シナリオ詳細
北氷の薄氷の下
オープニング
●北氷の薄氷の下
鉄帝国東北部、ヴィザール地方。
その一角、大森林地帯北部に存在する部族『シルヴァンス』。
主に獣の耳を持った人種、獣の様な姿をした人種、そして羽をもった飛行種の者達が多くおり、小柄な身体を持つ物達が多く棲まう。
……そんな土地にほど近い、極々普通の村には、戦う能力もない、ごく普通の一般人達が細々と生活している様な状態。
ただ、そんな極限な土地だからこそ、今迄何者かに襲われるような事も無く、村人達で協力し、決して裕福ではないものの生活は出来ていた。
……しかし。
『おい、あの村だぜ? ほら、何も知らねえ村人達が無防備に歩いてらぁ!』
『ああ。それじゃあ今日も一丁ブッころしに行くとするかねぇ!』
荒々しい口調で言い合うのは、シルヴァンスに属する一部族『ネガラシ』のリザードマン軍団。
今ここ、ヴィザール地方においては、彼らが所属する『シルヴァンス』の他、『ノルダイン』『ハイエスタ』の3部族が協力関係を築き『連合王国ノーザン・キングス』を結成してしまったのだ。
そして、彼らは国のため……というよりは、各々の私利私欲が為に街や村を襲撃し、資材、物資、食料などを根こそぎに奪い去っていく。
……そして『ネガラシ』にターゲットされた村も逃れる事は出来ず。
『さぁ……行くぜぇ!!』
血気盛んな彼らの前に、抵抗すら出来ずに血祭りへと上げられていくのであった。
●
「ん、皆。ノーザン・キングスは知ってるっよな?」
と、『黒猫の』ショウ(p3n000005)は、皆を見渡し、呼びかける。
頷く皆に、フードの下でにやりと笑いつつ。
「そうか。まぁ簡単に言えば、鉄帝国における抵抗分子、ってな所だ。奴らは『連合王国ノーザン・キングス』と名乗り、その名の下鉄帝国に属する者達を殺して回ってるって話しだ」
「まぁノーザン・キングスってのも、正直国の体裁は成してねぇ。とは言え鉄帝に叛乱しようと言う事だけは本気の様なんだわ。結果、こいつらに鉄帝国に属する村や町が次々と襲われている様なんだ」
「勿論鉄帝国も、これらの事態については認識し始めてる。でも、放置しておいたら国防上の問題、一方併合すれば自分達の負担が増えるだけ、と対処に消極的なんだ」
「それに加え、鉄帝国のお偉いさん方はこの地域で起きる戦闘を全て『演習』程度にしか考えてねえ様なんだ。むしろそんなのに対処するより、幻想やら天義やらに興味が向いて要る様でな……襲撃を受けている村や町の領主達からの言葉なんて聞いちゃくれねえって訳さ」
「と言う状況だから、領主の方からどうにかして欲しい、って依頼が来たって訳だ。今回の領地には『シルヴァンス』の一部属『ネガラシ』のリザードマン達が一枚噛んで居るらしい」
「勿論イレギュラーズの皆には、こいつらを倒してきて欲しいって訳だ。生死は問わないとの事だ」
そしてショウは最後に。
「ホント、このノーザン・キングスって奴らは厄介な奴らしかいねええな……とは言え対処しないままって訳にもいかねえ。宜しく頼むな?」
と笑った。
- 北氷の薄氷の下完了
- GM名緋月燕
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年11月06日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●不躾な輩達
鉄帝国北部に広がる、ヴィザール地方。
その一角に根を張る『シルヴァンス』の一部族、『ネガラシ』のリザードマン部隊。
彼等は鉄帝国に反旗を翻し、帝国に味方する街や村を襲い、根絶やしにしているという。
「うーん。『国の在り方に疑問があって、反乱を企てる』ってのは良く聞く話だよね。実際それにより転覆した国もある。でも、今回の様に無抵抗な人達に害を成すのなら捨ておけないよ!」
拳を握りしめ、強く声を上げるは『絶望を砕く者』ルアナ・テルフォード(p3p000291)。
それに頷く『鋼鉄の冒険者』オリーブ・ローレル(p3p004352)と、『祈りの先』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)の二人も。
「無辜の民を理不尽に虐げ、さらなる暴虐をもたらしている。この事実だけで十分です。暴虐なるノーザン・キングス、死すべし」
「ええ……自分の持つ力におごり、貧しい人々から全てを奪い去ろうというのなら、それは、とても嘆かわしい事です。このような事、主が決してお許しになりませんわ!」
と、強い口調で今回の敵『シルヴァンス』の『ネガラシ』部隊への怒りを露わにする。
そんなイレギュラーズ達の怒りも尤も。
唯でさえシルヴァンスの他、ノルダイン、ハイエスタの3部族がこのヴィザール地方で協力体勢を築き『連合王国ノーザン・キングス』を結成している訳で……度々、イレギュラーズ達は属する部族達の討伐依頼が舞い込んできていた。
そして『白百合清楚殺戮拳』咲花・百合子(p3p001385)は。
「確かにノーザン・キングスと言えば、ハイエスタ、ノルダインと戦った事はある。だが、シルヴァンスとは初めてであるな! ネガラシとやらが美少女に相応しき戦士であれば、吾は嬉しい!」
と威風堂々と拳を振り上げると、それにこくり、と頷いた『白い死神』白夜 希(p3p009099)。
「山賊国家暴れすぎ……もう、一匹も帰さない……」
そして『狐です』長月・イナリ(p3p008096)も。
「本当、イナゴの群れの様な連中だね。百害あって一利なしの蝗害の存在は被害が拡大する前に退治しておかないとダメよね」
と肩を竦めると、『兎身創痍』ブーケ ガルニ(p3p002361)と『業壊掌』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)も。
「そうやんな。村の食べ物を奪って行くんはまさしく蝗そのもんや」
「だからこそ、オレ達がしっかりと村人達を救出しないとな!」
そして、そんな仲間達の力強い言葉に小さく頷きながら、ルアナは。
「私の中の私が語りかけるんだ。『弱きものが自分達では立ち向かえないような暴力に晒されているならば、それを助けなさい』と……私を導く、もう一人の私。『人の安寧を脅かすものを退けてこそ、勇者である』と。私はいつか、あなたと体の主導権が入れ替わるのかな? よりふさわしい『勇者』になるならば……」
自分の内に秘めたる者へ問い掛ける。
勿論、今ここで答えは出ない……。
そして、イレギュラーズ達が村の近くへ……すると、顔を曇らせる希。
「……ああ、もう……人助けセンサー、うるさすぎ……」
彼女の『見て見ぬふりができない甘さ』が、逃げ惑い、救いを求める村人達に反応。
丁度、リザードマンの先陣が、村の入口に奇襲を仕掛け始めていた所だった様で……村の中からの悲鳴と共に、村を守る門番の人達が恐怖に打ち勝つように叫ぶ。
そんな救いを求める声に。
「皆、急ぐぞ!!」
と百合子が仲間達へ声を上げる。
即座にヴァレーリヤとイナリの二人はファミリアーを上空に飛ばし、先行してリザードマン達の方向へ飛ばし、イレギュラーズ達は村へと駆けつけていった。
●跳ねる影
『ケケケ、オラオラァ、てめぇら死にたく無ければあるもの全部ヨコセ!!』
と、『ネガラシ』のリザードマン達は、声高らかに笑いながら周りの一般人達が逃げ惑う術を嘲笑う。
そして一般人達は、リザードマンの来襲方向から逆の方に取る物取らずに逃げようと走る。
村は混乱の極みに陥っており、悲鳴、怒号が響きわたる……そんな反対側から走ってくる一般人達が、慌てすぎて転倒してしまったり。
そんな村人達へ、百合子が。
「クハッ!! 同じヴィーザル領主のよしみで参った! 美少女道場の咲花百合子である! 民よ、もう安心である! 疾く避難するがよい!!」
と大見得を切り、村民達を安心させるように声掛けつつ、ネガラシに対しても戦線布告。
その間にヴァレーリヤ、イナリ二人はファミリアーから受けた情報を元に、敵の数、配置を確認し、敵の居ない方向を仲間達に即座に共有すると共に、村人の流れに逆らうよう、リザードマン達の方向へと向かう。
そんなイレギュラーズ達と逆方向に駆ける村人の一人が、足がもつれて転倒してしまう。
それにブーケがすっ、と手を差し出して。
『ひ……ぁ??』
見知らぬ人の姿に、僅かな恐怖が見えるが、ブーケは優しい微笑みを浮かべながら。
「ほわぁ……俺も二足歩行のうさぎちゃんやけど、シルヴァンスのうさぎやないよォ。怖くないでー?」
と語りかける。
……だが、やはり見知らぬ人というのに、あ、え……と戸惑いは隠せない。
「んー……ならへん? だめ? そっかぁ……でも、皆を助けたいと思う気持ちはホンマとね。俺らが来たからにはもう大丈夫。落ち着いてほら、コッチの方に逃げるとよ」
と、ハイテレパスを活用し、混乱する村人達へ直接脳内に声を届けながら、手を引き、逃げる方向を誘導。
更にヴァレーリヤとオリーブも、村人達に大きな声で。
「大丈夫、私達はイレギュラーズですわ! 何があっても皆さんを絶対にお守りしますので、安心して下さいませ!!」
「シルヴァンスの蜥蜴共を我々が倒しに来ました! だから、安心して下さい!」
と喧伝し、村人達に少しでも安心感を与えるようにする。
そして、村人達が大体逃げて行った所に、ルアナ、イグナートの二人がやっと、リザードマンの先陣の所まで到達し、正対。
『アァ? 何だてめぇらはヨォ? 俺達『ネガラシ』に刃向かうって訳かよぉ?』
『フザケタコトしてると、テメェラ全部ぶっ殺してやるぜぇ? ああ、もう全員ブッコロスのは決まってるんだけどよぉ!!』
と、血気盛んに叫ぶ。
そんなリザードマン達に対しルアナが。
「こんなところで何やってるの! 悪いことするなら、相応の罰が下るんだよ!!」
と、己へライトフォースを発動し、自己強化しながら名乗り口上。
更にはイグナートも、ルアナの名乗り口上の効果が聞いていないリザードマンを中心にして。
「そうだよ、力を持たない村人から楽しそうにリャクダツするキミたちとは、ちょっと趣味は合わないね! どうせ戦うのなら挑戦者でしょう! 男の子ならね!」
と、別角度から名乗り口上を上げる。
そんなルアナとイグナート二人の売り言葉に、リザードマンが。
『ウッセぇ!! 死ぬ覚悟は出来てるって訳だよなァ!? じゃあ、思うがままに殺してやらぁ!!』
と血眼になり、反撃の一閃。
……が、そんな敵の背後に悪性シンドロームを発動させる希。
「……もし、逃げようとしても、絶対に逃がさない……」
と、リザードマン達の戦意を削ぐ。
しかし周りの仲間達がまだまだ威勢良く、それに刺激されて戦意減少はそこまで聞いては居ない。
そして敵が全体的に前へと出て来た所に、オリーブがいつのまにか後方にまで回り込んできていて……敵背後より、H・ブランディッシュの範囲攻撃で振り薙ぎ、不意を突いた強烈な一撃を叩き込む。
『何だとッ!? 前と、後ろからだとっ!?』
不意打ちに驚き、前、後ろ両方向に対峙する事となり、戦力が分散するリザードマン。
前後両方向からの攻撃の為、ただ単純に薙刀を一閃して反撃する事しか出来ない。
戦力分散させている間に、村人達をリザードマンの近くから引き離して集会所及び、それぞれの家の中で避難して貰う
そして数刻後、村人達を全て避難させた後に、仲間達の元へと合流。
イレギュラーズ達の戦闘準備も完全に整った所で、事前にルーンシールドで敵物理攻撃を無効化した上で、イナリは複数の敵を巻き込む様に天孫降臨・八坂ノ神道を発動し、敵の周域に怒りを付与し、敵陣へ突撃。
リザードマン達が左から、右からと次々と攻撃するが……物理攻撃無効の効果により、ダメージは零。
とは言えど、それがずっと続く訳でもない。
続くブーケが、ファントムレイザーでリザードマンを個々に防御力無視の一撃を放つ事で、敵に大ダメージ。
そんな後衛二人の攻撃に続き、前線に立つ百合子。
「クハッ! 所詮はトカゲであるか! 弱いものを狙う狩りは出来ても対等の戦いは出来ぬと見える!!」
大声で更に煽り、リザードマン達は更に頭に血が上らせ、冷静な行動をさせない様にする。
そして後方のオリーブのH・ブランディッシュと、ルアナのリーガルブレイドの攻撃。
二人が攻撃しつつも、時折名乗り口上にて敵の怒りを買い、逆側の仲間達と前、後と切り替えていく。
そして、また逆のイグナートが。
「しかし集まってぶつかり合ってちゃ世話はないよね。自分を鍛えず群れて居るからクンフーが足りないんだよ!」
と言いながら、攻撃集中の雷吼拳でぶん殴り、加えてヴァレーリヤも。
「いい! ここを通ろうと言うのであれば、私を倒してから行きなさい! でも、通行料は安くはなくってよ!」
と声を上げつつ、「どっせえーーい!!!」による至近距離に高攻撃力の一閃を叩きつけ、頭から地面へとぶったたく。
流石にその一閃を喰らい、地面に頭からめり込み、そのまま動きを止める。
『ッ……マジかよ!!』
仲間の死を目の当たりにし、流石にたじろぐリザードマン。
ただ……。
『弱気になるんじゃねえ!! 俺達は無敵だ!!』
仲間達をどうにか鼓舞し、この事態を切り抜けようと足掻く。
だが、百合子が。
「無駄無駄ッ!!」
リザードマン達を威圧しつつ、H・ブランディッシュによる範囲攻撃。
そして攻撃為てくれている間に、一端イナリは後方へ下がりつつ、『天孫降臨・大黒天ノ小槌』の範囲攻撃でダメージを与えつつ、APを補完。
それとほど同時にブーケが『式符・毒蛇』にて、回復すらを阻害するべく毒で敵の体力を侵す。
『うう……!!』
と、その攻撃を喰らった敵が苦しむ声を、希の人助けセンサーが感知。
「……あいつ、もうそろそろ倒れそう……」
と希の言葉に頷きながら、弱った敵へルアナがブレイブラッシュで、連続攻撃。
怒濤の勢いの前に、更に一匹が倒れる。
イレギュラーズ達が揃い、立て続けに2体が死亡。
『クソッ……強え!?』
『そうか、奴らがイレギュラーズって訳か!!』
舌打ちするリザードマン達。
どうやら彼等も、自分達のしている事を妨害してきているイレギュラーズという存在は知って居た模様。
……とは言えもはや退路も、進路も完全に塞がれており、逃げる事は万が一にも出来ない。
『くそ……仕方ねえ!! こうなりゃヤケだ!!』
と、その刀を両手で構え、真っ正面から一刀両断しようと、剣を振り上げる。
しかし、そんな敵の元へ瞬く間に接近したイグナート。
「させるか……!」
とイグナートが
敵の攻撃を雷吼拳。
必殺の一撃を籠め、敵に復活の間を与える事無く打ち倒す。
結果、一刀両断の効果を周りのリザードマン達は実感出来ず仕舞い。
その後も、一刀両断の一撃を放とうとするリザードマンが居れば、そいつを最優先で集中攻撃し、倒す。
序盤に前衛、後衛それぞれの方角から範囲攻撃を叩き込んで行った結果、一体に対する集中攻撃は、確実に一体を倒す事が出来る。
そして、確実に敵の数を減らし……20人居たリザードマン達は残り2体。
『グググ……ゥゥ』
低い唸り声と共に、イレギュラーズを強い憎悪と共に睨み付ける。
「もう遅いですわ。村人を苦しめたという事実に変わりはありませんもの!」
しかしヴァレーリヤがにらみ返し、更にはブーケも。
「そうとね。あんたらは弱い者苛めして、今迄調子に乗りすぎたと。そろそろ天誅の時とね」
と最後通告。
勿論逃げ道は完全に失われており……出来る事は、イレギュラーズを倒す道のみ。
両者が一斉に一刀両断を発動し、怒濤の勢いを魔刀ものの、そんな敵に希の『悪性シンドローム』が戦意をガッツリ削り抜く。
僅かに腑抜けになった隙をついて、百合子の白百合百裂拳と、ヴァレーリヤのどっせえーーい!!!がガッツリと叩き込まれ……最後に残った二体のリザードマンらも、地に臥すのであった。
●虚身
そして、イレギュラーズ達はどうにか無事に、敵陣を全て撃破。
「ふぅ……終わった……」
静かに息を吐く希、そしてイナリも。
「そうね。取りあえず目に付く所にはもう居なさそうね」
と安堵の溜息と共に周りを見渡す……が、それにオリーブは厳しい表情のまま。
「ああ……だが一応、村の中に逃げ込んだり、潜んでいる敵が居る可能性もある。取りあえず油断せず、村の人々に声を掛けていくとするか?」
と、それにイグナートとブーケが。
「そうだね。村人達へ無事に戦いが終わった事を告げて、少しでも安心してもらいたい所だしね」
「せや。村人さんら怖い思いしたやろうし、俺の方から落ち着いて貰える様に優しく話しかけようや」
と三人が中心になり、守りきった村の中へ。
家の中や、集会所などで必死に隠れていた村人達に、優しい声を掛けて安心させる。
すれば……本当に嬉しそうな、感謝の言葉が掛けられていく。
その一方で、イナリと百合子の二人は、倒したリザードマン達を取りあえず村の外、村人達がぱっと見で目にしない所にまで運び出していく。
一応何か変なものを持って居ないか……何かノーザン・キングスに繋がるもの、事が無いかを調査。
……ただ、特に彼らはそういう物は持って居なくて。
「まぁ……個々が思うがままに暴れれば、それだけでノーザン・キングスの利になる訳だし……勝手に名乗っているだけ、な部分もあるのかもしれないわね」
とイナリの溜息に、百合子は。
「そうだな。まぁ、ノーザン・キングスとの戦いも領主の仕事よ。いつか敵として襲ってくるやもしれぬ奴らを誅して置くのは吾の民の為である」
と頷く。
そして……村の中にも特に『ネガラシ』達が隠れているという事も無く、村の平和を確認した所で。
「それじゃ、村人さん。厳しい環境だけど、頑張ってね?」
「そうですわ! いつかは『ノーザン・キングス』を撃破して、皆が安心して過ごせるよう頑張りますわよ!」
と、ルアナとヴァレーリヤが掛けてくれた言葉に、村の人達はこの厳しい環境であっても、生きる希望を強く抱き、強く生きようとするのであった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
敵の前後を囲う事と共に、敵の戦意を上手い具合に削ぎながら戦う事で作戦は上手く行った様です。
ノーザンキングス・シルヴァンス戦に参加頂きました皆様、ありがとうございました。
GMコメント
皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
今回の依頼は、鉄帝国にて『連合王国ノーザン・キングス』の『シルヴァンス』部隊を退治する依頼となります。
●成功条件
敵である『シルヴァンス』の『ネガラシ』のリザードマン軍団を全て倒す事です。
敵は手当たり次第に、シルヴァンスの国との境界域の村や町を次々と襲い掛かっており、今回は皆様は、既に襲撃された村に向かうこととなります。
その為、村人達は混乱している最中になりますので、落ち着かせて、村人を守りつつ、リザードマンに対処……という事になります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●周りの状況
近くに大森林がありますが、この森林の中が彼らの根城の様です。
不利になると、そちらの方に逃げこんでしまう可能性があります。
敵の数が多い為、出来る限り逃がさない様に工夫を御願いします。
●討伐目標
敵は『シルヴァンス』の『ネガラシ』部隊。
部族は20人程で構成されており、薙刀やバスタードソードなど、大きく攻撃力が高い武器を軸に使用しています。
戦闘スキルで言うと、以下の通りになりますので参考にして下さい。
・薙刀一閃(物理・近接範囲・流血BS付与)
・一刀両断(物理・至近単体・スプラッシュ15自己付与)
尚、今回の依頼は〆切りまでの日程が短めとなっていますので、ご注意下さい。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
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