PandoraPartyProject
綾敷なじみは怪しくない
綾敷なじみは怪しくない
綾敷なじみは怪しくない。
アクセサリーのような二股の猫の尾も。
ベレー帽の中の猫耳も。
無ヶ丘高校オカルト研究部部長であることだって。
全然、怪しくなんてないのだ。
カフェ・ローレットの常連客で、猫又の尻尾と耳があっても全然怪しくなんてない。
一般人は彼女を見て怪異と称するのかも知れない。
けれど、猫又であることも、怪異を知ってることも――特異運命座標たちと何ら変わりもないのだから。
綾敷なじみは怪しくない。
彼女は――『投書箱』に投函されるお便りを元に夜妖を調査する。
カフェ・ローレットの協力者にして『希望ヶ浜学園外部』の人間。
……君たちにとっての良き隣人。
「私は全然怪しくないよ。寧ろ、名前の通り『なじんでる』と思う!
でも、それって希望ヶ浜の『ニンゲン』の皆の中での話なんだよねー。
この耳とか尻尾とかも隠せば何とでもなるしさ。廻も似たようなモンでしょ?
私は夜妖憑きだけど、悪性と良性の違いぐらいよく理解してるんだー」
饒舌な綾敷なじみは世界に馴染んでいる。
聞き慣れない言葉を複数口にしてから、彼女は楽しげに笑った。
「それじゃあ、調査に行ってくるね。今日の調査は――『怪人アンサー』」
※サミットの結果、各国に領土が獲得出来るようになりました!
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→領地システムマニュアル