シナリオ詳細
報われなかった僕たちの
オープニング
●呪われた声を聞いてくれ
テンパート共同墓地における呪われた噂話。
ある歌手にまつわる呪われた死の真実。
「今日は、その両方を聞いて貰うことにしようかね……」
ランタンを手に夜道を歩く、黒いローブの老婆が言う。
「魔女と呪いの物語さ」
ある待ちで働くパン屋の一人娘は真面目で不器用な娘であった。
父一人片親のパン屋で育ち、店主である父と一緒に真面目に働くので町の人々には愛されていた。
ある日、ある女が難癖をつけてきた。パンが悪くなっていた。腐っている。虫を混入させている。あることないこと噂を流し、パン屋の周りで怒鳴り散らした。
そのあたりでも名のある地主の女であり、パン屋もまわりの人々も彼女をとめるすべをもたず、日に日にパン屋から人は遠ざかっていった。
やがてパン屋の店主は病に倒れ、経営の傾いていた店の借金がかさんだがために薬も買えず、店は閉めざるを得なくなった。
女はたいそう喜び、自分の機嫌を損ねた報いだと喧伝し、パン屋のデマを更に風潮して回った。
このパン屋は麻薬を混入させている。娘は身売りをして金を稼いでいる。娘は愛人の子供だ。
……奴は魔種の手先だ。
そんなデマはみるみる広がり、それを咎める者も口をつぐみ、天義の教会は審議を確かめる間もなく娘を連れ去ってしまった。
娘の無実は証明されたが、すべてはもう遅かった。
看病する者のない父は死に、それを知った娘も自害した。
町にはあの女の高笑いだけがこだましたという。
「魔種の手先だと噂された娘の霊は、死してなお悲しみと憎しみにとらわれ、この共同墓地をさまよっているのさ。
ほら、ごらん」
ランタンをかざす。
遠く、遠く、ずっと遠くに、ぼんやりと光る半透明な娘の姿が見えるだろう。
娘は自らのナイフで掻き切られた喉を晒し、濁った歌を歌い続けている。
手にしたナイフは自らの血で汚れ、白く清らかなエプロンは赤黒く染まっている。
呪いの歌につられた無数の霊がわきあがり、怨嗟の大合唱を始めた。
「このまま放っておけば、生きてるやつらも引きずりこんでしまうんだ。そんなのは、きっとあの子も喜ばないさ。あの霊を、消してやっておくれ」
老婆はそう、ローレットへと依頼した。
- 報われなかった僕たちの完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年11月03日 21時45分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●共同墓地に歌は聞こえり
ある忌まわしい噂を語った老婆は、ランタンを持って来た道を帰っていった。
この共同墓地の墓守なのだろう。なぜ彼女がその噂を知っていたのかは分からない。それだけ有名なことだったのか、それとも近しい人物だったのか。
ハッキリしていることは一つだ。
「幻想でも天義でも人間やること変わんねえな」
良いビズにしよう。『特異運命座標』シラス(p3p004421)はそう言って、魔術の光を手元へと集めた。
「うん。混沌に着てから色々な霊に出会って倒してきたけれど、今回の霊は特に悲しいね……。」
『幽霊……?』しだれ(p3p005204)もまた、卒塔婆と死に装束というある種古典的な様相で、しっかりと卒塔婆を握り込んだ。
墓地へと、振り返る。
首から血を流す『非業の娘』が、ナイフを握って歌っている。
濁った、醜い、聞いているだけで気が狂うようなゴボゴボとした歌は、遠く遠くどこまでも聞こえるかのようだった。
「その首の傷、自分でやったのか。全くの他人に、無慈悲に心を抉られて。その挙げ句に、自らの命を断ってしまったのか」
娘のナイフがなんのために握られているのかを察して、『自称、あくまで本の虫』赤羽・大地(p3p004151)は目を細めた。
「全ク、なんだかんだ言っテ、生きてる人間が一番恐ろしいモンだナ。まァ、生者にしろ死者にしロ、関係ない人間が傷つかねぇ内ニ、さっさと終わらせてやろうゼ」
「そうだね……」
『炎の御子』炎堂 焔(p3p004727)が両手に大きな炎を宿し、翼のように広げた。
「あの人は死んでもまだ悲しみ続けてる。もうこれ以上辛い思いをし続けないように解放してあげようっ!」
焔の放った炎が、仲間たちに点火する。
燃え上がる炎はまるで彼らを焼くかのように衣を覆うが、熱も痛みも与えなかった。ただほんのりと暖かく、周囲をまばゆく照らしたのみである。
「不幸な霊体の討伐。依頼人が願うならば、ボクはそれを叶えるまでだ」
燃え上がるシャツをそのままに、『夢は現に』ディエ=ディディエル=カルペ(p3p000162)が髪をかきあげる。
「とはいえ、確かにやつにも同情の余地はあるな。これ以上苦しまぬよう、引導を渡してやろう」
同じ意見なのだろうか、『翡翠の霊性』イーディス=フィニー(p3p005419)もディエの発言に頷いているようだった。
「墓地に縛られた身ではどうにもならないよ。どれだけの憎悪と嘆きを滾らせたとして、きっと結実しない。苦しみが続くだけ」
暖かい炎の翼に包まれて、『応報の翼』ミニュイ・ラ・シュエット(p3p002537)はふんわりと飛び上がる。
墓地にわき上がる無数のゴーストたちが、ミニュイの姿を見上げた。
黄金色の目が、大きく見開かれた。
彼女の信仰が、彼女の正義が、彼女の心が目を、そして炎を開かせた。
「だから、おやすみ」
「行くわよ、みんな」
『浄謐たるセルリアン・ブルー』如月 ユウ(p3p000205)は布ひとつ焼くことも無く燃え上がる炎をコート全体にまげ広げ、氷の精霊力を身に纏った。渦巻いてあがる風と炎が、ユウをふわりと上昇させる。
「辛いわよね、裏切られるのも。悔しいわよね、名が怪我されるのも、何より許せないわよね、大切な人を奪っていった奴らが……えぇ、貴方の憎しみも悲しみも私は否定しない」
ブレスレットについた青い宝石が輝き、雪の結晶めいた光が周囲を強く巡り始める。
「だけどこのままでは駄目よ、それは貴方が本当に求めた物じゃないでしょ、それにこのままだと貴方は本当の悪者になってしまうわ。だから――」
殺意と悪意にせかされたゴーストたちが、意味不明の叫びを上げて駆け寄ってくる。
であると同時に、ユウたちは攻撃を開始した。
呪いを終わらせるために。
どこかの誰かの願いを叶えるために。
喪われてしまった、報われなかった物語の、結末のさらに後……語られざる結末として。
●戦術と道筋
一先ず、解説をしよう。ここでするのは解説だけなので、飛ばして貰ってもよい。
イーディスをはじめとするイレギュラーズたちの懸念とその解消方法についてだ。
今回の懸念は主に二つ。
『非業の娘』の放つ『呪いの歌』が距離や状況に関係なく常に自分たちを襲うだろうこと。呪い状態と狂気状態が平行し、さらに流血状態まで付与される状況は短い方がよい、と彼らは考えた。
然るに『非業の娘』を最優先攻撃対象としたいところだったが、20体のゴーストたちが壁となりイレギュラーズたちを阻害するだろうとも考えた。それだけの戦術レベルがあるかどうかは若干疑わしかったが、ある意味『非業の娘』に共感している彼らが『非業の娘』に協力的である可能性も充分にある。
よって、懸念の解消方法を定めることにした。
自分たちより倍以上の頭数がマークないしブロックを仕掛けた場合、近接攻撃はおろか遠距離攻撃の間合いにすら入れるかどうかあやしい。『怨嗟の声』の有効射程がレンジ3である以上多少は攻撃圏内に入ってくれるかもしれないが、それだけでは不安だった。いや、不安だと考えた。
その解消方法は何通りも存在するが、イレギュラーズたちが考えたのは範囲攻撃を大量に打ち込んでゴーストの群れを3体以下になるまで減らすことである。このときゴースト側の耐久力をあまり計算にいれていなかったが、遠域攻撃をはじめとする広範囲かつ高威力な攻撃手段があったことで自信をもったようだ。
そのうちしだれ焔両名はゴーストが第一ターン時点できわめて素早く殲滅できることを見越して、初手に待機してから『非業の娘』に接近。前後からダブルマークをかけることで移動阻害を試みることにした。
この作戦における障害(ないしは課題)となるのは反応速度であった。
ゴーストたちは恐らくではあるが1ターンでレンジ3の距離を移動しきれるはずなので、彼らが自分たちに接近し近接攻撃ないしはブロックをしかけるよりも早く動き、範囲攻撃を仕掛けなければならない。そうでなければ味方を確実に巻き込んでしまうだろう。範囲攻撃は集団戦闘に便利である一方味方を巻き込みやすいという欠点をもつのだ。
イレギュラーズはこれに対する課題克服手段を、特に用意はしていなかった。
更にディエとイーディスは少々調子が悪そうで、特にイーディスのコンディションは心配されていた。
ここまでの段階でイレギュラーズが失念していたことはおよそ三つ。
普通に反応勝負をするだけになると、範囲攻撃を満足に放てるタイミングがかなり少なくなること。
ゴースト殲滅を優先するなら『非業の娘』の行動を阻害するのはその後の駐中攻撃時からでもよいこと。
加えて、『非業の娘』の使う『呪いの歌』はゴーストたちにも有効であること。
デメリット1つ。メリット1つ。今のところ影響がないものが1つ。
この前置きがどのように影響するかは、始まってみなければ分からない。
●神のさいころがころがる
誰よりも素早く攻撃をしかけたのはシラスだった。
乱戦になるまえにルーン・Hを打ち込みたい。もし混じり合ってしまったなら蛍火を用いてできるだけ味方の居ない方向に打てば良い。
そう考えたシラスはいちはやく動き、こちらへ走ってこようとするゴーストたちに全力のルーン・Hを叩き込んだ。
ほぼ同時に動き出したミニュイ。翼を大きく羽ばたかせると、冷たい呪いを帯びた風をゴーストたちに叩き付けた。
「もう歌わなくていい。後のことは、任せて。正義を掲げてこんな悲劇を生む白亜を、決してこのままにはしておくものか。生ある限り容赦は無い」
ミニュイの信念が籠もった風はゴーストたちを吹き飛ばした。
この時点でゴーストの一部がミニュイたちに接近し、攻撃を仕掛け始めた。
数の利を使えば一度に一人は倒せたろうに、暴走しているらしいゴーストたちはばらばらに攻撃をしかけている。
反撃にと、大地がまだこちらに近づいて来ていないゴーストたちへと手を翳す。
「お前達の声は、俺達が聞き届ける。……だから、こっちに来い」
まるで黄泉よい手招くようにして放たれたロベリアの花がゴーストたちを巻き込み、包み込んでいく。
この時点で約半数のゴーストが接近を果たしていた。
それでも巻き込めるだけ巻き込もうと、ユウは非業の娘を中心にダイヤモンドダストの精霊魔術を放った。
氷の結晶が爆弾のようにはじけ、刃のように降り注ぐ。
「ここで止めて見せる。貴方の嘆きを全部吐き出しなさい、私達が受け止めて上げるから! だから、最後は貴方を思ってくれる人を思い出して、少しでもいいから憎しみに取られる前の貴方に戻って頂戴!」
ゴーストのほとんどが押し寄せては悪意の攻撃をしかけてくる。
まるで何人もの手が首を絞めるかのような息苦しさにさいなまれながらも、ディエやイーディスたちが反撃を試みる。
「闇に染まりし我が力の一端を見せてやる」
ディエは魔砲を使ってゴーストを大量に蹴散らそうと試みた。が、『非業の娘』を含めても三人が限界といった所である。
一方の焔はあえて手番を後ろに回し、組み付いてくるゴーストたちを払いのけるようにして駆け抜ける。
同じくしだれもまた、ゴーストの波を抜けて『非業の娘』へと駆け寄った。
突如、ごぼごぼと濁った醜い歌が聞こえた。聞いているだけで気が狂いそうな歌だ。
「近づいたら確実に押さえなきゃいけないから~。ブロックでよろしくね~」
「わかった、ブロックだね!」
耳を塞いで飛びかかる焔としだれ。
ナイフを持った手を握り、押し倒し、二人がかりで組み伏せる。
「ごめんね、一番辛い時にボク達は何も助けてあげられなかった。こんな風にした相手が憎いのはわかる、許してあげてとは言わないよ。でも、そういう想いに囚われて、これ以上悲しみ続けないで欲しいんだ」
焔の呼びかけが届いているのか、いないのか。
『非業の娘』は「なんで私ばっかり」と叫んで暴れた。
目を見開き、しだれと焔は暴れる娘を押さえつける。
シラスや大地、そしてディエやイーディスたちはゴースト相手に戦っていた。
狂気と正気の間をいったり来たりしながら、時には敵に斧や弓で攻撃し、時にはそれを自分の腕や足に叩き付けた。
ゴーストたちも同じだった。
『非業の娘』に攻撃しにいこうとしていたディエに組み付いたゴーストは、ディエの首をしめにかかる一方で、自分の腕を執拗に切り裂いていた。
「絶望を見せてやる」
魔力撃をはなって突破をはかるディエ。
その一方で大地は苦戦を強いられていた。
強力な攻撃が自分に向く。組み付き、首を絞めてくるゴーストを払いのけて後退しては、血吸桜を叩き込む。死者の怨念を束ねた力が呪いとなってゴーストを貫いていく。
が、いつまでもゴーストに構っている余裕などない。最悪の事態をさけるため、大地は『非業の娘』への攻撃にシフトした。
「憎むナ、怒るナ、なんて無責任な事は言わなイ。……俺達にぶつけテ、何もかも昇華させちまいナ」
厳密に陣形を決めていなかったことで、シラスも多少苦戦することになった。
近づかれても蛍火によってなぎ払えるとはいえ、敵味方が交代したり前進しなおしたり時には自傷行為はしったりとかなりばたついたことで適切な攻撃ラインをとりづらかったのだ。
とはいえ攻撃できる場所は割とあるので、上手に射撃角度をとって蛍火を打ち込んでいく。小さな光の球が無数に生み出され、ゴーストたちを貫いて飛んだ。
戦況は厳しい。
初手でゴーストの大半を撃破できることを想定していたイレギュラーズたちは、思ったよりも多くのゴーストを倒せなかったことで乱戦状態に陥り、その状態のまま【狂気】状態に陥り自傷行為に走るようになった。
三割確率とはいえ無視できない頻度である。自分の攻撃力がそのまま跳ね返る状態に加えゴーストや非業の娘による『怨嗟の声』が合わさり、耐久力の低い者や陣形をあまり意識していなかった者は耐えきることができなかった。
「痛……」
攻撃力が豊富なユウは狂気状態の被害が最も大きかった。長くは耐えられまいと察し、癒しの氷を生み出し、味方へと解き放った。
「後は頼むわね。供養ぐらいは、してあげなきゃ……」
次の瞬間にはもう、血まみれのナイフが見えていた。
自分が握ったものだ。
自分のものではない恨みや憎しみや絶望が心の中に入り込み、ナイフを自らの首に突き立てなければという衝動にかられていた。
「このくらい、覚悟して来てるのよ。……終わらせてあげる。なんとしても」
娘の移動を阻害し続けるのは難しかった。
というのも、二人だけではどちらか(ないしは両方)が狂気状態に陥った時にマークし続けられなかったからだ。絶対にできないというわけではないのかもしれないが、しだれも自分で自分の頭に卒塔婆を叩き付けている最中に横を抜けられれば流石につらい。
「――――――――――――!」
なんと叫んだのかは、しだれ自身記憶していない。
歌や声を払うかのように、大声を出して突撃したのだ。
しだれの卒塔婆が振りかざされる。
次に叫んだ言葉は、流石に記憶していた。
「豪腕粉砕しだれちゃんくらっしゅ!」
しだれの打撃が非業の娘を……否、娘をいつまでも縛っていた憎しみを打ち砕いた。
飛びかかる別のゴーストによって組み伏せられ、倒れるしだれ。
砕けた雪だるまのように形を崩していく非業の娘に、焔は駆け寄った。
「ごめんね」
今度こそ、言葉が届く気がしたのだ。
「生きてた時からずっと頑張ってきたんだもん、もう頑張らなくてもいいんだよ。もう、楽になってもいいんだよ」
そばへとミニュイが降り立つ。
「手向ける花もないけど……その無念は必ず晴らすよ。だから、もうおやすみ」
声はしない。
ただ、口が動いたようにみえた。
『ありがとう』と、娘は確かに言った。
「…………」
息をつくミニュイ。焔も、手の中に残った冷たい感覚だけを覚えて、ぎゅっと槍を握りしめた。
まだやることは残っている。
振り返れば、まだ残ったゴーストたちが押し寄せてくるのが見えた。
「……引こう」
「でも」
焔は反対しようとして、そばに倒れる仲間たちを見た。
残ったゴーストをすべて倒しきれる確信はない。そして、この場に仲間を置き去りにすれば、暴走したゴーストたちが何をしでかすかわからないのだ。
「『命懸け』は立派だけど、その結果仲間を殺したのでは正義にもとる。だよね?」
「……うん。そうだね。『本当にやるべきこと』は、もう済んだから」
焔たちは他の仲間と協力して、倒れた仲間を担いで共同墓地から撤退した。自分たちが、呪いの後をついではならぬ。
それからしばらくて。
共同墓地で幽霊が歌うことはなくなったと、療養中風の噂に聞いた。
もうあの場所に、娘はいないのだろう。
呪いにつられてあつまってきたゴーストたちも、静かに眠っているはずだ。
お墓参りにはまだ行けない。
――先に、やるべきことがある。
成否
失敗
MVP
なし
状態異常
あとがき
心をふるわせる素晴らしいロールや、信念や、心の強さがありました。
だというのに大変心苦しいのですが、総合的に判定した結果依頼は失敗判定となりました。
墓守の老婆が依頼した『ゴースト全ての撃破と消滅』に失敗したのであって、本元である『非業の娘の撃破と解放』については成功していますので、『やや成功寄りの失敗』ととらえてください。
この後老婆が丁寧に長い時間をかけて暴走状態のゴーストをなだめたりたまに殺されかけたりして事態を収拾したそうです。
どうぞまたお越しくださいませ。心よりお待ち申し上げます。
GMコメント
【成功条件】
・暴走している全ての霊(ゴースト)の撃破。それによる消滅。
【フィールドデータ】
共同墓地。墓石は少なく広い土の平地があるのみです。
灯りはありませんが、ランタンか何かを装備していれば視界はほんのり確保できるものとします。各PCがアイテムとして装備していれば実効果を認め、そうでなければ微弱な効果として認めます。
【エネミーデータ】
・非業の娘
非業の死を遂げたパン屋の娘の霊魂。暴走状態にある。
『呪いの歌(戦場全体に【呪い】【狂気】【副】)』
『怨嗟の声(神遠列【流血】)』
・ゴースト×20
呪いにつられてあつまってきたゴースト。同じく暴走状態にある。
『殺意と悪意(神近単)』
【アドリブ度】
ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用くださいませ。
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