PandoraPartyProject

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希望ヶ浜学園

そこはまるで――《東京》であった。

『再現性東京202X街・希望ヶ浜学園』

 再現性東京は、練達(探求都市国家アデプト)に作られた一区画だ。
 希望ヶ浜は異世界『地球』からこの世界に召喚され、変化を受け入れなかった人々の聖域である。
 科学文明の中に生き、神や魔――怪異を遠ざけて生きてきた人々は、世界に適応出来なかった。
 高層建築物に隠れ、迷路のように入り組んだ路地に守られるようにして、人々は生活している。
 コンクリートに囲まれ、目を閉じ、耳を覆って――
街は今日も偽りの安寧を享受しているのだった。

 彼らにとっての日常は容易くも崩壊した。
 練達全土を覆う恐怖は未曾有の災害として語り継がれただろう。彼らは其れ等を都合の良い事実に脚色して納得した。否、納得しなくては精神を保っては居られなかった。  此処は再現性東京2010街――であった場所。科学の発展、世界の進歩。そして『人類の停滞』を許しては居られなかった仮初めの揺り籠。
 再現性東京『202X』と題されたその場所は人類が呼吸を繰り返し心の臓を揺り動かすと同じく発展を続けていくのだろう。

 ――再現性東京202X:希望ヶ浜。

 この地は、嘗て無いほどの衝撃を感じながらも日常と呼ぶべき安寧の揺り籠にまだ揺れている。

希望ヶ浜学園とは

 希望ヶ浜学園は、再現性東京(アデプト・トーキョー)202X街『希望ヶ浜』にある学園です。
 設立の目的は子供達の教育ですが……
 真の目的は練達国内の様々な怪奇現象に対応する為に、人材を育成することです。

 そのために、ギルドローレットのイレギュラーズはこの学園に招かれました。
 便宜上『入学/編入』あるいは『教員を含む職員』として在籍してもらうよう依頼されています。
 イレギュラーズがこの学園で過ごすことで、彼等の手本や規範となるのです。
 またイレギュラーズの仕事内容は、直接事件に対応することも含まれています。

 イレギュラーズは学校施設や寮などを自由に利用出来ます。
 そして通常の依頼同様に事件を解決し、報酬を受け取ることになります。

再現性東京とは:練達セフィロトのドーム内に存在する模造都市です。住民達の自覚の仕方は場所によって様々ですが、特に希望ヶ浜民は希望ヶ浜内外を大きく区別しているため「セフィロトに行く(あるいは出る)」といった表現を用いることがあります。

『悪性怪異:夜妖<ヨル>』

 この街には『怪異』が存在しています。
 継ぎ接ぎだらけの複雑すぎる都市、その影は怪異達が潜むのに丁度良かったのでしょう。
 もしも路地裏で目を光らせたのが、野良猫ではなかったとしたら……。
 夜道で後ろを歩いているのは、会社帰りのビジネスマンではないかもしれません。
 バーで隣に座った美しい女性は、果たして本当に人間だったのでしょうか。
 携帯電話の向こう側でチャットしている人の正体は、一体誰なのでしょう。
 社会の影には往々にして『怪異』が潜んでいます。
 そして人と共存している怪異の全てが必ずしも善良な訳ではありません。
 夜妖<ヨル>と呼ばれる悪性怪異もまた、眠らない街に蠢いているのです。
 それは人々を襲い傷つけ、時に命を奪います。
 忍び寄る闇の前に人々は――
『ローレットにて』

ある日。情報屋があなたの前に一通の封筒を差し出した。
練達(探求都市国家アデプト)から届けられたものだ。
中身は授業。友情。学校行事。部活動――
それは『きらきらとした学校生活』を約束する、一冊のパンフレットだった。
合わせて封入されていたのは『転入手続き案内書』と書かれている。
「これは……?」
困惑するあなたに情報屋が述べたのは、思いも寄らぬ一言であった。

「入学おめでとう」

こうして『学園生活』は唐突な始まりを告げたのである。
『私立希望ヶ浜学園』

イレギュラーズが招待されたのは『学校』でした。

私立希望ヶ浜学園は、未来を紡ぐ若者を育てることを理念とする学園です。
長い歴史を誇り、幼稚舎から大学まで一貫した教育は、地域社会に信頼されいます。
ですが学園の真の目的は悪性怪異<ヨル>に対抗する人材の育成にあります。
そこで学校理事会はギルド・ローレットと協定を結びました。
イレギュラーズを『学生』あるいは『教職員等』として招致したのです。
退魔戦闘のエキスパートであるイレギュラーズの力を借りて、怪異に対抗するためなのです。
『学校生活』

学費無料、昼寝はつかねど三食無料、おまけに寮までついてくる!?

イレギュラーズは学生や教師、学校職員として学園に所属することになりました。
放課後に、夜に、時に授業を抜け出して――
携帯端末aPhone(アデプト・フォン)があなたを呼ぶたび、怪異との戦いが巻き起こります。

「ちょっと、出席日数は大丈夫なの!?」
「宿題やらなきゃなのに、また怪異!?」

タダより怖いものはない!?
きらきらの学園生活と、イレギュラーズは両立出来るのか!?
今日から新しい挑戦が始まるのです。
『aPhone(アデプト・フォン)』
 再現性東京(アデプト・トーキョー)希望ヶ浜でのみ使用出来る携帯端末です。
 イレギュラーズに一人一台貸与されることになりました。
 通話や連絡、仲間との思い出を記録し、日常の情報――最寄りのハンバーガーショップまで検索するなど、おおよそ小さなコンピューターと呼ぶべきアーティファクトです。
 ある旅人はこれを『スマートフォン』と表現したとか……。
 怪異の出現時にも鳴り(ないしは震え)、学園からの指令と事件の内容をあなたに伝えるのです。
『怪異の秘匿』
 再現性東京(アデプト・トーキョー)希望ヶ浜では、完全な人間型のキャラクター以外は、街の人達に強く恐れられてしまうことがあります。
 ひょっとしたらひどく変わったファッションだと思われるかもしれません。
 恐れられるのは、魔術や極端に高い運動性能等、常人離れした行動も同様です。

 しかし安心して下さい。
 理解ある学園内では『本当のあなた』の姿は何も問題がないのです。
 また戦いの中でも"力"の行使は認められています。
 それに多くの人々は『怪異同士の抗争』なんて、目を瞑って『見ようともしない』のですから――。
『掃除屋』
 表向きは、カフェ・ローレットのアルバイターです。
 しかし『彼ら』は夜妖<ヨル>や怪異の残滓を街へ残すことはしません。
 何故ならば希望ヶ浜では『見たくないもの』だからです。
 夜妖の死骸、血痕、そんな浮世離れした物語の様な事象を『彼ら』は全て掃除します。
 幾人もの『掃除屋』が日々、日常を護るために戦うあなたの支援を行っています。
 現場で事件を解決するイレギュラーズを、仮に『始末屋』とでも呼ぶならば、後片付けを担当するのが彼等『掃除屋』なのです。

 掃除の方法はどうするかって? それは企業秘密です。

『希望ヶ浜 怪異譚』
 それは希望ヶ浜に古くから伝わっている都市伝説を蒐集した一冊の書です。
 実在しているのかさえも『都市伝説』であるこの書には様々な物語が綴られています。
 例えば、『石神地区に住まう神様の話』。例えば、『逢坂地区の離島の――』。例えば……。

[注:繙読後、突然に誰かに呼ばれたとしても決して応えないでください。]
[注:繙読後、何かの気配を感じたとしても決して振り向かないで下さい。]
<希譚> 特設ページへ

『七不思議』
希望ヶ浜地区の裏側に対して強い影響力を持つ七つの組織があります。
主に北と南に勢力圏が分かれ、それぞれ『北希』『南希』と呼び分けられます。

・北希
澄原病院
静羅川立神教
阿僧祇霊園
去夢鉄道

・南希
音呂木神社
希望ヶ浜学園
佐伯製作所
『夜妖憑き』
 怪異(夜妖)に取り憑かれた人や物の総称です。
 希望ヶ浜内で夜妖憑き問題が起きた際は専門家として『祓い屋』が対応していますが、問題を起こさず普通に生活している者や、祓い屋や掃除屋、或いは始末屋として活動していることもあります。

『祓い屋』
 『夜妖憑き』が問題を起こした際、トラブルバスターとして機能する専門の技術者たちです。
 希望ヶ浜学園では祓い屋の見習い活動も実習の一つとしており、ローレットはこの形で依頼を受けることがあります。
 南区の『祓い屋』といえば燈堂一門が有名です。

『燈堂一門』
 希望ヶ浜南部に居を構える燈堂家は夜妖憑き専門の祓い屋です。
 本来なら交わる事の無かった夜妖と人間の結びを断ち切り、元の道へ還すことを役割としています。
 そして、何代にも渡って夜妖に傷つけられた者を受入れ、送り出して来た受け皿でもありました。

「夜道を迷わぬよう、燈籠の灯りで導いていくのが燈堂の教え。
 ――さあ、迷える魂を祓い、導こうじゃないか」

『祓い屋』燈堂一門 特設ページへ


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<無意式怪談>特設ページへ


『スポット紹介』
『私立希望ヶ浜学園』
 幼稚舎から大学までの、いわゆるエスカレーター式の学園です。
 イレギュラーズはここに『学生として入学/編入』するか、『学校職員』または『教職』として在籍します。
 イレギュラーズはここで、授業や部活動などを楽しむことも出来ます。
 校舎は希望ヶ浜南区に建設されています。

『学園寮』
 学生寮と職員寮で階が分かれています。
 イレギュラーズは自由に使用することが出来ます。

 お部屋は個室から二人用に三人用と、自由に選べるようです。
 食事はお部屋で食べるか、学食にするか。
 お風呂は一人で入るのか、大浴場に行くのか。
 楽しい学生生活が待っています。

『カフェ・ローレット』
 学園近くにあるオシャレなカフェです。
 多くの人は知りませんが、ここはギルド・ローレットの支部です。
 イレギュラーズはここで情報を交換し、新しいスイーツや食事、仲間との他愛ないおしゃべりを楽しむことが出来ます。
 学園の先生達は、夜のバータイムにも姿を見せるとか……。

『音呂木神社』
 地域の夏祭りや神道分野を司る神社です。
 裏では夜妖とはまた異なる霊的存在の浄化を行っています。
 音呂木ひよのの実家でもあります。

『佐伯製作所』
 佐伯が経営する電子機器諸々の工場です。aPhonの開発や普及、基地局の配備、インターネット環境の構築などを用いて希望ヶ浜を情報社会とする一方、怪異の情報を秘匿することにも貢献しています。
 このほか電波状況の調査や研究も行っており、夜妖の発生を検知する役割ももっています。
 『石神研究室』などの専門研究部署もこの中に含まれているようです。

『澄原病院』
 希望ヶ浜北区にある病院です。
 澄原病院院長にして夜妖憑き診療専門医である澄原・晴陽が務める病院でもあります。
 『夜妖憑き』が隔離病棟に入院しており、その治療が行われているといいますが……。
 ※詳細不明

『阿僧祇霊園』
 北区に存在する墓地および葬儀場です。
 ※詳細不明

『静羅川立神教』
 北区に存在する宗教団体の総本山です。
 ※詳細不明

『去夢鉄道』
 さるゆめ鉄道。希望ヶ浜に存在する鉄道会社。希望ヶ浜をはしる電車のほかバスやタクシーなど様々な交通を管理運営しています。
 利用者が減少した廃線であります石神(しゃくじ)線。その終点の石神駅の山を越えれば通常の混沌世界の風景が広がっているそうです。
 つまり、『夢を見ているかのようなあり得ない都市から去る者たちを送り届ける電車』……ですが、あまり利用されないまま廃線となっています。
 ※詳細不明

『希望ヶ浜』
 なんでもあるけど、なんでもない街――

 急速に発達するIT技術と、蝕むように広がり続ける格差。少子高齢化。
 勢いを失ったオールドメディアと、行く先ないニューメディアの葛藤。
 誰もが俯き諦めかけ、夢に溺れながらも走り続ける社会――
 それは黄昏のように色あせた『昨日』と、地続きの『今日』でした。

 希望ヶ浜は東京西部に位置する中核市です。
 よく『希望ヶ浜県』『神奈川県希望ヶ浜市』『埼玉でいい』『山梨の領土』だとか揶揄されます。
 この辺りって、どうなっていたでしょうか。立川、八王子、府中に国立。ええっと……小金井?
 古い街並みの再開発を続け、『昭和』『平成』『令和』と三つの元号を跨ぐ、ありふれた街なのです。
 街名の由来は、旅人の出自(イレギュラーズ)、そして古い水害に位置するのだとか。

 駅前のビルにある、最上階のカフェから街を見渡してみましょう。
 街の表情は、ひどく乱雑です。
 最初に目に入るのは、立ち並ぶオフィスビルと繁華街、カフェにハンバーガーショップでしょうか。
 目を凝らせば、やぶれかけた選挙ポスター。無数の電柱と電線、メイドカフェと古書店……。階段の下。英国風パブ向かいのライブハウスには、地下アイドルと劇団員と、ギターを担いだ人の姿。
ギラギラとしたネオンに中華料理店とジャズ喫茶、ゴミを漁るカラスと白いハトの糞。灰色にくすんだオフィスと資本主義、隣には人情味の残る下町の風情。『おハイソ』な『山の手』。 官公庁と市立病院、消防署に図書館に、小さな公園が並ぶ一角。近くにはパチンコ屋と釣り具屋さん。ビジネス英語塾と産婦人科の巨大な広告。大手電気屋さんのビル。家族葬の広告。法律事務所と興信所の広告。老後の豊かな暮らしを力強く語る施設のポスター。鳥のような合成音声の鳴くスクランブル交差点。ずっと終わらない工事現場。開かずの踏切。銀行をあざ笑う怪しげな金融広告、交通安全を呼びかける標語と、謎めいたカルト信仰のスローガン……。歩く人々の姿はスーツとカジュアルファッション、学生服。一人だけ着物でしょうか。開き直った子供と、無常を悟った青年達。険しい顔の中年。いつまでもギラついたままの高齢者達。タワーマンションとカプセルホテルの前を通過する人々は忙しなく、皆どこか俯いていて――。 スイーツの屋台、乱立する飲み屋、カラオケボックスとネットカフェ、アーケード商店街の入り口。建物の合間にぽっかりと開いた空き地で、新聞紙を顔に乗せて寝転んでいる人。古いビジネスホテルと雑居ビル。開店休業の骨董品屋。最近すこし噂になっている占い師のお店。ラーメン屋の看板に会員制ジュエリーショップ、楽器店と書店と、古着店にカードゲーム屋さん。雀荘、キャバクラ、路地裏の怪しげな夜のお店達。古い町工場と倉庫街、野ざらしの喫煙所。いかめしい高級車の停まったヤクザ事務所。塾とコンビニと保育園、ネイルサロン、それからサイクルショップ。立ち並ぶ古びたアパートに小さなアトリエ。ピアノ教室。うら寂しい廃墟と空き地。市バスの停留所。小さなスポーツジム、焼き肉店。旧日本軍の基地跡。突然の老舗料亭と絵画塾。レンタルビデオショップに、お花屋さんに、美容室。不思議な雑貨屋さんと、古武術の道場。郊外の大きな病院。スーパーマーケットと長い坂道。それから丘の上の閑静な住宅地。謎の製薬工場。水族館に映画館、最後に大きな公園――
 あえて全てに目を通すほどもない、ありふれた日常のかけらたち――。
 私立希望ヶ浜学園は、そんな街の片隅に佇んでいます。

 希望ヶ浜の社会は、怪異の存在を信じて――より正確には認めて――いません。
 イレギュラーズは学園と連携し、彼等の『日常』を守るのです。


学園行事

4月 ・入学式
・オリエンテーション
・健康診断
5月 ・研修遠足
・授業参観
6月 ・学園創立記念日
・合唱祭
・芸術鑑賞会
7月 ・林間学校(初等五年)(中等二年)
・修学旅行(初等六年)(中等三年)(高等二年)
・研修旅行(高等三年)
8月 ・プール開き
・海水浴
・夏休み
9月 ・学園祭
10月 ・体育祭
11月 ・授業参観
・三者面談
・進路相談
12月 ・冬休み
1月 ・ウィンタースポーツ教室
2月 ・年次最終学力試験
3月 ・卒業式


学園制服


希望ヶ浜学園ではイラストのような指定制服があります。
ですが校長の方針(?)で『私服登校可』『制服は自由に改造してよい』という校則があるようです。
体操服はシャツ、ジャージ上下、短パン、ブルマがあり赤(女性用)と青(男性用)二種類のカラーが用意されていますが、性別問わず自由に選ぶことができます。パーツの組み合わせや着こなしは自由とし、改造も許可されています。

さあ、自分の制服イラストを作ってみましょう!
ブレザー セーラー
校章

登場人物紹介
下の画像をクリックすると紹介が表示さ――エロゲ制服ってゆーな!
月原
ほむら
ひよの

佐伯理事長
黄泉崎校長
ギルオス教諭
満月

なじみ

これまでの再現性東京

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