シナリオ詳細
<Despair Blue>ジョン・ブリアンは雲の下
オープニング
●SEA.
海だ。
それより他に言うことがないくらい、海だ。
「……こうも何もないと、時間が長く感じるな」
『焔の因子』フレイムタンは苦笑いをしてあなたを振り返った。その表情にはどこか疲れを感じさせる。
絶望の青へ進出し、何日経っただろうか。長期間の船旅は戦艦に乗るイレギュラーズ、船員、そして随伴船の乗組員にも負荷を感じさせていた。
小さなきっかけがすぐ喧嘩へ発展しかねない、ピリピリとした空気。ここの船員たちは皆が上司に従い、上司もまた船員たちを気にかけているので酷いほどの状態ではない。けれども『万全』とは言い難いものだった。
「おい、あいつはどうだ?」
「まだダメだってよ。どうにも起きているのがキツいんだと」
船員同士が話しているのは今朝方に体調不良を訴えた青年のことだろう。根性が足りないと年配の男が呆れていたが、かくいうその男も──そして他の幾人かも顔色は良くなさそうだった。
不意にフレイムタンが目を瞬かせる。おや? とでも言いたげに。
「……今、笑い声がしなかったか」
ほら、と促されたイレギュラーズたちは耳を澄ます。聞こえるのは波の音と、船員たちの動く音と──。
あははは!
ワハハハハハッ!
本当だ。確かに、どこからか笑い声が聞こえた。それはこの甲板上ではなく、左右の随伴船上でもない。
そのことに気づいたイレギュラーズとフレイムタンは周囲を警戒した。船の周りは海ばかりで、船の1隻も見えやしない。それでも笑い声は続いている。
「──アレか!」
はっと顔を上げれば、黄色の翼が目に入る。その体は人を乗せられそうなほどに──さらに言えば、人を飲み込めそうなほどに、大きい。
「おいおい……マジかよ」
同じように気づいた1人の船員が冷や汗を垂らす。その顔は強張って真っ青だ。
「ありゃあ……"フォアヴォーゲル"だ」
過去にも繰り返された絶望の青への進出。それを毎度のごとく挫折させた狂王種(ブルータイラント)の1種だ。あの鳥に沈められた船の中には、当時名の知れていた海賊や海洋軍人も少なくなかったという。
「イレギュラーズ、やれるか」
その言葉に一同は勿論と返す。やるかやらないかではなく、やらなければ生きて帰れない。
ギャハハハハ!!
はっはっはっ!
フォアヴォーゲルは口を開くたびに違った笑い声を発する。それがやけに人と酷似していて、不気味だ。
その口が不意にがぱり、と開く。咄嗟に随伴船へ連絡を取る船員、そして進路を変えようとする随伴船。──だが、フォアヴォーゲルは待ってくれない。
ドォン、と大砲のような音が響く。フォアヴォーゲルの口から放たれた巨大な火の玉によって、随伴船の1隻が大破した。
「浮き輪を投げろ!」
その言葉に浮き輪が海へ落とされる。海面へ顔を出した者は必死にそれへしがみついた。
やれるか、と船員が再びイレギュラーズに問う。その視線は『やってくれないか』という懇願の含まれたもので。
言われるまでもない。やらねば次に餌食となるのはもう1隻残る随伴船か──自分たちの乗るこの戦艦だ。
- <Despair Blue>ジョン・ブリアンは雲の下Lv:15以上完了
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度HARD
- 冒険終了日時2020年02月18日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●ギャハハハハハ!!!
「あぁ、クソッ! なんて耳障りな旋律なのかしらね、こいつ!」
酷い旋律に顔を歪める『旋律を知る者』リア・クォーツ(p3p004937)。町中で無差別に拾う旋律も酷いものだが、これはまたこれで酷い。
「数多の挑戦者を沈めてきた怪鳥ですか」
「冒険にはトラブルが付き物だが、なかなかハードな相手だね」
『旅人自称者』ヘイゼル・ゴルトブーツ(p3p000149)の言葉に頷いて続ける『夜明け前の風』黎明院・ゼフィラ(p3p002101)。あれは絶望の青で沈んだ先達たち、その成れの果てなのだろうか。
「でもここで止まる訳にはいかねぇよな。倒せるかどうかじゃねぇ、ここできっちり倒す!」
手のひらに拳をぶつけた『紅眼のエースストライカー』日向 葵(p3p000366)はフォアヴォーゲルを睨みつける。あれ噂の狂王種だろうがなんだろうが、ここで航海を止める理由にはならないのだ。
「そうだよ、絶望の青を踏破するならこんなとこでとまってられない! みんな無事に切り抜けるよ!」
命綱をその身に繋いで引っ張り、しっかり結ばれていることを確認した『希望の蒼穹』アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)。それはヘイゼルにも、『泳げベーク君』ベーク・シー・ドリーム(p3p000209)にもそれぞれ用意されていた。
「全員! 気を抜くんじゃねぇぞ!」
葵の言葉を背に、3人は海は降ろされた小型船に乗り込む。ロープの届くギリギリまで運転してくれるのは戦艦にいた海軍兵だ。
「……申し訳ありませんが、船が沈むのを見るのは今のが最後とさせて頂きます」
ヘイゼルはフードを下ろし、マスクのように口元まで覆った姿でフォアヴォーゲルを見上げる。その鼻孔を美味しそうな匂いが擽った。匂いの主は誰を疑うまでもなく、同じように怪鳥を見上げ──思わず遠い目をしているベークである。
「……炎吐いてくるらしいですけれど、焦げるのは困りますね……」
噛みごたえとか、焼き魚とかそういうことじゃなく。ああ、思っている間にも彼の匂いにつられてフォアヴォーゲルが降りてくる。あれは確実に捕食者の目だ。
「ああ、もう。こちとら時間がないんですから! あなたにだって、かまっている時間は僕にはないんです! かかってきなさいよ!!!」
どうせ僕のこと見てうまそうだなって思ってるんでしょう!!!!
悲痛な──けれど真実の込められた叫びであった。何故だろう、どこか気が抜けそうになる。
しかしこの場にいるのは歴戦のイレギュラーズたち。成さねばならぬことは心得ていた。
遠距離射程に入るなり、『黒のミスティリオン』アリシス・シーアルジア(p3p000397)が注意を引きすぎない程度に、と遠術を放つ。視線を一瞬横へと動かせば、救助活動をする海洋軍の兵士たちが慌ただしく動いていた。
(……最初に随伴船を狙った所からして、弱い相手から仕留めにきたと見ることもできる)
加えてあの火力。そう頻繁に放てるものではないだろうが、空からあれだけの威力を打ち込まれれば普通の艦隊は為すすべがない。
「……過去に遭遇した艦はよく生きて逃げられたものです」
当時の船乗りたちが優秀であったのか、それとも奇跡とも呼べる何かが起こったのか。
「イレギュラーズが攻撃してる部位を狙うっスよ!」
射程距離にフォアヴォーゲルが入るや否や、葵は砲撃手へそう叫ぶと冷気を放つ青コウモリを放つ。
それは妖精かと思わせるような白い尾を引き、フォアヴォーゲルへ向かっていく。ぴと、とその体毛へ触れた瞬間──それは衝撃波と爆発を生んだ。
(いつまで耐えられるものではないでしょう、迅速に討伐しなければなりません)
舞の神を自らへ降ろした『嫣然の舞姫』津久見・弥恵(p3p005208)は乾坤天舞輪を操る。舞いながらの操作は難しいものだが、舞姫の名は伊達じゃない。加えて『焔の因子』フレイムタン(p3n000068)がその手に拳大の火球を生み出し投げつける。
フォアヴォーゲルが視線を上げると、その身に炎を宿したリアの苛烈な瞳とかち合った。
「──英雄幻奏第九楽章「嘆きのコン・フォーコ」」
救おうとした人間に裏切られ、火刑に処された聖女の嘆き。それを形にした炎。
その炎(想い)は宿した身にも持て余すほどに燃え盛り、移した相手の魂を焦がす。
「あたしの身に宿らせて、てめーに食われた人達の嘆きに変えて、その魂を焼いてやるわ!」
さしもの狂王種といえど、直接魂を焼かれる痛みには堪えるらしい。悲鳴を上げようとしたのか開いた口からは笑い声が上がる。
きゃは、あははは!!
ブハハハハッ!!
ぞわり、と首筋が寒くなるような感覚。けれどそれはアレクシアに何の害も及ぼせない。決して曲がることのない真っ直ぐな思いと姿は黒曜石の如く──彼女が形作った魔力の花弁は敵を穿つため勢いよく放たれた。
羽根を散らせながらもベークを見下ろすフォアヴォーゲル。その視線がふと横へ──物理的に赤い糸で結ばれたヘイゼルへと向く。
「こちらを見ていただかないと困るのですよ。私……いえ、私たちの役目ですから」
その言葉の通り、フォアヴォーゲルは3人を睨みつけて翼を大きくはためかせる。強い風圧が3人を襲い、船を大きく揺らした。
さあまずは作戦通り。ここからは忍耐力の勝負である。
ヘイゼルの口の中でころり、と転がるキャンディ。その力を感じながら四悪趣の酒を召喚し、すぐ近くにあるフォアヴォーゲルの足へかける。怪鳥は嫌がるようにひらりひらりと飛んで、風とともに火の粉を送り込んできた。
「あっつ!?」
「風、炎……予想通りだね」
焼き魚は嫌だと火の粉を払うベークの傍ら、装束で身を守りながらアレクシアはフォアヴォーゲルを見上げる。ちくちくと肌を刺す痛みは、しかし長くは続かない。
アレクシアが危なくなればヘイゼルとベークが挑発を入れ、ヘイゼルが危なくなったらベークとアレクシアが。ベークの時もまた然り。戦艦へ少しも視線をやらせない戦いである。
「ええい、僕は死にませんし焼き魚にもなりません!! ここを退きなさい!!」
フォアヴォーゲルへベークが吠えた。残り時間が少ないと感じているからこそ、この先をこれまで以上に渇望する。ここでただ止まっている時間がひたすらに惜しい。サシェの香りが気分を高揚させるから尚更かもしれない。
その時間をどれだけかけるかは後方にいる、戦艦へ残った仲間にかかっていた。
(ソニックエッジは届けば使いたいとこではあるっスけど、難しいだろうな)
葵は距離を読み、即座にその技を使うことをやめる。威力があれど、届かない技をどうこうしても仕方ない。代わりにと葵はサッカーボールを甲板へとん、と置いた。
「頭を狙って当てれば効果がでかそうな気がするんスよね──」
勢いよく蹴り飛ばされるサッカーボール。無回転シュートはブレながらフォアヴォーゲルへ向かっていく。
「アリシス!」
「ええ」
名を呼ばれたアリシスは頷きながら、間髪入れず フォースオブウィルを放った。強い意志力の力が衝撃波へ変わり、葵のハードランチャーと相まって大きなダメージをフォアヴォーゲルへ与える。さしもの怪鳥も大きく体をよろめかせ、体勢を戻さんと盛んに羽ばたいた。
「わわっ」
その風にあおられたアレクシアは咄嗟に小型船のふちを掴んで飛ばされないようしがみつく。その風が止み、飛行していない方が良さそうだと降りた彼女の耳にフォアヴォーゲルの笑い声が刺さった。
ククク、クハハハハ!!
うふふふふふふ。
再びあの、ぞわりとした感覚がうなじの辺りを這い回る。ベークとヘイゼルも同様で、しかし3人ともその影響はほぼ受けないと言っていい。ただ本当に不快であるだけだ。
けれど、戦艦にいる者は違う。
「ふふふ……え、ええ?」
突然笑い出してしまい、弥恵は目を丸くする。他にもちらほらと同じ症状が出た者はいる。
ははははは。
あっはっはっは!!!
救助活動をする者や海を揺蕩う者まで笑う始末。ゼフィラは慌ててその状態異常を解除しにかかった。
(趣味の悪い鳴き声も、何かしらBSを付与してくる可能性があるかも……とは思っていましたが)
笑いが止んでホッとした弥恵は戦輪を構える。まだこちらには及んでいないが、小型船は翼での羽ばたきに煽られているようだった。早く倒したいのは山々であるが、いかんせん自由に飛び回られては攻撃も当てにくい。
まずは翼から。弥恵と葵はどちらからともなく視線を交わすと頷いた。
(鳴き声は笑わせ、羽ばたきは強風……あとは爪か)
こればかりは至近距離ほどに近くなければわからない。葵はベークたちの乗る小型船を見た。
「あたしの英雄幻奏は、あなた達のような勇者の為にあるのよ!」
リアのヴァイオリンが奏でる旋律は傷ついた仲間を優しく癒す。しかし戦いが長引けば長引くほど、リアだけでなくヘイゼルやベーク、アレクシアの精神力が摩耗していくことに変わりはない。
とうとう1人倒れ、すぐさまリアは海へ飛び出す。低空飛行で小型船までたどり着くと、力を失った体を支えて再び海へ。仲間たちが命綱のロープを引き、戦艦へ回収する。
あっはっはっは!!!
アレクシアはフォアヴォーゲルの笑い声にハッとした。それは先ほど聞いたばかりの、小型船まで聞こえてきた船乗りの笑い声と酷似している。
(やっぱり本当に飲み込んだ人の声じゃなかったんだ)
犠牲者の声を記憶しているのかとも思ったが違う。正確には『犠牲者となる者』の笑い声だ。
声に含まれた何かが人を狂気的なモノへ陥れ、その笑い声を記憶する。何のためであるかはわからないが──。
「アレクシアさん!」
ヘイゼルの声にハッと上を向くと、フォアヴォーゲルが嘴を開いてエネルギを集めていた。それはみるみる大きく、火の玉となってジリジリと熱を発する。
ゼフィラが用意していた別の小型船へヘイゼルは移るものの、アレクシアは来る様子がない。
「アレクシアさん、こちらへ早く、」
「──ダメだよ護るのが私の役目なんだから!」
とん、と甲板を蹴り上げ飛ぶアレクシア。その身は小型船ごと吹き飛ばそうとしていた戦艦への射線を塞ぎ──火の玉を真正面から受けた。
●あひゃひゃひゃ! ひゃひゃ!!
火の玉の余波に小型船が大きく揺れる。甲板へ落ちたアレクシアの元へリアが文字通り飛んでいくと、彼女は至る所に酷い火傷を負いながらも呼吸をしていた。
今すぐ治療したい気持ちを抑え、先に少しでも安全な場所へとリアはアレクシアを支えて飛ぶ。ロープは千切れていたものの、その先はまだ戦艦と繋がっていた。
「時間を稼ぎます」
ヘイゼルがフォアヴォーゲルの前へ立ちはだかり、糸を結びつける。彼女自身も満身創痍に近いが、我儘も弱音も吐いていられない状況だ。
リアはアレクシアを戦艦へ運び、治療を施して再び小型船へ。飛んでいく頭上をフォアヴォーゲルが通過していく。
戦艦はリアたちを回収すると、ボロくなった小型船を牽引して動き始めた。
「まだ人が!」
「救出を、」
「バカ言ってんじゃねぇ!! 自分の命あってこその救助だろうが!!!」
味方を救う代わりに自分を犠牲にしては話にならないと船長は一括する。その間にも怪鳥の脅威は迫っていた。吹き荒れる風にゼフィラの体が浮き、船のへりへ勢いよく叩きつけられる。息がつまり、喉の奥で鉄の匂いがした。
「船と皆様をやらせる訳には参りません!」
甲板で舞い続ける弥恵。艶やかな舞は確実にフォアヴォーゲルの力を削いでいるが、苛立ったように怪鳥が嘴を開く。ベークやアレクシア、ヘイゼルたちを襲った火の粉だ。
ちりちりと焦がされる感触に弥恵は顔をしかめる。けれどここで少しでも気を抜けば、今度は巨大な火の玉をけしかけてくるかもしれない。この火の粉が持つ熱さだって、弥恵の舞に込められるそれと勝るとも劣らないものだ。
リアがヴァイオリンを手に慈愛のカルマートを奏で、アリシスが援護するように遠術を放つ。けれどもフォアヴォーゲルは少しずつ、獲物を恐怖へ陥れるかのように弥恵へ近づいていた。
まさか本当に人を喰らうのか──弥恵が素早く左右へ視線を走らせ、回避の術を探したその時だ。
「これ以上は──やらせねえ!!」
葵の放ったフローズンボムがフォアヴォーゲルの翼の根元を凍らせて動きを鈍くさせる。羽ばたきが緩慢になったことで少しずつ距離が開こうとしていた、その矢先。
「……止まった……?」
アリシスがフォアヴォーゲルを見つめながら呟く。動きが鈍くなったこともあるかもしれない。だが、怪鳥はその場から少しもこちらへ来ようとはしなかった。弥恵の方へ近づいていたのはなんだったのか。
「……この辺りが境界線、ってワケ」
敵を睨みつけるリア。海上ではっきりと分かるわけではないが、フォアヴォーゲルにとって『ここまでが縄張り』という空間があるのだ。そしてこの船はその空間を脱したということになる。
だからといってまだ海に揺蕩う者を救いには行けない。例え今は動こうとしなくとも、ここで救助活動をしようと方向転換すれば再び襲ってくるだろう。そうなれば今度こそ、船ごと沈む。
「成る程。生きて帰ってきた艦は境界線を越えた、と」
アリシスは何とも言えない表情で呟く。この発見は決して悪いものではない、が。
追わないが、進ませない。これ以上進むことは少なくとも今できることではない。
イレギュラーズにできるのは──帰還し、体勢を整えて再戦するのみだった。
成否
失敗
MVP
状態異常
あとがき
お疲れ様でした、イレギュラーズ。
傷を癒して、機会があれば再戦しましょう。
またのご縁をお待ちしています。
GMコメント
●Danger!
当シナリオにはパンドラ残量に拠らない死亡判定が有り得ます。
予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。
●成功条件
フォアヴォーゲルの撃退、あるいは撃破
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
●フォアヴォーゲル
鮮やかな黄色の体毛を持つ鳥です。人を軽く飲み込めてしまうような大サイズ。
生態、戦闘スタイルなど多くは謎に包まれていますが、口から放たれる巨大な火の玉は船を1撃で大破させるほどの威力を誇ります。
鳴き声は人の笑い声に酷似しており、フォアヴォーゲルが飲み込んで消化した者の声ではないかとも言われています。
ここからは予想も含まれるため、想定外の事態が起こる可能性がある情報です。
火の玉を吐く以外は通常の動物等と同じような、爪での攻撃だと思われます。しかしその巨体から、近づいてくれば動きだけで強い風が起こると予想されます。
今のところBSは火の玉を受けた際の【火炎】しか確認できません。しかし戦闘中に発見されることもあるでしょう。注意を怠らないでください。
また、噂が本当ならば人を飲み込む可能性もあるでしょう。飲み込まれた際に生還できる保証はありません。
●NPC
・海洋軍
イレギュラーズの乗る戦艦と、随伴船2隻です。1隻は大破しており、残る随伴船と戦艦の乗組員は大半が救助活動をしています。
戦艦の向きを変える指示は可能です。また数名が砲台からの援護射撃をしてくれます。
・『焔の因子』フレイムタン
精霊種の青年です。そこそこ強く、共に戦ってくれます。
無理ない範囲でイレギュラーズからの指示を受けられます。
●フィールド
甲板上です。天気は良いです。
甲板はそこまで狭くありませんが、救助活動、砲台の援護、そして戦闘となるとやや手狭に感じるかもしれません。
エネミーは空を飛んでおり、甲板へ降り立つことは基本的にありません。
●ご挨拶
愁と申します。
船上で突然のエンカウントとなります。情報も少ないですが、この先へ進むためには倒すしかありません。
ご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
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