シナリオ詳細
スライム温水パラダイスでびちゃびちゃ弾ける依頼
オープニング
●スライム温水パラダイスの開店
「スライム」という存在は、今日では冒険譚における格下魔物の典型として認知されている傾向がある。しかし、その本来の語源であるSlimeは、ヘドロみたいな「汚らわしい粘液」を指し示していたとも伝えられている。
あるいは「粘液」を巡る定義。即ち、スライムとはいかなる形状においてもその前提として「どろどろ」あるいは「ぬるぬる」している物質によって構成されているというのが通説だ。粘土や泥といった無機物から生物の分泌液といった有機物まで、あらゆる「粘液」が広義には「スライム」とも言える。
近年、混沌世界の『海洋』国家ではスライムの飼育産業も一部では旺盛している。その新しい試みの一つとして、温水プールでスライムを利用したサービス産業が発展の時を迎えていた。
例えば、『海洋』首都郊外に新設された「スライム温水パラダイス」が業界開幕に力を注いでいる。施設の社長である海種の男性は、このビジネスがやがては一大産業に成長するだろうと予測しているのである。
社長の持説では、既存の産業に新たな産業の付加価値を与える事が勝利の方程式に繋がるそうだ。従来に存在した温水プール産業にスライムという付加価値を導入する件について社長は以下のように力説する。
――ぜひ想像してみて頂きたい。温かな水面下にて、どろどろでぬるぬるのスライムと戯れる行為は、日常の退屈さから解放される甘美なるひと時ではあるまいか?
ところで、社長は当施設を開店するにあたり懸念点もあった。
それは彼らが新興の小企業である為に宣伝力が乏しい事だ。
社長は、話題が話題を呼ぶ事で有名なローレットへの宣伝依頼を思い至る。
●スライム温水パラダイスからの招待状
「もう既に秋ですので、皆さんは、温水プールで遊ばれる事はありますか? 実は本日、温水プール関連の依頼をご紹介出来ます」
あなた方がローレットで依頼を探していると、『鉄騎学者』ロゼッタ・ライヘンバッハ(p3n000165)がレジャー系の依頼相談を持ち掛けて来た。面白い依頼かもしれないので、彼女に案件の詳解を早速求めてみる。
「依頼元は『スライム温水パラダイス』という施設の新興企業からです。この度、『海洋』首都郊外にて、新しい温水プールの施設が開業されました。ですが、宣伝力が弱くて人足に困っているそうです。そこで、イレギュラーズの皆さんに施設をご体験して頂きます。その事実を宣伝材料に利用してPRを図るというお話ですね」
となると、今回の依頼は、レジャー施設を客先として体験するだけで良い訳か。
当然、ロゼッタの説明によると「一日無料体験」の招待を受けているそうだ。
「具体的にどんな施設ですかって? 実は、それが聞いて驚きですよ。名称に偽りがなく、スライムと共に温水プールを体験する施設なんですよね。開店に伴いミルクスライム、ウナギスライム、バブリースライム、ドロドロスライムの四種類のスライムを各プールに開放したそうです」
謎の四種類の温水プールに思えるが、実質は各スライムの名称通りの内容である。
要約すれば、ミルクスライムは牛乳風呂、ウナギスライムは電気風呂、バブリースライムは泡風呂、ドロドロスライムは泥湯風呂、という趣であろうか。
「危険性はないかと? はい、問題ありませんよ。何しろ、温水プールで登場するスライムは全て『スライム温水パラダイス』で飼育されている穏便な魔物達ですから。間違っても魔物討伐にはなりませんね。ですが、スライムと共に弾ける分には一向に構いません。むしろ、この際ですから、弾けちゃってみましょう!」
なぜなら今回は、「スライム温水パラダイス」でびちゃびちゃと弾ける依頼である。
八枚分の招待状を入手したあなた方は、日常からの解放も入手したのかもしれない。
- スライム温水パラダイスでびちゃびちゃ弾ける依頼完了
- GM名ヤガ・ガラス
- 種別通常
- 難易度EASY
- 冒険終了日時2020年09月30日 22時11分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●リアナル
巨大温水プールには視界に映る限りの多様なスライムが溢れていた。
「ほう……スライムか。私は、スライムは嫌いじゃない」
スライムを指先で突っつくのは『月灯のクレケンス・ブルー』リアナル・マギサ・メーヴィン(p3p002906)である。
時に彼女にしては割と地味なスクール水着での登場だ。
「水着は無難なの……え、だって写真をPRに使うんだろ?」
リアナルは全て回る予定だが、まず白濁満載のミルクスライムのプールに飛び込む。
手頃なミルクスライム一体を掴まえるとむにゅむにゅと揉んでみた。
「弾けさせるこの感触がストレス解消の一助となっているのだろうか?」
若干強めに押すと爆発音を立てて破裂してしまう。
中から白濁粘液がリアナルの顔と水着に飛び散った。
「おお? このミルクって飲めるのか……? 怖いから飲まないけど。『ぷちぷち』というやつに似ているな」
次はウナギスライムのプールだが、ピンク色のスライム群が放電して待ち構えていた。
リアナルがプールへ入水すると触手がぐにゅぐにゅと巻き付いて来る。
「肩に巻きつけると程よい電流でとても気持ちいい。鉄騎種は機械にした部分の取り扱いに注意かな?」
そしてバブリースライムのプールでは、泡を吐き出すスライム群が蠢いていた。
七色の彩でリアナルを背中から泡だらけに埋めていく。
「良い泡だった。背中で泡を受け止めた箇所が多少くすぐったいがとても気持ちいい」
最後はドロドロスライムの潜伏する泥湯プールにリアナルが入水すると即集られた。
彼女がスライムを除けると濁音で弾けた泥々を頭に浴びてしまった。
「持ち上げたスライムのせいで顔が急に泥まみれになることを除けば、疲労回復ができてとてもいいと思う」
後日、リアナルの以下のレポートは当社の参考となり採用された。
***
まず子供が溺れる可能性がない。スライムであれば耳の中にまで水が入らない。とても安全だ。
デメリットとしてはぬるぬる感が苦手な方には地獄というだけだな。
スライムという名前で敬遠する客層はあえて遠ざけさせた方が正解かな。
練達にある家の近くにできねぇかな。
***
●零時
「スライムと温水プールを合わせるなんて商魂逞しいなぁ。中々出来る体験ではないし、折角だから楽しんじゃおうかな」
男子更衣室から現れた『特異運命座標』時任 零時(p3p007579)は老いて益々だ。
齢七十を超えるが筋肉質の身体であり黒い海パンを着衣している。
本日は生涯現役を目指すべく肩腰のケアに取り組むそうだ。
「あ、あれ? 想像していたよりもずっとスライムが多いね。というか、これ絵面が凄い事になっちゃうんじゃ……」
ウナギスライムのプール前で零時が驚き仰天する。
ピンク色の触手の群れは蠢きながらも零時の入水の時を期待しているのだろうか。
「とはいえ鳳圏男子たる者、逃げ腰でいるわけにはいかないよね」
零時は氣と勁を取り入れた準備体操を万全に行った後に縁側から慎重に入水した。
「スライムに絡みつかれるのは変な感じだけど……。絶妙な強さ加減でビリビリくるの凄いな」
温水で解れた体に丁度良い強さの電流が肩腰を刺激するのは正に極楽。
スライムの電気風呂ならば通常の電気風呂が苦手な人にも安心して勧められるだろう。
妖しい温水プールだが、悔しいけれどこれは本物かもしれない、と零時は思い至った。
「あ、尻尾に絡みつくのはダメだよ! 僕、尻尾は敏感なんだから!」
ウナギスライムとしても零時を全快まで解したいそうだ。
にゅるりとした触手が零時の尻尾周りにも纏わりつきビリビリと微かな電撃を送る。
「ふぅ、力が抜けて立っていられなくなっちゃう……。プールの縁側にいて正解だったなぁ」
もっとも、スライム側に悪意はなく善意あるいは本能からの行動である。
零時は年の功で若輩のスライム達を笑いながら許す。
後日、零時はぜひとも宣伝に役立てて欲しいと体験談を当社に投稿してくれた。
***
☆シニア会員 体験談 特異運命座標所属 時任 零時さん(73)☆
いやぁ、僕みたいなおじいちゃんには少し刺激が強すぎたね。
でも、肩とか腰は凄く楽になった気がする。
肩凝りとか腰痛に悩んでる人って多いだろうし。
これなら人気出るかもしれないね。
***
●マッダラー
「泥と言えば俺。俺と言えば泥よ。泥人形たるこの俺が泥湯温泉の如きプールに入ることはそれすなわちこの世の条理」
無性別更衣室から泥の如く茶色の水着を纏った『泥人形』マッダラー=マッド=マッダラー(p3p008376)が講釈を垂れながら現れた。
マッダラーが向かう唯一無二の居場所こそドロドロスライム・プールである。
「この身は泥であるゆえに普通のプールなどに入れば、それこそたちまち身体が溶けてしまう。それゆえに今まで海に行ったとしても泳ぐことは叶わず、雨が降れば急いで雨避けの場所を探すという苦労をしたものである。しかし、このドロドロスライム・プールならば溶ける心配などない」
という事情が自称泥人形の一般人であるマッダラーにはあるそうだ。
さて、お目当てのプールに早速入水するとドロドロスライムらが集合した。
不定形の泥のスライムらはマッダラーに集るとその身体を泥の暖かさで包み込んだ。
「格別な一体感である。泥人形万歳」
泥のスライムに囲まれてプールにじっくり浸るマッダラーは安堵の表情となる。
「たしかにこの解脱にも近い感覚は現世の疲れから解放してくれる。まるで自分の身体がドロドロスライムと一体化して大きくなったような気もしなくもないが……」
神秘体験が実在するかはともかく、泥遊びの類は存在以前へ回帰させてくれる事だろう。
「後はここに雷でも落ちてくれば言うこと無しなのだが、屋内プールにそれは求めすぎというモノか」
かつて沼の付近で被雷した経験があるマッダラーらしい発想ではある。
温水プールを堪能したマッダラーは休憩所の一角を借りて演奏活動を始めた。
愛用のアコースティックギターを奏でながら吟遊詩人の叙事詩を謡う。
「なんなら休みの日にはここに来て演奏会なんかをしても良いかもしれないな?」
演奏会の件は、聴衆の一人であった広報担当から「ぜひ」との歓迎を受ける。
後日、スライム温水パラダイスへ遊びに行くと「泥人形」の演奏会もあるかもしれない。
●ジョーイ
「水着女子で眼福になりつつ疲れもとれる、まさに至福! たまりませんなぁ(*´Д`)」
無性別更衣室で好奇心旺盛な少年の如くスクール水着に着替えるのは『おかえりなさいませご主人様』ジョーイ・ガ・ジョイ(p3p008783)である。
もっとも、頭上のヘルメットはプールであろうとも脱着する事がないようだ。
「女性陣が水着に着替えて出てくるのを出待ち安定ですな!」
サービスシーンという展開に胸を膨らませてジョーイが女子更衣室前で待つ。
ヘルメットのバイザー部に(*´ω`*)とへっちな気持ちが表示された。
女性陣から逆に怪しまれたがジョーイの方こそ安定のギャグ担当である。
「ちょうど漫画家先生のアシスタント的な仕事で肩こり腰痛の予感が走ってたとこですゆえー。まずはウナギスライム・プールでじっくり癒されますぞ!」
妖しく蠢くピンクの触手の群れを前にしてジョーイは危うく興奮する。
「ピンクの触手がうねうね……。間違っても吾輩ではなく、可愛いおにゃのこやクールなお姉さまあたりが入ってくんずほぐれつな様子を描写した方が人気出そうなシチュエーション!」
もしや今回は大人の事情が絡んだ汚れた依頼だったかもしれないが……。
「だが吾輩が入る!」
猛烈な勢いの触手群が突撃して来るリアクション芸人という餌食を屠った。
「おほおおおお! これはなかなか効きますなああああ! この電気の刺激がこりかたまった肩や腰にビンビンと効いてきますぞぉぉぉぉ!」
「ふぅ、肩こりが治った! となれば次は……。悩むとこですが今日のところは疲労回復にあたりますかな。やはり徹夜した後は疲れもたまりますゆえなぁ。メンテナンス大事! ですぞ!」
ジョーイは泥湯にどっぷりと浸かると泥のスライム達に包囲されてぬくぬく温まる。
「お、これはまたドロドロと……ピンクの触手と比べたらおとなしめですな。さて、じっくり浸かって……。ふぅ……これは普通に気持ちいいですな。気持ちよすぎてなんだか眠たくなって……。
ぐがー ( ´_ゝ`)」
スライムの温水プールであろうともお風呂での寝落ちは危険である。
その後、寝落ちして茹で上がるジョーイの救出劇が皆の新しい依頼となった。
●真
「へえ、施設の設備もアニメティとかも意外とちゃんとしているんだね。他には何があるかな? っとっと、着替えが先か」
男子更衣室に入室するや否や『旅慣れた』辻岡 真(p3p004665)が周辺を見回している。
気に掛かる事は多いが、真はお気に入りの北風と太陽の水着へと早々に着替える。
「ねえ、どれから体験しに行く? へえ、それじゃあ俺は、ミルクスライム・プールに行ってみるよ。もし良ければ、そっちの感想体験も後で聞かせてね♪」
零時はウナギ、マッダラーは泥等と活動方針が既に決定している仲間達もいる。
一方で真は、以前より興味のあるミルクスライムのプールへと突撃する。
「さて確か、スライムを弾けさせるんだったねえ。えいっ」
真は白濁温水プールに入水するとすぐにミルクスライムを掴まえて弾いてみた。
強弾力のスライムが破裂すると凄まじい威力で白濁粘液を飛散させた。
「ありゃ? このミルクスライム、物凄く弾けるんだねえ。ああ、体も水着も白濁液まみれだ。へぇ、ケッコウ……」
美青年は鍛え抜かれた優雅な肉体と渋い水着の所々が白に染まると一瞬沈黙した。
「ん、何だろう? 何だか気持ち良くなってきちゃった。もっと欲しいな。おいで」
妖しい予感も一瞬あったが、真はミルクスライム達が愛しくなったようだ。
「んんっ。気持ち良いっ、もっと。あっはは♪ おやおや、弾け過ぎだよ」
沢山のミルクスライムを集めて片っ端から爆裂させると中々愉快だ。
「お味はどうかな?」
真は顔に付着したスライムの粘液を指で掬い取ると口に含んでみた。
勢い良く濁音を立てて飲み下した後に残留物を舌に出して確認も取る。
「御馳走様」
「ミルク」とは聞いていたが初恋みたいに苦い味かもしれない。
そんなふうにミルクスライムと戯れる真の元へ撮影スタッフが現れる。
「PR素材の写真撮り? 勿論、応じよう。どんな姿でも好きなだけ撮っておくれ。ご招待のお礼に、ばっちり宣伝に協力させて貰うよ」
白濁粘液を飛び散らせて笑顔でぺろりとする美青年の眩しい姿がPR写真となった。
後日、ミルクスライム・プールでは美青年と白濁を求める女性客で賑わったそうだ。
●ミルヴィ
「スライム温水パラダイスかー……。確かにスライムと言えば弱い魔物代表みたいなとこもあるけど、えっち魔物代表だったりもするよね……。宣伝とかアイドルのお仕事っぽいし不安だけれどやってみよう!」
『Ende-r-Kindheit』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)は宣伝方法にアレコレ悩んでいた。
当日は専門のPV動画が撮影されるらしく、ぜひともミルヴィにとお誘いがあるのだ。
「美容もそーだけど、最近、肩こりがひどくって……。お胸がまた大きくなったせいカナ?」
女子更衣室でミルヴィが黒い紐ビキニに着替えながら思い悩む。
もしかしたら、今年の夏に新調したこのビキニのブラ部分が既に小さいかもしれない。
もっとも、ウナギスライムのプールに浸ればお胸による肩の悩みもばっちり解消する事だろう。
「ひやっ……これは……!」
ウナギスライムのプールでミルヴィを待ち構えていたのは錚々たる触手の数々だった。
しかし、本日のPV動画撮影でミルヴィも怯む訳にもいかず、思い切って飛び込む!
「ゃっ……こらぁ、ぬるぬる絡みついて、きて、こんな、っ。……直に来て奥までぴりぴりじんじんして……。ゃぁ、ん……太ぉ、ぃ……♪ はぁ……きもちぃ……もっと……♪ だめ、こんなの気持ち良すぎて腰動いちゃう……やだぁ……アタシこんなんじゃないのに……っ♡」
ミルヴィの蕩けた絶叫が多少妖しい雰囲気だがご安心あれ。
ウナギスライムが彼女の肩と腰に粘り絡みついてツボを微電気で刺激しているだけである。
なお清純派の撮影なので触手に水着がぬるりと強奪されそうなシーンはカットとの事。
「これを見たアンタ達はちゃんと来ないとアタシことミルヴィちゃんが黙ってないよ! 必ずキ・テ・ネ……♪」
触手の快感マッサージで蕩け喘ぐミルヴィであったが最後は爽やかな笑顔でご挨拶。
触手を纏いつつも黒い紐ビキニに包まれた豊かな双乳を揺らして魅惑のウィンクである。
後日、ミルヴィ渾身の宣伝もありウナギスライム・プールの人気は鰻登りとなる。
●リディア&ブレンダ
「雄大な海を泳ぐのも楽しいですが、こういうのもまた一興ですよね! 今回は全力で楽しませて頂きますよ!」
女子更衣室で水着に着替える『勇往邁進』リディア・T・レオンハート(p3p008325)は本日も天真爛漫に張り切っていた。
彼女は今夏に新調した赤白ストライプビキニに姫騎士柄のパレオを纏う。
金髪碧眼な上に貧乳が眩しい美少女の水着姿はもはやステータスである。
「さて、何はともあれ、まずはミルクスライム・プールです! リディア、いっきまーす! ヒャッホー!!」
白濁温水プールへリディアが一目散に飛び込んだ。
「良い子は真似しちゃダメ」という教導は既に忘却したかの如く。
無論、飛び込むと同時に中のスライムらが破裂して白濁粘液の洪水となった。
「あははっ、楽しい……! 前評判の通り、弾けるスライムさん達の……弾力っていうんですかね? これが良い感じで!」
リディアはまるで童心に帰る勢いで片っ端からミルクスライムを揉んで潰してみる。
次々と濁音を立ててスライムが破裂すると生温かいミルクがリディアに振り注がれた。
「それに加えて、ミルクの良い匂いが立ち込めてくるのが溜りません。こうして掬い上げ、鼻先に当てると本当に良い香りで――ふふっ、流石に飲んじゃマズイとは思いますが!」
彼女は牛乳風呂風に香る温水プールで癒しのひと時を寛いだ。
***
「ふむ、スライムを利用したプールか。面白そうだな。今回は楽しませてもらおう」
女子更衣室で水着に着替える『ミス・トワイライト』ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル(p3p008017)は本日のプール日和を心待ちにしていたそうだ。
群青色系の紐ビキニが豊かな双乳を包み、漆黒のパレオが紐のビキニパンツを隠す。
「まずは美容と健康に効果があるというバブリースライム・プールだな」
巨体のブレンダがプールに思い切り飛び込むとバブリースライムらが弾け飛んだ。
破裂すると同時に七色の泡を吐いてブレンダは早速泡塗れになる。
「これは中々楽しいな……!」
スライム弾きの味を覚えたブレンダは背泳ぎしつつも泡も吐かせる。
「それにしてもこの泡が美容にいいのか? もうちょっと塗りたくっておこう……」
水面ではビキニに包まれたブレンダの巨乳が風船のようにぷかぷかと浮かぶ。
ブレンダは美容の為に両手で粘液の泡を集めて豊富な両乳に塗り込んでおいた。
***
「ふぅ……ひとまず、何か飲んで休憩しましょうか。飲み物と言えば、以前の素材狩りでは酷い目に遭いましたからね……」
リディアは休憩所で水分補給をする為に持参した飲料を取り出す。
説明書きには『滋養強壮、魔力強化などに効果アリ』と記載されているが……。
「おや、ブレンダさん? 連日お疲れ様です! 宜しければ少し飲みませんか?」
ブレンダの方も休憩所に現れると飲み物を頼もうと考えていたそうだ。
「おや、リディア殿。これは奇遇だな。 ふむ、一杯頂こうか?」
二人が飲んでしまった飲料の正式名称は「小魔女の強壮薬」。
甘く濃厚な糖液の味がするが、その実態は……!?
次はウナギスライムのプールへ向かう事で話が纏まる。
なおPRの為の撮影も途中で入るとの事。
時に先程の飲料のせいか、女体の奥から熱いものが感じられる……。
女性二人はピンクの触手が戯れるプールにそっと入水する。
だが、「強壮薬」の香りが滲み出ている為にスライム共が過剰反応してしまい……。
「ひゃん! んっ、あんっ♡ うぅんっ♡」
触手が不意を突いて襲いブレンダの足元を水面で捕える。
ピンクの触手群がブレンダの長い美脚から豊な骨盤周りまで絡み粘って蠢いた。
(しかし、ここで声が出てしまっては……いかんいかん、ここは耐えねば――)
「~~~っ♡」
「ひぇ~!? い、いやぁん、あぁん♡ す、すごぉい♡」
一方のリディアも足元を絡め取られて触手溢れるプールで足掻く。
ピンクの触手群がリディアにきつく絡んで弾けてべとべとの粘液を吐き出した。
(少しピリッとしますけど♡ 痛いというよりはむしろ、気持ちいいですね♡)
勿論、スライムらは微電気マッサージで二人を解しているだけである。
とまあ、色々と経験したが身体は電気療法で遥かに楽になったようだ。
美女も唸るスライム温水パラダイス、ぜひお勧めである。
了
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
シナリオ参加ありがとうございました。
皆さんのスライムと共に弾ける勇姿が眩しかったです。
GMコメント
●目標
スライム温水パラダイスで弾けて楽しむ。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●ロケーション
スライム温水パラダイスは『海洋』の首都郊外にある巨大な温水プール施設です。
貸し切りの温水プールでスライム達と共に存分に弾けてみましょう。
温水プールと雖もプールの一種ですので、水着着用です。
水着は、水着イラストの物でもシナリオ限定貸し出し申請でも構いません。
●温水プール
以下、4種類の巨大な温水プールがあります。
お好きなプールとスライムに突撃しましょう。
なお、各プールにいるスライムは弾けても死なずにすぐに元に戻ります。
清掃用にクリーニングスライムもいますので移動の際に汚れても構いません。
・ミルクスライム・プール
プールは白濁温泉(牛乳風呂)のように真っ白な温水です。
プールの中には沢山のミルクスライムがいます。
ミルクスライムは白色の丸型スライムです。
弾けさせると中身のミルクのような液体が飛び散ります。
プールの効能はストレス解消です。
・ウナギスライム・プール
プールは海面のように蒼白い温水です。
プールの中には沢山のウナギスライムがいます。
ウナギスライムはピンク色の触手のような形のスライムです。
体内から微かな電気を発します。
プールの効能は肩こりと腰痛の解消です。
・バブリースライム・プール
プールは透明色の温水ですが泡で溢れる泡風呂みたいです。
プールの中には沢山のバブリースライムがいます。
バブリースライムはカラフルな小型のスライムです。
濃厚な泡を吐く上にスライムの色次第で泡の色も選べます。
プールの効能は美容と健康の増進です。
・ドロドロスライム・プール
プールは暗褐色の泥湯温泉のような温水です。
プールの中には沢山のドロドロスライムがいます。
ドロドロスライムは暗褐色の不定形スライムで、どろどろの泥を吐きます。
また体の微生物や老廃物を食べてくれますのでデトックス効果があります。
プールの効能は疲労回復です。
・その他
更衣室やプールエリアにシャワーが完備です。
休憩スペースでは無料でソフトドリンク各種飲み放題です。
施設側がPR素材の為に写真を撮ったりする場合もあります。
応じても応じなくても可です。
●GMより
夏が終わると水着ネタの賞味期限が切れるように思われる時もあります。
しかし、水着とは夏場だけではなく、水場があれば存在価値を発揮出来ます。
そう、例えば、寒い季節でも温水プールという輝かしい場もあるぐらいに。
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