武器を構えたのを見て、リゲルが号令を発した。
「それじゃあ――――行くぞ!」
そこからは乱戦の始まりだった。
襲いかかってきた一体のバジリスクの攻撃を、グリジオは避けて腹部へと叩きつける。
よろめいたバジリスクの体は他のモンスターの進路を邪魔する。怒りの声が上がる中で、遠くから静音の放った霧が集団を包む。
トドメとなって倒れる姿も見られたが、生き残っているものの方が多い。そこに叩き込まれる、アイリスの乱撃。両手で持った武器がサソリ達に傷を与えていく。
しかし、相手も黙ってやられるわけにはいかない。威嚇の声を上げ、バジリスクがアイリスへと蹴りを入れようとする。そこにカナメが割って入った。再度自身に付与した黒い霧を纏い、攻撃を受ける。
「大丈夫? 無理しないでねっ♪」
「ありがとう~。カナメちゃんも無理しちゃダメよ」
「えへへ、ありがとうっ! カナは問題ないよ!」
笑顔で返すと、彼女はマゼンタとシアンのツインテールと瞳でバジリスクを睨みつける。
バジリスクがかけようとした効果が来る事は無くとも、痛みがある事に変わりは無い。
「痛かったんだからね! お返しだよ!」
百華【大水青】と緋桜【紅雀】の剣を持ち、二撃を与えに行く。赤の一撃目、黒の二撃目が叩き込まれ、深い傷を与えた。
その様子を見たトキノエが「こっちもやらねえとな」とぼやき、距離を取った相手集団へ向けて、殺傷能力を有した霧を放つ。
「呪い殺されやがれ」
その呟きは力となり、相手へ効果を与える。耐えるような、くぐもった声が聞こえた。
範囲内に収まるように、リゲルが白銀の剣を横へと一閃した。銀閃の煌めくそれは、バジリスクやサソリの命を刈り取るまではいかないが、威力は十分。
討ちもらしたものはソアが近づき、光の玉を当てていく。
「どうだ!」
胸を張ってみせるソア。豊かな双丘がちょっとだけ揺れたように見えた。
ヴェルーリアが仲間の怪我を回復させたりした事で、戦況はイレギュラーズが優勢になっていく。
最後の一体をトキノエの召喚したハンマーによる一撃でトドメを刺し、それでようやく辺りは静けさを取り戻した。
●彼らへの責め苦を与えた暑さとはこれでおさらばよ
全てを倒しきった時、安堵の溜息があちこちから零れた。
とりあえず先に斜面を上がろうと数名が歩いて行く。
「終わった……よな? はあ……。
酒……いや、とりあえず水で一杯やるか」
上がりきったトキノエは、持っていた水で水分を補給する。
グリジオもまた水分補給をしつつ、仲間の状態を目で見ていく。
仲間の中では、カナメが一際体力を消耗したようで、彼女は仲間に声をかけた。
「早くこんな所出よう? 涼しい所で水が飲み……あー」
ふらり、と体が傾き、足を一歩後ろへと動かした瞬間、砂の斜面へと倒れ込んだ。
斜面を滑り落ちていく彼女をリゲルが追いかけて抱え上げ、マントを日よけ代わりに使用する。
「ごめんなさい……」
「謝らなくて良い。すぐに出よう」
そう言って、彼は仲間の助けを借りながら砂地を上っていく。
歩くのに邪魔なサソリとバジリスクの一部を蹴ったり押したりして場所を空けていた静音が、ふと思った事を口にした。
「ところで、このサソリとバジリスクって食べれるのかな……」
過酷な環境で育った動物などは意外と美味しいという話を聞いた事がある。しかし、彼らには毒がある為、まずはその毒袋などを取り除く必要があるだろう。
聞こえたリゲルも改めてサソリとバジリスクの集団を見やる。
「蛇にサソリか。珍味として食される事もあるらしいが……」
「バジリスクは蛇というか、トカゲ……なのかしらぁ? けど、こういう所のモンスターって美味しいのかしらねえ?」
アイリスののんびりした声に、グリジオが溜息をつきながら返す。
「さぁ、どうだろうな。時間や余裕があれば試す事も出来ただろうが」
戦いを終えても変わらずのこの暑さだ。倒れている者も居る中でモンスターを回収するというのは厳しいだろう。
暑さに耐えかねて、ソアが叫ぶ。
「早く抜けようよ! ボク、早く毛繕いしたい!」
どうやら、彼女は風が巻き起こった事で砂まみれになった毛が気持ち悪くてしょうがないようだ。
多汗も相まって、不快感が増しているらしい。
この場所を抜けるまでに何か出来ないか考える彼女。何か思いついたのか、辺りの自然に向かってお願いをし始めた。
「お願い……今ちょっとだけだから、ね?」
冷たい風がイレギュラーズを撫でた。
精霊との意思疎通が通じた嬉しさで飛び跳ねるソア。
「長くは持たないと思うから、早く行こうよ!」
そう言って駆け出す彼女の先に見える、出口らしき空洞。
戦った後だというのに、斜面の下でサソリやバジリスクから何かお宝でも出ないかと懸命に探しているヴェルーリアに、トキノエが声をかける。
「早く行くぞ。出口も見えた事だしな」
「えーっ。沢山モンスター出てきたからお宝でもあるかなと思ったんだけどなあ」
「その前にお前が干からびるぞ。それでもいいなら止めねえが」
「ちぇっ」
なんとか勝って生き延びたのにそんな理由で死んでは元も子もない。
命が惜しい気持ちと探せない悔しさを抱えて立ち上がり、ヴェルーリアは斜面を駆け上がると仲間の後をついていく。
出口の空洞へと足を踏み入れた時、そのひやりとした空気が彼らの肌を撫で、その気持ちよさに誰もが安堵の溜息を零す。
少しの休息の後、彼らは道を進む。
果たしてその先には何があるのか。それを知るのは、すぐの事だろう。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れ様でした。
サソリとバジリスクの攻撃にどうなるかと思いましたが、無事に倒せたようで何よりです。
それにしても、バジリスクって食べれるんでしょうかね……謎肉になりそうですよね……。
GMコメント
久しぶりにモンスターのみのシナリオです。
たまにはこういうのも良いですよね。
出来るだけシンプルなモンスターにしてみましたよ!やったね!
●達成条件
・サソリとバジリスクの全滅
(全滅させる事で出口が判明します)
●戦闘場所
太陽はありませんが空は青く、高気温。時間が経つごとに体力と水分が奪われます。
長時間の戦闘は消耗してしまうかもしれません。
地面は柔らかい砂地で、油断すると足を取られます。
初期戦闘位置は窪地で、緩やかな上り坂が四方にあります。
四方にサソリとバジリスクがランダムで点在しています。イレギュラーズを共通の敵と認識しており、仲間内で戦闘する事はありません。
●敵情報
・サソリ×十体
物遠単・【猛毒】【流血】【麻痺】
・バジリスク×十体
神遠ラ【石化】【喪失】【呪い】
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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