シナリオ詳細
<禍ツ星>夏祭りの夜 ~呪いの短冊~
オープニング
●呪われた短冊
「なに? あの短冊がすべて消えた……?」
カムイグラの七夕神社(ななゆうじんじゃ)は、騒然となっていた。
神威神楽夏祭りがあるというのに、騒動が起こってしまうことを宮司は恐れている。
「祝いの祭りの裏で、あんなものが使われてしまうことだけは、防がねばならぬ……」
宮司の表情は深刻である。
社に封印されていた短冊は、ただの短冊ではない。
呪いの呪法で使うとされるものだ。
その短冊に呪殺したい者の名と望む死因を書きしたため、祭りが終わるまで笹の葉に飾っておくと成就するという恐ろしいものである。
伝説によると、異界の死神がもたらしたもので、とある貴族が政敵の呪殺のために使ったともいわれる。
「それで、盗んだ者に心当たりがあるのか?」
宮司は、集まった神官たちに訪ねた。
「おそらく、月代公卿かと」
「月代公卿と言えば、霞帝のお命まで狙うという呪術師ではないか。早急に兵部省や治部省に報せ、然るべき手を打ってもらわねばならぬぞ」
「それはなりません! その方々はすでに月代公卿に名を知られています。下手に動かせば、短冊の呪法によって寿命を縮めてしまいます」
「むむ、それもそうか……」
さすがの事態に、宮司も黙り込んでしまう。
それほどに、呪いの短冊は恐ろしい。
家と言って、放置しておくわけにはいかない。
「ならば、私にお任せください」
宮司と神官たちが神社の本殿で対策をねっているさなかに現われたのは、この七夕神社に流れついてきた巫女の最上 狐姫であった。
●呪いの短冊を探せ
「あなたたちにお頼みしますのは、神社より盗み出されてしまったと思われる呪いの短冊の奪回です」
集まったギルド・ローレットのメンバーたちに、最上 狐姫は依頼の内容を告げた。
呪いの短冊、聞くにつけ恐ろしいものである。
「本来なら、私自身の手で取り返して、ぶっちめてやりところですが、神社の方にお世話になったので、ひょっとしたら名前を知られているかもしれませんから」
笑顔を浮かべながら、拳をぐっと握る狐姫からは静かな怒りが感じられる。
できれば、みずからの手で短冊を盗み出した月代公卿の肋骨二~三本はへし折ってやりたい、そんなところだろう。
「短冊を盗み出したという月代公卿は、夏祭りの中に紛れ、帝のお命を縮めようとするはず。さいわい、帝の真名は明かされておりませんから、今のうちに潜んでいる月代公卿を探し出してしまいましょう」
高貴なる人々は、みだりに名を明かさないもの。
それは、名を知られて操られぬためという習わしのためだ。
今回、それによって帝は難を避けた形になっている。
「ですが、安堵はできません。短冊が手にあるうちは、誰が呪い殺されるのかわかりませんから。月代公卿に知られていないあなたたちなら、きっと呪いを受けずに取り返せるはず」
事情を伝えると、弧姫はあらためて依頼を受けるために集まった冒険者たちを見渡した。
そして、最後に忠告する。
「月代公卿は、祭りの賑わいに紛れて大通りに潜んでいるものと思われます。くれぐれも相手に知られないよう、お気をつけくださいね」
- <禍ツ星>夏祭りの夜 ~呪いの短冊~完了
- GM名解谷アキラ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年08月05日 22時35分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●呪われし短冊
「何してるんですか、母様は」
「何って……依頼に決まっているでしょう?」
『狐狸霧中』最上・C・狐耶(p3p004837)は、母の最上 狐姫を問い詰める。
カムイグラにやってきて、この地で出会うとは思っていなかったのだ。
「しかも猫被ってるんでしょうか、普段ならもっとえげつない言い回しをするはずなのですがげふげふ」
「うっさいですわ。誰も知らない新たな地でなら、猫をかぶって静かに暮らすこともできるのですよ?」
娘を前にして、母親は拳を固めた。
これ以上言うと、“教育“が始まってしまう。
「まあ、いいのですけど。逆らうと後が怖いですし。まだ五体満足でいたいです、はい」
暴力はすべてを解決する、それが母、狐姫の心情である。
「しかしあれですね、呪いの短冊ですか。わざわざ残しておいたことに少々思う所がなくはないですが」
「呪いも祝いも紙一重、呪術のやり方を知っておかねば、呪いを解くこともできないのです。母としては、腕力で片付けてしまったほうが早いとは思いますが」
「なるほど」
母の言はともかく、神社の方針については少しは納得した狐耶であった。
「その月代公卿というのは、どういう方なのでしょうか? しにゃこたちは人相も知らないのです」
母娘が仲睦まじく(?)会話を交わしていると、『可愛いもの好き』しにゃこ(p3p008456)が短冊を盗んだという月代公卿の情報を得ようと声をかけた。
「なよっちい貴族ですわ。一発殴れば肋骨の三本も折れてしまうような線が細く、目も吊り上がったいけ好かない顔をしています。ですが、呪術も使いますし、陰険な性格をしていますから、油断がなりません」
「可能なら月代の人相書きも欲しいところだ」
『『幻狼』灰色狼』ジェイク・夜乃(p3p001103)が言う。
相手の顔が割れているなら、捜すための手がかりがあればなおよい。
「人相書き……わかりました」
狐姫は、筆を執ってしばし瞑目し、ささっと墨汁を含ませて紙の上を走らせた。
できあがった人相書きは、まるで子供の落書きのようであったが、特徴は掴めている。
「これが……。なんとかわかりやすいようにしましょう」
その人相書きを、『妖精譚の記録者』リンディス=クァドラータ(p3p007979)がさらに書き写して全員に手配できるようにした。
さらに正確を期すため、月代公卿に関わる資料を検索していく。
「短冊は人の願いを叶えるもの。願いは人それぞれかもしれませんが、誰かの物語を奪う願いは、ただ“奪う”ために在るモノは、許せません」
リンディスは物語と記録を守ろうとしている。
短冊に綴られた願いは、その希望を託すまでの物語があり、そして人々が語り継いできた伝説を発祥としている。
だからこそ、許してはおけない。
人々の願いを記録するものを、命を奪うために使うことを。
「その短冊って、どんな見た目なんですかね?」
「盗まれた枚数も知りたい。何も知らないままじゃ、捜索も手間取るからな」
『可愛いもの好き』しにゃこ(p3p008456)と『新たな可能性』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)は、狐姫に聞いた。
「盗まれた短冊は、全部で3枚。外見は普通の短冊と大きな違いはありませんが、裏の文様をよく見ると呪いの言葉としゃれこうべが透かすように入っています」
「うわぁ、可愛くないです……。死神さんも厄介なもの作ってくれちゃいますね! せめてもうちょっと判りやすい形状ならいいんですけど……」
「呪いの一品だけあって気味が悪いな、しゃれこうべとか。しかし、異界の……死神……。うちの神様とはだいぶ違うな……?」
「あと一人称注意ですね。“しにゃ”って言っちゃうんで、この依頼の間は“私”にしておきましょう」
うっかり名前を言ってしまったり、呼んでしまったりしないよう、しにゃこは気をつけることにした。
普段、一人称が自身の名前になっている彼女は、うっかりすると名を知られてしまう。
そうなったら、呪いの短冊に名前を書かれてしまうかもしれないのだ。
「そうね。とりあえず名前は口に出さないように注意するのよ」
『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)も、仲間たちに注意を促した。
「わたしは今の名前使いだしてまだ100年経ってないと思うけど、本名判定されるのかしら~」
何を持って本名とするかは、難しい。
しかし、呪物に定められたルールが公平であるとは限らない。
呪いをかけられないよう対策するに越したことはない。
「事前に短冊が封印されていた物・場所、月代公卿の匂いが残ってる物があれば探すのが楽なの。何かあるのかな?」
「社の宝物殿に、匂いが残っているかもしれませんね」
狐姫に申し出て、宝物殿を案内してもらった胡桃は、すんすんと鼻を鳴らして残された匂いを嗅ぎ取る。
彼女の嗅覚は、猟犬にも匹敵する超嗅覚なのだ。
「あらかじめ、帝の容姿や特徴を聞いておいたわ。お祭りに参加してたら変な事件に巻き込まれちゃった。あたしはまだ回りたい所あるんだけど……これじゃ祭りどころじゃないよね」
月代公卿は、帝を狙っているのだから、『Merrow』メル=オ=メロウ(p3p008181)はその標的となる霞帝のお姿は知っておいたほうがいい。
もし、帝がお忍びなどしていたら大変だ。
さいわい、高天京での騒動解決に協力しているギルド・ローレットは霞帝の姿を知らされているので、対処はできていた。
「帝の真名をこの短時間で知ることはとても難しいことだと思いますが、可能性はゼロではありません。刻限が迫った際に帝の身近な存在などを対象に変える可能性もありますので、回収が必要と考えます」
グリーフ・ロス(p3p008615)はイレギュラーズの意見をまとめ、狐姫に報告した。
彼女(?)の外見は、生み出したドクターが愛した女性の姿を模したものだ。
名を知られるとしたら、その女性のかも知れない。
「そうですか。都での探索は皆様にお任せします。呪いの短冊は恐ろしいものですが、こちらは帝の威光がある権力側。……権力と暴力が合わさった最強の力を思い知らせて上げてください」
などと、物騒なことを言う。
ああ、やっぱり母上はさっきまで猫かぶってたんだなと思う狐耶であった。
●祭りの喧騒の中で
「いい夜風だ。夏祭りは仕事抜きで妻と一緒に来たいもんだ」
祭り囃子と、雑多な喧騒の中を、ジェイクは神威之狐面を被って探索していた。
他に、アーマデル、狐耶、リンディスも行動をともにしている。この四人がA班で、二手に分かれている。
捜索の前には、狐耶が狐姫を通じて、七夕神社の名によって祭りの時間を長引かせて人々を引きつけるよう、手回ししている。
探索の重点は、願いを叶えるために市井の人々も短冊を飾る笹の葉だ。
「帝の御名についても、当て推量で書かれているかもしれませんし、近習の人々の名と死因が書かれている短冊があるかもしれません」
狐の面を使って面相を隠した狐耶が言う。
「飾り笹の位置は、割り出しています。その短冊の中にらしいものがあるかもしれません」
呪いの短冊の形状を先に聞いておいたのはよかった。リンディスが地図を見ながら探索の最短ルートを割り出している。後は虱潰しで探していく。
「……どこだ?」
ジェイクが感覚を研ぎ澄ませた。
短冊の探索は3人に任せつつ、月代公卿を探る。
この雑踏に紛れ、まだ高天京にいるに違いない。
帝を呪う囁き、高貴な人々の使う香料の残り香、その痕跡を追う。
「頭の回る警戒心の強い奴なら“人が多くて短冊も多い所”かな」
アーマデルも、月代公卿の気配を探る。
その面相、要望は割れている。
呪いの短冊は恐るべきものだが、笹の葉に短冊を飾るために人目につくというリスクを犯さねばならない。
月代公卿を追い詰めるとしたら、そこだ。
また、祭りの時期は死者が里帰りをする時期でもあるという。アーマデルは、それらの声にも耳をそばだてた。
「……ありました!」
狐面の狐耶が、呪いの短冊のひとつを見つけた。
短冊に書かれたものが帝の本名なのかは判別できないが、病死を遂げる死因と裏に髑髏の透かしが入っている。
「こちらもです」
リンディスも見つけた。
狐耶が見つけたものとは、書かれた者の名が違う。
月代公卿はいくつかの候補を見つけ、その中から有力なものを書き連ねたのだろう。
残りの一枚を、どう使うつもりか?
「逃げた先は、南の通りか……。B班には俺のファミリアに伝えておく」
「南で間違いない。霊たちも囁いている」
ジェイクとアーマデルも、月代公卿の足取りを掴んだ。
B班と連携し、追い詰めていくのみであった。
●呪いの主
「お祭り楽しいな……♪ 素敵な出会いもあったらいいのに……帝様とか、意外とすごい人も来てたりして」
祭り見物を楽しんでいるふりをしつつ、メルはさり気なく呟いた。
帝がお忍びでふらりと現われることもあろう。
そうした噂を流すことで、食いついてくるかもしれない。
また「帝が現われた」という言葉が、標的として付け狙う月代公卿の思わぬ動揺を誘うかもしれないのだ。
「帝の噂、うまく流れてくれますか。しにゃ……おっと“私”のお役目は人々の監視ですよ」
思わず名前を言いそうになりつつ、しにゃこは櫓の上から高天京の様子を見渡していた。彼女も面相が割れぬよう、買ってもらった狐面を被っている。
月代公卿が、どこで聞いているかもわからない。式神くらいは使いそうな相手だ。
ここからだと、都の様子が一望できる。
「えっ、帝がおいでになられている……?」
「お忍びで、祭りを……」
「これだけにぎやかだと、さもありなん……」
さっそく、見物客たちはメルの囁きに釣られて噂を囁き合っていた。
月代公卿が食いついてくれれば、これに越したことがない。
「皆さん、はぐれないように。小柄な方も多いですから」
神威之狐面を被ったグリーフは、B班の仲間たちに注意を促した。背が低いと、雑踏に紛れてしまい、見失うこともある。祭りで迷子が多くなるのも、親の目線から下に紛れてしまうからだ。
そして、人々の感情の“色”を視る。
グリーフは、そのギフトによって他者の精神状態を色覚化できるのだ。
嫉妬、嫌悪、怒り、焦り、苛立ち……。
およそ祭りの場にふさわしくない感情の色を、人々の機微の中から選り分けていく。
祭り囃子と提灯の灯りの中に、人を呪うとうどす黒い感情を漂わせている者を捜すのは、そう難しくはないはずだ。
「みんなも探して」
胡桃が、炎狐招来によって、蒼い炎を小型の狐として捜索を命じた。
今は浴衣姿となって、祭りの見物客に扮装している。
まさか、浴衣姿のケモ耳幼女が、帝を呪い殺そうとする大それた企みを追っているとは思うまい。
「……来たよ、南の通りだって」
ジェイクから預かったファミリアが、笹の葉の短冊を見つけて後を追っていることを告げた。
「こちらも見えました。人を呪うおぞましい色彩が」
グリーフも察した。
南に向かって、恨みの色が雑踏を掻き分けるようにして進んでいるさまを。
「A班も追っている。月代公卿を広い場所へ誘導するの」
狐炎たちを差し向け、笹の葉の周囲に月代公卿がやって来るのを待つ。
●祭りを騒がせるもの
「この短冊で、お命を縮めましょうぞ主上――」
呪いの短冊の残り一枚、霞帝の御名と言われるものを書き綴り、呪殺する。
狩衣姿の月代公卿が、その大願成就のために笹の葉に飾ろうとしたそのとき――。
「さっ、そこまでよ……♪」
「な、なにやつ!?」
声がすると、空に花火が上がった。
にぎやかに祭りを楽しんでいる人々は気づくまいが、それは月代公卿を発見したことを告げるメルの魔晶式信号弾であった。
B班、A班ともに揃って広場に追い詰めた月代公卿を取り囲んでいた。
「ほほほ、麻呂を相手にしようとは思い上がったな下郎どもよ。せめて名乗るがよいぞ」
名を手に入れてしまえば、短冊の呪いで命を奪える。そうすればしめたものだ。
「ニーヴィア……」
「ほう、礼儀は心得ておるな。礼に、その名を書き記してくれよう」
グリーフは、“ニーヴィア”と名乗った。
その名は嘘ではない。自身の姿のモデルとなった女性の名だ。
「ははははは! 短冊の呪いで死ぬがよい!」
「な、なに……?」
述べた名に、嘘偽りがないと信じた月代公卿は勝利を確信していたが、呪殺の効力は発揮しない。
それも当然であった。
「呪いは術者にも返ってくるものと聞きます。高名な呪術師様でもやはり扱いきれないものなのですね」
本名でないために、短冊は効力を発揮しない。
動揺する月代公卿に、ジェイクが銃技『焚付』によって挑発とともに怒りを与える。
「そんな物を持っている相手に、そうそう本名の名乗るかよ、まぬけ」
「くっ……」
「おとなしく、縛についてもらうよ」
ニアのグラッジ・チェインが伸びる。
さらには、召喚された動物たちが次々と襲いかかった。
「お、おのれ……!」
飛び退いた月代公卿も、やはり只者ではなかった。ひらりと舞った呪符から子鬼たちが生まれ、イレギュラーズに襲いかかる。
「おっと、あぶねー」
フレンジーステップで踊りながら、アーマデルが反撃した。祭りの場にふさわしい攻撃であろう。
「さあ、こちらの番ですよ!」
高台に登ったしにゃこは面を外し、クリティカルスナイプによって狙撃する。
「ぐ……」
遠距離からの狙撃に怯んだところを、狐耶がブロックパージの格闘術によって守りの姿勢を崩しきった。
「呪いより、銃弾のほうが恐ろしいものさ」
言って、ジェイクは発砲した。
黒顎魔王による、直視の一撃――。
「さあ、もう逃げられないよ。こんふぁいやーするの」
胡桃が、月代公卿を足止めし、炎をちらつかせる。
勝敗は、決した。
「さて、短冊の回収だ」
「全部で3枚、たしかにあります。七夕神社にお返ししましょう」
「あ、待ってください! せっかくですから短冊にお祈りを。……しにゃが永遠の美少女でありますように!」
祭りの余韻の中、短冊を回収したイレギュラーズたちは七夕神社へと引き上げていった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
祭りの中の依頼、これにて無事終了となります。
今回は豊穣が舞台ということでこちらも手探りでしたが、いかがでしたでしょうか?
楽しい祭りの裏側で、呪いの短冊による呪殺というおぞましい行為が行われており、こレを阻止するという雰囲気を目指しました。
短冊は、回収されましたので存分に祭りを楽しめるようになりました。
ひょっとしたら、あのお方もお忍びで来ていたのかも知れません。
それでは、またお会いしましょう。
GMコメント
■このシナリオについて
皆さんこんちわ、解谷アキラです。
夏祭りの季節ですが、ちょっとひんやりする呪いの短冊のお話です。
名前を知られると、月代公卿に呪殺されるかもしれません。
・月代公卿
呪術を得意とする貴族ですが、霞帝を亡き者にせんとしています。今は呪いの短冊によって、名を知った相手を望むように殺害できますが、さいわいなことに本名を知られていない帝は無事です。今後はわかりません。
呪殺以外にも魔法を使ってきますので、戦闘になるかもしれません。
現在、祭りの雑踏に紛れ、大通りに潜伏しているようです。
・呪いの短冊
呪殺したい者の本名と死因を書くと、書いた通りの原因で死んでいまいます。
異界の死神がもたらした呪いのアイテムです。
この短冊には死神が取り憑いているとも言われ、場合によっては死神も出現します。
それでは、祭りが無事終わるよう、皆様のプレイングをお待ちしています。
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
Tweet