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シナリオ詳細

<冥刻のエクリプス>オペレーション・ブロークンブラッド
<冥刻のエクリプス>オペレーション・ブロークンブラッド

完了

参加者 : 8 人

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オープニング

●百甲騎士団の崩落
 銀の鞘より剣を抜き、大地を駆ける甲冑の騎士。
 真っ赤なスケルトンモンスターの首をはねとばし、大きくのけぞったスケルトンのあばらを駆け上って跳躍する。
「バケモノどもが。聖都に指一本触れさせん!」
 高く掲げられた剣が聖なる光を帯び、鉄をも切り裂く力となって『バケモノ』へと振り込まれた。
 が、しかし。
 剣は真っ赤な腕に掴まれた。
 肘から先が鮮血のように赤い、少女の腕であった。
 流れる血のようなどろりとした長髪の間から片目を覗かせ、世にも壮絶に笑う。
 開いた少女の目は赤一色に染まっていた。
「ザンネンだねぇー。かわいそうだねぇーー。こーんなに頑張ったのに」
 少女の手は剣の刃を受け止めたまま、かすり傷一つ負うこと無く、どころか刀身を凍った花のようにばりばりと握り砕いてしまった。
 騎士の首を掴み、地面を蹴る。
 カクテルドレスの裾が広がり、卵から雛が抜け出るかのように血色の翼を広げていく。
 背中を突き破って伸びた翼を羽ばたかせ、大空へと舞い上がる少女。
 騎士ははるか上空で首を握りつぶされ、後方の仲間たちめがけて放り投げられた。
「団長――!」
 慌てて身体を受け止める騎士たち。焦りに満ちた顔を上げれば、汗が顎よりしたたり落ちる。
 槍を構えた血色のスケルトン歩兵たちが整然と前進してくるのが見えるだろう。
 血色の杖をライフルのように構えた赤いローブの邪教徒たちの列が見えるだろう。
「…………」
 喉から血を吹きながら、団長と呼ばれた騎士は震える手を上げ、そして力尽きた。
 それが撤退のハンドサインであることに気づき、騎士たちは歯を食いしばる。
 邪教徒たちの魔術砲撃が、スケルトン歩兵たちの突撃が迫る。
 騎士たちは叫びをあげ、魔の軍勢から撤退を開始した。
 その目に未だ、希望の光をのこしたまま。

●希望の光を灯せ
「彼らは、このままじゃ戦えないわ……」
 ぼろぼろに傷ついた騎士たちが都の仮設救護室に集められていた。
 教会を間借りした部屋はけが人ばかりで、そのうち半分は命を落としたかこれから間もなく落とすものであった。
 生き延びた騎士たちも酷く心を折られ、床に座り込む者ばかり。
 プルー・ビビットカラー(p3n000004)はため息をついて包帯を手に取った。

 月光人形。コンフィズリーの真実。天義で起きた無数の事件は今、ひとつの内戦に集約されようとしている。
 魔種の中でも指折りの大物『煉獄篇第五冠強欲』ベアトリーチェ・ラ・レーテが作り出した月光人形は多くの狂気と混乱をまき散らし、事件に乗じて法王の座を狙う魔手アストリア枢機卿と悪徳執政官エルベルトによる大規模なクーデターが引き起こされた。
 緊急防衛体勢をとった首都フォン・ルーベルグだがベアトリーチェ派の魔種たちによる進軍を食い止めるには、国家の兵力は壊されすぎていたのだ。
 もし彼らの侵攻を許し首都と法王を制圧されたならば、ネメシス聖教国は魔種のものとなり『滅びのアーク』を急増させることになるだろう。つまりは、世界の滅びが迫るのだ。

 顔の半分を包帯で覆った騎士が、イレギュラーズたちの前へ立った。
「赤い翼の魔種とその軍勢は我々百甲騎士団の防衛線を突破。
 現在サンミリアルド通りを移動し中央制圧を狙っています。
 奴らは……っ」
 胸を押さえ、激しく血をはく騎士。
 プルーが彼を押さえ、近くのベンチへと座らせる。
「いいわ、休んで。あとは私が説明する」
 血の付いた手をぬぐい、イレギュラーズたちへと振り返るプルー。
「赤翼教団。魔種『BW(BLOOD WING)』を信仰する邪教徒よ。
 彼らはBWのために身と血を捧げ、モンスターによる軍勢を作り上げたわ。
 彼らはさっきも言ったように首都を防衛する天義百甲騎士団と衝突。指揮官だけをピンポイントで虐殺していくという作戦によって騎士たちの心を折り……この有様というわけよ。
 幸か不幸か騎士の戦力はまだ残ってる。必要なのは戦う意志(士気)……今ここでそれができるのは、あなたたちだけなの」
「イレギュラーズ。あなた方がこれまで見せた勇姿は我々の伝説です。子供の寝物語に聞かせるほどに」
 ベンチに座ったまま、胸を血に汚した騎士があなたを見た。
「だから、あなたが指揮をとってください。
 我々は……あなたについていきます」

GMコメント

■■■オーダー■■■
 騎士団のリーダー(分隊長)となり、侵攻してくる魔種の軍勢を撃退してください。
 皆さんには一人につき5人ずつの騎士が割り当てられ、それを分隊という戦術単位にまとめます。
 全員合計8分隊40人。これを一個中隊として運用し、ほぼ同等の規模をもつ魔種の軍勢に立ち向かうのです。

■■■士気向上パート■■■
 赤翼教団の軍勢を前に、騎士たちは心を折られています。
 そんな彼らの士気をあげ、奮い立たせることで劣勢をはねのけることができるでしょう。
 方法は各個人の性格や特技に任せます。
 美味しい料理を作るのが得意な人もいれば仲良くなって元気付ける人や勇ましい音楽で奮い立たせる人、特徴的な演説で士気を高める人もいるでしょう。個性の出しどころでもあります。
 これは自分の分隊にのみ行なってもいいですし、誰かと合同でやっても構いません。

■■■編成パート■■■
 PCそれぞれが分隊長となり、騎士の中から自分の分隊メンバーを編成します。
 『編成方針』と『指揮コマンド』を決定し、戦いに備えてください。

●編成方針
 プレイングにはどんなタイプの騎士を揃えるかを書いてください。
 細かく指示を書きすぎると戦術その他がおろそかになるので、100~200字くらいを目安にしてみましょう。
 『全員ヒーラー縛り』『防御に特化したタンクチーム』『火力特化砲撃部隊』といった具合です。困ったら『バランス型』と書いておけば間違いありません。
 極端過ぎるオーダーでなければ大体応えられる筈です。

●指揮コマンド
 兵は自律的に戦闘行動をとるためスキルその他の細かい使用指示は必要ありません。
 その代わりとして以下のコマンドをプレイング冒頭で指定して下さい。
 『統率集中』:指示を送ることに集中します。PCの各種判定が大きく低下しますが、その分兵各自に大きなボーナスがかかります。兵への指示を沢山書きたい人向け。
 『率先戦闘』:PCが率先して戦い、兵たちはそのフォローに徹します。PCの判定にボーナスがかかります。自力で戦うの好きな人向け。
 『臨機応変』:兵に指示を出しつつ要所要所で率先する、統率と率先の中間にあたるコマンド。ダイス目はそのまま。指示を沢山出したいが自分でも沢山動きたい人向け。

■■■戦闘パート■■■
 赤翼教団とサンミリアルド大通りにて真正面からぶつかります。
 敵の軍勢はこちらと同様8個分隊。
 それぞれのリーダーに邪教徒がついています。
 それ以外の兵はスケルトン歩兵で補っているようです。

●邪教徒
 スケルトンモンスターを引き連れて戦闘を行ないます。
 『神遠範』『神中単』のスキルをそれぞれ保有しており、それ以外の能力にはばらつきがあります。

●スケルトン歩兵
 鮮血を捧げることで生まれる『血色の骨』でできた歩兵。
 槍やライフルなど一般的な武器を使用する。
 1分隊につき6~8体揃えている。

●BW(BLOOD WING)
 赤い血色の翼をもつ魔種。カテゴリーは強欲。
 自分が支配した邪教徒で天義をいっぱいにしたいという支配欲をもっている。
 軍団を指揮しつつ、自分は自由に動く。
 百甲騎士団と戦う際は各分隊長をピンポイントで破壊し、最後には中隊長を全員に見えるように虐殺してみせることで戦意喪失をねらってきた。
 イレギュラーズたちを狙ってくる可能性が高い。
 戦闘能力はほとんど近接戦闘に絞られている。戦闘方法もかなりシンプル。かつ、とても高い。戦闘を行なう際は格上相手の戦法を用意する必要がある。

  • <冥刻のエクリプス>オペレーション・ブロークンブラッド完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度HARD
  • 冒険終了日時2019年07月08日 22時40分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

八田 悠(p3p000687)
祖なる現身
・鼓舞
さて、まずは弱音や不安を吐いてしまおうか
どんなことを口汚く言ったっていいよ、それが終わったら僕の話を聞いてね
よし、じゃあ今吐き出したのは無理に克服しなくていいよ
君たちをそのままで勝たせてあげよう
上手くいったら君たちのおかげ、失敗したら僕のせいだ
頼りたまえよ、僕はその為に来た

・陣形
△の形となる魚鱗の陣を敷く
頂点にイグナート
中腹にスー、僕、ミルヴィ
底辺にユゥリアリア、アリア、エクスマリア、夕
以上の部隊配置を行い、接近する敵軍を待機しつつ突き破る形をとる
イグナート部隊がBW交戦、かつ敵軍の規模が包囲可能段階時
底辺の両端部隊以外は敵を惹き付けつつ後退、初期陣形の反転となるV字の鶴翼陣を敷いて殲滅を計る

・編成
防御と回復、その二つのみに長けたもので部隊を組む
花形ではないだろう、だが花を育てる役割だ
君たちが育てた花を、敵に手向けるんだよ

・指揮
基本は統率集中
BW戦闘時には前に出て率先戦闘
自部隊の騎士は部隊内運用、他との連携問わずに、常に二人一組以上で行動をさせる
これは突出や分断での孤立を避け、負傷者を下げて回復し戦力として長期運用するため

・戦闘
自陣を崩さないように防御を固めつつ、傷ついた味方へ回復を行っていく
攻撃部隊の負傷者を回収し一時後ろに下げ、その際に防御の役目も持つ
僕は常に切らさず神子饗宴を使用し、最前線の負傷者を優先に回復を行う
攻撃は上記に猶予ができた場合に

アドリブ歓迎
パンドラ使用
エクスマリア=カリブルヌス(p3p000787)
ゲイムメイカー
アドリブ歓迎、パンドラ復活使用、全力攻撃不可

心情
幻想鉄帝間での、亡霊達の古戦場を思い出す
あの時より率いる数は少なく、敵は強大。条件は大きく異なる、が
今回率いるのは、精強な騎士。国の存亡が掛かる決戦
勝つ、ぞ

士気向上
儚き花の雰囲気を纏い、騎士の前に立つ
さて、これでどれだけの騎士が、幼子が戦場に立つ事実に、己を奮起させられる、だろう?
「聞け、天義の騎士。マリアはローレットより、来た。お前達を立ち上がらせ、戦に勝つために
だが、恐怖も、絶望も、あるだろう。マリアは寛大、だ。逃げることは許さないが、望むなら、お前達の心を縛り、強引に、率いよう。何も臆すことなく、勇敢に、戦わせてやる」
魔眼の輝きを示し、事実可能と言外に伝え
「答えろ。強引に操られ戦うか、己の意思で共に、勝つか」

編成方針
各レンジに対応できる攻撃スキル、バフ持ちを揃える

指揮コマンド
率先戦闘

戦闘
全体で魚鱗の陣を形成しマリアの分隊は底辺部に位置
イグナート、夕の分隊がBWを抑える間に敵分隊殲滅を狙う

マリア個人では、基本的に分隊騎士より支援を受け魂鋼で敵分隊長を隊ごと貫通し叩く
騎士の能力は低く見積もられるが、マリアへの支援ならば効果は期待できるはず
攻撃するだけでも回避率-補正を起こすことで十分な効果を見込めるだろう

特にBW戦では-補正を利用し、確実に削るため相手との距離に応じ確実に攻撃出来るよう備え
マリアは最大威力で攻め立てる
イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)
無影拳
アドリブ歓迎
パンドラ復活使用

【鼓舞】
オレは声をかけていく

「アナタたちは負けていない!」
「この様子を見て何を言うのかと思うヒトも居るだろう。けれど負けてはいない!まだ勝負はついていない!」
「ギセイは払ったろう!だけど、そうやって耐えたアナタたちのおかげでローレットは間に合った!」
「今回は前回のようにはいかない。シキ官であるオレたちをヤツが殺すことは出来ないからだ。オレたちは強い!」
「勝者ってのは最後に立っていた者のことだよ!そして、オレたちなら勝てる!」

と、コブして先陣を切るよ!


【編成】
編成方針:『防御特化タンクチーム』
指揮コマンド:率先戦闘

戦況が良くなるまではBWを引き付けるとてもキケンな部隊になる
だから、絶対に生き抜いて戦い抜くカクゴを持ったメンバーで挑みたいな

【戦闘】
オレはナカマが敵部隊をゲキハするまでBWを抑えていく役だよ
夕に背中はマカセテ耐えきるように頑張るよ!

「この部隊のシキ官はオレだ!ムシの様に飛び回っていないでオレを殺して見せろ!」
と挑発しつつ防御集中、全力防御、で耐えるよ
ヒツヨウならブロックもする

攻撃は捨てて時間稼ぎに徹する
するとしても豪鬼喝でイライラさせるように攻撃する

皆が来てくれたら攻勢に出る
隠していた飛燕天舞を使って空を飛んだ瞬間にBWの上を飛び、羽を狙って右腕の一撃で薙ぎ払う
ジェットパックの飛行と物超を利用して一回だけ隙を見つけて空からのキシュウを狙いたい
ミルヴィ=カーソン(p3p005047)
チアフルファイター
大丈夫!アタシ達が来たからにはどうにかしてみせっから!

▽作戦
・分隊
アタシの隊は
編成【バランス型】
方針【臨機応変】
動き方としては強化されまくった兵隊さん達で積極的に敵の隊を蹴散らす!
他の隊がBWや集中的に狙われてる時は急行して救援
他部隊にいつでも支援できるように出来るだけ他の隊と連携して戦う
邪教徒を狙える状況なら敵の動きを六方晶の魔眼で止めて一気に狙わせてケリをつける!

・鼓舞
唄と演奏ができる面子で天義の讃美歌を奏でて戦闘前に暁の饗宴
我ら特異運命座標を交えて兵隊さん達の指揮と戦力を爆上げしとく
ギフトで兵隊さん達にこの戦いの勝利を約束して盛り上げるよ!
「がんばろ!英雄とかそんなの関係なく、アンタ達の守りたい物のために全力で!
アンタ達だって今まで生きてきて沢山の事があった、こんな終わらせ方させない!
絶対勝つよ!!」

▽戦闘
パンドラ使用
前衛
攻撃は基本兵隊さん達に任せて
アタシは六方晶の魔眼で敵複数の動きを止めていく
APが500以下になったら黎明剣イシュラークで回復する為に前に出て攻撃
敵は他の隊が狙っている隊を一緒に狙う
暁の響宴と我ら特異運命座標は出来るだけ維持
・BW
こいつが襲ってきたら前に出て食い止める
防御集中の黎明剣イシュラークか厳しい時は全力防御で耐えながら他の部隊が攻撃しやすいように誘導
隙ができたら攻撃集中の六方晶の魔眼で動きを止めて足止めする
自分が狙われてる間は兵隊さん達に援護してもらう
ユゥリアリア=アミザラッド=メリルナート(p3p006108)
氷雪の歌姫
◆士気向上
全体としてはアリアさま、ミルヴィさまと連携。
天義の聖歌を歌い、自分たちが守るべきものに思いを馳せていただきます。

個別の分隊としては、自分が皆さんの支援を致します、と話しかけてみます。
わたくしの力で騎士さま方の能力を底上げできますし、
ああいう輩の相手は慣れておりますから。
それに、やられっぱなしでは収まりませんでしょう?

◆分隊編成
『統率集中』で中衛~後衛で遠距離攻撃と回復のできる騎士さまについてきていただきます。

◆戦闘
自身は味方を巻き込む恐れがなければディスペアー・ブルーを、
乱戦の中に打ち込むのであればアブソリュートゼロを使用します。
回復が必要な場合はミリアドハーモニクスを使用します。

◆指揮
基本的に騎士さまへの指揮内容と自身の方針は同じです。

指揮の方針は味方前衛と交戦している敵雑兵の漸減。
味方前衛が受け止めた所を1体づつ集中して狙うように言います。
隊長格は後回しにし、敵の数に対してこちらも手数で対抗します。
攻撃対象は自身が指示をして、攻撃対象の統一を行います。
また特に弱った敵には自分で倒さず麾下の騎士さま方に指示して倒していただきます。
自信に繋がれば良いのですがー。
…やりようによってはこの通りに。慣れですわよー。

また、BWに対しての攻撃は敵雑兵が壊滅するまでは行わず、
BW対応班で戦闘不能者が出そうになる場合に回復支援を行います。

◆戦闘不能時パンドラ使用。アドリブ歓迎。
藤堂 夕(p3p006645)
小さな太陽
★士気向上
出発までまだ時間があるなら、やる事は一つです。
負傷している騎士たちを治療します。
私達と一緒に魔種に立ち向かう騎士たち、彼ら、彼女らが役目を果たして帰って来た時、一人でも多くの顔に出迎えてもらえるように。
……よし気持ち切り換えメンタルリセット!
回復魔法をメインに!緊急性の高い負傷者はどこですか!!!!!

★分隊編成
火力特化祓魔師チームを希望します!単体攻撃・範囲攻撃両方使えるのが望ましいです!
指揮は『臨機応変』でゴー!

★戦闘
今回の大まかな作戦は「BWを抑えつつ他敵部隊を撃破、撃破次第イレギュラーズ主体でBWの撃破を目指す」感じ!
その中での私の立ち位置は「BWの抑え」に近いです!
イグナートさんがBWの抑えを担ってくれたので、分隊含めてそれを援護します!
具体的には「BW及びイグナートさん分隊の周囲の敵を叩き潰し、BWの抑えを安定化させる事」を主眼に動く感じです!

分隊への指示は前述方針のもと「範囲攻撃アリアリ」「邪教徒排除を優先したいので、出来るだけ邪教徒も巻き込む感じで」お願いします!
私個人は「イグナートさんの回復>自他分隊の回復>邪教徒狙いアタック」位の行動優先順で!

★戦闘(BW)
敵部隊を排除したら引き続きBW戦!
やる事は変わりなく回復優先、分隊戦力が残っていれば遠距離単体攻撃役として参加してもらえるかな!
無理はしてもらいたくないので、ダメそうだったらダメってビシッと言います!
スー・リソライト(p3p006924)
忌み猫
なんだか、場違いな所にきちゃった感じがするねー…。
でも、頑張らないと。こんな私でも、”希望”だなんて呼んでくれた人達がいるんだから、ね。
俯かず、笑顔を忘れずに。明けない夜はない、ってね。

・士気
とりあえず他の皆の邪魔にならない所で、踊りを披露させてもらおうかなっ。
単調なタップから目線を集めて、だんだん激しく、軽快に!
ほら、目線を上げて?貴方達が守りたいと思ったものは、なぁに?
何も無いなら、逃げれば良い。それでも、貴方達はここにいる。
私が、私達が希望になるから。だから…手を貸して、ほしいな。

・編成!
防御・回復・支援で、2:2:1ぐらい!
主に回復支援と前線の維持、緊急時は庇ったりなんかをお願いしちゃう!

・コマンド!
率先戦闘!前に出ちゃうよ!サポートをよろしくねっ!

・戦闘
詳細な陣形は味方の指示に従うよ~!
敵の中~後衛だけを巻き込めそうならFlourish!連携なんてさせないよ!
その他なるべく狙いは敵前衛から孤立してる邪教徒か、他の味方が攻撃しそうな邪教徒!
主にTwilight StepsのBS付与を狙うよ。1分隊で対応が必要なら他のBSも!

・対BW
他の敵を倒し終えるまでは手出しはしない感じで。
もしBWがイグナートさん以外を狙い始めたらFlourish!
その他は今までと一緒!BS付与を狙うよ!
6つ以上BS付与できてるなら通常攻撃で呪殺狙い!
ここが正念場だよっ!

パンドラ使用、アドリブ大歓迎っ!
アリア・テリア(p3p007129)
幸福を知った者
士気向上パート
ミルヴィ、ユゥリアリアと一緒に讃美歌を歌うが、その前に弾き語りの要領で騎士団に声をかける
「おいたわしや。尊敬する中隊長を喪った皆様のお気持ちはいかばかりか。
ですが我々は戦わなければなりません。国の為、愛する者の為、そして我々が信じるもののために!
その後三人で声を揃えて讃美歌を歌い上げる。できれば騎士団の皆で歌えたら理想

戦闘パート
「皆さん、疲弊したら無理せず下がってください。我々で傷を癒しますので
統率集中
回復と味方へのバフに重きを置いた団員編成
※自身は交戦開始直後に勇壮のマーチ、団員は各種攻撃力、命中、回避が上がる付与スキルで味方全員の能力を底上げ
※は8ターン経過後毎に繰り返す
それ以外のターンは敵との距離に応じてスキルを使い分け
団員は後衛という都合上戦域全体が見えるはずなので損耗の激しい箇所を見極めてピンポイントで回復。後退した兵士がいればそれを優先して回復させて前線に戻す
AP回復については基本分隊員自信を優先
この時、自分はAPを半分程度温存し次に備えておく
(本番はまだ、ここからだから……!)

対BW
率先戦闘に切替
分隊員は自分及び各分隊長への支援
温存していたAPを全て使用
支援を受けてからファイアフライとフロストチェインを使用し、常時暗闇を付与させることで味方の援護とダメージを与え続ける
BWが弱ってきたところでフロストチェインを連発し、最後の削りにかかる

リプレイ

●百甲騎士団の再編
 指揮官クラスの騎士たちを失った天義百甲騎士団は教会仮設救護拠点に詰まっていた。
 ここが世界の行き止まりであるかのような閉塞感と、これから自分たちは苦しんで死ぬしかないという絶望感。
 絶望は人から選択肢を奪い、無限の虚脱をもたらすものだ。
 だがそういうときこそ本能的に、希望の光をまぶしく感じるものである。
「どうぞー。ゆっくり飲めば、身体が温まりますよ」
 ピンク色の看護婦めいた格好をした『小さな太陽』藤堂 夕(p3p006645)が、重傷をおった騎士たちを回って包帯を交換したり薬湯を飲ませたりしていた。
 看護。医療とはまた別の、衛生という技術である。むろん傷や肉体を清潔に保つことに留まらず、食品が身体に害をもたらさぬように整えたり、精神が死なぬよう整えたりといった様々な分野を統括する言葉である。
 ある世界における戦時病院での死亡原因のトップが絶望による自殺であることを見抜き彼らを根本的に救済した看護界の神の名を、おそらく元地球女子高生である夕は知っているだろう。
 はからずも、彼女はそれと今同じことをしていた。
「今から戦いに行く人だけじゃありません。帰りを待つ人も、しっかり守って見せますよ!」
 ほら見てと言って振り返ると『チアフルファイター』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)がギターを、『天義の希望』スー・リソライト(p3p006924)が手足の鈴を鳴らしてどこか陽気に舞い踊っていた。
「がんばろ!英雄とかそんなの関係なく、アンタ達の守りたい物のために全力で!
 アンタ達だって今まで生きてきて沢山の事があった、こんな終わらせ方させない! 絶対勝つよ!!」
 励ますように演奏の調子を上げていくミルヴィ。一方でスーは無邪気な様子で踊り、いまだ動ける騎士の手を引いた。
「ほら、目線を上げて? 貴方達が守りたいと思ったものは、なぁに?
 何も無いなら、逃げれば良い。それでも、貴方達はここにいる。
 私が、私達が希望になるから。だから……手を貸して、ほしいな」
 勇気や正義を引き出すようなダンスに、騎士たちの心が上向いていく。
 やがて曲調が変わり、勇ましい聖歌へと変わっていった。
 『幸福を知った者』アリア・テリア(p3p007129)が伴奏を乗せていく。
「おいたわしや。尊敬する中隊長を喪った皆様のお気持ちはいかばかりか。
 ですが我々は戦わなければなりません。国の為、愛する者の為、そして我々が信じるもののために!」
 『氷雪の歌姫』ユゥリアリア=アミザラッド=メリルナート(p3p006108)が中央に立ち、奇跡のようによく通るハイソプラノで歌い始めた。
 精神衛生(メンタルヘルス)という分野において、宗教はきわめて高い効果をもつ。地球の歴史の話でいえば、精神衛生という言葉が生まれるよりずっと昔から存在し、その分野を体系化して担っていきたのが宗教である。小規模なものはともかくとして、世界三大と言われるレベルの大手宗教となればあらゆる精神の失調に対して治療法を持っていると言われる。
 それはここ混沌世界においても例外ではない。むしろ、あらゆる技術が神のリミッターにかけられたこの世界だからこそ、こうした着実な方法が有効なのだ。
 精神腐敗や混乱が散らばる天義という国の、おそらくは『良いところ』である。
 そんな音楽に合わせるように、再編した自分たちの兵隊を集めて『無影拳』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)たちは演説を始めていた。
「アナタたちは負けていない!
 この様子を見て何を言うのかと思うヒトも居るだろう。けれど負けてはいない! まだ勝負はついていない!
 ギセイは払ったろう! だけど、そうやって耐えたアナタたちのおかげでローレットは間に合った!
 今回は前回のようにはいかない。シキ官であるオレたちをヤツが殺すことは出来ないからだ。オレたちは強い!
 勝者ってのは最後に立っていた者のことだよ! そして、オレたちなら勝てる!」
 勇ましく、そして強く演説を行なうイグナート。
 一方で『沈黙の御櫛』エクスマリア=カリブルヌス(p3p000787)は静かに、そして厳かに演説をうった。
「聞け、天義の騎士。マリアはローレットより、来た。お前達を立ち上がらせ、戦に勝つために。
 だが、恐怖も、絶望も、あるだろう。マリアは寛大、だ。逃げることは許さないが、望むなら、お前達の心を縛り、強引に、率いよう。何も臆すことなく、勇敢に、戦わせてやる。
 答えろ。強引に操られ戦うか、己の意思で共に、勝つか」
 勝利を。そう叫ぶ騎士たちの士気は、イレギュラーズたちが教会に駆けつけたときとはまるで別人のようだった。
 戦争が人間の行なうものである以上、必ず士気は関わってくる。士気向上が戦争の勝利にとって重要な要素であることは、地球の各歴史に散らばるプロパガンダや楽隊の存在が証明していることだろう。
 そんな中で、『祖なる現身』八田 悠(p3p000687)はあえて優しく、包み込むように騎士たちに接した。
「さて、まずは弱音や不安を吐いてしまおうか。
 どんなことを口汚く言ったっていいよ、それが終わったら僕の話を聞いてね」
 圧倒的な力に一度は屈した者たちを受け入れ、その新たな支柱となるための接し方である。ゆえにこの後に続く文言は決まっていた。
「じゃあ今吐き出したのは無理に克服しなくていいよ。
 君たちをそのままで勝たせてあげよう。
 上手くいったら君たちのおかげ、失敗したら僕のせいだ
 頼りたまえよ、僕はその為に来た」
 安心と信頼。勇気はいつも、それを火種にして燃え上がる。それが物語の常識であり理論である。
 悠はその仕組みを、生まれながらに知っていた。
「さあ、行こうか」
 ゆっくりと浮かび上がる悠。
 突き進み、教会の扉を開く。
 差し込む日差しを、包帯だらけの騎士たちは勇ましく見上げた。
 悠が、イグナートが、エクスマリアが、夕が。
 ミルヴィが、メリルナートが、スーが、テリアが。
 それぞれの騎士分隊を引き連れて歩き出す。
「「反撃だ!」」

●サンミリアルド通りの戦い
 馬車四車線の大通りに人は無く、路肩へ等間隔に並ぶガス灯が不安に明滅を繰り返している。
 日の傾く夕刻の、逢魔が時に訪れる、真っ赤な波のごとき魔の軍勢。
 魔種BLOOD WING(BW)とそれを崇拝する邪教徒。そして彼らに率いられた赤いスケルトン歩兵たち。
 一度は破れ絶望した軍隊に、今、イレギュラーズ率いる百甲騎士中隊が立ちはだかる。
 ミルヴィは運命にあらがう音楽をかき鳴らし、部隊の先頭に立って歩み出る。
「総員抜刀――迎え撃つよ!」
 総勢四十人の部隊が一斉に走り出し、大通りを揺らし始める。
 対して、BWはにやりと笑って手を高く掲げた。
「全軍流血――薙ぎ払え」
 邪教徒たちは翼のナイフを腕に当て、勢いよく血を吹き上げていく。
 吹き上がった血液は大量の矢となり、突撃する騎士中隊へと降り注いでいった。
「この部隊のシキ官はオレだ! ムシの様に飛び回っていないでオレを殺して見せろ!」
 イグナートは大声を張り上げると、闘志を炎のように燃え上がらせた。
 身をまるごと隠せそうな四角形の盾を装備した五人の部下たちはイグナートの前へ出て整列。盾を隙間無くつなげて翳すと、降り注ぐ血矢の雨を防御した。
 そこへ剣を振りかざしたスケルトン歩兵たちが文字通りに飛びかかり、ぶつかってくる。
 衝撃に押し巻けないように歯を食いしばる騎士たち。
 イグナートは彼らを振り払うようにして突き進んだ。
「隊長、敵が邪魔でBWまでたどり着けそうにありません。このままでは奴の自由を許してしまう」
「露払いは任せてください! ゴーゴー!」
 夕は光の翼を展開すると、騎士たちに一斉砲撃を命じた。
 対戦車ミサイルのごとき無骨で巨大な杖を肩に担ぎ、神への祈りを唱える祓魔師たち。
 彼らの祈りに応じ、ホーリーシンボル弾頭が無数の放物線を描いて邪教徒たちへと降り注いだ。
 聖なる爆発の中から反撃として飛来する無数のライフル弾。
 ライフル弾を右へ左へかわしながら、夕は光の翼を広げたまま敵邪教徒の一人に拳を繰り出した。
 インパクトの瞬間に引き起こされる光の爆発。
 ドーム状のそれを確認しつつ、テリアは騎士たちに『演奏開始』の命令を放った。
 小規模のマーチングバンドとして編成された天義聖楽兵たちの演奏が仲間たちの士気を向上させていく。
 支援を受けたメリルナート隊は前進。ライフルと魔術砲撃によって攻撃してくる敵邪教徒分隊へとディスペアー・ブルーの呪歌を放つと、それに連なるように百甲聖マスケット隊による射撃が行なわれる。
 ぶつかり合いという意味では、士気の高いイレギュラーズ側が有利。頭数と総合戦力という意味では、同規模の兵と魔種をあわせたBW軍の側が有利だった。
 この二つの要素から現状は互角。ここから差が付くのは恐らく、イレギュラーズ側の戦術と統率力に他ならないだろう。
「全軍魚鱗の陣形を維持。イグナート隊をやじりにしてBWへ突き立てるんだ」
 やや浮遊したままヒールをばらまいて進む悠。
 周囲を固めるシスター部隊はホーリーシンボルを握り治癒の祈りを続けながら、嵐の中を歩むかのように懸命に突き進んでいく。
 悠は状況がよく見えていた。
 味方八個分隊と敵八個分隊。魚鱗の陣で攻めるこちらに対し、BW軍は主力であるBWを中心に鶴翼の陣形を組んで包囲する作戦を採り始めた。
 こちらとしては好都合。
 しかし、BWがイグナートの挑発に素直に乗ってくれる保証はない。ここで邪教徒の分隊をぶつけて足止めされてしまったなら、自由に動き回れるBWと包囲した軍勢によってこちらの戦力が一つずつ順番に破壊されてしまうだろう。
「あわよくば敵を包囲するつもりだったけど……どこか一つでも食い破られたらまずい。全軍方円の陣を組んで回復防御! 砲撃担当者は対象を集中して敵の頭数を減らすんだ!」
「敵分隊長を、隊ごと貫通し、叩く――」
 エクスマリアは騎士たちを強化し支援砲撃をさせると、自分の前方から素早く退避させた。
 まるで海が割れるかのごとく開かれたラインから、エクスマリアは『鉄血・魂鋼』による砲撃を放った。頭髪で編み込まれた大砲から発射された業の力が、スケルトン歩兵を貫いて邪教徒へと命中した。
 開かれた無防備なラインを突き進むように無数のスケルトン歩兵が突撃してくるが、踊るように割り込んだミルヴィがすかさず『六方昌の魔眼』を放った。
 視線によって刻まれた魔力は人であろうが人ならざるものだろうが関係なく肉体を支配し、スケルトン歩兵たちの動きを縛り付けた。
 その隙にミルヴィ配下の騎士たちが剣を繰り出しスケルトン歩兵を一体ずつ着実に撃破していく。
 自分の戦い方を知っている者は、その活かし方も知っている。
 そういった意味ではスーも同じだ。
 バランスの良い五人組に守られつつ、スケルトン歩兵の中をかき分けるようにリーダーの邪教徒を目指す。
 ステップの踏み分けによって魔術を発動させると、邪教徒へ幻惑する魔術を仕掛けていった。
 地球の中国や日本にも足踏みの手順によって印をきる術があるように、足踏みはそれだけで魔術の要素をもつ。ことここ混沌においてはそれが『神による一般化』の波をうけステップマジックとして確立していた。
「範囲攻撃を差し止めれば、つぶし合いで有利になるよね!」
 ミルヴィとスー。方向は違えど戦闘のタイプは同じ『ダンサー』であった。
 力と力。兵力と兵力。
 しかし単純なぶつかり合いではない。イレギュラーズおのおのがそれぞれの個性を活かし特化しあったことで、自由な連携をうみ破壊一辺倒のBW軍を押していた。
 とはいえ、優勢とは言い切れない状態ではあった。

●暴虐と侵略
 イレギュラーズ側が成功したことは、イグナート隊がBW隊に接触し行動の抑制にかかれたこと。
 作戦としてはこの間にBW配下の邪教徒及びスケルトン歩兵の中隊を『各個撃破作戦』によって完全に壊滅し、BW単体になった所で全部隊総力をもって撃滅するというものであった。
 それにあたって失敗したこと(ないしは作戦から欠けていたピース)は、BW及び各敵分隊の引き離しと、叩かれてはまずい分隊の保護だった。
 イグナート隊が周辺防御を片目ながらBWをブロックし攻撃を引き受け続けるという作戦は、BWに手近な部下二個分体を押しつけられるという形で封殺。
 BWはイグナート隊の回復及び砲撃支援を担当していた夕隊に強襲を仕掛け、部隊をほぼ壊滅。悠隊に飲み込まれるようにして保護・回収された夕隊の重傷者は素早く安全な距離まで離脱。
 実質的に孤立したイグナート隊へ、BWは改めて襲撃をしかけることで彼の部隊をほぼ壊滅させてしまった。
 この戦いにおいて最も重要な存在はBWをおいて他にない。この一体だけで戦況を左右しかねない存在であり、BWを抑えている間にもはや覆せない程に戦況を決定づけることが完全勝利に必要なタスクであった。
 一方で各個撃破作戦は『集中攻撃を行ない合う』という意味のスラングとしては成功したが、『孤立させた敵部隊をより大きな戦力でひとつずつ壊滅させる』という意味での成功はしなかった。
 破壊一辺倒のBW軍と防御・回復・バフを併せて慎重に攻めるイレギュラーズ軍は結局の所人数の削り合いとなり、最終的に少数の敵部隊と少数だけ残ったイレギュラーズによる即席再編部隊によるぶつかり合いへともつれ込んでいった。
 そして……。

「かわいそうだねぇー。一度負けたのにまた痛い思いをするなんてー」
 翼を広げ、飛び上がるBW。
 イグナートは流れる血をぬぐい取り、ギラリと目を輝かせた。
 助走をつけての跳躍。ジェットパックを起動しBWよりはるか高所をとっての飛燕天舞を繰り出した。
 攻撃はBWの翼をわずかにかすり、噴射がつきたことで安全降下を行なうイグナートの首がBWに掴まれた。
「そんな飛び方、驚いたねぇー」
「――ッ!」
 強烈なパワーで地面に投げられ、叩き付けられるイグナート。
 骨の砕ける音を内側から聞きながら、イグナートは最後の力を振り絞って闘気を発射。
 防御したBWめがけ、メリルナートが横合いから襲いかかった。
 呪歌によって発射されたアブソリュートゼロが命中。
 防御姿勢のまま墜落したBWは、地面を殴るようにして不時着した。
「みなさま、今のうちに安全な場所へー」
 メリルナートはアブソリュートゼロを連射しながら重傷者や戦闘不能になった騎士たちを撤退させ、一人でBWへと襲いかかった。
(本番はここから……!)
 集中攻撃をはかるべく、怪我した腕を庇いながらフロストチェインを発射するテリア。
 一方反対側からは戦闘不能になった騎士たちを下がらせ単身で突撃するスー。
「ここが正念場だよっ! みんな、いい!?」
 テリアの放った氷の鎖がBWの腕に巻き付き、舞うように繰り出されたスーの剣がBWの胸に突き刺さる。
 有効打。手応え。
 その、直後。

 爆発のような衝撃と共に地面が空を飛んだ。
 より正確に述べるなら、大暴れしたBWによって舗装道路が大胆に砕け、空へと飛び上がった。いびつなクレーターと化した大通りの中をBWがジグザグに飛び回る。
「まずい……!」
 仲間が死亡につながるレベルのダメージを受けるのを阻止すべく突入したミルヴィが、黎明剣イシュラークを繰り出してBWの翻弄にかかった。
 ミルヴィの描く白い軌跡とBWの描く赤い奇跡が幾度もねじれ絡み合い、舞い散る砂と石の風景に伸びていく。
「けが人は僕たちが回収する。あとは任せるよ」
 悠は重傷を負った仲間たちをタンカを装備したシスターたちによって素早く回収すると、BWの追撃をカウンターヒールで防御しながら大通りを中央側へと撤退。
「私は残ります!」
 腕まくりをし、ぼろぼろになったナース服を見せつけるように立つ夕。
「せめて一発――!」
 夕は虚空から救急車を一台召喚すると、迫るBWめがけて真正面から叩き付けた。
 そこで、ようやく、BWの腕がぼろりと砕けるように落ちた。
 蓄積したダメージが限界に達しようとしているのだ。
「出番、のようだな」
 エクスマリアがむくりと起き上がり、ここぞとばかりに頭髪を編み上げた純然たる力の塊をBWへと叩き付けた。

 激しい音をたてて舗装道路の塊が地に落ちる。
 その中央には、全身が砂糖菓子のようにばらばらに砕けたBWの死体があった。
 ここは危険だ。中央へ撤退しよう。
 誰かがそう言い、皆がそれに同意した。
 サンミリアルド通りにおける中規模防衛戦は、大きなダメージを受けたもののイレギュラーズと天義騎士たちの勝利で終わったのである。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377) [重傷]
無影拳
アリア・テリア(p3p007129) [重傷]
幸福を知った者

あとがき

 ――サンミリアルド通りの戦いに勝利し、中央への魔種進行を阻止しました。
 ――これによって中央に撤退していた多くの重傷者が襲撃されることなく、安全を得ることができました。

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