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シナリオ詳細

野球観戦!! 混沌ハムファイヤーズVS山海ポークス

完了

参加者 : 21 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●いざ観戦!!
 鉄帝、闘技場ラド・バウは今宵スタジアムとなる。
 姫様を救うべく、ローレットの野球イレギュラーズを率いて山海ポークスに挑む女騎士。
 白球を巡るドラマをその目に焼きつけようと、観客席には大勢の人々が集まっている。
 この試合、山海ポークスに囚われた姫様を救い出そうと、女騎士が急遽集めて結成された混沌ハムファイヤーズとの試合となる。
 しかし、あろうことかその姫様は野球の暗黒面に囚われ、サイドスローの抑えの切り札としてしっかり調教されてしまっていた。

「ブーッフッフッフッ!! 女騎士、お前の大切な姫様の今ではすっかり野球漬けの毎日なんだブ! 今では自分から進んで下半身の基礎づくりに余念がないんだブ!」
「いやあっ!? ……見ないでぇ! わたくしの秘密特訓を見ないでえ……! 報道陣の取材はシャットアウトしてぇ!?」

 姫様は、野球漬けの毎日でこのような大変な状況にある。
 オーバーワークでの故障も心配だ。

「くっ! 必ず私と混沌ハムファイヤーズがお救いします。姫様……!」

 女騎士は、イレギュラーズを中心に打倒山海ポークスを目標に、混沌ファムファイヤーズを率いる監督を務めることになる。
 試合は、鉄帝闘技場ラド・バウ。
 この日ばかりはコロシアムもスタジアムとなる。
 観客席では、エールやおつまみの売り子も出て盛況である。
 先攻は混沌ハムファイヤーズ、後攻は山海ポークス。
 両チームの応援団も、それぞれやってくる(混沌ファムファイヤーズは三塁側、山海ポークスは一塁側)。
 試合開始時間は、18:30から。ナイターである。

●応援団募集!
 ギルド・ローレットでは、混沌ファムファイヤーズを応援する企画が立ち上がっていた。

「皆さん、野球観戦に来ましょう!」

 そんな募集をかけたのは、『新米情報屋』ユーリカ・ユリカ(p3n000003)であった。
 混沌ハムファイヤーズには、同じギルドのメンバーが選手として参加している。
 これを応援しにいくというツアーだ。
 是非とも、混沌ハムファイヤーズに勝ってもらいたいが、そのためには熱のこもった応援がかせない。

「応援は自由ですので、山海ポークスを応援したいっていう方は別口になりますけどね」

 今回の試合は、女騎士が姫様を取り戻し、なおかつその女騎士の強制トレードもかかっている。
 山海ポークスの勝利を願っている者もいるらしい。
 スポーツなので、どちらのチームを応援するかは自由だ。
 その場合は、別のツアーに参加してもらうことになる。
 そして野球観戦の楽しみ方はは自由だ。
 エール片手に応援したり、ホームランボールをキャッチしたり、あるいは試合そっちのけでいちゃついたり。
 もちろん、迷惑をかけない範囲でだが。
 というわけで、野球を見に行こう!

GMコメント

■シナリオについて
 皆さんこんちは、解谷アキラです。
 野球観戦のイベントシナリオです。
 実際に行われた試合は以下のリプレイになります。

姫様を救え!! 野球オークとの対決 女騎士野球編
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2869

 この試合はすでに決着がついていますが、試合経過はまた明らかになっていないものとしてプレイングを送っていただけると楽しめるかと思います。
 もちろん、結果を知ったうえで解説したり、楽しんだりするのは問題ないです。
 応援やチアリーディング、観戦の他にも、売り子をしたり、居酒屋的実況、個人解説、スポーツ記事の執筆など、野球を巡る楽しみ方はいろいろあります。
 野次飛ばすのも楽しみかと思いますが、やりすぎないようにしてもらえると選手も応援も楽しいかなと思います。

・混沌ハムファイヤーズで参加した方へ
 試合中のイベントシナリオなので、観客席側にいる姿は描きませんが、試合中の心情、別カメラからのドラマとかは執筆できます。
 また、ヒーローインタビューや観客の声援に答えてのプレイなんかも矛盾しない範囲で描ければと思います。
 それではよろしくお願いします。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

  • 野球観戦!! 混沌ハムファイヤーズVS山海ポークス完了
  • GM名解谷アキラ
  • 種別イベントシナリオ
  • 難易度VERYEASY
  • 冒険終了日時2020年03月25日 22時05分
  • 参加人数21/∞人
  • 相談5日
  • 参加費50RC

参加者 : 21 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(21人)

セララ(p3p000273)
魔法騎士
亘理 義弘(p3p000398)
義に篤く
四矢・らむね(p3p000399)
永遠の17歳
清水 洸汰(p3p000845)
理想のにーちゃん
イーリン・ジョーンズ(p3p000854)
天才になれなかった女
伏見 行人(p3p000858)
精霊の旅人
リーゼロッテ=ブロスフェルト(p3p003929)
リトルリトルウィッチ
シュリエ(p3p004298)
リグレットドール
アーリア・スピリッツ(p3p004400)
キールで乾杯
メアトロ・ナルクラデ(p3p004858)
ふんわりおねーちゃん
ヴァン・ローマン(p3p004968)
常闇を歩く
ミルヴィ=カーソン(p3p005047)
Ende-r-Kindheit
新田 寛治(p3p005073)
ファンドマネージャ
リナリナ(p3p006258)
フラン・ヴィラネル(p3p006816)
繋ぐ命
レイリ―=シュタイン(p3p007270)
ヴァイスドラッヘ
ウィズィ ニャ ラァム(p3p007371)
私の航海誌
伊達 千尋(p3p007569)
Go To HeLL!
バルガル・ミフィスト(p3p007978)
胡散臭い密売商人
モカ・ビアンキーニ(p3p007999)
エージェント・バーテンダー
ルリム・スカリー・キルナイト(p3p008142)
勇気のチャロアイト

リプレイ

●いざプレイボール!
 野球!! それは筋書きのないドラマである。
 野球!! それは白球を巡る熱い戦いである。
 鉄帝闘技場ラド・バウに、このスポーツを観戦しようと大勢の観客が押し寄せていた。
 満員御礼が出たとのことである。

「野球だー! いいないいなー。ボクもプレイヤーとして出たかったなー」

 観客席で試合開始を待つセララも、スタジアムとなったこのラド・バウに立ちたいと願っていた。
 しかし、観客は十人めの選手とも言う。
 彼女には、他の目的もあった。

「でもでも、ボクはただのファンじゃあないんだよ。ふっふっふー」

 ギフト発動! みらくるこみっく!
 セララの手に、ペンとケント紙が現れた。
 これでこの試合を野球漫画として書き上げようというのである。

「さて、何故か混沌に来て野球観戦ができるみたいだが」

 スタンドの席に腰を下ろし、亘理 義弘はグランドを見下ろした。
 まさか、混沌世界で野球観戦ができるとは思わなかったのである。
 しかも、女騎士対オークという宿命の対決。伝統の巨人阪神戦に匹敵しよう。
 膝の上には、出店で買ってきた唐揚げ六個入パックがある。
 となれば、次に必要なものは決まっているのだ。

「ビールいかがっすかー! ビールいかがっすかー!! 滅茶苦茶美味しいですよ! ビールいかがっすかー!」

 ビールタンクを背負い、水着姿で四矢・らむねがやってくる。
 なんというタイミングであろう。

「すまねえ、ビールひとつ!」
「はーい、ただいまー。現金払いでお願いしまーす」

 ビールタンクから、しゅわしゅわと注がれる琥珀の液体。
 唐揚げをつまみながら、ぐいっと喉を潤す。
 爽やかな喉越しと、ホッブの苦味。これだ、これでなくては。

「世の中には球場で飲むビールが一番旨いという奴もいる。その気持ち、わかるぜ……」

 夜の球場で、汗を流す選手を見ながらの一杯は格別である。
 一方、ホームベース側でも、アーリア・スピリッツがこれを味わおうとやってきてきていた。

「……すいませーん、ビールくださいなぁ!」
「はい、ビールに軽食ご用意してございまーす」

 モカ・ビアンキーニは、ハーブ・スパイス塩かけフライドポテトとビールを売っている。
 間違いなく、絶対うまい美味い組み合わせだ。

「すみませーん、こっちも」

 ちょっと胡散臭そうなスーツ姿のバルガル・ミフィストも注文した。会社帰りに一戦観戦する、そんな雰囲気だ。
 知り合いが出場するというので、応援にも熱が入る。

「最近あまり外に出てなかったし、たまにはこういうイベントにも出ないとね」

 一方、リーゼロッテ=ブロスフェルトはウーロン茶を飲みながら見守る。
 実は、ルールはてんでわからない。

「ルールはとりあえず覚えたけどもたのしめるかな?」
「僕はルールはあんまりわかってないですけど……球を投げたり打ったりする競技ですよね?」

 メアトロ・ナルクラデとヴァン・ローマンもルールはまだまだだ。
 唐揚げと紅茶を用意しての観戦である。

「えっと、解説聞けばわかるんじゃないかな?」

●試合開始
 ラジオからは、実況と解説が流れている。

「各チーム、守備練習を終えましてプレイボールが迫っています。実況は私、新田寛治がお送りいたします」
「解説は俺、伏見行人が担当するよ」

 実況解説が揃い、ルールがわからなくともなんとなく楽しみが伝わるのだ。
 副音声では、野球通のイレギュラーズの声も聞ける。

「重量打線の山海ポークスに対する混沌ハムファイヤーズですが、先発は本格右腕の清水。さらにレフト伊達、セカンドのミルヴィも投手として登録があり、継投策が注目されます」
「ポークス側ダッグアウトの精霊からは『重量級の打線が売りだブ、でも抑えの姫様のお陰でピリリと引き締まったブ』という声が、ファイヤーズ側からはヘッドコーチ兼任選手の司書さんからは『フフッ…すべては試合が始まってみれば解る事よ』というコメントをいたいたよ」
「なるほど、気になりますね。さて、ファイヤーズのオーダーは、リードオフマンは日高、技巧派のリアナル、クリンナップは高い身体能力のミルヴィ、燃える男・伊達、パワーヒッターのリナリナ。強振得意のルリム、守備力の高いレイリーと続き、9番フランは曲者の捕手。個性派揃いの9人がポークスに挑みます」

 選手たちが円陣を組み、試合に挑む。

「……あ、選手にもあまりわからない人がいるっぽい? ちょっと親近感。がんばれー、なのよー」

 混沌ハムファイヤーズは急増であり、野球のルールを知らない選手も混じっている。そこに親近感を覚えつつ、リーゼロッテの応援に力が入った。
 さて、ポークスナインが守備位置についた。

「さあ、いよいよプレイボールです!」

 主審がプレイボールを告げ、マウンドは本格派右腕のオークピッチャーが登っている。

「よっしゃー! わらわはチアリーディングするにゃ! 声だしてくにゃお前らー!」

 シュリエはチアリーダーとなって混沌ハムファイヤーズをめいっぱい応援する。
 野球観戦とは、お祭りである。お祭りならば盛り上げなければならない。

「かっとばせー! へいへい、ピッチャーびびってるにゃー!! もっとまともな球よこせにゃー!」

 初球からぐいぐいいくオークピッチャーであるが、応援はこういうとこが肝心である。
 ではここで、試合前の混沌ハムファイヤーズの様子を見てみよう。

●混沌ハムファイヤーズベンチ視点
「わー……。すごい応援………ここはしっかりやんないとねっ」
「ふおおおお、あたしたちのいっせーいちだいの勝負にこんなにお客さんが来てくれてるなんて!」

 満員御礼となったラド・バウ観客席の様子に、ミルヴィ=カーソンもフラン・ヴィラネルも気合が入る。
 ミルヴィは、ちゃんとこんなときのために、えっちめの衣装も用意してある。

「これは頑張っちゃうよー、おーい先輩たち、見ててねー!」

 三塁側の応援席に手を振ると、大きな声援が返ってきた。

「応援しているわよぉー」

 ホームベース側からも、すでにできあがった感じのお姉さんがビール片手に手を降っている。

「おー、人いっぱい! なんでだ? もしや、この近くで『炊き出し』やってる!?」
「フ、フフフ……こんなに観衆が居るなんて聞いてないですわ」
「緊張してるの? 大丈夫だって! 抑えてやるから」

 思わぬ大舞台にルリム・スカリー・キルナイトもかっちこちである。これをピッチャーの清水 洸汰が緊張をほぐすように言った。

「……お花摘みに行きたいですわ」
「守備に付く前だったら大丈夫よ。あと、応援のときはこれを着てね」
「……って、何ですの! この服!? ひらひらしてえっちな衣装ですわ!?」
「あたしも着るし平気平気ー」

 ミルヴィが用意したチア衣装を、フランもルリムも着ることになった。勝利のためには、いかなる恥ずかしさにも耐える。姫騎士に必須の精神である。
 ちょっとウォームアップしながら、集まる観客の多さに武者震いするレイリ―=シュタインであった。
 さて、先頭打者が立ち、ポークスピッチャーが第一球を放る。

「……あれを打てるのか?」

 監督の女騎士もちょっと冷や汗ものである。
 一番、二番と倒れ、三番ミルヴィ。

「燃える女なら!」

 という千尋のコールに合わせ、応援団も叫ぶ。

「女ならー! 女ならー!」
「あっ、それ! 女にゃらー! 女にゃらー!」

 義弘の野太い声と、ポテトをいっぱいに頬張ったシュリエの応援が飛んだ。
 しかし、三番ミルヴィはレフトフライに倒れる。

●あわや乱闘寸前!
 さて、問題は二回表である。
 四番レフト、伊達 千尋の初球打ちはセンター返しとなって二塁に進む。
 そのとき、バイクによる走塁を試みたのである。

「……え、バイク!? バイクありなの!? 違う競技じゃない!?」

 ルールを知らないリーゼロッテが大きく戸惑う。
 走塁にバイクはありなのか?

「おっと、ここで両チームとも不穏な動きですよ。審判団が集まって判定を審議しています」

 千尋の走塁に対し、審判団は以下の結論を出した。

『ただいまの伊達千尋選手の走塁に関しまして。野球規則三条により反則、アウトの裁定とします』

 審判団のこのアナウンスが告げられると、場内が騒然となる。
 清水洸汰も監督の女騎士を伴い、猛抗議である。

「………ナマミの選手が居る塁にバイクで突っ込む? ソレOKなら、リナリナ刃物持って出塁する。手に持ってるだけなら同レベル! 同レベル!」
「いや、アウトだったから。だめみたいよ」

 興奮するリナリナをレイリーが押さえた。

「反則なの、あれ?」
「わかなんないな……」
「審判、今のタイミング的にはセーフ! セーフにゃ!」
「長引かせるんじゃねえぞ! 野球で勝負だ」
「これは漫画にしなくちゃ!」

 観客席からもさまざまな声が飛んだが、ここは抑え役のレイリーの仕切りもあって事なきを得る。

●投手戦を破る代打、俺
 試合が動いたのは、四回表。
 七番レイリーの流し打ちによる出塁から、混沌ハムファイヤーズはチャンスを掴んだ。
 ここで、メガネを掛けて知的なID野球をしそうな感じのフランがデッドボールを選び、出塁。
 一、二塁のチャンスに好投を続ける洸汰に変わって、代打イーリン!
 ヘッドコーチみずから代打を告げる「代打、俺」である。
 エンドランをかけて走者一掃の長打。
 特にフランは、一塁から本塁に帰還するという結構な走塁を見せたのだ。

「おい、ビール! 祝い酒だ」
「こっちも!」
「私もおかわりぃー!」

 点が入ると客の気分も良くなってビールも売れる。
 心理である。
 前かがみになって胸を強調したりなんかもする。

●ピッチャー交代、姫様!
 混沌ハムファイヤーズは、洸汰に変わってアンダースローのミルヴィが投げ、サードにはみずから代打起用を成功させたイーリンが守備につく。

『選手の交代をお伝えします。ピッチャー姫様、姫様!』

 失点を許した山海ポークスは早くもヒッチャー姫様を投入。五回からのロングリリーフで抑えきるつもりだ。
 観客も姫様の登板にどよめく。

「え? もうお姫様出るの?」

 打席に向かうレイリーもこれは意外だった。
 せっかく流し打ちでオークピッチャー攻略の糸口を掴んだというところで、この継投である。

「ああ、おゆるしくださいぃぃ! わたくし、どうしても……どうしても投げずにはいられなかったのです!」

 姫様は切れのいいストレート、大きなカーブを投げる。そしてぐいんと沈むえぐい曲がり具合のシンカー。

(初見でこんな球打てるはずないじゃない……!)

 姫様、追加点を許さない投球である。
 オークピッチャーを攻略される前に下げるという策は、なかなかであった。

「ふー……。なんだかんだ手強いナー……」

 姫様との息詰まる投手戦を投げ抜くミルヴィであったが、八回裏に内野安打、バントで送り、三番オークサードのクリーンヒットでエンドランという意外と足を使った機動力野球によって1点を許した。
 追加点のチャンスを残したまま、強打者四番オークレフト。
 ピッチャー、ミルヴィに変わって千尋のリリーフ。
 投手登録をした全員を使うという白熱の展開である。

「面白い試合ね~。ほら、ヴァン。おねーちゃんが頑張って作ってきたけども美味しいといいな」
「僕的にはこっちが今日一番の……とと、なんでもないです……!」

 メアトロとヴァンはこのピンチに、美味しくお弁当を食べて応援するのだった。

●混沌ハムファイヤーズ勝利!
 四番、五番を抑え、いよいよ最終回――。
 四番ピッチャーとなった千尋が、姫様の秘密兵器ジャイロボールに倒れた。

「そういえばリナリナ、ホームラン賞は焼肉らしいよ」
「おー、ホントか!」

 打席に上がったリナリナは、姫様の変化球を変化する前にスタンドに放り込んだ。
 姫様、グラブを叩きつけて悔しがる。

「私は、姫様を助けに来たんだが……」
「スポーツにのめり込んでいるなら、健全なんでは?」

 女騎士に、試合開始前から思っていたことを述べるレイリーであった。
 追加点を入れて、そのまま九回を千尋が抑えてゲームセット!

「やったー! 勝ったー!」

 フランが千尋に飛びつき、勝利を祝う。

「おおー、勝ったー!」

 野球の野球のルールよく知らないが、イーリンの応援にやってきたウィズィ ニャ ラァムは、選手の様子と観客席の盛り上がりでわかった。
 そしてヒーローインタビューである。

「放送席ー、放送席ー。ヒーローインタビューです。今日のヒーローは五回表に自身を代打起用、見事先取点をもぎ取った司書さんと、火消しと回跨ぎのロングリリーフ、見事無失点に抑えた伊達千尋君です」
「インタビュアーは伏見さんです。今日のお立ち台は、イーリン選手と千尋選手のようです。お時間少なくなってきましたが、終了までお付き合いください」
「まずはイーリン選手。今日の試合、いかがでしたか?」
「え、えー……今回の試合は、非常にタフなものでした。まずはポークスと姫騎士の強さに敬意を。そして諦めず打線をつないだチームメイトに感謝をそのうえで悔しかったのは」

 お立ち台の上で固くなっているイーリンを、ウィズィは微笑ましく見守っている。

「っふ、イーリン緊張してる。かわいいねぇかわいいねぇ……」
「私の役目はホームランを打つこと。それは努力して、次の試合こそ完璧に捉えて見せたいと思います」
「次の試合ですか。期待してよろしいということですね」
「それと私事ですが……」

 イーリン、大きく息を吸い込んだ。

「いえーい! ウィズィ見てるー!? 勝ったわよー!」

 特設オーロラビジョンに打つされたイーリンのドアップであった。観客の目も釘付けである。
 これにはウィズィも顔真っ赤であった。
 しかし、負けるわけにはいかない。

「イーリーーーン!! かっこいいーーー!! 愛してるーーー!!」

 観客席全面に身を乗り出してアピールする。

「今日はハンバーグにするねーー!!」
「えー。続いて、千尋選手」
「ええ、そうですね……プレッシャーもありました。なにせ抑えで四番、チームの要としての力が求められていましたから。自分の我がままを聞いてくれたヘッドコーチと監督には感謝しかありません」
「プレッシャーを跳ねのけて、信頼に答えようと」
「抑えとしての仕事は出来ましたが、四番としての仕事は殆ど出来なかった事が非常に心残りですね。なので、次はきちんと試合前からバイクに乗って行こうと思います!!」
「以上、ヒーローインタビューでした!」

 ヒーローインタビューが終わると、姫様も山海ポークスから解放される。

「さて、終わった終わった。いい試合だった」
「応援したチームが勝つとビールも格別よねえ」
「楽しい試合でした」
「応援し甲斐もあったにゃー」
「これで、ばっちり漫画で野球ブームを起こすわよ! バイクの走塁とダブルチャンス打線、ジャイロボール……題材は揃ってるし」

 観客たちも応援団も、試合終了とともに履けていく。
 ビールやおつまみの売り上げも上々である。

「おー、焼肉食べるぞ」
「応援ありがとー!」
「幻想タイムズ映えもばっちりね!」
「いつかはオレも、オレのチームの監督として、皆と戦いたいな」

 選手たちも勝利の余韻を味わいながら引き上げる。
 女騎士監督も、勝利にホッと胸をなでおろす。

「ありがとう諸君! 我が混沌ハムファイヤーズは、永久に不滅だ!」

 そんな名言めいたことを言って、試合を締めくくるのであった。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 というわけで、野球観戦シナリオでした。
 さまざまな応援と試合を振り返ってのイベントシナリオ。
 お祭り感を出せればと思いました。
 野球とかサッカーとか、スポーツシナリオもまた挑戦したいと思います。
 では、またの機会に!

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