シナリオ詳細
■←秘密の入り口
オープニング
●
光と闇の交わる約束の地~宵闇の都~
ティファレティア「ふふ、このサイトは宵闇の皇女である私が乗っ取った。管理人には任せておけないのでな(核爆)」
最果てへようこそ(微笑)
貴様は『00000067』番目の†咎人†である。
『キリ番』
6:管理人(愚か者め)
66:管理人(愚か者め)
次回666。踏み逃げは虚無(ゼロ)の世界を見せてやろう。
『BBS』(工事中)m(_ _)m。
『SS』(工事中)m(_ _)m。
エターナル・ダークティアーズ戦記一章~アルテミス殲戦~(予定)
『Gallery』
◆:一般、★:閲覧注意。
◆◆★★★★
ティファレティア「こ、こんなものを乗せるな!(赤面)」
ディアナ「ティファ可愛いっ☆」
『プロフィール』
名前:ティファレティア・セフィル。このサイトの真の管理人だ。
性別:超越しているが女性体(魔力が安定するため)
年齢:数えていない(外見年齢14歳)
設定:宵闇の皇女。闇の支配者。かつて七大聖王国すべてを滅ぼした罪で死ぬことができなくなった。聖王国アルテミス第一王女ディアナ・ケテルの魂を再構成し一緒に生活している。
必殺:†クリムゾン・ダークキャリバー† →・←・↓・→・(P)
『リンク』
幻想同盟。
●
「そういう訳なのですよ!」
なにがだよ、とイレギュラーズは思う。
ともあれ『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が開く薄くて四角い何か。練達製『ノートパソコン』なるアイテムには、そんなものが書かれていた。
練達と言えば変な研究ばかりしている都市国家というイメージがある。
今回の依頼について、おそらく良く分かっていないであろうユリーカの情報をイレギュラーズがかみ砕くと、おおよそ次のようなものだった。
どうもDr.マッドハッターが面白がって作り上げた『ゲーム研究所』というものがあるらしい。
その研究者の一人がなぜか機能を暴走させてしまったようだ。
このままでは練達のシステムに悪影響を及ぼしかねないと、ローレットに依頼が来たようだ。
「それで、どうしろって?」
「はい!」
これまた練達が誇るVR技術で、なにやら擬似的な空間に入り込み、その中でモンスターのようなバグを退治てほしいとのことだ。
「えぇ……」
なんとも訳のわからない話だが、まあ依頼として来た以上はなんとかなるのだろう。
「てか、このホームページって言うの? これ何?」
どうもシステムのバグが疑似VR空間を構築する際に、練達のネットワーク上に存在するこの非常に趣味的な世界観を、ゆがんだ形で取り込み再現してしまったらしい。
このホームページとやらの管理人やらは全く無関係ということで、とんだとばっちりだ。
「あとは現地で聞いてほしいのですよ!」
「あ、うん」
胸を張るユリーカに、イレギュラーズは曖昧に返事した。
- ■←秘密の入り口完了
- GM名pipi
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年12月31日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
黄金から薄紅へ至る大空を駆ける雁の群れ。
否。それこそヴィルデシュヴァイン法国が誇る第十三空艇魔導大艦隊がその威容であった
総てが黒一色の飛空戦列艦で構成された【貪欲なる勝利の牙・黒のフェッラーライ】が見下ろす大地には、かつて七大聖王国(デアセフィラ)が一つ【美と繁栄の央都アウラ=セレス】と呼ばれた面影はなく。
――黒太王陛下(シュヴァルツ・シュヴァイン)、お戻りください。
耳元の魔導通信機器から聞こえる親衛隊長の声音に。
「ぶははッ! のっけからコレかよ!」
黒鎧を纏い飛空大艦隊の船首に腰かけた美丈夫『【【【黒の豚王】】】』ゴリョウ・クートン(p3p002081)は端正な口元から牙を覗かせる。
――陛下ッ!?
生真面目そうな親衛隊長には申し訳ないところだが、ゴリョウの目的たる眼下の大地へその身を舞わせた。
――
――――
深紅の剣光が大地を駆け抜け、断ち割った。
壮絶な昏き光の蹂躙に。
「なっ!?」
しかし眼前の魔性達は傷一つ負っていない。
「この私の『†クリムゾン・ダークキャリバー†』が弾かれただと!?」
それは三十の影――敵。
いずれも黒い翼を広げ、ドレスを纏った少女達がその手にした鎌を一斉に構える。
戦慄く『宵闇の皇女』ティファレティア・セフィルが膝をつく。絶体絶命の窮地。
――さぁ、歪みし電子の妖霊(バグ)共よ。666番目の客人たる我を出迎えよ――
「なっ、何者だ?」
★舞い降りる白銀の妖猫★
数千年の時を生き、災厄を断ち続ける白き妖猫。
我が魂は太極に至り、全ての魔を断つ剱となる。
「ふ……ここが宵闇の都か」
混沌に覆われ、栄華の見る影もない其処で。
告げた彼女の名は『五行絶影』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)。
「そこな皇女と王女は、我が友の護りに身を委ねると良い」
+進撃せよ+
「なっ! それに貴様はまさか!? †九尾の金狐†!?」
その絶世たる容姿と無限の魔力によって数限りない国々を手中に収め、神々と闘争した。
その真名『暗躍する義賊さん』ルルリア・ルルフェルルーク(p3p001317)たるを知る者は居ない古の神獣。
「わらわの力。必要じゃろうが?」
少女の愛らしさの中に秘められた妖艶な笑みにティファレティアは頬を染め、傍らのディアナは頬を膨らませるが――
「奇麗な人……」
そんなディアナも傾国の美貌に見とれてしまう。
「望むなら男の姿となってもよいがの」
「そなたは今の姿こそ美しい」
「ディアナもそう思います☆」
そして珠晶界より至る輝煌の獣。
「貴様は――†復讐の魔王†、か!?」
ティファレティアは呻くように。
「そう呼ばれる事もあるね」
美髯と輝く枝角に彩られた美貌の青年。手のひらで左目を隠す『髭の人』ムスティスラーフ・バイルシュタイン(p3p001619)が指の間から邪眼を覗かせた。
かつて光輝の聖皇子(マジェスティック・ラディウス)と呼ばれ――とある事件を切っ掛けに闇を抱いた異界の魔王(アークデーモンロード)だとされている。
「ぶははッ! そんな訳だ。手を貸すぜ嬢ちゃん!」
「貴様は、貴様等は! かの伝説の獣『白銀の妖猫』に、法国の王『シュヴァルツ・シュヴァイン』だ、と!? 『世界の敵(アークエネミー)』たるこの私に、なぜ!?」
「そういうことになってるみたいだぜ!」
大地を踏みしめたゴリョウが言葉を終えると同時に、巨大な人型の影。降り立つ両足が辺りを震わせた。
巨大な黒鎧を思わせる人型の機械。
「こうか?」
そのコクピット。
両手を乗せたコンソールを中心に、光る幾何学模様が走っている。
メインカメラを通じて見えるのは仲間達、数十体の敵と交戦する二人の少女の姿である。
「呼ばれてねぇが助けに来たぜ」
「界境守護者(デウス・エクス・マキナ)、か。その機体はまさか伝説の『ナハト・シュワルベ』だと!?」
ティファレティアの瞳が驚愕の色彩に彩られ。
「何のことかわからねぇが、安心しな。俺が護ってる限りお前らに傷一つ付けさせねぇからよ」
とんでもない事に巻き込まれた 『暇人』銀城 黒羽(p3p000505)ではあったが、やるべきことはいつとて変わらぬ。
「わからない――なにも」
華奢な両手を組み『円環の導手』巡理 リイン(p3p000831)は祈るように呟いた。
この世界の新参。おそらくそのポテンシャルは無限なれど。今はただ――死神の涙(ラクリマ・モルテ)を煌めかせ。
「けど――――」
眼前の化生を輪廻の円環へ還すべく、大鎌を携える。こうなれば仔細は腐れ縁(せんもんか)に尋ねる他ないのだろう。
「氷結界の召喚士これに参上」
涼やかな声音の主。『風来の名門貴族』レイヴン・ミスト・ポルードイ(p3p000066)が、その白い指先で夜空のように深い青の髪を払う。
「馬鹿な! 氷結界の召喚士(アブソリュート・ゼロ)か!?」
其は凍てつく伝説の名。神代に詠われし氷の化身。
「貴様は、原初の王に連なりし者。ならば! まさか!?」
どうやら目の前の姫君達はレイヴンの名を知っているようだ。デジャヴ(ギフト)――いや。別のメカニズム(魔的機構)か。
「ともあれ久しい事だ」
微かな苦みと微苦笑を携え『†原初の王★Raruhu†』ラルフ・ザン・ネセサリー(p3p004095)が呟く。
「貴様はッ!? 原初の王『はじまりの咎人』、か……ッ!」
「流離う間にエデンの東はかくも広くなった――楽園其れ自体を喰らう程に」
禁じられし果実は。甘く。毒を孕み。
――Welcome to the Mythology――
「ようこそ姫君達、神話の世界(こちらがわ)へ」
逝こうか、諸君。
闇の因子を刻まれし戦士達(トガビト)よ。
蹂躙せよ。
其れはこの世界の異分子(イレギュラー)達。即ち世界の救済者(ワールド・セイヴァー)である。
●
「挨拶はこのぐらいにしておくか」
微苦笑するラルフが歪みし電子の妖霊――†終末の使者†(アポカリプティカ)共を指し示す。
その姿はいずれも白磁の肌と紅と蒼のオッドアイが彩られたミドルティーンの美しい少女に見えるが。
不吉な死を印象付けるドレス、禍々しい大鎌を帯びていた。おそらくは聖なる死神リイン(~永劫回帰~)の対極たる存在であろう。
其れは――嘗て世界の争いに心を痛めた天使の少女の涙から生まれた無数の黒天使の姿、か。
「それでは参るぞ。我が霊気が生み出す太極の刃にて、煉獄の魔氷に閉ざしてやろう」
波紋のように幾重にも広がる冷たい闘気の中心で汰磨羈は美しい刃を顕現させる。
凄絶の闘牙。凍れる刃。
「墜ちよ――」
――フリージングカラミティキャリバー!
冷厳なる銀閃――刻すらも凍らせ切り裂く剱撃は僅か一太刀で歪みし電子の妖霊†終末の使者†を斬り――刹那。
モノクロームに塗りつぶされた世界の中でただ一人、時間という概念そのものを断ち切った汰磨羈が敵中を歩んで征く。
其れは時空を断ち斬り支配せし者(コズミック・ルーラー)。
「ひい、ふう、みい」
軽やかな足取りで三つ数えて。視界の隅に煌めく細い細い銀糸――剣光。
動き出した刻と共に妖霊達は砕け、氷片だけが舞い踊る。
「冷えてきたの」
愛らしい銀猫を彩るは闇を湛えた微かな邪笑。
「おこたが恋しいぞ」
「極寒の地の氷の神よ、我に力を与えたまえ」
静謐たる詠唱。本来であればSSS級(トリプルSクラス)のEAM(エクストラ・アデプティック・メイガス)、即ち3S-EAM(トライエイム)百名を必要とし、その全員が寿命の三分の一を捧げた七十七日間の儀式を経て放つ神代の大禁呪。
そもトライエイムは現世に十六名しか存在せず、封呪(詠み人知らず)となっている筈だ。
「言葉は氷柱、氷柱は剣。身を貫きし凍てつく氷の刃よ」
レイヴンは其れを無詠唱(キャストレス)で操るのだが、この時あえて短節詠唱(ファストキャスト)を口にした。
絶対零度の光が大地を切り裂くように駆け抜け。
「今、凍てつく嵐を異界より呼び出し我が障壁を壊さん――!」
積層魔法陣が顕現した霊界の門(アストラル・ゲート)が軋みを立てて開く。
「しぬがよい!」
其の宣言は。
――劫獄凍嘯陣(エターナルフォースブリザード)!!
総ゆる『不滅』を破壊せし殺戮の嵐は、歪みの妖霊達を美しいガラスの彫像へと変えた。
「天征剣よ! 神を滅せし呪われし剣よ、悠久の時を超えて真の力を顕現せよ!」
賢者石の紅き輝きを帯びたラルフが大ぶりの刃――天征剣――を抜き放つ。
禍々しく錆びた刃――かつて神々(スペクトラ)が世界(エンパイア・オブ・カオス)の支配権を移譲した証(クエスター・ブレイド)とされたが。
其は『国王』。大聖堂(カテドラル)にて有翼種を釜へと焼べし者也。黒き伝承の扉。
ただ一人を求め。
――約束の黒き牙――世界を灼きし浄滅の黒き雷光"ゴッドスレイヤー"(メギドイレイザー)!
「ナニッ、バカナッ!?」
原初の覇王が放つ黒き雷光にドレスが裂け、†終末の使者†の震える双丘が――
「十と四の道を経て、彼の者は生の極地へと至る」
ムスティスラーフの祈り。
明滅するように戦場を揺蕩うマーキュリー・シャドウが放つのは。
~肉体、魂、儚い命~
ただ一閃 皆散り逝く――
†告死†
現れ。斬り。掻き消える。
世界渡り(リージョン・ウォーカー)級の魔王なればショート・テレポートなど造作もなく。
~ ハロー・ワールドエンド ~
「バカナッ、バカナッ、アッーーーーー!!」
顕現せし崩壊の序曲(メンタルブラウザクラッシャー)。
「そう。こんな風にも、ね」
「アッーーーーーーーーー!!」
眼前に居るのは肌もあらわな少女ではない――むくつけき大男。叫び。隆々かつ艶めかしい腰付き。
「これなら悪くないね」
ワールド・セイヴァー達の絶大な攻撃を受け、世界が震えている。
「異物ドモ……」
敵の数体を薙ぎ払い――だが。
「虚無(ぜろ)ヘト還ルガヨイ」
ドレスの少女(バグ)達は大鎌を振りかぶり、殺到する。
――陛下……どうかご武運を……ッ!
激闘は続いていた。
「ぶははッ!」
上空で祈るように佇む無数の艦隊を背負うように、立ちふさがるゴリョウ。その鎧に、身体に。次々と傷が穿たれる。
笑い飛ばすが、さすがにきつい。
「だが、まだだ!」
ゴリョウの叫びに呼応するかのように、煉獄の業火が辺りを灼熱の海に変える。
「消えんぞ――」
ルルリアが艶やかにほほ笑む。
「――その火は」
「第十七位界大禁呪――熾天煉獄炎爆衝(セラフィック・インフェルノ)、か!?」
「いいや」
「まさか、†真・地獄の狐火†!?」
そう†真・地獄の狐火†とは世界創生の伝承。僅か一節にのみ存在が示唆されていると言われる失われた術式。
観測した者は、たとえ神々でさえも総て焼き尽くしてしまうから、あらゆる記録に残らない術(スペル・オブ・ダムナティオ・メモリアエ)とされる。
「今のは†真・地獄の狐火†ではない……ただの狐火じゃ……」
「ソノヨウナ、コトガ――ッ!」
敵たる†終末の使者†達が戦慄する。
「あるんじゃよ」
冷たく告げられたのは純然たる事実。
●
幾許かの刻は流れ――されど殲戦は継続していた。
ワールド・セイヴァー達は既に敵のおよそ三分の二を薙ぎ払っている。
「貴様モ根源(ぜろ)ヘ、虚無(ぜろ)ヘ――」
だが味方の疲労も極北へとたどり着きつつあった。
「終焉――滅ビヨ――」
中空へ展開する無数の魔法陣から顕現するのは地獄の紫電を纏う怨霊の群れ。
「――焦熱雷覇零柩衝(カラミティ・レクイエム)!」
衝撃。
「どうしたもん、かね」
黒羽の界境守護者(デウス・エクス・マキナ)『ナハト・シュワルベ』の両腕がディラックの海に消え――負の重力波に押しつぶされてゆくコクピットの中で――しかし男は不敵に笑った。
膨大なエネルギーの奔流に押し流され、ナハト・シュワルベは光の中に掻き消えて。
「訳が分からん乗り物より、こっち(生身)のほうがいいだろ」
そのエネルギー総てを受け切り黒羽は戦場に立っている。
「ぶははッ! やるじゃねえの!」
哄笑するゴリョウ。
「黒き闇より輝きは生まれん!」
黒き鎧を脱ぎ捨てて。
「黒の父(オーク)の背を追いて、金の母(エルフ)の声を聞け!」
残された腕甲と脚甲が輝き、華奢な黄金の鎧を形成する。
「我が名はゴリョウ・クートン! オークとエルフの子なれば……!」
美しき光輝を纏う、その姿は――
「金の貴王(オール・ノブレス)とも在らん!」
炎のような金の輝きが片目を燃やし。
「くはははッ!」
声音を変え。
「さぁテメェらと俺!」
宣言する。
「どっちが先に燃え尽きるか我慢比べといこうじゃねぇか!」
苛烈な攻撃は必然的に最前線の二人に集中し――
「我が嵐を耐え忍ぶとは……!」
レイヴン等、ワールド・セイヴァー達も最後の力を振り絞りつつあった。
「そうだ、僕と『相互リンク(ソウルリンク)』しよう!」
ムスティスラーフのプラン。
「何――ッ!?」
「君のその技もカッコいいと思うんだ、僕にやらせて貰ってもいいかな?」
「だがこの技(紅闇剣)がそう簡単に扱えるとでも思うのか!?」
それに。
「貴様は紅薔薇。我等は黒百合――其れは或いは相容れぬのではないか」
一抹の焦燥。HotLinkする訳には征かぬ。
そう。けれど。
「やってみなくちゃわからないよね」
言って(image)のける(download)。
「行くか」
アンカー・エイチレフ。
「ああ」
攻性防禦守護獣術『招惹誘導』――其は『性』の一。力強く響く声、鋭く刺さる眼光也。
「銀城、二人を頼むぜ!」
右腕を振り上げ、ゴリョウは眼前の敵達を睨む。
殺到。
刃が、術式が、ゴリョウの身体を貫いた。血花が繚乱は――
「オメェら!」
――慟哭止めるにあたわず。
「『俺ごとやれぇ』!」
救世主達(crew)は頷き(blousing)合う。
同盟。楽園。侍の魂。
Luck-Fields-Home
オフフック。dial tone。リンク。
11-Tel(て)-et(れ)-How(ほ)-8
~ワ タ シ タ チ ノ ジ カ ン~
「やれやれ――そうまでせずとも有象無象など相手にならぬわ!」
ルルリアの炎。赤は金。青は白へ。
「わらわの†真・地獄の狐火†で消し飛ばしてくれる」
――煉 獄 炎 狐――
断末魔の絶叫が轟き、妖霊はすがるようにルルリアへと手を延ばす。
「わらわは封印をあと2段階残しておる……この意味がわかるかの?」
「界域同調指数――五十三万デハ、足リヌト!?」
宵闇のカリヨン。其の祝福は。
「おお、混沌の落とし児よ、その黒き魂で愚か者を蹂躙せよ。
ラルフの放つ。
「――暗黒時空洪烈(カオス・ディメイション)」
王たるの中枢。レイヴン(アブソリュート・ゼロ)は詠い謳う。
”起動せよ、起動せよ”
――魔砦の巨蟹。我、結びし契約に置いて汝を使役する。
「我が敵を砕け、その鋼鉄の腕(かいな)を以って!」
――『カルキノス』――
氷階の迷宮(ファーレンハイト・オー)。
汰磨羈の太刀筋。其が時空を断つならば。
「貴様の魂、その深淵まで斬り伏せてくれる」
アストラ・トゥ・マテリエ(第二世界規則)。
世界とセカイを繋ぎ、また断ち切るモノ。
――鮮血に沈め――
「ブラッディエクスキューション!」
次元そのものを断ち、滅する刃(ディメンション・フォールダウン)。
よはねハ死セリ。でみうるごすガ抱擁ノ中ヘ。
黙示録(たガためノ)の鐘が鳴る。
暗堕天の頌歌。
血よ。刃よ。
子午線を祀れ。
ことほぎみことのり(セイクリッド・アンセム)を響かせよ。
「繋がる事でその力を増すんだ!」
詳らく言乃葉と。
「いいだろう――ぬかるなよ」
「もちろん!」
ムスティスラーフの言葉にティファレティアが魔力を同調させる。
「心の深淵に燃え上がる復讐の炎よ――」
唱和。赤と黒(スタンダール)。
-search-engine-
Riddle of the Sphinxは百を数え。
ラグナロクはオーラへ。
伝承(テイルズ)を紡ぎ(ウィーブ)。
クラン(血盟)を結べ。
ミスラ(契約の乙女)は潜勢態(デュナミス)を彷徨いクリスタルへ祈る。
!-NULL-Po(inter)-Ga-!
「――我らが前に立ち塞がりし敵を撃て!」
ならば次は『失われた時(プルースト)を求め(退廃)よう』か。
<b>黄昏同盟さんへ捧げ物</b>
詠唱。
神よ。神よ。神よ。
彩れ。
◆text-shadow: 0 0 66px◆
◆#BC1A3D, 10px -10px 30px◆
炎よ。
<center>「「†アンリミテッド・デュアル・クリムゾン・ダークキャリバー†!」」</center>
顕現せし最終奥義(ラストワルツ)。
其は絶対の救済(さいわい)。
終焉を滅し、黄金の夜明けへマークィー(愛子)を捧げよ。
野鼠に花束を。
月よ。星よ。深淵(ラピス・ラズリ)に祝福を。
光と闇に包まれた世界(ナーサリー・ライム)は、黄昏の平穏(ディストピア)を取り戻し。
やがて――
――――Sails to Orion――
――星界へ至らん。
<center><a href="https://rev1.reversion.jp/">戻る</a></center>
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
<table border="0"><tr><th align="center">
<marquee><font color="magenta">!☆!☆!congratulation!☆!☆!</font></marquee>
<br>
ぷっは~~! 疲れました(笑)<br>
ちゃんちゃん。これにてシナリオ終了です。ビール開けちゃお(爆)<br>
「おい、ちゃんと挨拶せよ(邪笑)」<br>
はいはい、ごめんね('◇')ゞ<br>
「返事は一度でいいと(略)」<br>
<br>
シナリオ大変お疲れ様でした( ^^) _旦~~<br>
今回、地の文で笑い所やキャラクター視点のツッコミを多量にいれてギャグ方向で行くか。<br>
全篇真顔のシリアスムードで提供してゲームマスター自身の傷口を積極的に広げるか。<br>
かなり迷って後者です。一周回って格好良かったらいいなーとか(核爆)<br>
「そこはどうかなー(爽)」<br>
<br>
「MVPは決まっているぞ」<br>
キリ番666のご連絡ありがとうございます(*ノωノ)<br>
「みんなありがとー!☆」<br>
「フン、感謝している。無論<b>シナリオ参加者全員</b>に、な……」<br>
お。ちゃんとお礼できて偉いぞティファちゃん。<br>
「殺すぞ(暗黒微笑)」<br>
「むう、ねむい」<br>
「まだ残っておったのか!?」<br>
「ちゃんとシェオール(冥界)に戻さなきゃダメよ☆彡(可愛いケド)」<br>
<br>
ご参加ありがとうございました。<br>
ホームページ管理人ほむらでした。ではではまた~( `ー´)ノシ☆彡<br>
(軍手をはめMAGMA50にまたがり去る)ノシノシ☆彡<br>
<br>
<marquee><font color="magenta">!☆!☆!congratulation!☆!☆!</font></marquee>
</th></tr></table>
GMコメント
pipiです。
こ、こんなサイト作ったことないですよ?(声が裏返る)
●練達
皆様ご存知の練達こと探求都市国家アデプトは旅人たちで構成された都市国家です。
無力な人間(と高度知的生命体)の知性と飽くなき探究の心を何よりの力と考える研究者の楽園であり、混沌世界に抗い元の世界に戻るべく日々研究が続けられています。
つまりは『混沌法則』に抗いたいけど抗えない=『混沌法則に認められた』ものがこの国にはごった返しています。これほど高い文化レベルなのにまだ元の世界には戻れない――それが、練達なのです。
●コンピューターバグ
形は様々。30体ほど居ます。見た目はモンスターでもなんでも、ご想像通りとなります。
特に指定がなければそれらしい怪物です。
ティファレティア・セフィル自身が封じた己が深層意識下の破壊衝動という設定です。
世界の軛を解き放ち、すべてを虚無(ゼロ)へと還そうとしているそうです。
要はこのサイトの外に出て、ネットワークぶっ壊したいってことですよね。分かります。
とにかくかっこよく戦って勝ってください。
●ちょい役
「なっ!? 馬鹿な。この私の『†クリムゾン・ダークキャリバー†』が弾かれただと!?」
ティファレティア・セフィル、ディアナ・ケテルなる架空の人物2名がバグを相手に悪戦苦闘しています。
助けてあげましょう。
●疑似VRシステム
ゲーム×VR。世界観は冒頭のアレな感じの空間です。
こちらの空間では、イメージの力が能力へ極端に強い補正を与えるようです。
ええもう。とにかく最強の自分をイメージして戦ってください。
●管理人
普久原セイ(HNほむら)。
めっちゃ無関係な人。自分の全然しらない所で秘密のサイトの設定が大公開されているようです。
かわいそう。この事件のことも知りません。知らぬが仏。
●でんじゃー!!
このシナリオでは、あることないこと勝手に中二病に書かれるため、キャラクターに深刻なイメージが植え付けられる恐れがあります。。
問答無用です。十分にご注意ください。
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