PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<PantsPantyProject>パンツパン大試食会

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●パンツパン大試食会
 パンツ。それは誰もが夢見るもの。
 それは食べちゃいたいくらい眺めていたいもの。

「えーそれでは、第一回パン(ツ)祭りを開催させて頂きます。
 紳士淑女の皆様、パン(ツ)の準備は出来ておりますでしょうか。
 はい、宜しいようで。
 皆様と一緒に美味しいパン(ツ)を頂きましょう!!」

 盛り上がる民衆。焼き立てほかほかの匂いが漂うパンの匂い。
 それと共に舞う色とりどりのパンツ。
 「パンツとは芸術!! 姿形を変えるパンもまた芸術!! 融合すればそれは神の芸術品!!」

 パンツ風邪タイフーン……奴はとんでもないものを置いていきました。
 パンツに狂わされた者達です。


 季節の変わり目にひきやすいという病気『パンツ風邪』。
 今年はそれがめっちゃ流行ったらしい。
 パンツ風邪の患者が多いこの町では、パン(ツ)祭りという名のパンツパン投げ大会で今は大忙しだ。
 我がパンツやら我がパンやらを見ろと、祭りの参加者達は次々にパンツパンをぶん投げ合っている。
 世はまさにおぱんつ時代!!

●ユリーカの情報
「パンツパンとは何なのでしょうか……パンツのパン? パンのパンツ? いや、それとも……」
 真面目な表情でぶつぶつと呟く『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)の目の前に現れたのは、八人のイレギュラーズ。
「おぉ! これはこれは! 何処からともなく現れるパンツのスペシャリスト、パンティーピーポーな皆々様ではありませんか!」
 わざとらしい説明口調で歓迎するユリーカ。
「是非皆さんに頼みたい依頼があるのです。というか助けて下さい。その名もパンツパン投げ大会です!」
 一体何を言っているのかさっぱり分からない。
「とある町でパンツ風邪が流行ってしまって、町中の人達がパンツやパンを投げ付け合ってるのです! もしゃもしゃ食べたりうっとりしたり喜んだりしてるのです!」
 別にいいじゃないか、平和じゃないか。
「このままだと世の中パンツだらけになってしまうのです!」
 何も困る事はない。
「いや、それだけじゃないのです!こ、このままだと……

 クリピンが来ません!」

 な、なんだってー!?
 と、一部のイレギュラーズは怒りを露わにし、一部のイレギュラーズは「関係ないね」とクールを気取った。
「そうです! これは皆さんの為でもあるのです! 是非ぱんちゅ……パンツ風邪を治してあげて下さい!」
 よし来た! とイレギュラーズ達は張り切ってパンツパン投げ大会に向けて急ぐのだった。

 やれやれ、頼まれてしまったからには行かない訳にはいかない。
 何故なら俺達は紳士なのだ。
 待ってろ、パンツ(パン)達よ!
 俺達が本当のパンツ(パン)魂ってヤツを見せ付けてやるぜ!

GMコメント

 お世話になります、野々羊です。
 大真面目に書いてます。
 初めての全体シナリオがこれってどうなんですかね(歓喜)。

●目標
 季節の病『パンツ風邪』によりパンツ発狂を起こした人々を助ける事。
 ここではパンツパン投げ大会に参加し、参加者を満足させ鎮める事が目標です。
 パンツパンを用意しまくって皆さんに(叩き付けるが如く)振る舞ってあげましょう。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。

●ロケーション
 時間帯は昼。
 パンツ風邪を発症した人達が大会を開きました。
 皆さんはパンツパン投げ大会の参加者の一員として参加しています。
 とにかくパンツパンを投げ付けて下さい。

●パンツパンとは
 ・パンツの形をしたパン
 ・パンの形をしたパンツ
 ・パンツが挟まっているパン
 ・パンツ柄のパン
 ・パン柄のパンツ
 ・自分のパンツ
 ・誰かのパンツ
 中身はふわふわで空なので当たっても痛くありません。
 全て食す事は可能です。
 一体何が正解なんだ……。

●敵(パンツ風邪患者)
 30人程を満足させてあげられれば概ね成功と言えるでしょう。
 パンツパンを投げ付けてきます。

●今回のプレイングについて
 100%アドリブ書きますのでご了承下さい。
 尚、18禁に呈する描写は致しません。

 パンツと叫ぶには抵抗が……という方は
 上品に「おぱんつ」とか「おぱんちゅ」と言ってもOKです。

●その他
 皆さんで、楽しく、パンツ祭りしましょう。
 それでは宜しくおぱんつ願い致します。

  • <PantsPantyProject>パンツパン大試食会 完了
  • GM名野々羊
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2018年12月26日 22時25分
  • 参加人数 8/8人
  • 相談5日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
ヒィロ=エヒト(p3p002503)
夢見る狐子
クーア・ミューゼル(p3p003529)
こげねこ
メイメイ・ルー(p3p004460)
さまようこひつじ
辻岡 真(p3p004665)
世界を渡り歩く旅人
クリスティアン=リクセト=エードルンド(p3p005082)
トーンいらず
金鯱 統(p3p006085)
特異運命座標
鴉羽・九鬼(p3p006158)
Life is fragile

リプレイ

●焼き立てパンの町
 その町では焼き立てのパンの匂いで包まれていた。
 食欲をそそる良い匂いが、町の人々の、イレギュラーズ達の嗅覚を支配する。
「美味しそうな、パン……の匂い、がします……」
 『さまようこひつじ』メイメイ・ルー(p3p004460)が口許を一瞬緩める。

 ほんわかタイム、完。

●焼き立てパンツの町
「パッション&パンツ!!!」
 『麗しの王子』クリスティアン=リクセト=エードルンド(p3p005082)が高らかに叫ぶ。
「パンツ風邪とはこれまた珍妙な風邪だけど……大会となれば真剣にやらねばね!」
 そう、彼の言った通り、ここは大会の場。正統なるパンツパン投げ大会なのだ。
「……」
 勿論メイメイもそれを知っていて参加した一人である。
「ぱん……つ……? それとも普通にぱん……?」
「気にしたら負けだよクーア!」
 『こげねこ』クーア・ミューゼル(p3p003529)に『ぷろふぇっしょなる!』ヒィロ=エヒト(p3p002503)が笑顔で肩を叩く。
 それは「色々諦めろ」と言っているのと同じだった。
「あっはっはっ、これは混沌ならではの奇祭だねえ!」
 『世界を渡り歩く旅人』辻岡 真(p3p004665)はトランク型キャリーケースに腰掛け、町の雰囲気を見渡す。
 宙を舞うパンツパン、色とりどりのパンツパン。町の人々は皆幸せそうにぶん投げ合っている。
「この様子を見るに、雪合戦のようなものと推測致します」
 『特異運命座標』金鯱 統(p3p006085)は投げ合う様子を集中して分析する。
「私の郷(くに)では童たちと遊びながら戦を教えるもの。教えるものも、教えられるものも、真剣そのもの。なれば此度、私も本気でかからねば」
「うんうん、外で運動したら、うがい手洗い下着交換、予防パンツとパンツ型マスクの着用も忘れずにね!」
 何せここはパンツ風邪ウイルスがいっぱい! とヒィロは仲間達に注意を呼び掛ける。
「そうだ、俺達はパンツ風邪を治しに来たんだ。ただ観光に来たんじゃないぜ?」
「そうです、ゴリョウさんの焼いたパンを差し上げに来たんですよ!」
 『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)が豪快に笑う隣で『Life is fragile』鴉羽・九鬼(p3p006158)も気合いを入れている。
「皆さんで美味しいパンを振る舞って、さっさと風邪なんか治しちゃいましょう! へくちっ!」

 九鬼がくしゃみをした事でイレギュラーズの数人に【パンツ風邪】のバッドステータスが付いた。
 これは一定の歩数を歩くごとにHPがPP(パンツポイント)に変換されていき、HPが全てPPに変わってしまうと、その者はパンツ風邪重病者となる。
「おいなんて事してくれるんだ!」
「あーごめんなさいです、へくちっ!」
 彼女がもう一度くしゃみをした事でイレギュラーズ全員に風邪がうつる。さぁこれでもう逃げられない! 自分達も満足するまで風邪は治らない!
 ちなみに彼女がくしゃみをしなかったとしても、人込みに入った時点で風邪がうつる事は確定していた。安心してほしい。

●このリプレイは喫茶店で書きました
「よっし、とにかくパンツパン焼くぞパンツパン! メイメイ、手伝い頼むぜ!」
「は、はい。ゴリョウさま、お任せください」
 こうして『ゴリョウさんのパンツ屋さん』は開店した。
 いや失礼した。『ゴリョウさんのパン屋さん』は開店した。
 予めパンは大量に作っておいたのだが、弾切れを起こすのも時間の問題だろう。ゴリョウとメイメイは慌ただしくパンを作り始める。
「お二人だと大変でしょう。私も少しお手伝いするのです」
 そう言うと、クーアはくるくると人差し指を回し始める。
「出でよぱんつの精霊さん!」
 ものの試しに言ってみただけだったが、なんと召喚に成功する。
 可愛らしいカボチャパンツを履いた精霊達がひらひら舞い降りると、パンツパンの製造に力を貸したり、祭りの中へ入り込み、いたずらに空舞うパンツパンをグレードアップさせたりした。
「よし、焼き立ても楽しみだけど、とりあえず今あるパンツパンを消費してこよっか」
 勿体無いもんね、とヒィロがパンツパンの入った籠を持ち上げると、クリスティアン、クーア、九鬼を連れて戦場へ向かっていった。
「ゴリョウさんのパンツパン、後で食べさせてね!」
「俺のパンツパンだと……!?」
 それはゴリョウの顔をしたパンツパンなのか、ゴリョウのパンツのパンなのか、真相は誰も知らない。

 戦場のど真ん中へ辿り着いたヒィロ達。飛んでくるパンツパンに当たらないよう、腰を低く落として投げる準備をし始める。
「さぁ、いざ本番なのです。作戦通り色々なパンを投げ付けて……って、え、ちょっと待って下さい。何故お二人はパンツ持ってるんですか?」
 クーアが呼ぶお二人とは、クリスティアンと九鬼の事である。なんと二人は武器を自前で用意していた。それはパンではなく、多種多彩なぱんつである。
「何故、とは愚問だね。これはパンツパンと同じく重要な武器なのだよ」
「そうですよ! パンツパンと一緒に投げ付けてやるのです!」
 二人はぐっと親指を立てると、勇敢に立ち上がり、手に持つぱんつを力いっぱいぶん投げた!
「これが! 令嬢の! ぱんつだ!」
 クリスティアンが空中にぱんつを投げる。後で殺されても構わない。彼にはその勇気があった(一応、申し訳ないと思う心はギリギリ残っている)。
 うおおおお!! と当たってもいないのに町の人々(主に男性)が黒いぱんつに寄って集る。こうかはばつぐんだ!
「よし、今のうちです! 飛翔パン!!」
 次は九鬼がぱんつを弾丸の如く投げ付ける。顔面に叩き付けられた人々がどんどんと幸せそうな表情を浮かべながら倒れていく。しっかりと手にぱんつを握り締めて。
 二人の初手攻撃は成功に終わる。呆然とそれを見ていたクーアとヒィロが遅れて我に返ると、慌ててパンツパンを手に持ち始める。
「わ、私達も頑張らねば!」
「そうだね! よし、次はボクだ!」
 ヒィロが手に取ったのは様々な形のパンツパン。女性用、男性用のパンツパンからふんどしパンまで。それらを腕いっぱいに抱える。
「パンもパンツも、好みは人それぞれだと思うんだよね」
 そう呟くと、彼女は次々にパンツパンを人の顔に向かって投げ付けた。
 人々は自らパンツパンに当たりに寄ってくる。特に人気だったのが『ちら見せ用くまさんプリントパンツパン』であった。
 その様子を見たクーアは一つの確信を得る。「これ、思っていたより行けるのでは?」と。
「……ならば私も! 食らえ、ジャイアントぱんつぱんに巻きぱんつぱん! ロコぱんつぱんにブライトぱんつぱんに超ぱんつぱん! 汚れたぱんつぱんにマイクロぱんつぱんに触手ぱんつぱん!」
 ヤケになったクーアも、手に取ったパンツパンを次々と投げ付ける。パンツパンの嵐が人々に降り注ぐ。

 一方、パン屋さんは。
「第一弾、焼き上がりました……!」
 メイメイが窯からパンを出す。ふんわりとしたいい匂いが周辺に充満する。
「こんなにたくさんのパン……は、初めて、です」
「ぶははっ! そりゃそうだろう! 俺も初めてだ!」
 何せただのパンではない。真やヒィロのリクエストに応えて、様々なパンツパンを作ったのだ。
 統がバリケードを作ったお陰でパンツパンを作る間は邪魔が入らず、集中して作る事が出来た。
「わぁ、パンツパンとは言え、匂いでお腹が空いて来ちゃったよ」
 ちょっと味見するね、と焼き立てほやほやのパンツパンを一つ齧る。
「……あ、普通に美味しい。形も投げやすそうでいいね」
 彼が食べたのはブーメラン型パンツパン。投げやすい形をしている上に、なんと本物のブーメランのように戻って来る万能パンツパンである。
「はい、金鯱さんも食べなよ。腹が減っては戦は出来ぬ、だよ」
 真が統にパンツパンを渡す。統は何をしていたかと言うと、戦場を眺めながら何かを作っていた。
 ありがとう、とパンツパンを受け取ると、表情を変えずもしゃもしゃと食べる。
「どうでしょうか、真さま。看板を作ってみたのですが」
 そこには『新規開店ぐらんどおーぷん』『新鮮な乙女のぱんつぱん、あります』等と書かれた看板がたくさん置いてあった。
「宣伝をする事で注目を浴び、パンツパンを当てやすくするのです。宣伝する場所はここから離れた場所で行いましょう」
「分かった、良いんじゃない?」
 パンツパンを食べ終えた真はギフトであるインベントリ鞄を展開すると、そこへどんどんとパンツパンを収納していく。
「金鯱さん、ところでその看板は何で作ったの?」
「勿論、ぱんつです」
「?」
 どのような形状なのかは読者のイメージにお任せする。

●うわっ、あの人めっちゃパンツについて書いてる……
 真と統は馬車を使い、戦場で戦っている仲間達の元へ急いで駆け抜けた。道中パンツパンが顔に当たったりしたが、それも上手く回収しつつ、無事(?)に大量のパンツパンを運搬する事に成功する。
「お待たせ致しました、焼き立てのぱんつぱんです」
「おぉ! 待ちに待った焼き立てだね!」
 頭にうさぎさんパンツを乗せたクリスティアン(決して好きで被っている訳ではない。投げられるパンツの量が半端ないのだ)が喜んで二人の元へ来ると、ほかほかのパンツパンを一つ掴み、食べ始める。
「や、やはり美味しい! 想像以上にフカフカで、何とも言えない旨味……風味がある! 美味しい! これは美味しいぞ!」
 戦いに心も体も疲れたのだろうか、彼はパンツパンを3つほど食べ終えると、元気を取り戻し戦場へ戻っていった。
「行くぞ、HMKLB-PM!!」
 量産型子ロリババアに乗り、駆け抜けながらパンツパンを投げ付けていく。
「新しいパンツパンもあるね! ボクも行って来よっと!」
 ヒィロも様々な種類のパンツパンを選んで籠に入れると、先程から反応の強かった人々に狙いを定めてパンツパンを投げ付ける。
「あの人にはおむつパン! あの人にはTバックパン!」
 投げ当てた人々の好みをある程度覚えると、好みのパンツパンを集中的に投げ付けてやった。当たった人々は喜んでパンツパンを食べている。
「ここでぱんつ連携なのです!」
 シャキーンと入るカットイン。クーアはヒィロの狙った相手に向かってパンツパンの雨をどっさりと降らす!
「って、あっ!? いつの間にぱんつが挟まっているのです!?」
 気が付くとパンツパンにパンツが挟まっていた。勿論犯人は一人に絞られている。
「九鬼さぁん!!」
「大丈夫です、投げ付けられたパンツを再利用したエコパンツですから!」
 九鬼は笑いながら人々にパンツパンやパンツを口に突っ込んでいく。人々はパンツをもしゃもしゃしながら尊さを感じる表情を作り、安らかに眠っていく(死んではいない)。

「順調そうだね、それじゃあ俺は一旦戻ろうかな」
 仲間達の戦いぶりを堪能した後、真はゴリョウ達の元へ帰ろうと後ろを向いた。その瞬間。
「あいたっ」
 顔面に何かがぶつかる。感触からしてパンではない。
「こ、これは……!」
 ガーターベルトではないか!
「飛んできたって事は、食べていいのかい……!?」
「真さま、それは重要な弾ですよ」
 冷静に突っ込んだのは統。
「ガーターベルト……即ちそれは博打。一定の者にのみ大ダメージを与える事が出来ると予測します」
「な、なるほど! 確かにそうかもね!」
「戦場では弾の現地調達も重要というもの。そしてここではぱんつぱんの定義はゆるゆる。

 即ち――『ぱん』が付けば弾になる」

 しかしここで統は気付く。
「な、なんという事……ガーターベルトには『ぱん』が付いていないではありませんか!」
 ドヤ顔で決めた定義が崩壊されていく。彼女はがっくりと膝を着いた。
「いや、大丈夫だよ! これも立派な武器だよ! ほら!」
 そう励ましつつ、真は周囲に向かってガーターベルトを鞭のように振るうのだった。

 その頃のパン屋さん。
 バリケードがある為、人は寄ってこないが、徐々に流れ弾が飛んでくるようになっていた。
「ひゃあああ!! 親方……! 空からぱん……が……!」
 ぱさ、と静かに降って来たパンツ。驚いてあたふたし出すメイメイ。
「ゴリョウさま……! 襲撃です、襲撃です……!」
「……そうか、パンツとは……パンとは……」
「ゴリョウさま!?」
 黙々とパンツパンを作り続けた結果、パン屋さんは悟りを開いてしまった。
「ゴリョウさま、元に戻って下さい……!」
 降って来たパンツでゴリョウをぺちりと引っぱたく。と同時にゴリョウのパン(ツ)ドラが発動した。
「……はっ! 俺は何を……!」
 何だか宇宙に行っていた気がする。
「ご、ゴリョウさんをこんな目に……! これはお返しです……!」
 メイメイはカラスを召喚すると、作ったパンツパンを詰めた風呂敷を持たせた。
 空高く飛ぶカラス。人が密集している場所を見付けると、そこへ目掛けてパンツパンを大量に投下した。
「その調子です……!」
 カラスを応援しながら自分はパンツパンをもぐもぐ食べていた。
「え、えと、これは決してぱん……だからではなく、パン、であるゆえに……」
 誰から問われた訳ではないのに、誰かに向かって話し掛けるメイメイ。
「うおお! そうだぜ、プロの職人はただ作るだけじゃねぇ! 休憩も必要なんだ! って事で俺も渾身のパンツパンを投げ付けてやるぜ!」
 目が覚めた事で何かに覚醒したゴリョウ。パンツパン作りを一度やめると、バリケードを飛び越え、手に持つものを豪快に一つ一つ剛速球を投げていった。

「悟った事で分かったぜ! 喰らえパンツ! 喰らえパンティー! 
 これが俺達の……『PantsPantyProject』なんだ!!」
「ひゃあああ!! ゴリョウさん!! それは皆さまのぱんちゅです!!」
 男だろうが女だろうが関係ない。いつの間にか持っていたイレギュラーズ達のぱんつが宙を舞う。
 その時のゴリョウは今日の中で一番輝いていたという。

●パンツ風邪の終焉
 パンツパン投げ大会は大盛況のまま終わりを告げた。長い長い戦いが、終わったのである。
 夜になり、祭りの終わった町はしんと静まり返っていた。誰かの葬式を行っているかのようにも見えた。
「俺何やってたんだ……?」
 記憶があるような、ないような。誰しもが不思議な感覚に陥っている。
 しっかりと記憶が残っていたのは、イレギュラーズ達だけであった。
「パンツ風邪、打ち破ったり!」
「私達の優勝ですね!」
 喜ぶクリスティアンと九鬼。二人だけはパンツ風邪がまだ少し残っているようだ。
「後で無理矢理パンドラを使わせましょう。恐らくそれで治ります」
 統の提案に一同が頷く。
「やれやれ、疲れたけど、何だかんだ楽しかったかもね」
 二度と出来ない行事だと思うと、少し名残惜しくも感じてしまう真。
「今度は普通のパンを作らせてくれ……次あったら戻れない自信があるぞ」
「ゴリョウさんとメイメイさんは本当にお疲れ様でした」
 クーアはにっこりと笑い二人に礼を言う。
「はー、一仕事終わってお腹ぺこぺこ。パンもいいけどパンツもいいよね!」
 ……あれ? と、ヒィロが首を傾げるが、誰も突っ込む者はいなかった。
「……まいっか! 美味しいもの食べに帰ろう!」

 イレギュラーズ達が立ち去ろうとしたその時、ひゅるりと強い風が吹く。
「……ひゃあああ!!」
 メイメイの叫びが響くと共に、ひつじ柄のパンツがちらりと顔を見せた。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

お疲れ様でした。
無事にパンツ風邪を治療する事が出来ました。

最近寒くなってきましたね。
皆様もパンツ風邪には十分ご注意下さい。普通の風邪にも気を付けて下さい。

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