PandoraPartyProject

ギルドスレッド

待ち惚けの館

【来客RP】とある時間外の一幕

航空猟兵、駐屯地。待ち惚けの館のとあるプライベートの空間。

※※※来客者以外立ち入り禁止※※※
来客者:黎明院・ゼフィラ(p3p002101)

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やれやれ……
(困ったように笑って、しかしそれ以上は何も言えず)

おや、自分で整備しているのか……いや、確かにキミは随分と銃の扱いが乱暴だった覚えがあるけどね。
私はあまり詳しくないから、自分で出来るのは素直に羨ましいな。
耳が痛いね、ついこの前も狙撃銃のバレルがひん曲がったんだ。
アレは特注品で部品も高価だから、壊れるのは勘弁してほしいものだけど。
(嫌な顔をしながら、今は修理済みの狙撃銃を右手に持つ)
……なんというか、あれだね。
それは暴発とか大丈夫なのかな? 心配のし過ぎだという前言を撤回したくなってきたのだけれど……
(心なしか困ったような微笑を浮かべながら、アルヴァの狙撃銃に目を向けて)
毎回思うが、よくこれを扱えるものだね。こっちは義手のサポート込みでも拳銃の扱いで苦労しているというのに……
それは心配ないよ、滅多に発砲しないから。
そもそも俺は狙撃手じゃなくてバリバリの前衛だから、この狙撃銃はフェイクさ。
(重量としては5~6kgはあるだろうそれをくるりと回し)

こんな身体じゃ、撃っても命中率はあんまりよくないからね。
ああ、うん……まあ、当たらないだろうね、それは。
(呆れたように答えながら、ため息をついて)
素直に剣でも持てば良いとは思うが、銃として使わないワケでもない、と。
また難儀だねぇ……

ま、それはともかく、時間が許すなら銃の整備なんかを見学させてもらってもいいかい?
私としても、毎回練達まで持ち込んで整備してもらうのは億劫だし。
それでも前までは狙撃銃として使ってたけどね……。

いいけど、参考にはならないと思うよ。
部品なんか結局特注して作ってもらってるし、俺ができるのは分解と組み立て。
部品の在庫がない時はそりゃ、何かで代用するときもあるけど。
(そういいながら、これはこの前治したからと机に置いて)
ああ、それでも構わないさ。どの道、一度見たくらいで完璧に習得できるとも思っていないし、足りない部分は整備を任せている知り合いに頭を下げて教えてもらうさ。
……まあ、あちらは自分の研究で忙しいと断ってきそうだけども。
(知り合いの顔を思い浮かべて、望み薄かなと肩をすくめる)

部品か……確か私の方は特殊な部品は少なかったと思うけれど、そのあたりも確認しないとね。
整備って言えば、その義肢のことか?
(片手で箱を持って立ち上がり)

とりま、ここじゃ満足に見れないから、俺の部屋に行くか。
(こっちに来いとだけ言って、歩いて階段を上っていく)
ああ、流石にこれは自分でどうこう出来るものでもないからね。
性能の低い予備はあるけど、基本的に壊れたら毎回直してもらっているよ。

銃の調整や改良もそのついでに任せてしまっているけど、専門外らしくて毎回文句を言われるね。
(アルヴァについて階段を登りながら)
改良なぁ、俺は軽量化とか勝手にやっちまうけど。
(今の銃でやったことないけど、なんて言いながらアルヴァの自室に入り)

ぶっちゃけ、そういうのはわかる奴がやるのが一番いい。
下手やっていざ実戦で動きませんでしたなんて結果になったら元も子もない。
ま、そこは同感だね。
とは言え、連戦で練達にまで持ち込んでいるヒマがない時なんかは、最低限の整備くらいは出来るようになっておきたい。
私も最悪は殴る蹴るでどうにか出来るけど、手元に武器があった方が出来ることも増えるからね。
さてと、そんじゃ始めるかな。
ちょっと散らかってっけど、適当な場所に腰掛けといてくれ。
(部品やらガラクタやらで散らかった部屋は足の踏み場が少ない)

実は武器より大事な奴が壊れてんだよな……。
(そういいながら、抱えていた箱を地面に置き、こぶしサイズの小さな機械を取り出した)
ああ、お邪魔させてもらうよ。
(言いながら、触っても問題なさそうなものを脇に避けると、勝手に適当な椅子を見繕って持ってくる)

私が言えたことじゃないが、部屋の片付けくらいはしておいた方が良いと思うよ……と、それは?
(小言を言いかけて、アルヴァの取り出した機械が目にとまる)
それはやまやまなんだけど、片付けは苦手なんだ。
(苦い顔をしながら、その機会を両足で挟んで抑えると、ドライバー右手に持ち)

こいつは俺が空を飛ぶための機械。
ブリンクスターって聞いたことあるだろ、それを改造したものがこれだよ。
(慎重に中を開けると、中は様々な部品でびっちり)
ほう……?
(空を飛ぶための装置と聞くと、俄然興味深そうに目を細めて)
ああ、ブリンクスターなら使ったことはあるが……あれを改造して空を飛べるようにするとは……
(感心したように装置を覗き込んで)
まさか、キミが自分で改造したのかい?
まさか、これを改造したのはシュペルだよ。
改造後の整備はやってくれないから、俺自身でやるしかないんだけどな。
(右目を瞑って、ピンセットで一つ一つ部品を取り出していって)

練達に部品を調達するところから地獄だった。
金食い虫だよマジで。
ああ、なるほど……あのシュペル師なら飛行装置の制作も朝飯前と言った所か。
(納得がいったとばかりに頷いて)
それなら自力が整備が必要なのも納得だね。前にシュペルの塔で顔を合わせたが、本当に気難しいというか何というか……
(シュペルの様子を思い出しながらも、目線は整備の様子に向けられたまま)

練達で流通しているものは他では手に入らないものが多いからねえ。その分、料金も割高というか……苦労は察するよ。
うわ、黒焦げ……。
(ピンセットで取り出したちょっと大きめの基盤が真っ黒こげになっている)

そもそも部品のほとんどが特注品なんだ。
アイツ手に入りにくいやつばっか使いやがって、後のことを考えろっての。
ふむ……使い続けると回路に負荷が掛かるのかな?
その様子だと、逆によく発火しなかったなと感心するくらいだけれど。
(頷きながら作業を眺める)

まあ、あの御人じゃあそこまで考えてなさそうだねえ。
お前たちでも直せるように既存の部品を使ってやった、くらいのことは考えていそうだ。(クスクスと笑いながら)
この大きさで飛ぶことを可能にしてんだ。
長時間使い続けるとコアがありえんくらい熱くなって熱暴走を起こす。
(見るからにもう使えなさそうな基板から使えそうな部品を慎重に取り外して)

もご、これ使えねーと俺は飛べねーから、もごご、もごごご。
(何か言ってるが、口にはんだごてを咥えていて言葉になっていない)
くくっ、話すのは落ち着いてからでかまわないよ。
何というか、手慣れてるね。
(器用に工具を使う様子に関心しながらも、どこか微笑ましいものを見守る様子で)
まあ、しかし。やはり自力で飛行するのは難しいものだね。
私の場合は付与魔法に頼っているけど、うっかりすると墜落するし……
(部品を取り出し隔離すると、はんだごてを置いて一息つき)

これ使っても墜落の危険はあるけどな。
比較的頑丈ではあるが、強打を喰らって根本的に壊れないとも限らんし。
(新しい基盤を取り出すと、またはんだごてを咥えてコーティングを始めて)

もごぅ、実際何回か墜ちた。
そういう所だぞ、キミ。
(サラッと墜落したと報告を受けて、なんとも言えない表情で)

しかし、そう考えると完全に壊れた時が怖いなぁ……あのシュペル師だと、土下座して頼んでも直してくれるか微妙な所だし。
もご、死ななきゃ安い。
(そういいながらコーティングを進めている)

らいいち、飛行する以上墜落はつれにとらり合わせ、気りしても仕方らい。
(左瞼がぴくぴくしながら、咥えたはんだごてを動かして)
それはそうなんだがね……
(小言でも言うべきかと考えた所で、自分も似たようなことばかりやっていると思い直し)

……うむ、あれだな。空を飛ぶロマンの前には多少のリスクは仕方ないな。うむ。
(勝手に前言を翻して頷き始める)
ふぅ……。
(コーティングを終えたのか一息。額に汗をかいている)

落ちるのが怖くて飛べるかよ。
これでも航空猟兵のリーダー張ってんだ、ビビってたら他の隊員に示しがつかねぇだろうよ。
ふふっ、なるほど。リーダーとしての自覚か……
そういう点は素直に尊敬するよ。
(「気づけば立派になったものだなぁ……」などと勝手に考えながら)

おっと、終わったのかな?
たしかに、毎回こうやって部品を取り替えていたら出費も洒落にならなそうだね……
まだ基盤のコーディングしか終わってねーから、ここから部品の取り付けだ。
(弄るのに相当気を使ってるのか、既に疲れた顔で)

まあ、言ってももうじき俺はリーダーを下りる予定だけどな。
リーダーであるうちは……ってやつだよ、皆を誘った手前な。
うん?また急な話というか……何かあったのかな?
外から見ている分には、問題もなくリーダーを務めていると思っていたのだけれど……
(寝耳に水といった様子で、思わず首を傾げながら聞き返す)
突拍子もない話になるけど、聞くか?
(はんだごてを置いて、ゼフィラの方を見る)
……ふむ。聞かせてもらおうかな。
(改めて向かい合って、居住まいを正す)
……実は今、右目が見えてねーんだ。
少し前にしくじっちまってな、回復する見込みもない。
(右手の人差し指で右目を指さして、少し切なげに)

自分の力を過信しすぎちまった結果さ。
俺にはもう、リーダーを続ける資格もなければ、続けることのできる状態でもねえ。
は……?
(思わずと言った様子で声を漏らす。これまでの様子から、全くそんな素振りに気づかなかった事実に目を伏せて)

……。
サラッと言ってくれるな、まったく……
(アルヴァ自身の切なげな表情を見て、何を言ったら良いのかわからず言葉を飲み込む。)
狙撃銃も使わないわけじゃなくて、正しくは使えねえ。
だって、スコープを覗いてもなんにも見えないからな?
(見えないという右目の瞼を指で拡げると、左目と比べ少し変色していることが分かる)

そういうわけでさ、俺はリーダーを続けるつもりは無いんだ。
そうか……
(本心としては航空猟兵を率いるアルヴァを応援したいが、本人の決断を蔑ろにしたくもない。相反する考えを胸の内に閉じ込め)

……それは、残念だな。
キミが航空猟兵を率いて頑張っている姿を見るのは好きだったんだけどね。
……まさかとは思うけれど、ローレットまで引退するわけでもないだろう?
……長くてあと1年前って思ってる。
(何がとは言わず、ゼフィラにそれだけを返して)

今はどうにかなっても、結局限界はあるからな。
俺が航空猟兵を捨てるって事は、文字通り銃を置くことなんだよ。
……そうか。そうだな……それだけの覚悟で皆を率いていたものね。
(噛みしめるようにポツリと呟いて)
……まあ、なんだ!
キミもいよいよ、これ以上無茶を出来ない所まで来ていたか!
うむ、戦うだけが人生でもないし、後のことは引退してから考えるとして……
(暗い空気を払拭しよう無理やり気味に明るく言っては、結局尻すぼみになって)

……一応聞くけど、治療法を探す気はあるかい?
私みたいに半分機械化するなり、それこそシュペル師の塔に挑んでもう一度こっちの願いを聞かせるなり。
まあ、どちらにしても可能性の低い話ではあるけれど。
…………。
(ゼフィラの明るくしようとする様子に少し目を逸らし、かなりバツが悪そうな表情を浮かべた)

俺は、最後まで人で居たいな。
確かに言う通り、義肢はダメだったけど肉体の数割を機械化すれば左腕の代わりを作ることも可能かもしれないが、それじゃダメなんだ。

腕も目も俺の罪で、俺が『そうした』証だから、な。
……ま、キミがそう言うなら無理に勧めはしないさ。
女々しい話だが、私も機械の腕であることを後悔する事はあるし、ね……
(やれやれと肩をすくめ)

それならまあ、あとは無事に引退出来るよう、最後まで戦うだけかな。
キミがこの後、どこの戦場に身を置くかはわからないけれど、少しは私にも手伝わせてくれよ。
どんな道を選んだとしても、後悔は常に付きまとう。
そうやって後悔するのはあくまで結果論で、付けなければ付けないことに後悔する。
(肩を竦めたゼフィラに、”俺はちょっと違うけど”なんて言って)

――そう言ってくれるのは嬉しいけど、後悔するかもよ。
(手伝わせてという言葉に対し、少し含んだ言い方をする)
……それも真理かもね。
(ままならない物だと首を振る)

ふむ、なにやら含むものがありそうだが……ま、気にすることはないさ。私が好きでやっていることだ。それに……
(クスリと悪戯っぽくわらって)

キミの言葉を借りるなら、どちらを選んでも後悔はしそうだしね。
なら少しはマシそうな方を選ぶまでだよ。何もせず眺めているだけだと、そちらの方が後悔しそうだ。
なら、その時が来たら……な。
(鼻で小さなため息を吐きながら、やれやれといった様子で)

お前にはあっちの顔も若干見られてるから、今更隠すつもりもないが。
まぁ、それはお前自身の目で見極めてくれ。
(作業を続けよう。そういって、再度右手にはんだごてを持つ)
うむうむ、そうやって素直に頼ってもらえると嬉しいね。
(勝手に頷きながら、再び作業に目を向ける)

ま、そのためにもこういった整備は万全にしておかないといけないか……
やれやれ、普段の自分の杜撰さが露呈して嫌になるね。もう少し私も装備は大事に使うべきかもしれないな。
さっきも言ったが、別に無理して自分でやることもない。
俺は俺以外できないからやってるが、金を払って整備してもらうのも立派な整備だぞ。
(そう言ってからはんだごてを口に咥え、右手でピンセットを持ち)

あくまで俺らの仕事はローレットの依頼だ。
そこまで気にすることもないと思うが……。
ま、その辺りは個人的な拘りさ。
もともと、新しいことに挑戦したり知らない分野を勉強するのは好きだったしね。

それにまあ……
(少し言葉を濁して)
自分の武器について理解を深めれば、少しは戦い方もマシになるかと思ってね。どうにも、何も考えず手持ちの札をがむしゃらに使うだけではこれ以上強くなるのは難しそうだし。
(難しそうな顔をしながらピンセットで慎重に部品を基板にくっ付けていく)

この前も宝剣に興味深々だったもんな。
確かに自分の手に馴染むように整備するなら、自分でやるのが一番だとは思うが……。
――そういやお前って、武器は何使ってるんだっけ?
(手を止めて、歯ではんだごてを固定したまま)
普段使いしているのはこの銃だね。
(取り出した拳銃を軽く掲げて見せる)

弾丸の方に魔術で効果を封入している分、銃本体は割とシンプルらしいんだが……ま、そもそも銃の構造をよく知らないから、そこの所は受け売りだね。
後は状況に応じて現地で武器を調達したり……最終手段は格闘かな。
一応自力でも戦えるように魔術関係の技能は習得しているけど、本職には遠く及ばないし、殴ったほうがマシな場合が多いんだよねえ……
(はんだごてを一度置いて、目を凝らすような仕草をして)

ああ、魔導銃の類か。実弾を発射できるタイプかで大きく変わるが……。
俺もあの狙撃銃をシュペルに作ってもらう前は魔導狙撃銃ってのを使ってた。実弾を魔力で飛ばすタイプの銃で、発射に関するパーツを全て一つの魔力回路で補うことができるから、実弾の重さを加味しても2~3kgで片手でも取り扱える良い銃だったよ。

もっとも、軽量化が原因で耐久力が落ちて、とある山賊の攻撃を受けたときにパージしたが。
(少し早口になる。口ぶりから整備や改造を行っていたらしいが、全壊したらしい)
おや、随分詳しいみたいだね。
ああ、一応実弾は使えるが……ふむ。
(自分なりに情報を整理しながら)

確かに使っていて軽いとは感じるが、そういう話を聞くと重さと引き換えに頑丈なモデルに変えた方が良いのかもしれないね。
射撃に関しては義手の性能である程度サポートできるし、今の感覚だと多少重くなっても取り回しには問題なさそうだ。

……それにしても、やはり前から銃を盾代わりにしていたのか。
実働してたのは一年くらいだけどな。
使えそうなパーツは使い回したし、中の構造はある程度理解している。

高価な材料を使ったとしても、軽いと耐久力は下がっちまうからな。
俺の場合は元のモデルから更にパーツを抜いて軽量化してたから、余計に脆かったんだ。
なんせ、軽かったのは俺の力不足だし、当時は両手で使ってたしね。

うん? ああ、まあ、こんな身体じゃ盾だって持てないだろ?

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