シナリオ詳細
<青海のバッカニア>モスカの聖域
オープニング
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――昏い。
悲壮な程に鳴く風の中、猛る荒波が白き泡沫をも飲み込んでゆく。
――昏い。怯える程に、昏い。
海と空、その交わる狭間の美しき地平。世界の底にまるで大穴でも空いたかのように全てを呑み込む濁流は、地平の栓が抜けたかのようだった。
影が見える。強大な、虚空さえ飲み喰らう様なものだ。
神聖なる絶望の青――見渡す程の美しき聖域に嵐の獣が存在しているのだ。
闇が喰らう。全てを。この世界の終わりを思わす様に、大口を開いて。
は、と。息を飲んだ。酷く眩暈がする。体を起こす事が出来ない儘、クレマァダ=コン=モスカは胡乱に世界を見回した。
海洋の外縁に位置するコン=モスカ領。そこから見回す美しき海は常と姿を変容させていない。
夢であったか。酷く、懼れを抱く夢だ。
「祭司長?」
侍女の声に自身が酷く魘されていた事に気付き大丈夫だと返した。寝所に入り込む風の穏やかさに心を落ち着かせるようにクレマァダは深く息を吐き出した。
それは予感と云うのだろうか。何かであるかは分からぬ惧れの形にクレマァダはゆっくりと目を伏せった。
――そして、その日に聞いたのだ。王国大号令を。
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コン=モスカ領。絶望の青に隣接するその場所に住まう彼女、クレマァダ=コン=モスカは『特異運命座標』へと此度の大号令を受けての近海警備を頼みたいと申し出た。
二十二年と七カ月、それから四日振りに発令された『王国大号令』を受け、特異運命座標達に近海で活動する不届き者への対処と遥かな外洋の先にある新天地(ネオフロンティア)へ向けての下準備を勧めよと王国より指令が飛んだのは明白であった。何故ならば、依頼人であるはずのクレマァダが不服そうな顔をしているからである。
「女王の命である以上は致し方がないのじゃが、オマエらでも陸に打ち上げられた萎びたコンブよりは役に立つと思って依頼するのじゃ」
彼女のその態度はどちらかと言えば大いなる海に冒険者を送りだす事への不安を感じさせるが――口ぶりは役立たずだと拒絶するかのようである。
「……我の加護を、とも思ったが女王より『今回はその必要もない』と言われておるのじゃ。
近海のみであれば我がお前らに手ずから祝福を与える事も無い。寧ろ、この程度でくたばるようであれば海に出る価値もなかろう」
クレマァダは大いなる海の恐怖を知っている。そして、『何かの予感を感じ取り』特異運命座標を今まで以上に心配しているようにも思えた。
「海へ――神の座に入るのじゃ。心してかかれよ」
クレマァダは近海で近頃みられる海蛇の討伐を資料に纏めたと特異運命座標に差し出した。
海蛇は訪れる船を襲いその積み荷を喰らうのだという。モスカ領でもその姿が確認されたならば今回の『女王からの依頼に打って付け』だというのが彼女の認識だ。
モスカの娘にとって、海は神の座する場所であり、神聖なる地だ。その地を穢し、神の座を穢す事はクレマァダにとっても解せぬものなのだと彼女はそっぽを向いてそう言った。
「……武運長久を」
ちらりと振り返れば不安げな表情を見せたように見えたクレマァダは「さっさと往くのじゃ」とそっぽを向いた。
- <青海のバッカニア>モスカの聖域完了
- GM名夏あかね
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2019年11月29日 23時35分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
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「絶望の青……未踏領域の先へ、かぁ」
そう呟き、『銀の腕』一条 佐里(p3p007118)は大海原を見遣った。絶望と迄も称される混沌世界の大いなる水溜り――海。それは船乗りたちが目指した新天地(ネオフロンティア)であり、海洋王国の悲願だ。
「私は冒険者じゃないから、冒険心が疼く事は無いんですが……この国の人の、悲願ですよね。その憧れに近い重みは分かる感じがします」
「ええ! 『我らが女王』の悲願! 女王陛下万歳、よきかな大号令!
この秋宮史之、一命を賭してご期待に応えてみせましょう! ふふっ、女王陛下のために働けるってうれしいな。がんばるぞー」
愛しきはイザベラ・パニ・アイス女王陛下也。『女王忠節』秋宮・史之(p3p002233) は自身の愛する女王にとっても憧憬の先である絶望の青を眺め、やる気を漲らせる。
その身は水竜の如き姿をしている『ふわふわな嫉妬心』エンヴィ=グレノール(p3p000051)は聞こえる潮騒を耳にしながらふうと小さく息を付く。
「海洋の依頼は久し振りね。ラサの砂漠や深緑の森も新鮮だけど、やっぱり私は此方の方が落ち着くわ……いえ、気は引き締めていかないと……ね?」
ちら、と振り返るはモスカ領。つんけんとした態度から滲んだ気遣いと不安はクレマァダ=コン=モスカという少女――そう称するのは些か失礼だろうか、彼女はあの年齢でも立派なモスカの祭司長だ――らしいものなのだろう。そう思えばこそ、安心してもらえるように頑張らねばという気持ちも強くなる。
「何をのんびりしておるのじゃ。鮭でさえも使命があらば急いで川を上るんじゃぞ」
噂の人、クレマァダが呆れを滲ませたようにそう声をかける。ふい、と視線を逸らした彼女の表情は態度は冷たいものだが心配性という文字が良く似合っていた。
「クレマァダ様。何かとご不安でしょうが、最善を尽くします。どうかご要望があれば遠慮なく。出来得る限り対処させていただきます」
「ふん、オマエ達にできる事など些細な事じゃろう? さっさと仕事をこなして帰ってくるのじゃ」
史之に冷たく返したクレマァダの様子に『海淵の呼び声』カタラァナ=コン=モスカ(p3p004390)はくすくすと笑う。ああ、ローレットで仕事をする以上暫く留守にはしていたが片割はいつもと変わらない。
「不安はいつものことだよ。だって、だからこそ、あの子は祭司長なんだもの。僕にはとっても真似できないや」
クレマァダに聞こえぬよう、カタラァナはそう言った。その言葉を耳にして『幸運と勇気』プラック・クラケーン(p3p006804)はふむ、と小さく呟く。
「うーん、でもその『いつも』より深刻そうな気も……カタラァナさん、気の所為っすかね?」
プラックはクレマァダの言う様に『さっさと帰って』来てから聞けばいいかと頭を掻いた。訊きたいことは沢山ある。例えば、そう、行方知らずの父の事とだとか――
気になることは山盛りではあるが大号令と聞いてクラーク家の娘が大人しくしている訳もいかないだろう。豪華旅船『ビッグドリーム号』での出立準備を整える『大いなる者』デイジー・リトルリトル・クラーク(p3p000370) が「さて、出発するのじゃー」とクレマァダに手を振れば『ド根性ヒューマン』銀城 黒羽(p3p000505)が口元ににぃと笑みを浮かべて見せる。
「はは、陸に打ち上げられた萎びたコンブか。言ってくれるねぇ。まぁ、その期待にしっかりと応えさせてもらうさ。
モンスターだなんだって言っても、要はでっけぇ海蛇だろ? このくれぇの奴なら、今まで相手にしてきた化物達と何も変わらねぇ」
「ええ。邪龍……蛇ですけど、それをを鎮めるは乙女の舞と相場は決まっておりますので、神楽を奉納させていただきましょう」
しゃんと音鳴らし『嫣然の舞姫』津久見・弥恵(p3p005208)は笑み溢す。その様子を見送ってクレマァダは御武運をと『冒険者』へ頭を下げた。
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――おおうず こうず うみのうず くうても やけぬ おのれらを
つどわせ ちらすは こん=もすか おそれよ おののけ こん=もすか――
謳うカタラァナの声を聴きながら佐里は海の強大さと、そしてそれを目指すという重責をすこしばかり背負い息を漏らす。
「けどまぁ、出来たら遊びで来たかったですね。来年の夏は遊びで来たいなぁ……折角の豪華旅船ですし」
「妾たちクラーク家の誇る『ビッグドリーム号』を気に入って貰えたようで何よりなのじゃー」
ふふん、と笑ったデイジー。潮風を受けながら船は囂々と音を立てた。
「んじゃ、行きましょう、帆を貼れ! 錨を上げろ! 作戦開始ィ! ヨーソロー!
……一度言って見たかったんすよね、コレ」
「まるで『船長』ですね。ヨーソロー!」
プラックの声と共にビックドリーム号を発進させる史之。波は飛沫を上げてその歩みを止めることはない。海の中を先行する小さな蛸はデイジーが呼び出したファミリアーである。リトルリトル写本を手にした彼女が「ふむ、まだ敵影は見えぬようじゃなあ」と小さく呻いた。
「そこまで遠い所に居るわけではないでしょうから――相手は静かに海の中に潜んで……という事でしょうか?」
魅惑のレースをその身に纏いながら周辺の環境音に耳を澄ませる弥恵は海より聞こえる波の音を聞き続ける。ざざん、ざざんとリズミカルなそれに船の駆動音が混ざり込んでいる感覚が船旅かと心地よいと目を細めた。
「さっさと片付けて、絶望の青に一歩前進だ。……そういや、海蛇って食えたっけ?
身は蒲焼きに、皮は鞣してバックなんかに出来ると色々と儲かりそうだよな」
黒羽のジョークにくすりとわらった弥恵はどうなのでしょうか、と首を傾いだ。そうして、彼女はそのまま表情を硬くする。何所か、環境音に歪なものが混ざり込んだのだ。デイジーが顔を上げ「居たのじゃ!」と鋭い声を上げれば黒羽は水中へとその身を投じる。
水中に飛び込めば、その冷たさがその身を包みこむ。けれど、それさえ心地よいのだとエンヴィは目を細めた。
(普段は陸で生活してるけれど……これでも、海龍の子孫なんだから。深く暗い水中でも、私にとっては快適な環境ね)
ぽこり、と浮かんでいく水泡を追い掛けて、史之は周囲を見回した。水中での行動に適する技能を有する彼は貨物船にも『こんなことがあろうかと!』と様々な積み荷を乗せ貨物船を装った。周囲の目から見ても通常の貨物船がモスカの許可を得て航海しているようにしか見えないだろう。
「海の深いところに潜っておっては戦いづらい故、妾の超天才の作戦をここで披露するのじゃ!」
よいせ、と投げ込んだボード。そこに積み込むは海蛇の好ましく思うだろう食事、そして別のボートには爆薬を積み込んでいく。別途、移動するようにと足場にプラックより借り受けた小型船へと乗り込んで佐里は海賊船『悪魔の呼び声号』――彼の父の船――に何となく居心地の悪さを感じる。
「けど、これ……すごい、なんか、本当に借りちゃって良かったのかな感があるんですが……まぁ、ありがたく……ていうか、許可証もらう前にこういうの使って怒られないですかね……」
そわ、とした佐里。海中で行動する特異運命座標達はその目で巨大なる海蛇が蜷局を巻く様に泳いでいる様を見た。海蛇を視界に映し込み一気に浅瀬へと誘導するように黒羽が声を張り上げる。
その身から溢れ出した鎖で絡めとり、海蛇の自由闊達なる動きを阻害した黒羽を補佐するように史之はくい、と眼鏡を持ち上げた。
「でかいね。でも敵じゃないさ。ほらおいで、海蛇くん。大号令の体現者、この秋宮史之がお相手するよ」
そう、全ては女王陛下が為――史之は手招いた。史之や黒羽へと謳うカタラァナの魔力が流れ込む。
「あのね、鰯を捕る時はね。わっと追い立てて、がっと掴むんだよ」
響くその声音に躍る様に弥恵が跳ねる。浅瀬へと追い込み漁をする様に海蛇を誘導する仲間達を待ち受ける天女の笑みは只美しく、その潮騒の中でゆっくりと姿勢を整えた。
「さあ、舞いましょう――!」
その美しい舞を見ながらカタラァナが謳う、謳う。その声音はモスカの娘としてであるか、それとも一人の少女としてであるか。
聞きながら、プラックは船と共にずんずんと進んでいく。ただ、それだけでも心が躍る。海蛇へと一撃投じ、船の上だけではなく海をも生かして戦う特異運命座標達の中で、海蛇の視線を奪い怒り狂うそれを受け止める黒羽はぞっとした様に肩を竦めた。
「……まぁ、食われたら頑張って出ようか。頭からは無理そうだし……尻からか……うーん……」
強大な口を開いて飛び込んで来ようとする海蛇に背をなぞった気配は確かなものか。「食事になると女王陛下に二度と……!」と史之が悲痛なる声を漏らす。
それを聞きながら「いやね……食事だなんて……」とエンヴィは呻いた。嫉妬を弾丸に変え、その勢いの儘に放つ。焼け爛れるような痛みを海蛇へと与えながらエンヴィは妬ましいと小さく囁いた。
(こんな美しい海を自由に泳げるだなんて妬ましいわ――)
苛立つエンヴィのその声音を聞きながら、楽し気にデイジーは赤々とした月を昇らせた。不吉の象徴を照らした彼女の下で海蛇がぐるりと蜷局を巻き、一気に黒羽へと距離を詰める。
蜷局巻いた海蛇ががぽりと口を開けて飛び込んでくるそれを浅瀬へ引きつけながら受け止める黒羽と史之はその巨体の重さを感じ思わず呻き声を漏らした。
「ハッ、こんな巨大なら黒羽さんの言う様に蒲焼にしたら食事にも困らなさそうだな!」
そうプラックが笑ったそれに弥恵は「美味しいのでしょうか?」とくすくす笑う。さて、観劇するならば何等か食事があった方がいいだろう――例えば、『海蛇の蒲焼」だとか……?
冗談めかす弥恵を追い掛けてデイジーがうねる様にその身を捻り、月を躍らせ続ける。
「ああ、なつかしい海! 聖域(うみ)!
潮の流れも、棲んでる魚も、もっと深いところも、なにもかも僕は知っている。
楽しくて、楽しくて、歌いたくなる、こころのままに、ふんぐるい、るるいぇ――」
謳うカタラァナに合わせ、デイジーが月を以て爛々と照らし続ける。海蛇を撫でる様に放つ弥恵の一撃が海蛇を翻弄させればそれが隙だと言う様にプラックが一気にその距離を詰める。
「かかっ、恨みは無いが人様に迷惑かけてんだ! 潔く討伐されて貰うぜ!」
にい、と笑ったプラックが一気にその身を跳ねさせる。ブリッツボーイ・ガントレットは、護るべきと仲間達の気持ちを背負い、猟犬の如く海蛇の横面へと喰らい付いた。
史之が懸命に受け止め続け、食事にはなりたくないと呻いたそれに黒羽が同感だと小さく笑みを溢す。
されど、果敢に戦う特異運命座標達は苛烈な攻撃を放ち続ける海蛇を何としも縫い留めておかねばならぬと言う様に佐里は果敢に攻撃を続ける。
(萎びたコンブという認識の儘でもいけませんからね――!)
佐里のその気持ちを悟る様に、飛び込んだエンヴィの嫉妬の弾丸が一気に海蛇を撃ち抜いていく。
ずずん、と音を立て沈んでいく巨体を見遣り弥恵は「神話で準えられるお話を教えましょうか」と笑みを溢す。
「大いなる龍を倒すのは天女と決まっているのですよ」
イルミナント・ドレスを揺らし、最高の舞台に立つように羽衣を身に纏った弥恵の身が宙を跳ねた。海蛇のその身を大いなる海へと『奉納』するが如く舞い踊った彼女の放つ一撃は潮風に混ざり、落ちた。
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モスカ領に入り、無事に仕事を終えた事をクレマァダに報告したというプラックが「さあ行きましょうか!」と告げるが早いか、後ろから特大の溜息が響く。
「……全く、騒がしい奴らじゃな」
「やあ、僕(クレマァダ)、お出迎え?」
かたわれの姿を見てカタラァナはにんまりと笑う。ふい、と視線を逸らした彼女の『心配性』は確かなものなのだろう。プラックは「潮騒以上に騒がしくピンピンしてますよ」と元気をアピールするようにクレマァダに笑い掛けた。
「萎びたコンブよりは、働けることを証明できましたか? ……また何かありましたら、お申し付けください」
一つずつ解決していけば、祭司長の心配性も少しは安らぐだろうかと佐里は穏やかにクレマァダへと声をかけた。「まあまあじゃな」とそっぽを向いた彼女に弥恵はくすくすと笑みを浮かべた。
「聖域へ立ち入らせていただき、ありがとうございました。おかげで依頼は無事完了しました。今後とも宜しくお願いします」
女王の名代であるという確固たる意志でしっかりと声をかけた史之。頷き――そして、『またの機会』があれば彼らを海に送り出す事になるのだという不安がクレマァダの表情にはしっかりと浮かび上がった。
「夢を見たんだね、僕(クレマァダ)。――ねえ、僕、モスカに戻ろうか?」
カタラァナのその言葉にクレマァダは目を丸くした。それはカタラァナ本人もだっただろうか。
妹を気遣うやさしさなんて『機能』を必要としていなかったはずなのに――
クレマァダは「ローレット」と敢えてかたわれを、そして、その仲間を呼んだ。
「此度は世話になった。……しかし、大海原に出るというならば未だ準備は足りておらんのじゃ」
昏い夢への不安を拭う様に、クレマァダは「絶望の青へ行くならば加護を与えましょう」と『モスカの祭司長』として冒険者たちへと頭を下げる。頑なに首を下げた儘である彼女の表情は、隠された儘だった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでしたイレギュラーズ!
大海原に飛び出す前準備、モスカ領は絶望の青に面しているために中々に厳しい場所ですが……
萎びたコンブと称するクレマァダの『心配事』を一つ減らせたのではないでしょうか?
MVPは確り対策を練れていた貴女にお送りします。
またお会いできましたら!
GMコメント
王国大号令だ!夏あかねです。
●成功条件
大海蛇(モンスター)の討伐
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●コン=モスカ領近海
絶望の青の入口であるコン=モスカ領の近海警備です。
様々な船の往来がありますが、その船を襲うモンスターの姿が確認されています。
小高い陸などからの攻撃も出来ますが、モンスターは海に居る為、何らかの工夫が必要になるかと思われます。
(深海での戦闘は何の工夫もなければ機動力と回避に影響を与えます)
●モンスター:大海蛇
黒い細長い巨大な身体をしたモンスターです。毒性が強く、船を襲い毒で蝕み積み荷を喰らいます。
機動力と回避は低いですが、その体を活かした耐久力と物理的な攻撃力に優れます。
海の中に存在する為、陸には上がってきません。1体でも強敵です。
保有するBSは毒関連と痺れ、ショックです。
●クレマァダ=コン=モスカ
カタラァナ=コン=モスカ (p3p004390)さんの双子の妹。絶望の青に隣接するコン=モスカ領の祭司長。
絶望の青に挑む冒険者や海賊に祝福を与え、また外より来たる災いを防ぐ立場ではあるが、今回は女王より「見守って欲しい」と言われ見守ることに徹します。
口ぶりは厳しいですが心根が優しいため絶望の青(惧れの海)へと冒険者が出ていくことを心配していることの裏返しのようです。
特徴がポンコツで心配性なのです。可愛らしい子です。
何らかの予感を感じ、特異運命座標を特に心配しているようですが……今回はその予感とは違ったようです。果たして何なのでしょう――
●重要な備考
<青海のバッカニア>ではイレギュラーズ個人毎に特別な『海洋王国事業貢献値』をカウントします。
この貢献値は参加関連シナリオの結果、キャラクターの活躍等により変動し、高い数字を持つキャラクターは外洋進出時に役割を受ける場合がある、優先シナリオが設定される可能性がある等、特別な結果を受ける可能性があります。『海洋王国事業貢献値』の状況は特設ページで公開されます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
さあ、海へ!
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