PandoraPartyProject

ギルドスレッド

行商薬師の筵

或る日の店先 3日目

筵の上には、様々な薬やその材料が並ぶ。
端の方では、カピブタとゴリパンジーがブランケットの上でうとうと。
店主と言えば……こちらも、うとうとしているようだ。
どうも暇でしょうがないらしい。

(RPスレッドです。ご自由に遊びに来て下さい。)

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(店の出入りで藤色の髪が揺れて、黄金色の羊の角がちらりと覗き、間を置いて紫の瞳がじっと覗く。「じとっ」としたどこか訝し気な眼差しが眠たげな様子の女性を見る)
ここは……薬屋か? 貴女は薬売りだろうか。 そうだろうか?
(顔の半分ほどしか出さないまま、ギリギリそこにまで届くような声を出します。
視線は時折端の方へ行き、見た事の無い生き物に警戒しているようでした)
ん、いらっしゃいませっすよー。(警戒心を解すように朗らかな笑顔で)
そうっすよ。此処でお薬売ってるっす。
なにか目に留まるものがあったら言って下さいっす。
(紫色の瞳に笑顔が映る、それをじっと見つめて一呼吸置き、ゆっくり影から全身を出す。少女は黒い外套を羽織っていた)
すまない、君はどうやら心優しい人物らしいな。
初対面の人物を警戒し身を隠した非礼を許して欲しい。
何分この世界を訪れるのは初めてなのだ。
(そう声では申し訳なさそうに謝る少女の声には誠意が籠っているようですが、相変わらず目はジト目のままでした。きっと生まれつきなのでしょう)
(「この世界は初めて」と聞いて、ふむふむと納得したように頷き)
成る程、それじゃ数年前の僕と同じっすね。
僕も此処に来たばかりの時はおっかなびっくりだったっすから、そうなるのも
当然の反応っすよ。
もしかして道に迷ったとかっすか?それだったらある程度は案内は出来るっすよ。
そう、君も同じ境遇という噂を聞いて私はここを尋ねた。
「道に迷った」か、行くべき道が分からないという事では同じだな。
本当に先日ここに来たばかりで自分がどこへ行けばいいのかわかって居ないのだ。
ざんげという者から大体のあらましは聞けたが、未だ感覚的に飲み込めていない事も多い。
私はとりあえず君と話がしたい。仕事の邪魔になるならば、また君に暇がある時に出直そう。
ほうほう、そういう噂が流れてたんすね。僕初めて知ったっす。
行くべき道……うーん、ローレット迄の行き方とかそういうのじゃなさそうっすね。
それだったら、ここでちょっとお話して行くっすか?
どうせお客さん来なくて暇っすし、冷えてるっすけど紅茶も一応あるっすよ。
(陶器製の瓶と小さな金属製のコップを取り出す。)
境遇と言っても。ただウォーカーであるという一点についての話だ。
ウォーカーの薬師、それ以上の事は何も知らないが。
薬師と言う仕事はある程度信頼を集めて居なければ成り立たないはずだ。
私は君を信じる事にする――ああ、ええと。
……私の名前はV(ファウ)と言う。君は何と呼べばいいだろうか?
いやー、買いかぶりすぎっすよ。(頬をぽりぽり)
信頼して貰えるのは有難いっすけど、未だ未だ半人前っす。
混沌にある薬も草も未だ未だ把握できてなくて、日々勉強っすから。
Vさんっすね。僕はジルっす。改めてよろしくっすよー。
しかし、数年の学びで未知の世界の半人前になるというのは並みの努力や才覚はないだろう。
今はジルと呼ばせてもらうが、いずれは先生と呼ぶようになる日も近いかもしれないな。
(揶揄うように、ふふと微笑み)
さて、何から話したものか……。当面困るのは生活費用か。
やはりこの世界に来たばかりのイレギュラーズは依頼で稼いで行くのだろうか?
薬効と組み合わせを間違えなければ、違う世界でも同じように薬師として
お仕事が出来るっすけど、まだまだ未知の部分が多いっすから、一人前は
名乗れ無いっすね。
だから……その……先生なんて大袈裟過ぎるっすよ?
(初めて言われたせいか顔赤くして照れてる)
生活費稼ぎはイレギュラーズの依頼を受けるのが一番手っ取り早いっす。
ローレットに言えば、宿も紹介してくれるし受け入れてくれるギルドだって
結構あるみたいっすよ。
大袈裟かどうかは私やジルより、君の腕に世話になった者が決める事だろうさ。
――やはりローレットか。……実を言うと私は何の職能も教養もないのだ。
前の世界に居た頃は何かしらかできたと思うのだが、……忘れてしまった。
そんな私でも何かできる仕事があるだろうか。
ローレットだと、Vさんと同じ境遇の方が多いみたいっすよ?
だから手探りになるとは思うっすけど、まずは色々やってみて
どれが向いてそうか探すのもありっすよ。
僕も色々とローレットの方々や所属するイレギュラーズの方々に
かなり助けてもらったっすから。
(一瞬、少女のじとっとした眼差しがふにゃりと歪みます。
それは「呆れ」のような「虚を突かれた」ような微妙な表情でした)
同じ境遇だと……。なるほど、そんな調子ではこの世界も滅んでしまうわけだな。
(ふぅ、と一息ついて。元の表情に戻ると)
私もしっかりしなくては。
こうして私を助けてくれた君のように、何時か誰かを助けられる程度には。
世界の方は、ついでに助けられたらいいかな。
突然召還されて、世界の危機を知らされて……って感じで困惑している方も
結構いると思うっすし、実際僕も最初はピンと来なかったんすよ。
まずはぼちぼち慣れていくことが大切だと思うっす。
世界を救うにも何にしても、色々と覚える事が多いっすから。
まずは生活する事ばかり考えていたが、この沈みかけた世界で生きるには戦わなければいけないようだ。多少は戦い方も身に着けるか……。
ジルはいくらかやれるのだろうか? 戦いの方は。
僕は戦いになったら、仲間を回復する事が多いっす。
最近は手が空いたら攻撃が出来るようにもなったっすけど。
ただまあ、1対1の戦いだと僕はとても弱いんで、誰かの支援って形が多いっすよ。
ジルは薬師らしく癒し手なのだな。ではジルと共闘する場合私は多少攻撃できればいいのか……。
(そう言って改めて自分の腕や身体を見回します。人間外の種族のようで人の常識は通用しないかもしれませんが――明らかに筋力があったりするようには見えないでしょう)
この世界では恵まれた体躯は持たなんだ。ふうむ、では魔術などを学んでみるか。
この世界にはそういう物もあると聞いた。見た事は無い。
ふむふむ。魔術や不思議な術で攻撃をする方は色々おられるっすね。
独自の術を持っている方も少なくないっすし、純粋に威力の高い術を
使う方もいれば、相手を阻害する術を得意とする方も多いっす。
ローレットで依頼を受ける時は大抵チームで組むっすから、各々が
出来る役割を分担した上で現場で上手くかみ合わせる事が出来れば
依頼の成功率がぐんと上がるっすよ!
なるほど――威力を求めるか、妨害や援護をするか。そう言う選択肢もあるのだな。
一度依頼に入って様子をみてくるとしよう。
少しだが私にもできるような気がして来た。ありがとうジル。
依頼で無事に生きて居れば、またここに戻ってくるとしよう。
お役に立てたのなら幸いっすよ!
依頼も難しいものから簡単なものまであるっすから、まずは慣れるってことで
簡単なものからチャレンジしていくといいと思うっすよ。
でも、お怪我には気を付けてくださいっすよ?
ふんふふーん、ふんふーん♪
(少し音の外れた鼻歌が聞こえてくる。見えたのは大きな角をもつ子。)
……ここ、どこだ?お店…?
すみません、だれか、いる、しませんかー?
はーい!いるっすよー。(すり鉢を置いて、露店の奥から出てくる)
ここは薬を売っている店っす。他にも、ちょっとしたものは置いてるっすよ。
おぉ、いた。よかっ…おぉー、なんか、雰囲気ある人だ。ボク、カルウェット、いう。よろしく。

…薬って、なに、するもの??おいしい?
雰囲気ある、って言われちゃうとなんだか嬉しいっすね。
僕は薬師のジルっす。
カルウェットさんもよろしくっすよ!

薬は、体の調子を戻すために使うものっす。
風邪を引いたり、怪我したり、あとは元気を出す為に使ったりするっす。
くすしのジル…ジル…うむ、ジル、覚えた。

お医者さん、売ってる、みたいなのか。うむ。理解したぞ。
友だちが危ない、なるしたら、来るところ。ジルに言えば、よい。大切、ちゃんと覚える、する…っす。
(周りの景色などをきょろきょろと確認して、迷わずここに来れるようにしているようだ。)
覚えて貰えたなら何よりっす!
備えあれば憂い無しという言葉もありますし、事前に買っておいて何か有ったときに
薬を使うというのもありっすよー。
なるほど……。(商品をじーっと見つつ)
…はっ、ジル、売る、上手。買う気に、なるしてしまう。
薬、よく、わかんない、けど。これ、気になる、した。
(シェルバームと紅茶セットを指さし)
これは、前、見つけた、貝殻と一緒。薬、なる、する。びっくり。
こっち、なんか、おいしいって、直感、いう、してる。
どっちもお薦めの商品っすよ。
(シェルバームの蓋を開けて中身を見せつつ)これは容器が貝っすね。
中身は別ものっすけど、肌のひび割れや唇の荒れに効くっす。
紅茶セットは、元々は僕が冒険に紅茶を持ち込みたいと思ったんで
作ってみたっすよ!
ひび割れ、唇のあれ…残念、ボク、大丈夫そう。
プレゼント、によいのかも。覚える、しておく!
紅茶…ジル、紅茶、すき?
大丈夫なら健康な証っすから、それが一番っすよ。
プレゼントとかに使って貰えたら、嬉しいっすね!
僕は紅茶も緑茶も、お茶は色々と好きっすよ。
香りがいいお茶だと尚更っすね。
プレゼント…綺麗、だから、喜ぶ、たくさんいる、しそう。(なるほどと数回頷いて)
えと、じゃあ、こっち、買う。してみる。
ギルドのみんなも、きっと好き、だから、皆で、飲む。するぞ。おいくらですか!
はいはーいっす!えーと、この位のお値段っすかね。
大人数で飲まれるなら、茶葉はちょいとオマケしとくっす。
(メモ帳に値段を書いて見せる。市場で売られている同量の茶葉と同じ位の値段だ)
おまけ…嬉しい、えと、ありがと、ございます。
(おまけという言葉に、ぱぁっと顔が明るくなった。
メモ帳の値段を見て、ポッケからゴールドを出し、ジルに手渡そうと)
(明るくなったカルウェットさんの表情に、和みつつゴールドを受け取る)
はーい、確かに受け取ったっすよ。
美味しい紅茶が飲めるといいっすね!
うむ!みんなで美味しい、する。
美味しかったら、また買う、しに来るぞ。
………買う、しなくても、また来る、してよい?
(色んなものが置いてあるため見るのが楽しかったらしく、お邪魔にならないならという雰囲気で話しかける)
どうぞどうぞっすよ!
品揃えはこれからも増えると思うっすから、ちょくちょく遊びに来て下さいっす!
へへー、ありがとう。
ジル、優しい、すき。また、来る、するぞ。
ごきげんようー(手を振りながら、嬉しそうにたったか帰っていった)

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