シナリオ詳細
Schnitter Mit Blut
オープニング
●血を以て贖え
ゼシュテル鉄帝国の国土は、決して農地に適しているとは言い難い。
ゆえに慢性的な食糧難に悩まされ、肥沃な大地を持つ幻想や不凍港な豊富な資源を求めて海洋と、それぞれぶつかることが多い。
幻想とは幾度となく、海洋とも小競り合いを含めれば数多く。ショッケン・ハイドリヒの進軍は記憶に新しい。
……つまりは、この国において農業は期待された産業ではない、ということになる。
「今年も、最後の野菜を収穫したら畑はお休みだねぇ……」
鉄帝首都スチールグラード近郊にある、閑散とした農地を眺める女性がいた。
争いや戦いといった荒事とは無縁なこの地で農業をやって15年ほどになるだろうか。農業による収入など微々たるもので、自分を養う分以上を作れれば御の字、程度に考えているフシが彼女にはあった。
そして、まあ。雪がちらつき始めた昨今は、丁度年内最後の収穫と、越冬させて甘みの増す葉物野菜の仕込みを追えた所だったのである。
彼女はもういい年齢だ。夫に先立たれたのは丁度、農業をはじめて10年目の春であったか。
年嵩になってから生まれた、ちょうど年頃の息子はぼちぼち農業に興味を失いつつあり、血気盛んな意気込みを口にし続けている。
それに、鉄帝ではスラムの都市開発計画が持ち上がっており、この辺りも対象になると彼女は聞いていた。流石に一度は断ったが。
そろそろ潮時だろうか? 彼女がそう考えたのを察したように「それ」は現れた。
機械仕掛けと生体部分が半々の、カマキリとオオトカゲを組み合わせたような異形。トカゲの四足、前肢の位置から生えたもう一対の機械部品は、先端で鎌を形成している。
鎌に当たる部分は赤いなにかで象られているように見えた。……血だろうか?
「な、なん――」
女性が疑問を呈す暇などなかった。
彼女はすでに、その首を掻っ捌かれた後だったので。そして、彼女が背負っていた農地も同じ運命を辿りつつあった。
●血で切り裂く者
……とまあ、そんな情報を依頼人(くだんの息子だ)から聞かされたイレギュラーズは、暫し沈黙を保つ。
「問題の魔物の出自は不明です。鉄帝であれば野良でこういった魔物が存在することは珍しくない、と愚考します。ですが……現れたタイミングが不自然でもあります」
『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)は険しい表情で情報を取り出し、説明する。ギフトにより暗室の壁に投影されたイメージ図は、率直に言って不気味ですらある。
「不自然って、何がだよ」
「トカゲは変温動物です。機械の体が混じっているなら尚更寒さには弱いのではと思うのですが、この時期に現れるのか。もとより食べる訳でもない野菜を刈り取る必要があるのでしょうか。正直、不審点が多すぎます。なにより、なんですか『血の鎌』って。生物学上、自分の血を武器にするなんて不条理で不合理極まりません」
彼女の言葉も理解できなくはない。
こんな時期にわざわざ、人を襲うために現れるのだろうか?
わざわざカロリーを消費して、食べもしないものを刈る?
意味がまったくわからない。
「断言できませんが、この魔物は何らかの意図をもってこの地に放たれたのではないかと見ています。そうでなくとも、人を襲った魔物がのうのうとのさばっているのを、依頼を受けて傍観することはできません。なにより」
母親が守ってきた農地を墓標にするには、この魔物の存在は邪魔すぎる。
出ていくにしろ残るにしろ、この土地に区切りをつけなければ息子は一生何処にもいけない。
だから、倒す以外の選択肢はない。
「余談ですが、女性は鉄帝国から立ち退き要求を受けていたそうです。この子もそれを知って、街に出ようと母親に伝えていたようですが……お年を召された彼女には酷な選択肢だったのかもしれませんね」
三弦の言葉に合わせるように明かりが灯った部屋で、青年は頭を下げていた。小さく漏らす嗚咽を隠せぬままに。
- Schnitter Mit Blut完了
- GM名夏あかね
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年01月07日 01時40分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
「……偶然じゃないんでしょうねぇ、こんなことは」
そう、口にしたゼファー(p3p007625)は溜息を交らせた。鉄帝は首都スチールグラードの程近い場所では『ニュータウン開発計画』が発されていた。廃油の匂いが鼻先を擽るスラムを始め、此度の依頼主が広く農場を営んでいた土地もその計画内である。
――偶然にもモンスターが畑の主を殺してしまった為にその土地は空いたのである――
そんな偶然が世の中にはあるというのだろうか。否、ゼファーはそれは作為的なものであると感じていた。
「確かに不自然な要素が多く感じるね。……他でも人為的に魔物が引き入れられた事件もあったし」
エプロンドレスの裾が泥に汚れる事も構う事無く『メイドロボ騎士』メートヒェン・メヒャーニク(p3p000917)は件の畑へ向けて足を進めていた。
「そこまでするなんて、今回の件は本当にスラムの再開発だけが目的なのかな……」
今はそこまで考えている暇はないかと首を振ったメートヒェンに「いやな雰囲気、ね」と『特異運命座標』モルセラ・スペアミント(p3p006690)は小さく呟いた。
全くもってその通りだ。『へっぽこ砂サーファー』ロゼット=テイ(p3p004150)は憤慨していた。星と月、そして太陽を神の化身として崇める信仰者は魔にも精通している。その彼女の見立てからして『血裂き』ヴラトシュミッターはこの様な平和の地に自然発生するものではないのだ。遠く、機械仕掛けの蟷螂の腕を動かしたオオトカゲが畑に実った作物をぐしゃりと踏みつぶす。
「依頼人のかーちゃんの畑を荒らしただけでも許せねーけど、おまけに依頼人のかーちゃんまで……」
ヘンテコトカゲと呼んだヴラドシュミッターを警戒して自身の目、耳、鼻を総動員していたニル=エルサリス(p3p002400)は荒らされ続ける畑を見遣ってむ、と眉間に皴を寄せる。
「これはもうてってーてきにぽこちゃかするしかねーんだお。そう……鉄帝的にだぬ」
ジョークを交えたニルに『風断ち』ニア・ルヴァリエ(p3p004394)は「徹底的にね」と頷いた。
「腹の立つ話だよ、ホント。こんな悪趣味なモンまで用意して、さ。
……さっさとぶっ倒して、ちゃんと弔ってやんないと、な」
「ええ。弔いの無い死程寂しいものはありませんものね。
……死は突然に訪れるものとは言え、こんな別れ方になってしまうなんてね」
『祈る暴走特急』ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)は手を組み合わせる。死者がこれまで歩んできた命の路を尊び、そして死後の世界での安寧を祈ることは決して悪くはない。そして、此度、命を落としてしまった女には息子が居た。
「突然の別れに息子さんも困惑しただろうね。
死んだ人間は帰ってこないけれど、生きてる息子さんの為にもケジメは付けてやらなきゃね」
親の仇と息子がヴラドシュミッターに飛び付けば彼も母と同じくその身を裂かれてしまうだろう。『無影拳』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)は無力な誰かの為に拳を振るう事こそが自身のやり方であると言った。
メイスを握りしめたヴァレーリヤはゆっくりと頷く。そう、全くもってモルセラの云う通り厭な雰囲気が漂うのだ。命を蔑ろにするような、そんな悪い夢のような世界。けれど、其処で立ち止まっては意味はない。
「取り戻してあげることはできないけれど、せめて敵は討ってあげましょう」
●
荒らされた田畑は無残そのものであった。ニル曰くのヘンテコトカゲは現場となった田畑の中央に鎮座している。僅か、不意を警戒していたニルの体から力がでれるが、赤き血潮をぼとぼとと落としながらもその身体を揺れ動かすヴラドシュミッターに不快感をあらわにしたゼファーは古びた一振りの槍を手に地面を蹴った。
「あれが放たれたものだとして……そうしたのは何処の誰だか知らないし、確かめようもない
だけれど、ええ――自分の手を汚す覚悟もないサイテーな奴だってことだけは、きっと確かだわ?」
その姿は脅威。そして厄介な相手であるのは確かだが、課せられたオーダーはぶっ殺す。至ってシンプルな解法だ。
長い髪を靡かせ銀の軌跡がゼファーを追う。彼女の言葉に頷いて自身の体内で闘気巡らせたイグナートが両の足に力を込めた。鉄帝出身、そして飢え死ぬそれを両の眼で見て来たイグナートにとって弱者を甚振るという事は赦せない。幾ら自身が鉄帝に対して好意を抱こうと『キナ臭い』事に関わっている祖国を捨て置く事ができようか。
雷撃がイグナートを包み込む。勢いの儘に拳を振り翳した彼に続き、清廉なる白を揺らすはヴァレーリヤ。その頸には紅の十字が揺れている。ヴァレーリヤとて『残酷な夢』を見て来た。だからこそ、贖罪が為の救済を。主を疑う事無く、救済を。
メイスを構え焔が吹き荒れる。至近距離に飛び込むヴラドシュミッターに向け現れた炎の障壁は溶けて落ちた。
「『主の御手は我が前にあり。煙は吹き払われ、蝋は炎の前に溶け落ちる』」
唇が唱える聖句を聞きながらフリルが揺れた。メイドの嗜みとは3つある。主に仇なす者あれば『淑女として』フリルに隠して蹴撃と口撃で相手取るべしなのだ。
「ほら、駆除してあげるからかかっておいで、害虫」
魔力の付与されたスカートがふわりと揺れる。その傍ら、メートヒェンの隣に立っているのは『私が考えた最強の従者』であった。視線をちらりと送り、出来うる限り畑の外へと惹きつけんとヴラドシュミッターを手招いていく。
メートヒェンへと放たれた強烈な出血毒が乙女の体をじわりと蝕んだ。杞憂であればと注視し、そして現状をよく観察していたモルセラは其れを追い掛ける。
(見れば見る程まともな生命体じゃないけれど、軽快は杞憂で良かったわ。けれど――どうにも、人為的な生物に見えてしまうわね)
天に祈りを捧げるモルセラは戦意を鼓舞し、仲間達を支え続ける。ヴラドシュミッターの目がぎょろりと動いたそれに臆することなく猫は跳躍した。
周辺に展開されたのは保護の魔術。風断ちの刃を一振り、無風になった。ヴラドシュミッターの周りに存在した気配の風邪がぴたり、と切れる。紅い血潮がナイフの様に払われるそれを尋常ではない反射神経でひらりと避けて、ニアが一歩下がる。
「っと……畑については任せて。これ以上折角の畑やその恵みを荒らされる必要もないだろ?」
「かーちゃんの畑は護るんだお!」
すると、ふんぐ、ける。おにゅーの武器とおべべで武装したニルは仲間達と散開して『ぽこちゃか』するために態勢を整える。深く息を吐く――そして、『でーえすしー』を力いっぱいたたきつけた。ばいおれんとの対義語はまいるど。つまりそういう事なのだ。
一気呵成、強烈なる痛打をお見舞いしたニルがにい、と笑えばロゼットは熱砂の精により辺り一帯を嵐の中へと巻き込んでく。ロゼットの中にはしっかりとした記憶があった。
『命中とHPはどんな役職でも邪魔にはならない』――蒼剣曰く、つまりそういう事なのだ。
●
メートヒェンの許へとヴラドシュミッターが飛び込んでいく。ニアとメートヒェン。両者がヴラドシュミッターを受け止めたそれを癒す様にモルセラは癒しを与え続ける。
(前線で戦ってくれているのだもの。必要に応じてリスクは踏むわ。つかず離れず、鼓舞していきましょう)
癒しの手を止める事なきモルセラに後押しされるように注意引くニアが風を断つ。ヒュ、と音立てたナイフの切っ先が確かに宙を踊った。その健康的な肌に切り裂く様に血潮が張り付いた。
「成程ね。前情報から分かっていたけど正面から相手にするにはちょーっとばかし厄介な相手だ……。
おあいにく、こっちには頼りになる味方が揃ってるからね。全力で時間を稼がせてもらうよ!」
ニアの唇が吊り上がる。猫の尾が揺れ、空を駆けるように靭やかに走りナイフを振り翳す。
「さあ、我慢比べと行こうじゃないか……!」
メートヒェンはエプロンドレスを揺らしヴラドシュミッターを強かに叩く。粘り強く頑健なる鋼の肉体を活かしたメートヒェンと靭やかな獣の身で攻撃を避けるニア。両者は対照的ではあるが、コンビネーションは悪くない。
(ニア殿に視線が行ったなら今の内――!)
メートヒェンはただ、攻め立てる。それを支援するように過ぎた理想をその身に焦がしたヴァレーリヤが聖句を口にする。
「主よ、天の王よ。この炎をもて彼らの罪を許し、その魂に安息を。どうか我らを憐れみ給え」
鮮やかなる炎の濁流が赤々と流れ出た血潮に被さっていく。理想に捧げた魂は肉体をも凌駕する。しかと大地を踏み締めて宣教の心を揺るがすことなくヴァレーリヤはその眼でヴラドシュミッターを捉えた。
甘き死よ、きたれ。陶酔し、心の臓にまごう事なき幻痛を植え付けよ。
淑女は神々を愛し尊び、祈りを捧げながらそう言った。モルセラに後押しされてゼファーが槍の穂先を一気に突き立てる。
続く様にロゼットは夢まぼろしの如き蠱惑の刃に魔力を乗せた。魔術師の怨嗟は刃が如くヴラドシュミッターへと突き刺さる。
「この者も怒るときは怒る」
そう、ロゼットは『めっちゃ怒っていた』。この理不尽に対しての明確な怒りが其処には存在している。
「だから、この者は『弱点』を探すよ」
その強靭な肉体に一手でも多くの攻撃を与えればいい。そうだ。蒼剣曰く、体力は邪魔ではないをヴラドシュミッターは地で言っているのだ。
「弱点探し? 面白いんだお!」
ぽこちゃかと只管殴りつけていたニルは『クルねーちゃん』――実際はかーちゃんだがそういうと怒る――直伝の一撃を一気呵成に放った。その身に沸き立つ癒しの気配を受けながら全ての破壊を求める様に衝動の中走る。
「っと――飛燕捉えること能わずってね。闘技場でやったらブーイング貰いそうなセンポウだけれど」
戦闘で小道具はごカットかとイグナートは小さく笑う。その動きは飛燕の如く、ヴラドシュミッターを翻弄し続ける。
戦場に君臨する栄光。ラド・バウの舞台に存在するに憧れる様に無慈悲な破壊を繰り返すイグナートの唇が吊り上がった。
「さ! そろそろ、疲れた?」
悪戯に、赤き血潮の気配を感じながらイグナートがそう告げれば、ゼファーの槍がぐるりと回る。
――正義の味方、弱者の味方だなんて柄じゃない。
ゼファーは唇を噛んだ。何時の間にやら背が追いついた古びた槍を撫でる。
ヴラドシュミッターに憤ったのは本当だった。サイテーな怪物をぶっ殺すシンプルな話だという事を彼女はよく知っていた。長く伸びた手足に力を込めて、『傲慢な左』はヴラドシュミッターの固い装甲を貫く様に飛び込んでいく。
正義の味方は人を助けるらしい。じゃあ、正義の味方じゃなければ知らないふりをしてもいい?
だけれど。此の痛みを見なかったとも、知りはしないとも言えはしない
「だから、貴方の傷も、痛みも。此の槍に乗せて届かせましょう。……そうして、貴方が前に進めるのなら!」
突き刺した。
ただ、その眼前にあった巨大な身体が無慈悲に奪った命の代わりに。
引き抜いたそこより溢れる赤に構う事無くイグナートが飛び込んだ。落雷が如く、ヴラドシュミッターの体に落ちた雷撃がその身体を痙攣させる。
それが命を奪う瞬間なのだとモルセラは祈り、ヴァレーリヤは目を伏せた。
●
ずん、と重たい音を立てて倒れていく怪物をモルセラは見ていた。
その両眼で捉えたロゼットは血潮溢れるニアとメートヒェンを気遣う様に後方へと下がらせた。
「どうしてこんな時期に、こんな場所に現れたのかわかればいいんだけど」
倒れ伏したヴラドシュミッターの傍でメートヒェンが何か痕跡はないだろうかと探し始める。
あまり期待はしていないが、何か痕跡が残って居ればと考えるのはヴァレーリヤも同じであった。
「三弦が言っていたこと、気になりますわね。
どこから来たのか、何か改造を受けたりしたのか、少しでも手がかりが見つかると良いのだけれど……」
ヴァレーリヤに頷いて、ロゼットもヴラドシュミッターの遺体の様子を観察した。
情報屋が言っていた通り、この季節に現れる魔物ではないようだ。人為的に放たれたことが嫌というほどわかり、ヴァレーリヤは表情を曇らせた。
「さて、畑はどう? ……今後どうするか、なんてのは任せるけどね。これ以上せっかくの畑や、その恵みを荒らさせる必要も無いだろ?」
その言葉にイグナートは頷き「まだ食べれそうだよ」と野菜をひょいと持ち上げる。
「あ、悪いウワサが立つのもイヤだからこれで黙っておいてね」
とある獣たちが拾ってきたものの一つ。原っぱの獣たちにとっては詰らないものだろうが、誰かにとってはとってもほしいものを賄賂としてそっとイグナートは差し出した。
「え……あの、野菜位気にしないで……」
たじろいだ息子にイグナートは「美味しいおヤサイを勝手に獲っていくんだから」と小さく笑った。
「ヘンテコトカゲも倒れたし、かーちゃんの作った野菜で食える奴を食べたいんだお」
どうせならば食べられる部分を野菜スープにして息子と共に食べたいと提案するニルにイグナートが「いいね!」と快活に笑った。
「やっぱり作った野菜を息子に食べて貰うのがかーちゃんや畑の野菜たちの供養になるんじゃねーかと思うんだぬ」
玲瓏と声を響かせるスペアミント伯爵が子女、モルセラは祈りを捧げてもよいでしょうかと依頼主の母の遺体の埋葬と共に安息を祈った。
祈る声が響き渡り――モルセラは只、目を伏せる。
因縁渦巻く寒々しいこの場所でも、僅かでもいい。心安らぐ様にと、只、そう願うだけだった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでした。シナリオの代筆を担当させていただきました夏です。
この度は弊社クリエイター都合によりお客様には執筆担当変更のご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
またご縁がありましたら。よろしくお願いいたします!
GMコメント
父が家庭農園をやっていますが、台風の際に農地を見に行くとSNSで聞かされたときの私の心境たるや。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
●達成条件
『ヴラトシュミッター』の撃破
●ヴラトシュミッター
通称『血裂き』。全長3m、体高2mのオオトカゲの四肢と胴体に、前肢上部にカマキリの腕(機械仕掛け)が生えている。先端部、こと刃部は吹き出し口からの血で形成されている。
血は強烈な出血毒(【流血】【猛毒】)を持ち、血であるためある程度変幻自在(【弱点】)。通常攻撃(レンジ2)をメインに左記の特性を以て攻撃してくる。
HPと抵抗が高い。
・ヴラトスパーク(副・自付・攻撃力増)
・重突進準備(副・瞬付・CT大幅増・通常攻撃属性に【貫通】追加)
●戦場
鉄帝近郊・農地跡。
女性が作っていた野菜は多くがダメになっていますが、品質上出荷できないというだけで食べられはします。
敵を排除すれば、まあなんとか。
青年の将来のために、ここはひとつ。
Tweet