シナリオ詳細
<信なる凱旋>第二の騎士が来りて焔を放つ
オープニング
●聖都フォン・ルーベルグにて
天義の首都、聖都フォン・ルーベルグ。
白き都であり清廉なる美しいこの場所は、『冠位強欲』の襲来から立ち直った『最初に冠位魔種』と相対した場所でもあった。
信仰者の都とも呼べるこのフォン・ルーベルクの一角で今……恐るべき事態が発生していた。
「あ、あ……」
「うおああ……」
人が、炎の獣へと変化していく。
それは滅びのアークを纏わせた『終焉獣まがい』の存在であるように見えた。
炎の馬とも呼ぶべきそれらは、街区に立つ焔を纏った赤い騎士に従うように首を垂れる。
「そうだ。変化せよ。進化せよ。お前たちはこの赤騎士が1人、ルーベルクの名の下に忠実なる尖兵となるのだ」
「ば、化け物め!」
「む……?」
赤騎士ルーベルクは、自分に剣で斬りかかってきた男に視線を向ける。
どうやら天義の騎士のようだが……変化に抵抗しているように感じられる。
だが、裂帛の気合と共に繰り出された剣は1人の白い男により防がれる。
「その意志の強さは認めよう。だが、邪魔をさせるわけにはいかん」
「ぐ、く……うおおお!」
騎士の剣をいとも簡単に弾いた白い男は、そのままオーラを纏う拳で騎士を吹き飛ばす。
「が、はっ……」
転がる騎士に赤騎士ルーベルクは視線を向け、「ハハッ」と笑う。
「あまり無体をするなよ。それは良い尖兵になる」
「……分かっている。『神』の言葉を……正しきを遂行せねばならん。こいつもまた、その為の栄えある役目を授かるというわけだ」
「な、何が栄えある役目だ……」
「理解する必要はない」
白い男は、変化する騎士に近づき静かに見下ろす。その変化は、もはや止まるものではない……抵抗も、ここまでだ。
「いずれ真なる正義が世界に満ちたとき、全ては救済される。安心して礎となるがいい」
男の名はエクス……エクス・ヴァイン。
『聖拳』とも呼ばれる、遂行者の1人である。
●赤騎士を撃破せよ
「天義の聖都フォン・ルーベルグに炎の獣が現れたです」
【旅するグルメ辞典】チーサ・ナコック (p3n000201)は集まった面々にそう切り出した。
聖都フォン・ルーベルグ。天義の人間でなくとも、その場所を知る者は多い。
「メルク」と呼ばれるその聖都フォン・ルーベルグの街区に赤い騎士が現れたのは、その日のこと。
赤い騎士が現れるとその近辺の人々が赤い馬のような怪物に変わり、やがてその影響がメルク街区全てに広がっていった。中には天義の騎士などもいたようだが現状、その全てが炎の馬に変わってしまっているという。
「それは……救えないのかな」
「恐らく無理でしょう。完全に変化する前であれば打つ手はあったでしょうが」
『運命砕き』ルカ・ガンビーノ(p3p007268)にチーサが答えれば『ウィザード』マルク・シリング(p3p001309)は「許せない……!」と拳を握る。
「白き騎士は勝利をもたらし、赤き騎士は人々を焔へと変え戦を引き起す。黒き騎士は地に芽吹いた命を神の国へ誘い、蒼き騎士は選ばれぬものを根絶やしにする……だったか」
「赤き騎士……赤騎士、というわけですね」
『Star[K]night』ファニー(p3p010255)と『聖女頌歌』スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)は、天義教皇シェアキムが耳にした『神託』について呟く。
第二の騎士・赤騎士。つまりはそういうことなのだろう。
「街区にはあの遂行者、『聖拳』エクスの姿もあったという話です。これ以上被害が広がる前に、赤騎士を倒すです」
- <信なる凱旋>第二の騎士が来りて焔を放つ完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年09月05日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●メルク街区にて
「フォン・ルーベルグが戦場になるなんて……! それに、もう助けられない犠牲者も多く出ている。これが……これが正義だと言うのか……遂行者エクス!」
『ウィザード』マルク・シリング(p3p001309)の怒りの声が響きわたる。
天義の聖都フォン・ルーベルグのメルク街区。そこは今、地獄のような有様だった。
此処に生きている人間は1人もおらず、炎の怪物がウロウロとする場所に変貌していた。
しかも、それらが元々住人であったというのは……実に恐ろしい事実だろう。
「民達を守るべきはずの騎士がこんなことをするなんて騎士と名乗るのも烏滸がましい所業。これ以上の犠牲者を出さない為にも全力で打ち倒す!」
第二の騎士、赤騎士。そう呼ばれる存在がこれを引き起こしたことに『聖女頌歌』スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)が怒りを感じるのも当然だろう。
そのためにもまずは精霊操作で戦闘を後回しにする為に赤騎士の場所を探って貰っていたが……どうにも街区の中央広場に『聖拳』エクスと共にいるのが分かっていた。いたが……エクスに精霊が睨まれて逃げていってしまう。だが、位置は確認できた。
「ようやく天義の復興も進んできたのに、酷い光景だ。僕は規律や正しさとは縁がないし、正直、真っ当なこの国の雰囲気は苦手だけど……自分たちの正義のために一般市民を犠牲にするなんて、あってはいけないエクスは無理だとしても、赤騎士は此処で仕留めたい。絶対に。その前に炎の獣を倒しに行こう……助けられなくて、ごめんよ」
『結切』古木・文(p3p001262)もそう呟くが……獣になってしまった人々は、もう助けられない。間に合わなかったのだ。
だからこそ、今から出来ることをしなければならないと。そう考え文は事前に資料検索と瞬間記憶でメルク街の地形や街について調査をしていた。
大きな建物、人の通りが多かったであろう場所、大通りなど、炎の馬が集まりやすい場所の目星をつけ路地裏や死角、誰かが潜めそうな位置は予め仲間内で共有しておいたのだ。
(ルーベルクは馬に乗っているから路地裏には行かないだろうけれど念のため索敵を続けなきゃね)
そしてマルクも2体の鳥のファミリアーを召喚し、広域俯瞰と組み合わせて、メルク街区の敵配置を把握できるようにしていた。
「まずは赤騎士とエクスとの遭遇を避けるように移動し、それ以外の敵を先に殲滅しよう。撃滅後、赤騎士の方に向かおう」
マルクは事前に仲間と打ち合わせていた提案を再確認していくつもりだ。
そして赤騎士側から此方に接近してくる場合は、遠ざかりながらそれ以外の敵を撃滅。
避けられないなら、包囲されない場所やできるだけ広い場所など、ストラテジーを活かし有利な地形で迎え撃つ……それが最適だと判断している。
「ここに居る皆……元は人、だった……? っ……なんで?なんで悪い人達はこんな事出来るの? 私には、全然、わかんないよ……」
(焔……火……頭痛が、する……ううん、大丈夫。アレはそう言う『赤』じゃない、よね?)
『星を掴むもの』シュテルン(p3p006791)がオラクルで見えたのは赤い馬のようなモンスターたちの姿だ。それらが元は人だったというのは、なんとも恐ろしい話だ。
とにかく、どうにかしなければならない。シュテルンはタイニーワイバーンに騎乗し、周囲を上空から見渡していた。
「敵がどう動いてくるか……そんな未来だけでも見えたならよかったけど。空から状況を見て、ヒントを見出す、のはきっと間違ってない……よね?」
そうして見ていると、敵の配置もある程度見えてくる……が、炎のペガサスが飛んでいるのを見てサッと身を隠す。アレに見つかるわけにはいかないのだ。
……シュテルンには、とある事情により五歳以前の記憶は無い。
しかし記憶が少しづつ戻ってきた影響からか天義の悪い事が起こる度に怒りを蓄積させている状況でもあった。
そんなときにこれは、かなりのショックであることは言うまでも無いだろう。
そしてこの状況、道を歩けば炎の馬……フレイムホースに出会うような状況だ。それを倒し進まなければならない。
「一画だけとは言え、聖都までやられるたぁな。どこから現れるかわからねえ敵ってのは厄介なもんだ」
『運命砕き』ルカ・ガンビーノ(p3p007268)も丁度1体のフレイムホースを倒し、そう声をあげる。
「大人もガキも老人も関係なく化け物にするなんざ、見境のねえ真似するってのも気に食わねえ。野郎どもの企みはぶっ潰してやらねえとな」
「うーん、あちら様的にはどういう理路を通して正しさを主張しているような感じなのかしら。最近は段々と歴史云々の話から離れていったような気がするけれども、もはやこの国が滅びたという結果さえ得られればヨシみたいな感じにも見えるの。あ、それともこれもしかして、みんな神の国の為に働けてよかったね、ヨシみたいな感じだった……? コャー、くるみちゃんドン引き……」
「ま、その通りではあるな」
ルカはエキスパートで強化したエネミーサーチと超嗅覚で敵を探していたが、この状況には怒りを感じてしまう。
『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)もドン引きしながらも炎狐招来で索敵をしていた。
「このまま速やかにフレイムホースの数を減らして赤騎士とエクスに当たる前にフレイムユニコーンとフレイムペガサスを倒せるかどうかが勝負かしら」
「そうでありますね……まずはフレイムホース達変化させられてしまった人々を……安らかに終わらせる」
『宇宙の保安官』ムサシ・セルブライト(p3p010126)もそう言いながら、怒りを抑えきれないようだった。
「焔を悪用し……あまつさえ人を『焔の怪物』へと変えてしまう…なんという外道か!! 焔に変えられてしまった人々の魂の安寧のためにも……その悪しき焔、自分の焔で焼き潰す!!!」
ムサシのファミリアーも周囲を飛んでいる……こうやって全員でやっていけば見逃すこともないはずだ。
「よし、このまま迂回しつつ街を回るぜ」
『Star[K]night』ファニー(p3p010255)もこの状況に何も思わないわけではない。
だが、とにかくどうにかするのが先だ。だからこそ探索を続けていく。そうするしか、今は無いからだ。
●赤騎士を倒せ
「これで何匹目だ? 結構倒した気がするが」
「48、でありますね」
降りしきる二番星でフレイムホースを倒したファニーにムサシがそう答える。
そして、そこに更に2体のフレイムホースが走ってくる。明らかに敵対的で好戦的。
それが炎の獣たちに共通する特徴だ。そこに更に襲ってくるフレイムホースたちに、ムサシがDFCを放つ。
「……その命……安らかに眠ってもらう……! ディフェンダー・ファンネルッ!」
そこに更にルカが一撃を加え、フレイムホースは消え去る。
「元が街の人達だったと思うと心苦しいけど放置しておけば全ての場所がメルク街区のようになってしまう……考えた人は性格が悪いよね」
スティアはそう呟く。スティアの領地にも預言により雷が降り注いだことがあるが、それとは別種のタチの悪さだ。
「優しい人達は自分が加害者になるのは嫌だと思うはず。それにこの地を守ろうとした聖職者や騎士達の名誉の為にも倒すのが最善のはず! だから悲しくても今は倒すしかないね」
「なるほど、素晴らしい! 素晴らしい精神だ!」
と、そこに響くのは拍手。それが誰かは、分かっていた。先程から、此方に近づいてきていたのだから。
真っ赤な馬に乗った赤騎士。そして、その隣に立つ白い男。
「自己紹介しよう。俺は赤騎士ルーベルク! もう役目はほぼ果たしたものと思っていたが……まだこの身が消えずにいたは、お前たちのようなモノを尖兵と変えんが為だったのかもしれないな!」
「……ルーベルク」
「邪魔をするなエクス! 俺はこの身に与えられし役目を誠実に果たそう! 無数の雑魚よりも1たる精鋭を生み出すもまた、務めだろう!」
「……そうか」
どうやらルーベルクの意見をエクスは無視できないようだ。そしてそんなエクスに、マルクは問いかける。
「遂行者エクスに問う! この今の世界を、平和な暮らしを『偽りの安寧』と断じる、その理由は何だ!」
(彼の目は単なる狂信者とも思えない。この世界を『偽り』と捉える様になった契機が、きっと何かある)
「ならばその問いを返そう。この世界を『真実』と何故盲目に信じられる。貴様とて救いの力の一端を見たはずだ。全てを救う好機を何故壊そうとする」
「この世界を『偽り』だと思うから、それだけの力を身に着けたのか? 世界を壊すための力を。それとも、逆なのか。力を得たことを契機に、この世界を偽りと思うようになったのか。エクス、僕はお前を知りたい。お前に勝つために」
「知る必要はない。全ての偽りは俺が破砕する。真なる正義はその先にこそあるのだ」
「エクス! これが……こんなもんがお前の正義って訳か!?」
そんなエクスの言葉に、ルカはそう叫ぶ。
「人を全員化け物に変えてテメェは何がしたいんだ! 俺は自分を善人だなんて思った事はねえが、それでもこれは胸糞悪ぃ」
だからこそ、ルカは剣をエクスに突きつけて宣言する。
「こんなもんが正義だって言うなら……俺は悪としてテメェの正義をぶっ潰す!」
「構わん、来い。理解されようなどとは微塵も思わん。だがそれでも、俺は貴様も救済しよう。いずれ来る真の世界が為、俺は今の貴様を破砕する」
「住民を丸ごと怪物にするってのは、流石にやりすぎなんじゃねぇのか。なにか正しい歴史だよ、これだけの命を奪っておいて。なぁエクス、テメェの顔もそろそろ見飽きたぜ」
「それもまた救済される。貴様等とて自身を貫かんが為、歴史を捻じ曲げてきただろう。だが……その罪もまた拭われる。安心して砕かれるがいい」
「ハッ、言ってくれるじゃねえか」
「ああ、何度でも言ってやろう。俺は貴様等も見捨てたりはせん。この拳で……全てを救う!」
ズドン、と。エクスの拳からオーラが輝く衝撃波となって放たれる。
「くっ……この!」
スティアの放った天穹がエクスへと放たれる。狙いはあくまで赤騎士ルーベルク。ならばここでスティアがあのエクスを抑えなければならない。
「新技なんか持ってきやがって……!」
その凄まじい威力に驚愕しながらも、ファニーは優先順位を間違えない。
「メインディッシュは赤騎士だ。エクスの野郎はスティアが抑えに回ってくれる。その間になんとしても赤騎士をぶっ倒すぞ!」
ファニーは赤騎士ルーベルクに焼き焦がす三番星を降らしていく。
「まずは馬の脚にダメージを与えて動き回れないようにしてやろう。落馬してくれたラッキーなんだがな」
「最優先に倒すべきはルーベルク……でありますがエクスが護衛についているのは若干ながら厄介でありますね……」
「それでもやるしかねえさ」
「で、ありますな!」
ムサシも叫び、スティアを信じてルーベルクへ襲い掛かる。
「貴様だけは……絶対に許さんっ! 今ここでその邪悪を断ち切る!」
放つのは必殺剣である焔閃抜刀・焔。
「迅速に……その邪悪なる焔を焼き潰す!」
「ハハハ、活きがいいな!」
余裕のルーベルクの炎の突撃槍がムサシを貫き、その隙に胡桃のこやんぱんちが繰り出されていく。
「何が正しくて、何が間違っているとか。焔はそんな事を考えて燃えているわけではないの。そなたには、決して負けぬの」
胡桃の中で燃え盛る炎もまた、この戦いは負けられないと叫ぶかのようだ。
「私の出来る事を……全力で、やる……天義で怒ってる事に……もう目を背けない、よう、に……!」
(天義と戦う度に得る不安も恐怖も全部全部武器飛べばいいのに……もっと強くなる事でしか、吹き飛ばせない、のかな)
それは分からない。だが強さとは1つの手段であることだけは確かだ。
「私、だって……出来ることが、あるの!」
シュテルンのライフアクセラレーションがスティアの傷を癒していく。そう、やるべきことをやる。それが仲間と共に戦うということだから。
だからこそルカも「エクスと力比べもしたかったんだが……」などとは思いつつも、今回は被害の拡大を防ぐ事を優先していた。
「エクスの面倒は任せたぜスティア!」
黒犬(偽)を両手持ちに切り替えて赤騎士を叩き斬るべくルカは接敵していく。
「てめぇに意思があるのかは知らねえが……ふざけた真似をしやがった事を後悔させてやる!」
「ははは、お前もまた活きがいいな!」
「ほざきやがって……コイツを野放しにしちまったらどれだけの犠牲が出るかわかったもんじゃねえ。何としてもここでぶっ倒す!!」
ルカのクリムゾン・ジョーカーが赤騎士ルーベルクへと炸裂していき……文もそんな仲間たちを見て頷く。
(強い仲間が一緒で心強い。足を引っ張らないように励もう)
文がルーベルクに放つのはCode Red。ルーベルクの弱体化を狙いつつも、隙あらば倒しに行く構えだ。
「スティアさんがエクスを引きつけてくれている間に倒し切る……!」
そう、ルーベルクも強いが……それでも、エクスを抑えている現状、確かに勝機はある。それを、絶対に逃さない。
マルクは相打ち覚悟の捨て身の一撃を……ブラウベルクの剣をルーベルクへと放つ。
「お前が人々を焔へと変えて戦いを引き起こすというなら」
負けられない、とマルクは思う。
その戦いが齎す無数の理不尽な死を、マルクは絶対に認めない。
「死を遠ざける者として、赤騎士ルーベルク! お前を討つ!」
だからマルクはルーベルクの攻撃を、相討ちを恐れない。
その一撃が、ルーベルクを霧散させて。エクスはそれを酷く冷静な瞳で見ていた。
「……ここまでか」
だがそこに、ムサシが一瞬の隙をみて飛び掛かっていく。
「数多の人々の嘆きや悲しみや苦痛の上に立つ正義なんて………自分が!この宇宙保安官ムサシが!! 許さんッ!!!!!
エクスが撤退する前に…せめて一撃、自分の全力の焔閃抜刀・焔を叩き込もうというのだ。
「これは宣戦布告だ、遂行者エクスッ! 貴様の邪悪なる『正義』は……宇宙保安官ムサシ・セルブライトが必ずや叩き潰してやる、というな!!」
「そうか。ならば俺はそんな貴様を叩き潰し救済へと導こう」
そう言い残し、エクスは素早く撤退していく。そうして残ったこの街区には……もう、人間は1人もいない。
それでもスティアはせめて安らかに眠れるようにと祈りを捧げていく。
「だけど犠牲になった人達に誓うよ。こんな状況を作り出している親玉を引っ張り出して、ぶっ飛ばす! って。それが手向けになるはずだから……」
そう、それが一番の手向けになるだろう。今はまだ、そこまでは遠いとしても……きっと。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
ご参加ありがとうございました!
ちなみにエクスのステータスシート、出来ました。
https://rev1.reversion.jp/character/detail/p3n000338
GMコメント
天義の聖都フォン・ルーベルグのメルク街区に行き、赤騎士ルーベルクを撃破しましょう。
メルク街区は巡礼者の為の宿などが立ち並ぶ区域ですが、そこに居た人々全てが怪物と化しています。
もはや救いはありません。全てを倒し、赤騎士を撃破しましょう。
●出てくる敵
・預言のフレイムホース×50
一般的な天義住民が変化した炎の馬。火炎放射と自身の身体を強烈な炎の塊に変えての体当たりを使うようです。
・預言のフレイムユニコーン×3
天義騎士が変化した強力な炎のユニコーン。角から放つ強力な熱光線と、自身の身体を強烈な炎の塊に変えての体当たりを使うようです。また、ユニコーンの上に炎の騎士の姿が現れ槍での馬上攻撃を仕掛けてくることもあります。これは攻撃の一種であり、騎士自体はフレイムユニコーンの一部です。
・預言のフレイムペガサス×2
天義神官が変化した強力な炎のペガサス。翼を羽ばたかせ巨大な炎の竜巻を発生させます。また、対空攻撃として炎の羽根を射出する攻撃もするようです。
・赤騎士ルーベルク
真っ赤な馬に乗った赤い騎士です。預言の第2の騎士。
滅びのアークを操り、対象者を炎の獣へと変化させる力を持っているようです。
炎の獣へと対象が変化を完了した時点でその姿は掻き消えることが多いようですが、自分の力を乗り移らせているのかもしれません。ルーベルクはまだ消えてはいませんが、本来の力よりは弱っていそうです。もっとも、その能力を考えれば喜ぶべきことではありませんが。
攻撃方法は炎の武器を顕現させることによるオールレンジ攻撃です。剣から弓、銃まで全部使います。
色々と選択可能なようで、単体から範囲攻撃まで自由自在な攻撃を行います。
・『聖拳』エクス
『遂行者』を名乗る人物の一人。非常に真面目で正義感が強い。
ただし、それが一般的大多数の正義と合致するかはまた別の話であるのですが。
オーラを纏った拳による格闘攻撃と、輝くほどのオーラを纏った、超破壊力の拳『聖拳撃』を組み合わせて使用します。また、オーラを輝く衝撃波に変えて放つ『聖拳波動撃』も今回使用してきます。
滅茶苦茶強いので、今回倒すのは無理です。超無理です。
今回はルーベルクの護衛についているようですが、ルーベルクが倒れた場合は撤退します。
●情報精度
このシナリオの情報精度はCです。
情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。
Tweet