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シナリオ詳細

<英雄譚の始まり>水星石を探して

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●困っている魔法使い
「うーむ。どうしたものかねえ」
 プリエの回廊(ギャルリ・ド・プリエ)の職人……魔法使いである老人は、そう呟いた。
 老人の目の前にあるゼロ・クール……A-68ノ号。三叉の槍を持った少女のような姿をした、アンドロイドにも似たような形状をしている。
 つい先程まで老人は、このA-68ノ号を素材収集に行かせるはずだった。
 水場での活動に特化した、A-68ノ号ならではの稼働試験になる……はずだったのだ。
 しかしながら、目的地である湖にモンスターの集団が出ているのだという。
 勿論、A-68ノ号であれば突破できるかもしれない。しかし、出来ないかもしれない。
 まだ稼働試験を終えていない以上、その辺りに老人は確信がもてなかった。
 ならばどうするか? 当然ながら、諦めるという選択肢はない。
「……となると……確か、アトリエ・コンフィーに……」
 老人が思い出したのはアトリエ・コンフィーの『お手伝いさん』たちだ。
 確かちょっとした手伝いなどを受けてくれると聞いていたが……今がまさにその人たちに頼むべきときであるのかもしれない。
 なるほど、そうすれば安心だ。
「なあ、そう思わんか?」
「はい、その通りです」
 A-68ノ号は感情を感じさせない表情のまま、そう答えていた。 

●隣町へのおつかい
「ようこそ、ギャルリ・ド・プリエへ」
 ゼロ・クール『Guide05』はそう集まった面々に告げた。
 依頼主である老人に委託され、今回はGuide05……通称をギーコと呼ばれるアトリエ・コンフィーの案内嬢が今回は説明を請け負うことになったようだ。
 ギーコの隣に立っているのは、少女の姿をしたゼロ・クールであるようで、型番はA-68ノ号であるとのことだった。
 水着のような恰好をしていて、如何にも水中仕様といった感じだが……。
「今回の依頼は、彼女を連れてレイン湖へ行き、とある石を採集して帰ってくる……といった内容になります」
 レイン湖。此処から半日ほどの距離にある大きな湖で、夜になると水面が淡く輝くという不可思議な場所なのだという。
 その原因こそが「水星石」と呼ばれる石であり、「水の中に落ちた星の輝き」とも呼ばれている。
 白く、あるいは青く、もしくは黄色く輝く石は、確かに星の輝きのようだ。
 この色の違いは石に含まれた微量の金属の違いによるもので、ここから精製される金属は貴重な材料になるのだという。
「依頼人の方は、このうち『白く光る石』を3個、『青く光る石』を7個、『黄色く光る石』を15個。最低でもこの量を欲しているとのことです」
 ただ、その湖。どうにもモンスターが住み着いてしまったようで、A-68ノ号だけでは問題があると依頼主は判断したようだ。
「彼女の稼働試験も兼ねているので一緒に戦わせてほしいとのことですが、併せてお願いいたします」
 そう。大切なのは、A-68ノ号の稼働試験であるということだ。
 A-68ノ号にはまだ名前もないので、つけてみるのもいいだろう……それも含めて試験であるのだから。
「この件。どうか、よろしくお願いします、来訪者様」

GMコメント

A-68ノ号と共にレイン湖に行き、光る石を集めましょう。
距離は半日くらい。夜になるとレイン光が湖底の石で輝き始めるので見つけやすそうですが、モンスターは夜目も効きます。レイン湖周辺は静かな感じで、寝っ転がると気持ちいいらしいです。
なお、A-68ノ号の武器は三叉の槍。不可思議な水着に似た服の効果により、水中でもスイスイ動けます。
水中でも使用可能な、竜巻のようなものを起こして敵を攻撃する必殺技「ゼロサイクロン」を使えるようです。

●『魔王達の配下』ハンパーギョジン×30
魚の身体に人間みたいな手と足。なんて半端な感じなんだ……!
夜目が効き、水中行動が得意です。
攻撃方法は手に持った銛での攻撃です。
なお、魔王と呼ばれた『旅人』の配下です。しかし、どうしてか『滅び』の気配を宿しています。
※この世界の人々は魔種という存在を知りません。何か気持ち悪い『気配』を醸している存在と認識しています。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <英雄譚の始まり>水星石を探して完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2023年08月24日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ツリー・ロド(p3p000319)
ロストプライド
カイト・シャルラハ(p3p000684)
風読禽
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
胡桃・ツァンフオ(p3p008299)
ファイアフォックス
オニキス・ハート(p3p008639)
八十八式重火砲型機動魔法少女
ルビー・アールオース(p3p009378)
正義の味方
メリーノ・アリテンシア(p3p010217)
狙われた想い
ライオリット・ベンダバール(p3p010380)
青の疾風譚

リプレイ

●水星石を探して(前編)
 うっすらと輝く湖。レイン湖は、一言で言うならそんな場所だった。
 ただ、水が光っているのではなく湖底にある何かが光っているのであろうことはよく見れば理解できる。
 そして、それが水星石なのだろう……と『カースド妖精鎌』サイズ(p3p000319)は思う。
「ふむ……水星石……興味深い、依頼関係なくてもぜひ調べたい……頑張っていこう。敵がいるらしいが俺の探求を邪魔するやつは何者でもぶっ飛ばす!」 
 とはいえ、サイズは俺は半分金属で重くて泳げないので、飛行で水面ギリギリで飛びつつ戦うつもりだった。
 そう、この湖にはモンスターがいるらしい。だからこそ、まずはそれを倒さなければならないのだ。
「水着で戦闘ってオンナノコも大変なんだなあ。いや、俺の場合はほら、羽毛あるし」
 『風読禽』カイト・シャルラハ(p3p000684)はそんなことを言いながらA-68ノ号へと視線を向ける。
 如何にも普通の女の子に見えるアヤノだが、水着姿で三叉の槍を構えているように見えるその姿は、漁師のように見えないこともない。
「俺は今日は護衛として働くぜ。三叉の槍だと俺の槍と同じなんだよな。ちょっと親近感」
「そうですね。同系統の装備だと認識します」
「だよな! そして暗視と鷹の眼(超視力)で周囲の確認もバッチリ! 鳥目を克服したとりさんは最強なのだ!」
「最強かどうかには多方面からの検討の余地があると提示します」
「マジで⁉」
 まあ、そんな真面目なツッコミも入ったがさておいて。
「なーに、こっちは漁師なんだ……魚ごとき、捕食者たる禽が喰らってやらあ!」
「ぶはははッ、不法占拠者殿共はご退去願わねぇとなぁ!」
「不法占拠者。確かに権利を有しているわけではありませんね」
 『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン(p3p002081)もそう笑いA-68ノ号が変な納得の仕方をしているが、今日のゴリョウはビッグブルーに青いエルフ鋼を融合させた水戦特化型駆動全身鎧である駆動大青鎧『牡丹・海戦』を着込んでいる。
 湖底で水星石を拾うのであれば、こういったものも当然必要になってくるが。『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)もそんな物々しい装備のゴリョウを見て「コャー」と鳴く。
「きれいな石を拾うと、持って帰ってコレクションしたりするの。ブリキ缶にいれたりとか。余ったのはもらってしまってもいいものなのかしら~?」
「良いのではないかと意見を表明します」
「それならよかったの。とりあえず、大分暗くなってきたし、これから採集とモンスターの撃退を両方する方針でいいのかしら。相手も夜行性っぽいし一応携行品でこちらも夜目がきくようにしたの……とはいえ、ご存じの通りわたしは炎故、泳げぬの。そこでどうするかというと、タイニーワイバーンに乗ってきたので空中から捜索したり攻撃したりするの」
 そう、理由は違うがサイズと同じというわけだ。
「リソース回収と魔物退治。シンプルな依頼だね。稼働試験、ってことは初陣なんだ。援護するよ。よろしくね、A-68ノ号。……型式で呼ぶのもわかりやすいけど、何か固有の呼称があったほうが仲良くなれるかな。考えておこう」
「ゼロ・クール! 練達にもロボットはあるけど、また違う感じだね。今回はこの子の稼働試験が目的なんだね。A-68ノ号……んー呼びにくいね。何か考えておこう」
 『八十八式重火砲型機動魔法少女』オニキス・ハート(p3p008639)と『正義の味方』ルビー・アールオース(p3p009378)もそう言い合う。
「私も水中戦のテストをしたかったところだしちょうどいい機会だね。マジカルアクアモジュール接続。水中戦闘を開始」
 オニキスは潜水し、ルビーはスピネル・T・ローズと共にタイニーワイバーンに乗っている。
「綺麗な石を探すために、めんどくさい邪魔ちゃんはポイしましょってことね、りょうかーい! 水の中の飛行種って、もう字面から面白いじゃない? 今年の水着にも着替えたし、準備は万端だわ」
「採取採掘は久々っスから、なんだかワクワクするっス! そのためにも、まずは邪魔者を排除しないといけないっスね!」
 『狙われた想い』メリーノ・アリテンシア(p3p010217)と『青の疾風譚』ライオリット・ベンダバール(p3p010380)も頷きあい、ライオリットはハンパーギョジンたちが水面に出てくるまで、まずは戦闘の準備と水星石の場所にあたりを付けておけるようにしていた。
「夜なら光って見えるってことっスから、超視力とサイエンスを駆使すれば分かりそうな感じはあるっスね」
 そうして……確かに、いる。ならば、あとはどうにかするのみだ……!
「今回は皆との連携も勉強の内だよ。水中組の皆と協力してギョジンを上手く水面に追い込むの。戦闘にせよなんにせよ、一人だけじゃなくて他の人と一緒にやる事はきっとたくさんあると思う。周りを見て合わせる事はとても大事な事なんだよ。その為には意思の疎通が重要。こうしてあらかじめ話し合って、何をどうするのか。各々の役割は何なのかを理解するの。えっと、ホーレンソウ(報告連絡相談)だっけ? さあ、皆と一緒に頑張ろうね!」
「理解しました。ホウレンソウが必要なのですね。見つけましょう」
「待って違う! 報告連絡相談だから!」
 ルビーとそんな漫才のようなこともあったが、とにかくまずは狩りである……!


●水星石を探して(後編)
「さ、はじめましょっか」
 水中組の1人であるメリーノは、水中、そして水底からハンパーギョジンを追い立てる役目であった。
「ガンガン追い詰めたら勝手に上の方に行かざるを得なくなるでしょ? 水底のほうに隠れていたりとかできないように、攻め立てまぁす」
 リッドシナジーとSSSガジェット3.0bで自分にバフをかけてから残影千手を放つメリーノだが、そのイメージはスクリューだ。
「EXAと追撃、連撃、うまいこと回せたらわたし、水底のスクリューみたいじゃない? ぐるんぐるんさせてオニキスちゃんとゴリョウちゃんに引き渡していく役目ってね!」
「援護します」
「ゴリョウちゃん! あとは頼んだわぁ!」
「ぶはははッ、任された!」
 A-68ノ号のゼロサイクロンも発動し、ゴリョウが発光する。
 そう、今回のゴリョウは比較的光の届く湖の上側にて発光し、ハンパーギョジンを誘引する役目だ。
 発光することで注意を引き、加えて招惹誘導でハンパーギョジンの走光性を刺激していくのだ。
(イメージとしては棒受網漁業! サンマとか捕る時に使われる手法だな)
「つーわけで……さぁ来な半端モンども! テメェらの獲物はここに居るぜ!」
 発光で誘引したまま湖面に向けて上昇するゴリョウだが、ここで夜目が効くことを逆手に取る。
(夜目が効くってことは光で目を眩ませやすいってことだ。それを利用して『湖面までの距離』を誤認させる!)
 それだけではない。発光により湖上……空中にいるメンバーを見にくくすることも狙っている。
(逆に空中面子からは俺の位置が分かりやすいってわけだ……そんでもって、こうだ!)
 水面まで来たら【偽翼】タイプJを起動してそのまま飛び出す。タイトルは『ガチムチメカ人魚の爆誕』といったところだろうか。
(距離を誤認したギョジンどもはそのままうっかり水面まで飛び出るわけだが、そこで空中面子に……)
「バトンタッチだ!」
「任せろゴリョウの旦那! 水中よりも空が俺の本領だぜ!」
「用途不明ユニット『魔砲』……くらえ……!」
「雷撃を喰らわせてやるの」
「一気にぶち込んでいくっス!」
「そのままじゃ湖にドッポ―ン! しちゃうから上手く拾ってねスピネル! 一応変身ベルトのバトルジャケットは水中仕様にしておくけど!」
 カイトのホーク・インベイジョン、サイズの用途不明ユニット『魔砲』、胡桃のらいとにんぐすた〜りんぐ、ライオリットの逆理、ルビーのモード・スレイプニルからの斬神空波が炸裂すればハンパーギョジンは抵抗も出来ずに弾け飛ぶ。
「魚肉っぽいけれども、流石に食べれぬかしら……」
「キモいしなあ……」
 胡桃とカイトが頷きあい、サイズも「アレは無理だな」と呟く。
「しかし……やっぱ棒受網漁業じゃねぇかこれ!」
 ゴリョウがそう叫びながら水中へと戻っていく。そして水中班はゴリョウだけではない。
 オニキスもマジカルゲレーテ・シュトラールを構え、水中行動で潜水していたのだ。
 狙うは湖底から上方に向かっての砲撃だ
 温度視覚と暗視で視界を確保し、湖面へ動き回る敵を追い立て実に撃ち抜くのが仕事だ。
「私はゴリョウが湖面付近まで引き付けた敵が再び潜水してきたら優先して攻撃。下からの砲撃で空中の味方と挟み撃ちにする……ってこと」
「理解しました」
 マジカル☆アハトアハト・QBの十字砲火であれば、ハンパーギョジンなど一撃で消し炭だ。
 それだけでなくオニキスはA-68ノ号に下方後方から接近する敵がいたら糸切傀儡で捕まえるつもりだった。イメージは投網だ。
(稼働試験だし、余裕があればA-68ノ号に撃破させて自信をつけさせるのもいいかな)
 先程からA-68ノ号はサポートを中心に動いているが……此方の動きを観察しているのだろうことが伺えた。
 それだけ完璧な連携であり、ハンパーギョジンはほぼ何も出来ないままに殲滅されていく。
 そうすれば、あとは水星石の採取をするだけだ。
「採取は水の中に単純に転がっているのか、採掘が必要かでやることは少し変わってくるっスね」
  ライオリットも周囲を見回すが……どうやら落ちているものもあれば湖底に埋まっているものもある。
「採掘が必要なら、オレのギフトの出番っス! 水面からも光っていることがわかるってことは、岩盤をぶち抜くような手間はほぼいらないとは思うっスけど、せっかくならでかい塊とか持っていきたいじゃないっスか。それに素材として利用するなら量はたくさんあっても困らないっスからね」
 そう、ライオリットのエンブレイカブルがあればその辺りも簡単だ。
 勿論、取りすぎて今後採取ができなくなるような状況にはならないように注意しておくのも基本だ。
「さて、こっからが本職の頑張りどころだな」
 サイズも鑑定眼にアナザーアナライズ、探索などのスキルを併用して水星石を探し出し、鎌や鍛冶道具を使って、採掘をしていくが……それだけではない。
 水中から上がったら、鍛冶道具でただの石とか等の余分な所を削り、水星石の品質をあげようとも考えていた。
「納品するなら可能な限り品質を上げておかないとな、何に使われるかはわかんないけど…。もしかしてこれがゼロクールの心臓パーツの素材である可能性があったりするのかな?」
「使おうと思えば使うことも出来るのではないでしょうか」
「うおっ」
 水面から顔を出していたA-68ノ号がサイズに答えてまた潜っていくが、確かに水中に適応度が高いようだ。
 さておき……混沌の方に似た鉱石があったか、情報網や鍛冶屋の商業知識を生かして、見たことあるか思い出そうともしてみたが「似ているものはあるが同じものとは断定できない」といった感じであった。
「必要以上に取れたら一つくらい確保しておきたいものだな……研究用にね……」
 そんな中、カイトも水星石を1つ確保していた。
「んー、自然知識でどうにかなる範疇か? わかんね、わかんないときは星占い! お袋が星占い得意だからな、ちょっとは俺もかじってるんだぜ! あーでも世界が違うから見たことない星……いや水星石?」
「水の中に落ちた星……という名前の由来らしいです。真実かどうかは知りませんが」
「お、そうなのかー」
 結構可聴範囲が広いのかちょくちょくA-68ノ号が顔を出すのにカイトがカラカラと笑う。
 胡桃も水に潜れないので、釣り竿などを用意してきている。
「魚がいるなら釣りからのアウトドアご飯にもできるの」
「そしたらバーベキューだな。持ち込みの野菜とかがありゃ食いでのある一品に仕上げてやらぁ!」
 水星石を取ってきたゴリョウがそう声をあげながら、準備を始めていく。そう、充分な数の水星石も手に入った。
 ならばあとは腹ごしらえでもして帰るだけ……なのだが。
「A-68ノ号……呼びにくい! アヤノってんでどうだ!?」
 カイトがそう言ったのを皮切りに、何人かが考え始める。
「名前か。各自が提案した中からピンと来るもん選んでくれると良いんじゃねぇかな。俺からはアヤノの名前を提案させてもらおう。ア(A)ヤ(8)ノ(ノ)だな」
 ゴリョウがそういえば、胡桃も悩み始める。
「これ、わたしも提案しないとダメな流れかしら~? うーん、うーん……? では、ALXVIIINO《アレックス=ヴィーノ》ちゃんというのはどうかしら~」
「そうだ、名前も考えてあげないとだね。ノア……はちょっと安直かな? ん、もし気に入ってくれたなら使ってくれると嬉しい」
 オニキスもそんな案を投げかけて。
「ここはレイン湖…レイン子。雨子。うん安直。雨の後には虹。って事で頭文字のAの発音も入れてアイリスってのはどうかな!」
 ルビーも、そんな案を出す。
「アヤノちゃん? ってカイトちゃんとゴリョウちゃんが言ってるの いいわねぇ わたしもアヤノちゃんって呼びましょ 可愛い響きね」
 メリーノも、そう提案して……A-68ノ号は考えるように首を傾げ、やがて「決めました」と告げる。
「どれも素晴らしい名前です。ですから、私はアヤノと名乗ろうと思います」
 A-68ノ号……いや、アヤノ。そんな名前を得た彼女は無表情ながら、とても満足でそうであった。

成否

成功

MVP

ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク

状態異常

なし

あとがき

A-68ノ号は今後「アヤノ」と名乗るようです……!

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