シナリオ詳細
魔法少女セララ the MOVIE
オープニング
●やっぱ練達アニメは最高だぜ!
「インストール! お花屋さん!」
魔法のカードを掲げたセララが赤い光に包まれていく。
二一世紀秋葉原電気街を駆け抜ける魔法少女セララが、悪の怪物ダークラジカセと激闘を繰り広げる。
これはセララがかつて戦った世界のお話……を、元にした、CGアニメーションドラマである。
(参加者たちが魔法少女世界チックに変身するアニメOP映像をしばらくご覧ください)
「練達アニメ……ドラマ?」
新田 寛治 (p3p005073)は外しためがねを布でくいくい拭いながら、目を『3』にして振り返った。
「それはアニメなんですか? ドラマなんですか?」
「えっと……どっちも?」
首をかしげながら疑問形でこたえるセララ (p3p000273)。
立体ディスプレイには二人の魔法少女がそれぞれのアイテムを使って変身し、怪物と戦う映像が流れている。
「それにしてもこれ、よくできてやがりますね。小さい人形が動いてるみたいに……」
マリナ (p3p003552)は映像に手を伸ばしてぱたぱたとやってみた。
立体ディスプレイ。空中に映像を立体投影する機械である。別にそう珍しくないというか、闇市に出回っている立体投影マジックアイテムと似たような原理の装置だ。
クロバ=ザ=ホロウメア (p3p000145)はしばらくその様子を観察してから……くるりと後ろを振り返った。
防音窓のむこうでは、巨大な部屋の中でシエラ・バレスティ (p3p000604)とセティア・レイス (p3p002263)が半透明な剣や銃を使って戦闘のようなことをしている。
立体投影された魔法少女たちはかのじょたちと全く同じ動きで、色鮮やかで個性的な魔法を行使しているという有様だ。
「大体わかった。あのブースで動きや表情を撮影して、特殊メイクのようにかぶせたデジタル処理とエフェクトによってこの映像ができているわけか。つまり……CGだな?」
「よく理解できましたね。私、不思議なことすぎてまだあんまりついて行けてません……」
苦笑するシフォリィ・シリア・アルテロンド (p3p000174)。
無理もなかろう。『魔法騎士セララアニメ制作委員会、結成!』といっていきなりこんな撮影ブースに連れてこられたのだから、誰だって戸惑う。
だがリゲル=アークライト (p3p000442)は案外順応するのが早かったようで、スタッフが操作パネルを操ってブース内の風景を切り替えていくのをまじまじと観察していた。
「この装置を使えば、森や川、街や屋内といったあらゆるシチュエーションを疑似構築することができるんですね。訓練にもつかえないかな……」
「使われることもありますよ。仮想戦闘モードといって、作成した仮想モンスターとの戦闘だって行えます。地面や壁や雨風の質感もリアルですしね」
スタッフはリゲルの質問に親切に応えつつ、手慣れた様子でブースの環境を調節していった。
一通りの撮影を終え、自動ドアをくぐってブースから出てくるセティアとシエラ。
「ぷはあ、思いのほか楽しかったです! 私も魔法少女になれるなんて!」
「わたし、まほうしょうじょしたいっておもってた。えもい」
「でしょー」
にこにこするセララ。
「今回はね、このキャストで『劇場版魔法少女セララ』を撮影しようって依頼が練達のテレビプロデューサーから来てるの。
史実に若干そいつつ……オリジナル要素を沢山いれて、ローレットのスターが出てるぞって感じを出したいんだって」
「仮想戦記か。なるほど」
さっきからやたら理解の早いクロバである。
「戦国時代の武将がビームを撃ったり新撰組が宇宙人と戦う話もあります。そう珍しくない娯楽形態ですね」
新田はそう語ってキャスト表をぱらぱらとめくっていった。
さて、おさらいしよう。
練達のPから依頼をうけ豪華キャストとして映画撮影にのぞむイレギュラーズたち。
彼らはCG処理によって魔法少女となり、『魔法少女大戦』や『魔法少女総選挙』、『空中要塞大決戦』といった大迫力のシーンを撮影するのだ。
魔法騎士セララはそのままに、シエラ、セティア、マリナ、シフォリィ、リゲル、クロバ、新田といった面々がそれぞれ『オリジナルの魔法少女』となって登場するというのが、この映画の売りである。
セララ的史実とは異なるが、SF新撰組のようなIFワールドだと思って楽しんでいただきたい。
各魔法少女は魔法庭師や魔法巫女といったような『魔法〇〇』という称号とともに、オリジナルの魔法少女服と魔法スタイルを設定してほしい。
もう大体のシーンは撮影し終わり、残るはイチバンの盛り上がりを見せるアクションシーンのみ。
それぞれ順番に解説していこう。
『魔法少女大戦』
それぞれの魔法少女が日本各国から秋葉原に集い、そろえばなんでも願いが叶うという十二の聖石をめぐってバトルロワイヤルを繰り広げるというシーンである。
中には結託したり裏切ったり、他すべての魔法少女を蹴散らそうと突っ込んだり、いろんなスタンスの魔法少女がいるだろう。
『魔法少女総選挙』
最後の聖石を手に入れるためアイドルライブバトルが勃発。
ネット投票一位を目指してアイドルパフォーマンスを繰り出そう。
『空中要塞大決戦』
この世界にも現れた悪の魔法少女クルシェ。彼女がかつての世界で巻き起こした大決戦を元にしたシーンだ。
空に現れた巨大要塞。
乱れ飛ぶビーム。立ちはだかるゴーレムたち。
ごくあくひどうな魔法少女クルシェ(練達の女優が演じております)との最終決戦だ。
力を合わせて戦おう!
この三つのシーンを撮り終えれば任務完了。
さあ、撮影開始だ!
- 魔法少女セララ the MOVIE完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別リクエスト
- 難易度-
- 冒険終了日時2019年12月27日 22時25分
- 参加人数8/8人
- 相談8日
- 参加費---RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●提供、練達TV
岩場に打ち付ける波。ロゴが大きく表示され、空を示す。
空を、翼の靴をはいた魔法少女が駆け抜けていくのが見えた。
そう。
かつてある世界を笑顔にした魔法少女。
魔法騎士セララの物語が、練達映画としてよみがえる。
――『魔法少女セララ the MOVIE』
アキバ空港へと着陸する旅客機。エスカレーターを抜けて現れる『妖精騎士』セティア・レイス(p3p002263)。
「パスポートを」
入国審査員をつとめる男(カメオ出演したプロデューサーの『ファンドマネージャ』新田 寛治(p3p005073))に手渡したパスポートはイギリスのそれであった。
「入国の目的は?」
訪ねられ、セティアはわずかに首をかしげ。
そしてどこかおどけるように目を細めて言った。
「魔法少女と戦いに」
●『プロジェクトマネージャー』新田 寛治(p3p005073)
「『魔法少女セララ the MOVIE』特別予告編をご覧のRENTUBEをご覧の皆様、私はプロジェクトマネージャーの新田と申します」
真っ暗なステージの上、ひとつだけ落ちたスポットライトにはアンティークチェアに腰掛けた新田が足を組んでいた。
「SRX(スーパーリアルグラフィック)によって実現した今回の映画。
キャストは豪華なフルイレギュラーズでありフルローレット。
迫力のアクションシーンとエモーショナルなストーリーが皆さんの心に笑顔の光を灯すことでしょう」
椅子から立ち上がり、ゆっくりと歩き回る。
「この場で全てをつまびらかにしてしまいたい衝動をおさえて……この映画をダイジェストでお送りいたします」
立ち止まり、指を鳴らす。
新田はカメラを見据え、小さく笑った。
「では、お先へどうぞ。魔法少女の世界をご案内しましょう」
●魔法少女大戦
アキバ電気街でクリーチャーと戦う『魔法騎士』セララ(p3p000273)。
ある夜アキバに飛来した十二の聖石。それらによって凶暴化したクリーチャー『巨大ダーク雪だるま』と戦っていたが……。
「『幻狼滅牙』……!」
上下に刃が伸びた両剣を放ち、トドメ寸前に巨大ダーク雪だるまを破壊する『魔法刀士』シエラ・バレスティ(p3p000604)。
「この程度なんだね」
破壊した巨大ダーク雪だるまから聖石を取り出し、アキバのビル街を飛んでいくシエラ。
が、しかし。巨大雑貨店ビルの窓を破壊して飛び出す『妖精騎士』セティア・レイス(p3p002263)がシエラへ強襲。
「『ミュルグレス』――!」
呼び出した妖精の剣を握りこみ、大量の薔薇の花弁をまとって斬り付けた。
雷をまとった幻狼滅牙で剣を受けるシエラ。
「いっとくけどわたし、手加減とかしないから、たぶん」
渦巻く花弁が巨大な薔薇のドームを作り、二人を周囲から隔離していく。
が、そんなフィールドを突き破るように現れる『魔法銀姫』シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)。
「インストール、『ユニコーン』!」
螺旋回転する銀の光で花弁の壁を突き破ると、そんままつばぜり合いをするセティアたちを穿つように抜けていく。
その手には光る聖石。
「石が――」
「かえして。わたしのだから」
追いかけようとする二人を牽制するように、あさっての方向から無数の魔弾が打ち込まれた。
「『エインシェント・ハイ・ハウス』! 石はわたさねーです」
『海の魔法少女』マリナ(p3p003552)が魔法フリントロックガンを構え、石を奪おうと空を飛ぶ。
「『アストライア』……『フラムエクレール』!」
そこへ割り込むように呼び出したガンエッジを握り込み、シフォリィとマリナめがけて連射する『魔法銃騎士』クロバ=ザ=ホロウメア(p3p000145)。
長いポニーテールの髪を乱し、突撃を仕掛けていく。
空中でぶつかる二人。
もつれあい、衝撃によって聖石が飛んでいく。
「始まってる……これが、魔法少女大戦。セララも戦ってるんだ……」
リゲル=アークライト(p3p000442)はビルの屋上からその様子を見下ろすと、覚悟を決めて走り出した。
「インストール――『マジックソード』!」
服の一切が消え去り、虹色のシルエットにフリルドレスが現れていく。
回転しながら飛んできた銀色の剣をつかみ取ると、少年――『魔法剣士』リゲルは魔法少女となった。
ぶつかり合う魔法少女たち。
世は、魔法少女戦国時代!
――アキバの各地でぶつかり合う魔法少女たち。
――彼らの関係性は深まり、ねじれ、時に友情や信頼を生んだ。
――しかし対立する利害から戦いは激化し、ついにシエラは石のために協力関係にあったセララとセティアを裏切る選択をした。
陰謀によって崩れた国と姿を変えられた幼なじみ。
復讐の魔法少女となったシエラは石の力を暴走させ、セララとセティアを倒すべく襲いかかる。
「やっぱりこんな事は間違ってるよシエラ! もう帰ろう!」
「今更私に帰る場所なんて何処にも無い! 運命なんかに絶対に負けない……お父さんと国を絶対に救って見せるんだから!! 燃やし尽くせ──インストール・纏雷風絶!!!」
鼠のレキ君の制止をふりきって、幻狼滅牙で斬りかかるシエラ。
「シエラ!君は強いしその願いも尊いものだと思う!
だけど、ボクは……君に生きていて欲しい!だって、ボク達は友達だから!」
立ち向かうセララ。
「ボクはシエラを助けたいんだ。だからセティア、力を貸して!」
「セララ……」
友への思いに心打たれたセティアは、ついに自らの秘密と願いを捨て、シエラとの一騎打ちに出た。
「女王陛下……ごめんなさい、わたし……わがまました」
ぶつかり合うバラの花弁と雷。
魔法の雷で空を飛ぶシエラと、蝶の翼で舞うセティア。
セティアの脳裏に、古い思い出がよみがえった。
女王陛下と出会った天文台のバラ園。
約束の口づけと、舞い上がる花弁の風。
何も言わずに出て行ったのを、怒っているかな。
それとももう私に、気づいていないかな。
どちらでもいい。
あの花園でまた、笑ってくれるなら。
「もう一回だけ、綺麗に咲きたい」
二人は恐ろしいまでの力をぶつけ合い、そして、力を合わせたセティアとセララによってシエラは敗北。
「この戦いの勝者は一人。聖石じゃあシエラとセティア、両方の願いを叶えることはできない。
だけど魔法少女が集まったならきっと、聖石なんて無くたって奇跡を起こせる。でしょ?」
三人は友情を確かめ合い、さらなる絆を深めたのだった。
――その後も、因縁を深め悲しい激突をするクロバとシフォリィの間を取り持ったり、正体を隠しながらもクラスメイトとして接するリゲルの秘密を知ったりマリナの水着回を乗り越えたり……。
――魔法少女たちはライバルとして聖石を奪いあいながらも、友達として違いを認め合っていた。
――そんな折、全ての決着をつけるべく、全員の聖石の所有権をかけたアイドルライブ『魔法少女総選挙』が始まった!
●魔法少女総選挙
カカカッ――と点灯するカラフルなスポットライトたち。
その中心でポーズをとるクロバ。ゴシックメタル風の衣装に身を包み、客席を不適ににらむ。
そのクールなまなざしに観客たちはメロのメロである。
青白いサイリウムを振り回す観客へ挑発的に顎を顎を上げると、ポニーテールの髪を揺らしながらリズミカルにステージ中央へと歩いて行く。
呼び出したガンエッジをそれぞれ握り込み、ミュージックスタート。
「まぁ元々戦うだけが能な私なんだけどさ……それでも譲れないものがあるってもんなんだよね。だからこそ全部、ありったけをこの弾丸(うた)に込めるし。震えるがいいわ観客たち――これが私の魔法少女道!」
攻撃的で刺激的な歌と踊り。銃撃や火花を取り入れたダンスパフォーマンスが観客たちを魅了する。
全てクロバ持っていったかと思いきや、シフォリィがノーマルコスチュームでステージへと上がってきた。
クロバたちとの戦いの中で信念を曲げてしまったシフォリィは、ユニコーンのカードに見放されてしまっていた。
一度は曲げた信念。
だがもう一度通すことはできる。
「力とは、持つことに意味があるんじゃありません。その器にこそ意味があるのです!」
美しい音楽の中で、しっとりとしたバラードを歌い上げるシフォリィ。
(セララさん。私は気づけたんです。お嬢様でも魔法少女でも……どっちも『私』なんだって)
歌い上げたところで、シフォリィの髪がバッサリと切り落とされた。
美しく整えたショートカットスタイルに変わると、古いカードを胸元から引っ張り出す。
「インストール……『シュバリエ』!」
ミニスカートと白銀の魔法少女装束。俊敏でアクロバティックなダンスとアップテンポの曲で、観客たちの熱狂を呼んだ。
自分を貫く魔法少女。
自分と向き合う魔法少女。
彼女たちの覚悟と力は人々に伝わり、世界は魔法少女に熱狂した。
そしてついにセララの番がやってきたというその瞬間。
これまで戦いから身を潜めていた悪の魔法少女クルシェ(演:新田)が現れた。
「素敵な茶番だったわ。この石は私が上手に使ってあげる。そうね、『世界征服』なんてどうかしら!?」
――突如として始まったクルシェによる世界征服宣言。
――世界中の人々は戦う力を奪われ、未来を託せるのは魔法少女たちのみ。
――しかし全ての石を獲得したクルシェの力は圧倒的であった。
――かなわぬ相手と知りながらも、魔法少女たちはアキバの夜空へと飛ぶ!
●空中要塞大決戦
空に浮かぶ風雲クルシェ城。
大量の巨大なおもちゃがくっついたような空中要塞に挑む一隻の船があった。
「ふふふ…いくら魔法少女といえど、あの防護バリバリの要塞にその身だけで向かうのは無謀でしょう。
ですがそんな時こそこの私、魔法少女マリナの出番です! ――『No1ホワイトナイト』!!」
巨大魔方陣から魔法の船が飛び出し、空中に生まれた波に乗って空へと進んでいく。
船の舵を握ったマリナは、大量に打ち込まれる爆弾の中を船で突き進んでいった。
「やはり攻撃が激しいですね。さすが敵の本拠地……ですが!」
マリナの魔法によって作られた船は砲撃にひるむことなく、穴だらけになりながらも進んでいく。
「マリナちゃん、扉が!」
そんな船を恐れてか要塞の進入口を塞ごうとするクルシェ。
しかし!
「リミットリリース! マジカルシュート!!」
船に現れた大砲を発射し、扉を破壊。
しかし魔力を使い果たしたことで船はバラバラに砕け、マリナもまた放り出されてしまった。
倒れつつも、『船乗り』のカードを突き出して笑うマリナ。
「行ってください、せらっさん……ボンボヤージュです!」
――要塞の奥へと突き進む魔法少女たち。
――しかし強大なゴーレムが彼女たちを阻もうと襲いかかる。
――仲間は一人また一人と、セララたちを先に行かせるべく残っていった。
「セララ……世界を世界を救う為に行くんだね。
ならば僕がここを食い止める!振り返らず、走れ!」
セララの戦いを『ただのクラスメイト』としてそばで見ていたリゲル。
彼は憧れと願いと、そして覚悟によって今……同じ『魔法少女』となっていた。
「インストール――マジックソード! 『聖剣ガラティーン』!」
銀髪に銀の瞳、そして銀のドレスをまとったリゲルは、飛来するガラティーンを握って巨大ゴーレムへと挑みかかった。
そう。想いと願いと、そして覚悟があるならば、誰だって魔法少女になれるのだ!
「セララ達を追わせはしない! 友達は、私が守るのッ!」
ゴーレムのビームを切り裂き、反撃を加えるリゲル。
「シャイニング・メテオ!」
ゴーレムを貫き、爆発させる。
しかし彼女たちを阻むゴーレムは何度も、そして無数に現れる。
「最期に、力になれて良かった。
セララ達なら、世界を救ってくれると、信じているから――」
「リゲルくん……ううん、リゲルちゃん!」
リゲルの魔法は『過去』を代償とする。使えば使うほど幼体化し、いずれは力も失ってしまうだろう。
だが、幼い顔でリゲルは笑った。
思い出がよぎっていく。
楽しかった日々。
守るべき平和。
何もできなかった自分と、今の自分。
やるべきことはわかっていた。やりたいことも一致していた。
あとは、笑って突き進むのみ。
「スーパーノヴァ・エクスプロージョン!!」
みんなの想いと力を受けて、ついにクルシェの前に立つセララ。
「ごめんね、リゲルちゃん! 絶対、絶対聖石を取り戻して世界を救ってみせるから!
マリナ! 帰ったらまた一緒にドーナツを食べようね!
それに、クロバ、シフォリィ、シエラ、セティア……みんなの想い、ボクが受け取ったよ!」
魔法少女たちのカードが輝き、セララの手へと集まっていく。
全ての聖石を手にしたクルシェを、全ての想いを集めたセララの力が打ち破るのか!
「皆のカードから伝わってくる。託された想い、希望がボクの力になる!
クルシェ! 君に聖石は渡せない。ボク達が世界を守ってみせる!
これが絆の一撃だぁーー!!」
●予告編
「いかがだったでしょうか?」
暗いステージの上で、小さなライトに照らされた新田が手をかざした。
「もっと見たい? セララとクルシェの戦いの結末が知りたい? その後彼女たちがどうなったのか?
お気持ちはわかります。ですがご安心ください。
あなたの想いは、きっと映画館でかなうことでしょう」
新田がパチンと指を鳴らすと、後ろにあった黒い幕があがり、映画のスクリーンが現れる。
席を立ち、椅子を持ち上げる新田。
「私の案内はここまで。続きは自分の目で確かめてください」
魔法少女セララ the MOVIE!
衝撃と感動の結末は――映画館で見よう!!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
前売り券を買うと魔法少女マグネットがもらえるぞ!
GMコメント
ご用命ありがとうございます。魔法騎士セララなら任せろ。黒筆墨汁でございます。
この依頼は映画撮影依頼。
皆さんはそれぞれオリジナル魔法少女となって、戦い、アイドルし、そして力を合わせて世界を救います。
撮影方法はアメコミ特撮のようなCG処理がすげー進歩したなにかだと思ってください。何でもできます。たぶん。おっさんが美少女になるくらい余裕です。なのであれあゆるしがらみやルールを忘れて魔法少女の限りを尽くしてください。
プレイングに書くべき要素は
・『魔法〇〇』の称号と魔法スタイル
称号は直接設定すればプレイングからカットしても可。魔法スタイルも後のシーン描写に盛り込めるならカット可
・魔法少女どうしで戦うシーン
どんな魔法とスタイルで戦うかを書こう。誰と戦うかはお任せでOK。特にバトルシーンを演出したい相手がいるなら書いておこう。
・アイドルライブ
どんな衣装でどんなアピールをするか決めよう。
他の魔法少女とユニットを組んだり歌や踊り以外のパフォーマンスをするのもアリだ
・空中要塞決戦
秋葉原上空にうかぶ要塞へ空を飛んで突入し、ゴーレムを破壊したり『ここはまかせて先に行け』したり合体技を放ったり願いと約束を形にしたり最後はすっごく悪い魔法少女クルシェ(実在の本人とはだいぶ違う造形をしています)に打ち勝ちます。打ち勝つのです。
■アドリブ(魔法少女)
俺は魔法騎士セララのプロだぜ
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