シナリオ詳細
転がりどくろのタタリ沼
オープニング
●タタリ沼
古くは誰のものでもない沼であった。
あるとき誰かが大きなゴミの捨て所に困ってこれを利用し、沼地はいっときゴミ捨て場と化した。
やがて周辺の土地を管理していた貴族がゴミ処理問題を解決し、沼は再び空き地となった。
すると子を産みすぎたが育てられない貧しい家や、痴呆の進み過ぎた老人の面倒を見切れなくなった家などがこの沼を訪れ、新たな『捨て場』とした。
沼地は幸か不幸か魚が繁殖しており彼らがすぐに死ぬことは無かったが、それゆえにゆっくりと死ぬことになった。
冬が訪れれば、魚も虫も、木の実や草ですらとれなくなる。
廃棄された者たちは互いを支え合いながら懸命に生きたが、ひとりまたひとりを息絶え、そして最後の一人も死に絶えた。
最後の一人は、生まれてすぐにこの沼に捨てられた子供であった。
幸福を知らず、ただ沼だけを見て育ち、死んだ子供。
その子供の死体は自然の摂理によって分解され土となり風となり世界へ散っていく筈だったが……唯一残った頭蓋骨だけが分解されず、沼の虫や魚や草やあらゆるものを吸い上げて膨らみ、膨らみ、膨らみ、膨らみ……やがて大人が腕を広げたほどの大きさにまで膨らんで……今もまだ、沼に住んでいるという。
故に、沼は今こう呼ばれている。
転がりどくろのタタリ沼。
そして今、新たな『捨て場』へと変わっていた。
そう、命を捨てる者の、自殺場となったのだ。
●沼地を解け
「ゴミ処理問題が解決されたように、土地を管理していた貴族たちによって子捨てや姥捨ての問題もそれなりに解決されたわ。
沼地は忘れられ、何かを捨てていく人もいなくなったかに思われたけれど……。
沼地に育ったモンスターに会いに行けば必ず喰い殺してくれるとして、自殺者たちが集まるスポットに変わってしまったの。
これ自体が悪いとは言わないわ。けれど、沼地をこれ以上放置すれば治安を乱すとして周辺貴族が埋め立てと開拓に乗り出したの。
そのために、現場の『清掃』が必要になったのね」
清掃。つまり、この土地に居座るモンスター『転がりどくろ』の破壊が、このローレットへと依頼されたのだった。
『転がりどくろ』は全長2メートル弱の頭蓋骨めいた外見をしたモンスターである。
とてつもなく豊富な体力と特殊抵抗力を持ち、沼を転がるようにして移動する。
これに激突すれば当然ながら大きなダメージを受けることになるだろう。
さらには沼地に縛られた大量の亡霊が次々とあふれ出し、生者を殺そうと襲いかかってくるという。
「これを討伐しきれば、あとは撤収して構わないわ。沼地の後片付けは流石に重労働だもの、ね」
- 転がりどくろのタタリ沼完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年11月29日 22時45分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●棄てられた物語
むかしむかし、この場所はゴミ捨て場でした。
そしていまも、この場所はゴミ捨て場でした。
棄てられたものが変わっただけ。
いまもむかしも、この場所には棄てられたものばかりがとどまっていた。
怪物が現われた今でさえ、そのサイクルは変わらない。
『芋掘りマスター』六車・焔珠(p3p002320)は深い雑木林を進み沼地を目指していた。
「ゴミを捨てて、愛を捨てて、命を捨てて。残ったのは悲しみと災いだけ。……何てひどい話なのかしら」
葉のうえを流れる滴のように進む『溶融する普遍的な愛』Melting・Emma・Love(p3p006309)が、横に並んで振り向いた。
『捨てられて愛される事も知らずに死んじゃうのは悲しいの。なら、Loveが愛してあげるの』
「そうね。いつまでもこんな場所に縛られていてはいけないわ。力尽くでも、貴方達をここから出してみせるから……」
『寂しくないように、めいっぱい愛(コロ)してあげるの』
しめった雑木林を、パラソルをさして進む『夢色観光旅行』レスト・リゾート(p3p003959)。
足下には泥に汚れたビニール製の袋。
「様々な思惑に振り回された、曰く付きの沼と言った所かしら? ここで、たくさんの涙が流されてきたのでしょうね……」
足下には潰れたアルミ缶。
「たくさんの気持ちが踏みにじられてきたのでしょうね……」
傘をあげれば、縄のさがった枝があった。
「世の中は、儘ならないものだけれど」
『黒鴉の花姫』アイリス・アベリア・ソードゥサロモン(p3p006749)が、雑木林に立ち止まった。
「救うよ。世界に迷って動けなくなった霊も、あの沼しか知らないあの子も」
『あの子』は。
まだ沼にいるのだろうか。
日にさらされた瓦屋根。
酒場の看板にとまったトンボ。
轍の残った土の道。
人は死ねばどこへゆくのだろうか。
天国や地獄がもしないとしたら、輪廻転生がもしないとしたら。
自分の肉体が土に倒れ虫が食べ日光に乾き大気が肉を壊しゆっくりとゆっくりと分解され肉は土となり血は雨となり心臓の熱は風になるのだろう。
骨はやがて果実になり草になり、鳥になり虫になり獣になり、またいずれ死ぬのだろう。
それを科学的転生説とよぶ。
『感嘆の』ビス・カプ(p3p006194)は靴を木の幹にこすりつけるおうにして泥をおとすと、毛皮についた滴を手で払った。
「もーやだ。沼で汚れるし呪いにもかかるし。雰囲気もホラームービー? 不満だらけだよもー」
「人の生命を何だと思ってるんだろうね?」
背後で声がして、びくりと振り返った。
『穢翼の黒騎士』ティア・マヤ・ラグレン(p3p000593)はビスのほうを見ていたが、けっしてビスに言ったわけではない。
ティアの内面にある別の誰かに向けて語りかけていた。
『落ち着け、私達がやる事は今回は復讐では無いぞ?』
「分かってる、分かってるけど」
『分かっているならいい』
それきり、ティアは口を開かなかった。
ずっとずっと遠くで、鳥の声がした。
いつ人は死にたくなるのだろう。
死者の霊が観測されたこの世界で、人は死に夢を持てるだろうか。
死すら、その先にあるものすらただの現実だと知っているなら。
いつ、人は死にたくなるのだろうか。
『闇之雲』武器商人(p3p001107)はその答えのひとつを知っていた。
「あァ、だぁれも、キミのカタチを一緒に作ってはくれなかったのだね。カタチを理解する前に、どこかへ落としてしまったかわいそうなコ。それに引きずられてカタチを喪ってしまったコたち」
可愛いねぇ。
夜闇に解けいるような声で囁くと、カンテラを顔の高さへ掲げた。
沼地がようやくにして見えてくる。
盾に収納していた剣を引き抜く『仲間を信じて!』ヒィロ=エヒト(p3p002503)。
「悲しさに溢れた沼……なんだね」
(ボクも、イレギュラーズになれずに孤児のままだったら、もしかしたらこういうとこで……)
剣の柄を強く握ると、ヒィロは沼地へと足を踏み入れた。
まるで来訪を迎えるように、沼よりぶくぶくと巨大な頭蓋骨が浮き上がる。
ゆったりと転がりながらこちらを向いた頭蓋骨。
その目の奥になにもないことを知って、ヒィロはあえて口に出していった。
「そしてその悲しみと辛さを、断ち切ってあげる!」
追って無数のゴーストがかすみをあつめるかのように現われ、手を伸ばしてくる。
いつもいつもそうしていたように。
意図のわからぬ殺意がやってくる。
●転がりどくろのタタリ沼
両腕を広げたほどの巨大なドクロが転がり、踏みつぶそうと迫ってくる。
武器商人はゆらりと前へ出て攻撃を引き受けた――その直後。武器商人の身体は強引に押し倒され、沼へ埋まるかのように踏みつぶされていった。
「直撃――ッ」
反射的に助けに飛び出そうとしてしまった焔珠を、ティアがてを翳すことで止めた。
「見て」
指をさす先。武器商人の周囲にはねた泥が無邪気な赤子のように笑い、武器商人を一度覆い尽くした。
まるで大量の幼児が群がるような異様さに、転がり抜けようとしていたドクロがぴたりと止まる。
「やれ、やれ……」
肉体が完全にへし折れているにもかかわらず、武器商人は糸か何かでつりあげられたかのように立ち上がった。
崩壊した筈の肉体に泥が……否、泥では無い何かが入り込み、ごきりごきりと肉体を無理矢理再構築していく。
「か弱いアタシにこんなこと、させないでおくれよ?」
90度以上折れ曲がった首を手で直すと、武器商人はドクロの前へと再び立ち塞がった。
ほっと胸をなで下ろす焔珠。
「でも、安心してばかりも居られないと思うよ」
ビスが短剣を手に後方へと身構えた。
沼地のあちこちからわくようにして現われたゴーストが、こちらへと手を伸ばしながら猛烈に迫ってくる。
自らと同じ存在にしようという強烈な意志が、言葉でも様子でもない何かによって伝わってきた。
「大丈夫、この『人』たちはボクに任せて!」
剣を地面に勢いよく突き立てると、ヒィロは両腕を大きく広げて見せた。
「ボクが相手だよ! 恨みも憎しみも絶望も、全部ボクが受け止めてあげる!」
ヒィロの強烈な意志と覚悟が、周囲のゴーストたちへと伝播した。
が、それだけではまだ足りない。効果範囲の外にいるゴーストもまとめて吸着していかねばこの先につながらない。
「こっちだよ!」
走り出すヒィロに、周囲のゴーストたちが組み付いてくる。
戦場のランダムな位置に発生するゴーストたちへの対策として、ヒィロは自分自身に集めることで撃退の効率化を狙ったのだ。チームの防御技として認識されやすい『名乗り口上』の、敵側陣形を有利な形に組み替えるという使い方である。(そして今回のゴーストたちに対する完璧なメタであった)
このとき重要なのはダメージを代わりに受けることというより、フィールド全体を駆け回りながら全てのゴーストを吸着し続けることにあった。その場合求められるのは命中値(&CT)と機動力と反応値だ。足りない分は気合いと覚悟でカバーする。
腕に、足に、首に、髪に掴みかかる無数の手。
それでもヒィロは絶えること無く呼びかけ続けた。
「回復はお願いね!」
「まかせて、イライラウサギの失敗しない回復ー!」
ビスがキュアボルトを放つ。
身体から放つ静電気を集め雷へと変えたビスは、そのエネルギーをヒィロへと送り込んでいく。
このとき重要視しているのはHP回復値よりもむしろ、BS回復確率だった。
HPの豊富なヒィロにとって【致死毒(HP最大値の10%喪失)】はとてつもなく痛い。そうでなくても10ターン放っておけば誰でも倒れるという意味では皆に重要な要素であった。
ドクロのブロックを武器商人単身で引き受けきっている現状と、ゴーストのランダム出現にヒィロ単体で対応できている状況は味方のBS回復にだけ気を遣えばいいという素晴らしいシンプルさであり、まれに見るレベルで優秀な戦術だと言えた。
更に言うと、【致死毒】と【呪い】が同時に強制付与される以上ドクロの与える【ショック】は現状に対してほぼ無意味な浮き要素であるため、これの回復や抵抗を切り捨てて考えた作戦も優秀であった。(ある意味、引っかけ問題のようなものである)
「毒の回復は、おばさんたちに任せてね~」
レストはパラソルを広げると、ゆっくりと大気をかき混ぜるように回転させはじめた。
「まるでメリーポピンズだな」
「そぉーれー」
柔らかな声と共に傘を振れば、沼地に満ちていた毒々しい空気や呪いが取り払われていく。
「残った分は、お願いできるかしら~」
『大丈夫』
Loveは手のひらを翳すと、その表面へと意識を集中させた。
ざばりと。
ごぼごぼと。
海面から飛び出すかのように手のひらを突き破って小さなLoveが現われる。
小さなLoveは風にのった綿毛のように宙を舞うと、ゴーストたちに群がられるヒィロへと寄り添った。
傷口に、そして心にしみいるように優しく触れ、溶け込んでいく。まるでそれが万能の妙薬であるかのように、ヒィロの外傷と痛みを取り去っていった。
鳥籠をとんと叩くアイリス。
「皆を解き放ってあげよう。おいで――沼の外に、連れて行ってあげる……」
アイリスは魂の光を自らの周囲に一度解き放つと、ヒィロに群がるゴーストたちへと放った。
待機による行動順調整によってギリギリまで引きつけたヒィロが攻撃の直前になってその場から大きく飛び退く。
存在証明爆発によって魂のあり方を消し飛ばされかけたゴーストたちが、みるみるうちに弱っていく。
ティアはその隙をつくように、ディスペアー・ブルーの歌をうたいはじめた。
沼地にしみいるように響く歌が、ゴーストたちの存在をこの場所から解放していく。殺意あるものとして、生者への敵として、沼地の怪物として定義づけられた魂が自由を取り戻し、夜の空やどこかの鳥籠へと意志をもって去って行くのがわかった。
同時に感じることができる。この土地に捨てられた者たちの諦観と、死による救いと、彼らがもっていた殺意の理由が。
「そう……優しさだったんだね……みんな、みんな……」
この土地はゴミ捨て場だった。
この土地は姥捨て場だった。
捨てられた者たちはたがいに寄り添い、死ぬまで生きた。
彼らの思いが恨みや憎しみだけであったなら、なにもこの沼に残り続けることはなかったはずだ。
この沼しか知らずに死んだ幼児を、ここまで大きくなどしなかったはずだ。
そして自らの命を捨てるべく訪れた人々も、また……。
「次は……私が、救う番だよ……」
「いいえ。私たちが、よ」
焔珠は刀の柄を握り込み、強く踏み込んだ。
新たに生まれたゴーストが、焔珠めがけて飛びかかってくる。
「ごめんね」
抜刀。
「こんな方法しか、私は知らないの」
ゴーストを切り裂いた斬撃が破壊の波となってはしり、そのままドクロへと直撃していく。
「そのかわり、ちゃんと壊してあげる。この世界に来て弱まったと言っても、それが私の持っていた力の……責任ってやつなのよ」
幾度となく崩壊しては再生してを繰り返していた武器商人が、ついに再生の限界を迎えた。
ぼろぼろの肉体のまま、上半身だけで身体を起こし、引きつるように笑う。
「優しいひとがいっぱいで、よかったねぇ。もう、大丈夫。『こっち』においで」
武器商人が今度こそ挽き潰されていく。
人間が死んだような音がしたが、それでも焔珠は動じなかった。
そうなることは、最初から分かっていた。
今やるべきことも、分かっていた。
「命の輪の中に戻してあげる」
更に転がるドクロへつめより、焔珠は刀に鬼の炎を纏わせて切りつけた。
べきりと音が鳴る。
ドクロの表面と、焔珠の腕が砕けた音だ。
「もう一息よ」
レストが白く清らかなハンカチを投げた。
「ライフサンダー!」
ビスが静電気を解き放った。
それでも無理矢理に押し通ろうとするドクロへ、今度はヒィロが抱くように組み付いた。
「大丈夫。もう、大丈夫だよ」
振り返り、そして叫んだ。
「いいよ、ボクごとやって!」
アイリスとティアは頷き、それぞれのエネルギーを混ぜ合わせるように膨らませていった。
巨大な魂の光が夜闇に上がる。
ドクロにしがみつくヒィロと、それに掴みかかるゴーストの群れ。
その全てを覆うように、光が叩き付けられる。
指を翳すLove。
『めいっぱい、愛してもらえたね。次の命もきっと』
愛して貰えるの。
そう呟くLoveの指が根元から切り離され、カンテラの光にゆれる茜色の蝶へと変化した。
蝶はドクロとそれを包む光へと飛び込み、最後の爆発を起こした。
爆発の中に残ったのは、砕け散ったドクロの破片と泥に片膝をつくヒィロだった。
降るように落ちていく細かな破片を手にとって、握りしめる。
それらはもはやカルシウムの塊に過ぎず、なんの魂のうごきも感じなかった。
もう、『あの子』はここにはいないのだろう。
「他に残っている子も、一緒にいこうね」
ねじくれた肉体をそのままに、仰向けになった武器商人が笑った。
沼はもう無くなってしまうけれど。
よりどころが無くなったわけじゃない。
この沼が『あの子』たちにとって唯一の世界であったのだろうと、誰かが語った。
その世界を自分たちが壊したのだと、誰かが言った。
だから。
外の世界へ連れて行こうねと。
奇跡のように、救いはもたらされた。
沼地は埋め立てられ、雑木林は切り開かれ、味気ないコンクリート敷きの何かができあがるという。
もうこの土地に『いわく』はない。
彼らが手を引いて、連れて行ってしまったから。
成否
大成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
――mission complete!
――the beautiful world!
ビルド、戦術、プレイング、ギミック利用、それに加えて心情面での輝き、すべてにおいて見事でございました。
その他褒めるところはもうリプレイで褒めきったと思いますので、ここはシンプルに大成功判定をさしあげます。
GMコメント
【オーダー】
成功条件:モンスター『転がりどくろ』の破壊
通称『タタリ沼』に侵入し、『転がりどくろ』と戦闘を行ないます。
『転がりどくろ』は生者を見つければそれが虫や鳥であろうと殺してしまうと言われています。
沼地そのものが毒をもち注意が必要なほか、『転がりどくろ』以外にも次々とわき出るゴーストの対応も必要になるでしょう。
【エネミー&フィールドデータ】
・『転がりどくろ』
巨大などくろ。転がったりはねたりという移動を行なう。
HPがとても高く、特殊抵抗値も高い。
『轢殺(物近列【ショック】【識別】)』が攻撃方法。
※霊魂、幽霊カテゴリ
・ゴースト
毎ターン3~6体ずつ、戦場中のランダムな地点へばらばらに発生する。
攻撃方法は『殺意ある干渉(神至単)』に限られ、スペックも全体的に低い。ただし放っておくと確実にヤバく、まとめて薙ぎ払うには工夫が必要。
行動原理は不明だが、生きているものを殺しにかかる事例が報告うされている。
工夫なしで範囲攻撃を使おうとするととても危険です。位置取り、行動順等々を含めた連携、スキル選択をしっかりと練ってください。
※霊魂、幽霊カテゴリ
・タタリ沼
3ターンに一度、戦場全体のPCに【致死毒】【呪い】を与えます。
10ターン以内に倒す工夫を死ぬほど頑張るか、HP回復やBS回復を盛って戦線を維持するか……どちらの作戦をとるかはメンバー次第です。
【ダイスボーナス(BS回復&HP回復時)】
このシナリオにはキツいBSが複数存在し、BS回復の重要性が高まっています。
BS回復スキルを使用する際、周囲にいい香りがするものを散布するとか魔法の歌をうたうとか大きな扇子であおぐとかキャラクターらしいスキル使用演出がプレイングにあった場合、演出の気合いに応じてダイス目にボーナスを加えます。実質的な成功値アップです。またHP固定値回復の場合ちょっとだけ回復値をオマケします。
なんでかっつーと、ただ『非BS者発生時○○を使用』とだけ書いてあると寂しいしもったいないなーと思ったからです。それだけですが、大事なことです。キャラクターの美味しいところをここぞとばかりに味わいましょう。
【アドリブ度】
ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用くださいませ。
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