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シナリオ詳細

レディーエライザはとても偉い

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


 レディーエライザはとても偉い。
 その偉さたるや息をするだけで拍手が起こり、三歩あるけばべた褒めされた。
 初めて歩いた乳幼児並のハードルの低さでえらいえらいされ続けたエライザは若くして命を落とし惜しまれながらもこの世を去った。
 ――とみせかけて!

「OKわかった、見せてやろうじゃあないか。アタシの生き様とカイカンってやつをさ」
 レディーエライザはよみがえったのだ。
 すーぱーロボット『レディーエライザ』として。

●おまえもこうなるぞっていうデモ映像
「OKわかったのです。ぼくというチョー天才情報屋が今回の依頼内容を説明してあげるのです」
 いつになくイキりちらした『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が、バーカウンターの上に座って足を組み、髪を中指でサッてかきあげてから中指の先をフッてやった。いみはない。
 そして無意味に足を組み替えると、もっかい逆の手で髪をサッてやってみせる。
「ここ練達に現れた『エライザ』は佐伯所属の研究所員によって収容指定されたアノマリーなのです。
 どんなアノマリーかって……?」
 ユリーカは吸いもしない葉巻を取り出し鼻に近づけると、目を瞑ってウーンと首をひねるようにまわした。
「OKわかったのです。教えてあげるのです。
 『エライザ』の放つエライザビームに暴露した対象はしばらくエライザ状態になるのです。
 そう……」
 ユリーカはカウンターの上に立ち上がると、両手を腰にあててからキリッと振り返るようにこちらを見下ろした。
「ぼくのように!」

 要約すると、エライザというアノマリーによる攻撃を受けるととにかく偉そうになってしまうらしい。
 一般的なBSと同じく時間経過や治療によって回復するが、『偉そう』ってこと以外たいした害はないという。
「おっと……このぼくとしたことが外見を説明していなかったのです。
 ご覧ください。これが『エライザ』なのです」
 といってかざされた写真シートには、なんかドラム缶みたいなやつが映っていた。
 ドラム缶から両手……っていうか先端がU字型になった手が生え、(〇皿〇)みたいな顔したドラム缶ロボだった。
 ……そっと手をかざすユリーカ。
「OK、言いたいことは分かるのです。これは旧エライザ氏の死を悼み遺族によって作られたロボなのです。エライザ要素はとにかく偉いってところなのです……ほかにはないのです。
 それが実験途中に研究所から逃げ出していまはハイウェイを高速でドリフトしているのです」
 それ旧エライザの説明いる? と誰かが思ったし言おうともしたが、ユリーカが無駄にジャンプしてみんなの間に着地し、また中指でふぁっさぁって髪をかきあげたのでうやむやになった。
「研究所はこのロボットを戦闘によって鎮圧して持ち帰ることを求めているのです。さあ行くのですこのぼ――ハッ!? ぼくは一体なにを!? なんでこんなイキりちらしたムーブを!? んあああああああ!!」
 ユリーカは両手で顔を覆ってその場にうずくまった。

GMコメント

●依頼内容:レディーエライザの鎮圧

 町中に飛び出してしまったレディーエライザをつかまえます。
 一応ハイウェイをドリフト走行しているので、馬車とかで併走してとまっていただくところからスタートになると思われます。
 なお、ちょっと近づいただけでもエライザビームを撃ってくるので皆大体エライザに暴露するものと思われます。
 そろそろ気づいたとおもうけどこれそういう依頼だぜ。

●エライザ状態
 レディーエライザのエライザビームを受けると、ほぼ確定でエライザ状態になってしまいます。
 この状態になるとものすごく言動が偉そうになり、仲間に対してイキりちらしはじめます。
 そういうムーブやロールをしてお楽しみください。
 この状態はBSと同じなので、時間経過や治癒スキルによって回復できます。もっというと【魅了】みたいにマジなワンパンを入れると解除されます。

 なんなら相談時から既にイキりちらしていただいても構いません。

●レディーエライザの戦闘力
 わかんない。たぶんちょっとつよい。

■■■アドリブ度(エライザ)■■
 このシナリオではキャラがかつてないほどイキりちらすことがあります。
 この依頼に参加したということは……『覚悟』したということだ。そうだな!?

  • レディーエライザはとても偉い完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度EASY
  • 冒険終了日時2020年08月20日 22時20分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

リュグナー(p3p000614)
虚言の境界
レーゲン・グリュック・フルフトバー(p3p001744)
希うアザラシ
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
ディバイン・シールド
仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式
Tricky・Stars(p3p004734)
二人一役
オラクル=ヴァンジェーロ(p3p007449)
Apocalisse
アルテラ・サン(p3p008555)
ルーキス・ファウン(p3p008870)
蒼光双閃

リプレイ

●お好きなスタイリッシュBGMでお楽しみください
 スローモーションで駆け抜けるハイウェイ。
 アスファルトにタイヤを斬り付けながら暗闇を走り抜ける的な『流麗花月』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)が、めっちゃすろーで髪をなびかせていた。

 ――唸るEngine
 ――猛るDrive
 ――RoadをTireで斬りつけながら
 ――疾走(はし)る私はHighway-Legend

 突然ですがたまろポエムを聞いていただきました。翌年個展で発表するんで来てください。ハンドタオルとアクリルスタンドをプレゼントします。
「全生命体のヒエラルキー、その頂点に立つ存在――それがねこだ」
 ウィリー装甲で未だにスローで髪をなびかせてる汰磨羈の横を――ジェット噴射で装甲するHMKLB-PMの上に埠頭立ち(埠頭のあの出っ張ってるやつに片足置いて波の向こうを見つめてる時のポーズ。ちなみにあれボラードっていうらしいよ)で黄昏れる『虚言の境界』リュグナー(p3p000614)。
 ミラーサングラスに流れる街のネオンを流しながら、やっぱスローでなびく髪を片手でファッサァかき上げた。
「暴走したロボットを捕まえる、だと? 我が居れば簡単に達成できそうだな!」
 サングラスに指をかけ、チャッて外すリュグナー。
「そう」
 サングラスの下になんでか目隠ししてたリュグナーが、もっかいサングラスをかけて振り向いた。
「我が居れば、な! フハハハハハハハハハハハハハーーーーハハハハハハハハ!」
 そのまた横を疾走するメカ狼。ポポ(機械)。
 その背に水平乗りする海豹がいた。レーゲンである。
 ていうかその後ろから謎の高速ダッシュで突いてきてるグリュックとあわせての『ファニーファミリー』レーゲン・グリュック・フルフトバー(p3p001744)である。どういう原理でこの二人分離できてんのかよくわかんないけど、たぶん狼の背に水平乗りしてるレーゲンが描きたかっただけだと思われる。
「エライザの下にタイヤが生えてるのか、それともバイクと合体して走ってるのか。それが問題っきゅ……」
 哲学っきゅ。みたいなことをいって果てしない未来の夜に目を細めるレーゲン。なに果てしない未来の夜って。今日初めてそんな単語聞いた。
 だが止まらない。このイキりイレギュラーズラッシュはなんとあと五回続くのだ。
「ふざけるなよ不細工達磨! 貴様の様なポンコツがこの俺より偉いわけがないだろう!」
 『二人一役』Tricky・Stars(p3p004734)はとんでもねー角度にハンドルねじりあげたバイクにまたがり、火のついてない煙草をくわえて長いマフラーをなびかせていた。どのくらい長いかって言うと漫画で二つ隣のページにはみ出すくらいの長さである。
『い、嫌だ……絶対に嫌だ。こいつらみたいにはなりたくねぇ!俺はいつどんな時も他人に優しくするって決めてんだ』
「新しく買った俺の機体(マシン)に見とれているのか?」
『嫌だ! 機械にマシンってふりがなふって喋るのは嫌だ!』
 だがやめない。『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)が後方から迫っているからだ。
 具体的に言うとハイパーメカニカル子ロリババアとハイパーメカニカル子ロリババアの間に両足の裏をくっつけた約180度の水平開脚状態で腕組みした『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)もといゴリョウ・クロード・ヴァンダムが迫っていた。
 そんな彼の腰に巻いたロープから幌馬車がつながり、力強くハイウェイを疾走していく。
 あっといけないゴリョウさんの台詞まだでした。どうぞお願いします。
「同じオークが大激突。どっちが勝ってもヴァン――」
 それじゃないです。
「肉肉豚豚肉豚豚!」
 それでもないです。
「ぶはははっ! ドラム缶がハイウェイを疾走するとか相変わらず練達は愉快だねぇ! そうだろオメーさんらァ!」
 ぎゅるって振り返ったゴリョウ。
 『無銘の刀』ルーキス・ファウン(p3p008870)は幌馬車の上(幌の上だよ)でモデルポーズをしていた。
 厳密には大きく掲げた両腕を曲げ手首を頭の後ろでクロスし両足首もクロスし腰もひねることで生命の躍動を表現した漫画界ではだいぶ有名な立ち方で立っていた。
「へー……あれがエライザですか。何かレトロ感というか、郷愁を誘う外観ですねぇ」
「わたしはへいきです。なぜならめちゃめちゃつよいので!」
 両足を肩幅より開いて両手を片膝につけたまま顎を大きく上げ背筋をそらすこれもこれでだいぶ有名な――もう素直にジョジョ立ちって言わない!? そうセクシー部門のジョジョ立ちしてる『Apocalisse』オラクル=ヴァンジェーロ(p3p007449)がルーキスの前に立っていた。
「わたしをどんどん頼っていいです。なぜならわたしは……天才的に天才なので!」
 キラーンと目を光らせたオラクル。
 ですよね! て振り返ると、アルテラ・サン(p3p008555)が幌馬車の上(何度も言うけど幌の上だよ)でひいたこともないギターを肩から提げ、足を組んで座っていた。
「おやおや、自身を偉い等と……私がこんな面白い事を見逃すなんてするわけありませんよ」
 それでは聞いてください。
 アルテラwith都会に聞こえる涙、で『アルテラさんって呼ぶなアルテラサンさんだろ』。

 ――登場の仕方から仕草まで!
 ――全てがエライザ! この人物!
 ――こいつは何だ! 変態か!
 ――自分を太陽の化身と豪語する!
 ――アルテラ・サンの登場だー!!

 ジャジャーンとギターをかき鳴らし、ピックを無駄に放り投げるアルテラサンさん。
 どうでもいいけどこいつら一人も馬車の中に乗らないな! さては自動車もボンネットにソファみたく座るクチだな!?

 はいでは改めて。
 ウィリーするねこ。
 水平乗りする海豹。
 馬上で埠頭立ちしてるリュグナー。
 もうほぼU字のハンドル握って煙草くわえるTricky Stars。
 ゴリョウ・クロード・ヴァンダム。馬車の幌でジョジョ立ちするルーキス、オラクル、さっきギターピックすててもうただのでかいストラップを首から提げることになったアルテラサンさん。
 そんな彼らの戦いが――始まるぜ!

●始まると見せかけたぜ!
「はい、始まる前から勝利は確信していましたね」
 彼女はろくろを回すポーズで語った。
 オラクル=ヴァンジェーロ――職業、用心棒。
「メンバーは10人? 6人? ああ、8人でしたね。すみません、覚えられないんですよ。だって……」
 フフ、と目を瞑って笑うオラクル。
「私が1人いた時点で、もう成功が確定しちゃうじゃないですか」

 アスファルトに火花を散らせながら疾走するロボット、レディー・エライザ。こいつ出てくるまで尺の半分近くを消費したが、レディ・エライザーは首をぐるって180度回すと目を点滅させながら喋った。
「OKわかった。アタシを止めようっていうんだろう? できるもんならやってみな」
「やってみせますよ! まずは見なさいこの――ダイナマイトボディを!」

「ええ、見せつけてやりました。ダイナマイトなボディをね。……ダイナマイトなワガママボディをね!」
 わざと二回言って二度見してくるオラクル。

「この我の子ロリババアドライブテクニックであれば、きっと追いつく……いや、追い抜くのも容易であろう!」
 『えっ』て顔で振り返ったままのエライザに、リュグナーは馬上で蟷螂拳の構えをとりながら速度をあげ、エライザへと迫った。

「依頼内容はレディーエライザを鎮圧し、持ち帰ること。
 聡明な我ならば、やりすぎて破壊してしまうことは依頼主の期待と異なると気づけるであろう!」
 ろくろをくるくるやるフォームで語るリュグナー。
「故に、やり過ぎず……溢れ出るこの、幾つもの戦場を潜り抜けてきた力の制御をしつつ戦わねばなる……まい……」
 ミラーサングラスをちゃきってやると、三秒ぐらいタメを作ってから、やけに甘ぁく囁いた。
「――な」

「クハハハハ……ハハハアハハハハハ……ハーーーーッハッハッハッハッハッハ!」
 綺麗な三段笑いをしかけながらエライザへ迫るリュグナー。
 右手にオセの狂眼。左手にアガレスの閉鎖。二つ合わせてなんか新しいあれをリュグナーは繰り出していく。繰り出していくってやや投げやりに書いたけどよく考えたらオセの狂眼って手から出ないね。
「ふっ、どうした……我に怖気づいて動きを止めたのか?」
 レディーエライザはハイウェイのカーブを火花ちらしながら曲がると、料金所付近で下道へとそれていく。
「逃がさぬ!」

「ねこと和解せよ」
 両手で猫をこねるモーションをしながら語る彼女は汰磨羈。
 彼女がねこだって今日言われるまで気づいてなくて、なんか尻尾のはえたエロい人くらいに思っていた。ことあるごとに脱ぐし。
「全生命体のヒエラルキー、その頂点に立つ存在――それがねこだ。
 さぁ。畏れ、敬え! ねこを崇めよ!」

 汰磨羈はアクセルをひねりとんでもねーカーブの曲がり方をすると、壁を突き破って下道へと飛び出した。
 一車線道路の中央を爆走するエライザの真上から、破壊と共に現れる汰磨羈オンザバイク。
「ふん、ドラム缶風情が! 私の前は何人たりとて走らせぬわ!
 ふははは! 流石、私は全生命の頂点に立つねこだな! CAT is GOD!!」
 地面をタイヤで軽くバウンドしたかと思うと、対向車をかわしながら激しく蛇行していくエライザを追跡。
 十字路にさしかかりトラックが横切るが、派手に車体をねかせ地面をハンドルがこするギリギリまで傾いたことで無理矢理にトラックの下を通過。
 そのままエライザをぬいて走り抜けていく。
「超プリティスーパースターキャットな私を前にして委縮しちゃったかぁー!?」
 へいへーいといって尻尾を右へ左へやる汰磨羈。

「きゅっきゅ、きゅきゅっきゅ、きゅきゅきゅーきゅ、きゅーきゅきゅ」
 DJがレコードこする動きでなんかきゅきゅってるレーゲン。
 ベースボールハットを逆向きに被りヘッドホンに手をあて更にきゅきゅる。
「きゅっきゅ、きゅっきゅー。キューーーーーーーーーーっきゅ!」
 まっていつもちゃんと喋ってたじゃん。語尾にきゅっきゅしてたけどちゃんと日本語いけてたじゃん。
「きゅ」
 レーゲンはかたわらにおいた辛口のあたりめをがじがじやると、生ジョッキを掴んでぐっきゅぐっきゅいった。
「きゅっぱー」
 この瞬間のためにいきてるーって顔をして、口に泡のおひげをつくっていた。

「レディーエライザをアザラシ派にするっきゅ!」
 今度こそバイクにまたがったグリュックがレーゲンの尻尾を掴んでプロペラの如くぶん回した。あのライブの最中でタオルを頭上で回転させるやつあるじゃんそう湘南のアレ的なうごきで。
「きゅ!」
 遠心力を載せてぶっとんだレーゲンはエライザの頭にぴとって抱きつくと、自分のほっぺをすりすりさせはじめた。
「レーさんは一億万歳っきゅ。この中で一番年長者っきゅ! 年功序列っきゅ!
 酒をおごれっきゅ! アザラシ派になってかわいいアザラシさんがうきゅうきゅ飲みまくるのに尊死しろっきゅ!」
 レーゲンは完全にさじ加減みたいなことを言って抱きつき続けたという。

 サックスの奏でるネオンサイン。薄暗いバーのカウンターに、ルーキスはついていた。
 隣に座るみたことねーカクテルドレスの美女にグラスを小さく掲げると、ルーキスはニヒルに笑う。
「俺は自分の才能が恐ろしい……。太刀筋、身のこなし……どれをとっても完璧じゃないか。天才……いや、天才と書いてルーキスと読んでくれ。逆でもいい」
 ルーキスの隣で、話したこともねー美女が『聞かせて、ルーキス』とか言ってきた。
 立ち上がり、サックスを情熱的に吹きならすルーキス。
 ここはバー・ライジング。夜は更けていく。

 馬車の上でさっきのセクシーポーズを継続していたルーキス。
「くっ……この体に流れるウロボロス(仮称)の血が騒ぐ……。
 おっと気をつけな。”血”の暴走でうっかりスクラップにしちまうかもしれねぇからなぁ?」
 ハッ! と叫んで馬車から飛び、無駄に前方七回転したあと無意味に後方三回転し特に求められてないけど顔アップでカメラにウィンクした後エライザに斬りかかった。
 あっこれノーギルティの使用シーンね。

「我が太陽を見よ! そうすれば全てが眩しく等しく平等に焼かれるのです……あぁ、なんと美しい事か」
 選挙カーの上で十字のポーズをとるアルテラサンさん。
 腰をゆーっくり時計回りにツイストしはじめるアルテラサンさん。
「イキリ散らす? 何を言うのですか?
 これが普通。これがノーマル。ナチュラルテイストアルテラサンさんなのですよ」
 きゅって腰をくねった状態で停止するとアルテラサンさんは振り向いた。
「アンダスタァン!?」

 さっきいったポーズのままいきなりぺかーって光り始めるアルテラサンさん。
「私は太陽の化身(自称)! 世界の根源の一族(自称)! 世界を破壊出来るほどの力(自称)をもちながら離反(自称)した闇の逃亡者(自称)! しかし一族(自称)の暴走(自称)を止める(自称)ため立ち上がったのだ(自称)!」
 この台詞全部嘘の設定だからアルテラサンさん初心者は騙されちゃだめよ。アルテラサンさんガチ勢はここに合いの手入れるきまりだから。
「ハァッ!」
 腰を左右にきゅっきゅってやるたびに謎の光が馬車の上(幌の上)から発射される。
 そこへ……。

「そう俺は……美しい」
 ハァイ! Tricky Starsの眼鏡の方、稔です。
 彼がこんなこと言うのは大体素なんだけど今日は一段とイキっていた。
「そう、この俺が万物に超越して偉いことは、もはや明らか」
 右手で自身をかき抱き、広げた左手で半端に顔を覆うように眼鏡にかざした。
 わずかに顔をあげ、指の間からこちらを見る稔。
「だから、そう。『わからせた』に過ぎない」

『ビームなんて効かねぇよ! コイツ(稔)は元から高慢ちきのクズ野郎だからな!!』
「高尚なゴッド?」
『頭一文字しか聞こえてねえじゃねえか!』
 車体に稔isGODとペイントしたバイク(新車)で風を切り裂き、エライザの側面につけるTricky Stars。
「さあ、俺の歌を聴け」
 前髪をふぁっさあってかき上げると、突然歌い始めた。
 作詞作曲稔。どこからともなくおりたスポットライトが謎のダメージをまき散らしていく。
 今回のDVD特典にはノンクレジットバージョンが収録されています。

「…………」
 黒いTシャツきて腕組みしたゴリョウが、ラーメン屋の前に立っていた。
「偉い俺らは元よりあのドラム缶程度にナメられる存在じゃあねェ」
 ドンっていきなり顔アップになると、ゴリョウは両目をかっぴらいた。
「俺たち――ゴリョウwithイレギュラーズはなァ!」

 爆発がおき、エライザは宙を舞った。
 いくつかのガラスと木の壁をぶち破り、転がり込んだのは相撲部屋の土俵。
 トントコントットトントコントット――相撲の幕があがる太鼓の音と共に、マワシをしめたゴリョウがリキシ・スリアシ・ムーブでリングイン。
 悠然と、そして大自然のごとく堂々と腕を回すと、両足それぞれで力図よく四股を踏んでみせた。
 対抗してズンズンとと四股を踏んでみせるエライザ。
 両者は前屈みとなり、地面に両手をつき、軍配が二人の間を跳ね上がるその瞬間にすべての意識を集中させた。
「俺のオーク体型とオメェさんのドラム缶体型のどっちが上か決めようじゃねぇか!」
 ドスコイオラァ! ゴリョウ・クロード・ヴァンダムは力図良いタックルによって相手を土俵際まで押しやると、タイヤを激しく回転させて踏ん張るエライザに張り手の連打を食らわせた。
 すごい急で関係ないんだけどゴリョウさんを描写したあとゴリラって書こうとすると予測変換にゴリョウが真っ先に出るようになるのね。さっきはゴリョウ・クロード・ヴァンダムが一息で出てきてさすがに驚いたよね。
「まぁ決めるまでもなく俺の体型の方がもっちもちで大人気なんだけどなぁ!? エライザァ!」
 フゥンと勢いをつけて相手に脚をかけると、豪快な上手投げによって土俵の外へと吹き飛ばした。
 掲げられる軍配。
 ゴリョウはパァンと腹をうつと、練達の夜空に笑った。





 なお、これらの記録映像はあとで全員揃って見せられたという。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 みんな偉いザ!

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