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シナリオ詳細

悪路神ノ火

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●雨路閑寺に誘う
 兵衛(ひょうえ)は、雨の山道を一人駆けていた。
 笠に蓑の簡素な雨除けから、彼が裕福ではないことが容易に見て取れる。然るに、彼は雨の中駆けねばならぬほどの事情を三つ四つ抱えていてもおかしくはない。
 それが如何様な事情だったのかを知る者はもう、どこにもおるまいが。
「はぁ、ひぃぃ……」
 しかし、たとえどれだけ彼が健脚だったとて、山道を一人で歩くのは限度がある。息切れを起こした兵衛は、視線の先にちらつく篝火を見て取った。
 雨のなか現れた、出所不明の火。彼は農民にしては賢い方だったがために頭を伏せ、じりじりと地面を這って進む……立ってあれと対峙したら、自分も病に侵されてしまう。
 じわり、じわりと地面を這って進んだ彼は、やがて闇の中にぬっと現れた建物の影に安堵して顔を挙げる。
「お寺様じゃあ……! 頼もう! 住職殿! ワシの娘が悪気に冒されてしもうた! ありゃあワシも遭った『火』のせいじゃ、何卒お祓い給う!」
「すまんのう、この寺には住職はおらんのじゃ」
 寺の奥から聞こえたのは、くぐもった男の声だった。壮年、否、老人か? 何れにしても、声の出どころが尋常の場所からではない。
 つつ、と蜘蛛の糸がたれているのが見える。廃寺? ここは悪党らに乗っ取られた場所であろうか?
 否。蜘蛛の糸から垂れたのはまさにその悪党が流した血である。
 するりと蜘蛛の糸が伸びる。兵衛は手で振り払おうとするが、粘着質のそれは腕を絡めて離さない。
 蜘蛛の糸? 然り、それは『蜘蛛』の糸である。
「敬虔な坊主というのは旨うて旨うて、何度味わってもたまらぬでなあ! 神頼みをする者も同じであるゆえ、奴らに見回らせておったのよ」
 兵衛は、天井から降ってきた巨大な牙に首を刈り取られる直前、その正体に思い至った。
 尤も、数瞬のあとに命を断たれる者が知るべき話でもないが……。

●蜘蛛と火の話
「神使殿、少々時間をよろしいか」
 カムイグラ、高天京。
 鬼人種の青年がイレギュラーズのもとにゆっくりと歩いてきて、耳打ちするように語りかける。
「高天京からそう遠くない山林、その中の村で病に伏す者が増えているのだという。話に聞けば、『雨の夜に火をみた』と述べる者が多数。その怪異は、遭った時に頭を下げ、やりすごせば助かると言われている。そうでない、とも言われている。兎角、厄介な類がまず、ひとつ」
 つまりはその『火』を倒さねば、原因不明の病で村が消えるぞ、ということか。
「そしてもう一つ。その火とやらを祓ってもらおうと出ていった彼らの家族が次々と行方知れずになっている。寺に行く、と言い残しているが……あの辺りには廃寺しか残っていない。別の、なにか強力な怪異が潜んでいると思われる」
 ぜひ討伐を、と口添えした鬼人種に、イレギュラーズの一人は何故耳打ちを、と問いかけた。
「……何故であろうな。神仏のたぐいが冒涜されていることを巷間で広めたくない、という想いは我が国のみの風習なのか?」

GMコメント

 妖怪の中には神聖なものを汚してナンボみたいな奴もいるのです。

●成功条件
 「悪路神の火」「土蜘蛛」の全討伐

●土蜘蛛
 ボス。廃寺に陣取った、体高2m程度の巨大な蜘蛛。腹には人の顔のような文様がある。
 至近距離で致死毒つきの噛みつき、近距離で足を使った捕縛を行い、中~超遠では糸による行動阻害と火炎+業炎程度の痛覚を刺激する毒塊を飛ばしてくる。
 なお、糸の行動阻害は「移」がついたバリエーションもある。
 とにかくデカく、HPが高い。攻撃力もなかなかで、防技より抵抗が高め。

●悪路神の火×10
 火の玉。アクティブスキルを用いないが、常に「特(自身から1レンジ)・致命・不運」に相当するオーラを放っており、対象と近づいていると毎ターン抵抗判定を強いられる。
 散開して行動する。そこそこのHP。物理攻撃が効きづらい。

●戦場
 廃寺前。
 大蜘蛛は稀に廃寺に引っ込んだり、不意打ち気味に現れたりする。

  • 悪路神ノ火完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2020年07月27日 22時10分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ノアルカイム=ノアルシエラ(p3p000046)
絆魂樹精
回言 世界(p3p007315)
狂言回し
セレマ オード クロウリー(p3p007790)
性別:美少年
ソロア・ズヌシェカ(p3p008060)
豊穣の空
源 頼々(p3p008328)
虚刃流開祖
楊枝 茄子子(p3p008356)
虚飾
希紗良(p3p008628)
鬼菱ノ姫
節樹 トウカ(p3p008730)
散らぬ桃花

リプレイ

●信仰を試す勿れ
「ウィルオウィスプ、あるいはイグニス・ファトゥスだね。いずれも悪路に現れ、病魔や呪いを振りまくとされている……んだけど、これは順序が逆だね」
「病の原因が先に現れてる、ってこと? 魂が火の玉になったとかじゃなく?」
 『性別:美少年』セレマ オード クロウリー(p3p007790)は自らの知識を引き合いに出し、此度の騒動に現れた存在の不可解さに首を傾げた。『幻想の冒険者』ソロア・ズヌシェカ(p3p008060)は彼の言葉の真意が分からぬまでも、カムイグラで起きた多くの事件と比べ、火の玉が人の魂かその類型でないことに疑問を持つ。
 要するに結果と原因が逆なのだ。
「そのウィルなんとかが蜘蛛と結託して神仏を冒涜してるなんて許せないね。会長も一宗教家として神様に縋る事の大切さはわかってるよ。まぁ羽衣教会以外は全部邪教だけど」
 邪教なりに懐が深いからカムイグラはおーけーだよ、と『羽衣教会会長』楊枝 茄子子(p3p008356)は冗談めかして付け加えたが、どこまで本気なのかいまいち分からない。分からないが、信心が揺らぎ、羽衣教会に引き入れる余地のある人々を彼女は見捨てるつもりがない。つまるところが打算なのだが、成さぬよりは大分マシだ。
「土蜘蛛と火の玉であるか。鬼ではない……鬼ではないが火の玉とか先端が角っぽいし土蜘蛛とやらは行動が悪鬼のそれなので差し引き鬼だな! よし死ね!」
「頼々くんステイ、まだ鬼は出てないよー」
 『虚刃流開祖』源 頼々(p3p008328)は己の使命感を確固たるものとするため、自己暗示めいた行為に走る。必然、ややキレ気味になるのだがそこは既知の茄子子がブレーキになることでギリギリ踏みとどまっていた。尤も、そんな様子を見せられて鬼人種の『アホ毛が動く鬼おっさん』節樹 トウカ(p3p008730)がヒき気味に彼の様子を見守るのは無理からぬ話であろう。
「力があるのに潜んでるタイプって厄介そうな気がすんな……知性があるなら人がやりそうな事は全部やってくるんだろうなー……」
「信仰の集まる寺社に何たる不届きな。土蜘蛛も火の玉も、全て成敗して見せるのであります」
 トウカの心からの落胆に、しかし『全霊之一刀』希紗良(p3p008628)はその辺全く気にした様子を見せなかった。実戦を経てついた自信は、着実に彼女自身が敵に向かう気力を押し上げている。
 少なくとも、相手の実力の大小で気を削がれる可能性は低いとみていいだろう。
「人喰い蜘蛛……しかもかなり大きそうな奴か。気持ち悪そうな風貌が容易に想像できてしまうな」
「やめてよ……お化け怖いし蜘蛛も嫌いなんですよねボク……」
 『貧乏籤』回言 世界(p3p007315)の冷静な物言いに、『絆魂樹精』ノアルカイム=ノアルシエラ(p3p000046)はただでさえ小さい身をさらに縮こめていた。
 新天地・カムイグラに現れる悪意の類はいずれも普通の域を逸脱している。海の向こう、深緑に身を置いていた彼女にとってその出会いは決して喜ばしいものではなかったのである。
「あ、美少年殿火の玉引き付けてもらえる? 貴殿ごと吹き飛ばす。なんか美少年殿の装備欄から微妙に鬼の匂いがするし、そもそも死なんし良いであろう? あと火の玉、不運撒くらしいが我にはバフぞ? お?」
「別にそういう手筈だから構わないけど……君、なんか怖いよ?」
 頼々はセレマに詰め寄り、相手の得物から装身具にいたるまでをつぶさに観察する。セレマが囮になるのは打ち合わせ通りだが、まあ……所持品に難癖をつけるのは決してお行儀がよい行為とはいえまい。彼なりの親愛の表し方なら、大分荒っぽいといえようか。
「はいはい、土蜘蛛だかなんだか知らないけど、神を汚すような信仰心のないやつは容赦なくぶっ倒すよ! 他のみんなが! 頼々くんも蹴散らしてくれるんだよね! 分かってるよ!」
 そんな2人を引き剥がし、かつ免罪符で頬を引っぱたく茄子子は見事なファインプレイだ。流石に、互いに本気でアレな状態では無かろうが、周囲から見れば冷や汗ものなのは間違いない。
「……寺に隠れてるなら寺を焼き払って何とかならないのか?」
「万が一、生存者がいたら危険だからね。それに、出来れば遺品だけでも持って帰った方がいいだろう」
 世界ならずとも、寺の焼き討ちは一同の中で考慮の内に入ってはいた。が、ソロアの言う通り、仮に死人だけだとて、その遺品の回収も心情的には行いたいと思うのが自然ではある。
「生きてるかどうかは、俺が探知する。……まずは寺に近づくことだな」
「キサも皆の動きに合わせます。如何様にでも」
 トウカと希紗良は、経験が浅いなりに自分の役割をよく理解していた。トウカに関しては鬼人種の特性を生かすことで相手の生死を判定でき。希紗良に関しては、仲間と連携することで実力を発揮できるという面が存在する。何れも、効率的に動けば実力以上に貢献できるタイプなのだ。
「じゃあ、露払いといこうか……悪辣な火の玉は引き受けたよ」
 セレマはそう告げると、廃寺の前を漂う悪路神の火へと微笑みを投げかける。果たしてその火は魂の成れの果てか、はたまた異なるものだったのか。いずれにせよ、セレマの誘いに乗るかのようにふらふらと縋ろうとする。
「ちびスライムさんも捜索を頼むぞ」
「会長の前で死ぬなんて許さないからね! 回復はするから全員生きて帰るよ!」
 ソロアがちびスライムを伴い前に出ると、茄子子は仲間の影に隠れるように立ち回りつつ、治療術式の準備にかかる。
「キサ、推して参ります」
 希紗良もまた、ソロアとトウカに続くように廃寺へと駆けていく。……と、闇の中から伸び上がった糸がソロアの僅か横、ちびスライムのいた位置を直撃する。
 一瞬の後にちびスライムごと闇に消えた糸は、続いてのそりと突き出された足とともにその主を露わにする。
「何だァ、お前ら。新しい餌がこぞってやってきたか? いいぞ、胆力のある者の肉は格別に精が付くでな!」
 呵々と笑う土蜘蛛の姿が現れた時、トウカは己の助けるべき人間は『いない』ことに気付き、ソロアは内部を僅かに照らした月明かりから、生存者を望んだことが無為に終わったことを知る。そして彼女は、すぐさま土蜘蛛から距離をとる。……ヤツは後だ。
「見るまでもなかったが、気色の悪い外見だ」
「アレはもう外見といい悪辣さといい鬼だな! やはり殺す!」
 世界と頼々は土蜘蛛の姿を見て、もはや生かしておく価値を見いだすことすら放棄した。両者は、互いが倒すべき相手を定めて動きだす。
 ――土蜘蛛は彼らの態度に、人面と化したその長い舌で口元を拭うのだった。

●悪辣は性なり
「セレマは巻き込んでも死なんのだったな! よし死ね!」
「言ってることが全然違うよ……?!」
 頼々はセレマにとりついた火目掛け、抜刀の所作をとる。抜くは無、放つは虚。在るという信念のみを振るった彼の一撃は、セレマとその前後にいた数体の火を強かに切り裂く。
 続けざまに振るわれたノアルカイムの魔術は、セレマを絶妙に巻き込まない位置で爆ぜ、周囲の火へと手傷を与えていく。
「遠慮しなくてもボクはそうそう倒れないよ。そうするのが一番なら遠慮無く巻き込むといい」
「いくら大丈夫だっていっても流石に気が引けるよ!」
 セレマは全く気にしないが、ノアルカイムはそうは行かない。当たらないならそれに越したことはなく、そうできるなら、そうするタイプだ。
「こいつらが一匹でも残ったらまた悲劇が繰り返すかもしれない……確実に倒す!」
 ソロアはセレマの周囲に雷撃を放ち、器用に彼を狙わぬように打ち抜いていく。神秘を主とする攻め手が3人。『それなり』程度の体力……火なので気力か? 存在に係る力を持つ程度の相手を滅するには、彼らの実力は十分過ぎると言えただろう。十全に力を発揮できる限りでは。
「人を食らう土蜘蛛とはアナタの事でありますか。ここが年貢の納め時でありますよ。その命をもって、皆に償うのです」
「交渉なら無駄だぞ。何があっても絶対に殺すからな」
 希紗良とトウカの言葉に、蜘蛛はけらけらと笑う。油断なく踏み込んできた2人の攻撃は、成程確実にその肉体を打っただろう。だが、足を広げて希紗良を捕らえ、牙を以てトウカに噛みつきにいく手数の多さと頑丈さは、相手の悪辣さをより確かなものとせしめた。
「許さぬ、許さぬかあ! 怖いのう、勇ましいのう! それでは此処で鏖殺しておかねば何度でも来そうだのう、嗚呼、恐ろしや……!」
「2人とも大丈夫? 会長が絶対に治すから持ちこたえてね!」
「俺が毒消しに回る、そっちは治療を!」
 茄子子と世界は即座に治癒術を以て彼らの治療に取りかかる。が、不調は兎も角として傷の浅さは深刻だ。希紗良は何とか足の束縛を抜けたが、先端で貫かれた脇腹の傷は深い。
「一撃で倒せぬとも、その足を止めることは出来る。先に行かせぬことで仲間に手出しさせぬことも出来る、何より……何度も叩けば何れ終わりが見えます!」
「狡賢いから仲間を連れてるんだろ。こうも纏まった相手に狙われたら不愉快だろ?」
 傷があろうと痛みがあろうと、2人は得物を手に蜘蛛へと取り付く。悪路神の火を始末する仲間が手こずるとも思えぬ。ここで持ちこたえれば何とかなる――と。
「嗚呼、健気であるなあ……では進めずとも佳い。届く者から叩けば重畳故にな」
 土蜘蛛は笑みを浮かべると、首をくっと反らして思い切り遠くへ毒を飛ばす。狙いは、頼々。
「お? 貴様のところの火が取り付いてるだけの我にとってその程度なんの――」
 痛痒にもならぬ、と言おうとしたのだろう。成程、彼の流派、こと攻めに関してはその通り。が、守りに関してはどうか。
 足を滑らせる、リズムが狂う、当たり所が最悪――不幸とは往々にして起こりうる。
 そしてその不幸というのは、それを味方につけた彼ならずとも見舞われるものなのである。
「や、やっと……これで全、」
 全部倒したと言いかけたノアルカイムは、頼々の方から己に近づく火を見て飛びすさった。だが、間合いに入るには十分だった。
 咄嗟に放った魔術はあらぬ方向へ飛び、恐怖は判断力を奪う。……それでも一発は当てたのだから、彼女の心根の強さはかつての事件でより強固になっているのは違いあるまい。
「頼々くんはまだ動けるよね!? あそこの火を潰しちゃって! 宙に浮いてるから鬼火だよきっと! 鬼!」
「やか……ましい、わかっておるわ……!」
 茄子子の言葉を受け、頼々は構えをとる。ノアルカイムを狙わぬよう、慎重を期した一撃にて、火をたたき落す。
「……これは不味いね。さあ、そこの蜘蛛。ボクが相手になろうじゃないか」
 状況は――劣勢というにはまだ早い。希紗良とトウカが傷つけた分、頼々が倒れ際につけた痛打、セレマが立ちはだかることで稼げる値千金の時間。
「一発くらいは傷を与えておいた方が……よさそうだね」
 世界は虚空に蛇を描くと、土蜘蛛へとけしかける。痛みもなく、しかし総ゆる不調を与えるそれは土蜘蛛の動きを確実に鈍らせた。
 ――勝機はある、と一同は判じた。
 ソロアはここぞとばかりに魔力を振り絞り、雷撃を土蜘蛛に叩き込む。セレマが持ち堪える間、世界と茄子子が全力で戦線回復を為し、手数を少しでも増やそうとする。
 畢竟、彼らの立ち位置、その重要性は喧伝されずとも土蜘蛛には理解できるということであり。
 仲間を盾に、傷つかぬよう立ち回ろうとした茄子子はしかし、盾に出来る仲間を見失えば対処も難しく。
 世界は十全に持ち堪えたが、それよりもまず被害が甚大となりつつある事実に愕然とする。
「煩わしや、人間! ワシの餌場を邪魔するとは、ワシにこうも傷を与えるとは! ……馳走と思うて相対(あいて)したが、無駄であるなら価値もなし! 殺さぬ、だが殺させぬ! また遭う時までその肉、熟すがよいわァ……!」
 土蜘蛛は叫ぶと、廃寺の屋根に糸を向け、そちらへと跳んだ。続いて、大樹の幹を狙って次々と跳び、逃げていく。
 ……逃げたのか、或いは生かされたのか。
「最後の最後まで狡猾で計算高い、か。残念だけど、倒せなかったのは事実だね……結構叩き込んだつもりだけど、あれで耐えるか」
 セレマは己の得物と手を見て、それから土蜘蛛の消えた場所へと視線を向けた。
「せめて……遺品があるなら、弔いを……!」
 息も絶え絶えになった希紗良は、それだけを告げると静かに地面へ倒れかける。刹那、トウカが彼女を抱えていなければより深い傷を負っただろう。
「供養をして、それから燃やそう……べつの連中のねぐらになるなら、それでいいよね?」
 世界は仲間達に問う。一同は頭を縦に振る以外に、現状で自分たちに『よくやった』と納得させるすべをもたなかった。

成否

失敗

MVP

セレマ オード クロウリー(p3p007790)
性別:美少年

状態異常

ノアルカイム=ノアルシエラ(p3p000046)[重傷]
絆魂樹精
源 頼々(p3p008328)[重傷]
虚刃流開祖
楊枝 茄子子(p3p008356)[重傷]
虚飾
希紗良(p3p008628)[重傷]
鬼菱ノ姫

あとがき

 お疲れ様でした。
 残念ですが、カムイグラにおける多くの戦い、そして皆さんの限りないであろう冒険の一つとしてこういうこともあります。
 負けに不思議の負けなしと申します。これを糧に、次の勝ちを掴み取って頂ければ幸甚です。

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