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ギルドスレッド

B.E.O Air Force

【File:1】『弾丸』【1:1RP】

暑い季節も半分くらいは過ぎただろうか。
日はまだ長く、夕方になっても未だに明るい程だ。

…しかし、私は特にすることがあるわけでもなく。
自分の肢体を調整し、空中機動の様子を見る。
右へ。左へ。上昇、下降。スラスターを吹かし、障害物を避ける。
…いつも通りの訓練をしながら、つい先日の事を思い返していた。

格納庫に届いた一通の手紙。
それは珍しい事に、ここに所属したいという内容だった。
…まだ顔を合わせた事はない。

「…まぁ、そのうち来るだろう。」

会いに行ったとしても、顔を知らないのだ。
そんな他愛もない夕暮れ時。格納庫の扉は、いつも通り開いていた。


―――――――――――――

※1:1RP(下記2名)

ルクト・ナード
石動 グヴァラ 凱

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(大きな革袋を背に市街を離れ、どれ程歩いたか。)
(虫と木々のざわめきに混じり耳に届く、遠く、だが鋭いと分かる━━噴射音。)
(音の先へと視線をやれば、夕映えの空を踊り奔る一つの姿。)
(其れに眼を奪われていた事に気が付けば、微かに笑み。そして再び歩き出す。)

(━━どうやら目的地は近いらしい。)

(暫し。)

見事な、動きだな。

(そうして門を抜け、辿りついた先。)
(格納庫の影から歪んだ声色で言葉を掛けたのは。)
(此処の主が地上に舞い戻る、そんな時だったろうか。)
(一通りの障害物を避け、速度を殺さずに降下する。刹那、声が聞こえた。
……客人。聞き覚えのない声。
脚に負荷をかけすぎないように着陸し、その声の主の方に振り返る。)

…それはどうも。…少しずつ、慣れてきたところだ。

(広い格納庫の中、ある程度遠くても声が響くため聞こえにくくはない。
しかし一応、彼の方に足を進める。近付くと分かるが、黒い彼の方が30cm近く高い。)

…初めまして、だな。依頼か?

(いつものクセでそう聞く彼女。普段客人が少なく、そう聞くのが当たり前になっていた。)
(軽やかなランディング、━━やはり巧い。)
(歩み寄ってくるその姿、存外に小柄ではあったが)
(体格など意味を成さない事は十分に知れている。)
(顔を下に、視線を合わせれば。)

違、…いや、其れに近い、か。
此処の管理者に、ルクト、ナードという者が居る筈だが、御前が?

(歪んだ声色で、そう問いかけ。)
(相手を見上げ、その顔を見る。黒い肌、鋭い目。
どこか感じるのは威圧感というよりも、戦場に慣れている人間の雰囲気。
そう見定めていると、名前を呼ばれ)

…あぁ、其れは私だ。ルクト・ナード。
…ルクトで構わない。で、それを知る貴様の名は?

(一方的に名前を知られている。やはり依頼か。
何処か違和感を感じる声には触れず、様子を伺っている。)
(自身を捉える視線は相手を確かに定めようとする、戦士の其れ。)
(━━応えるように居住いを正せば。)

…不躾であった、申し訳ない。
俺は、石動、グヴァラ 凱。この世界の規格で表すならば、旅人、か。
この場に居を構える許可を願いたく、参じた次第。
石動…グヴァラ、凱。ふむ。

(…確か手紙にあった名前だ。記憶が確かなら、所属を希望する内容だった気がするが。)

…そうか、貴様が。…立ち話も何だ、座るとしよう。
何か飲む物は要るか。

(表情はまるで変わっていないが、先ほどよりは緊迫感は解けたらしい。
…格納庫の端から机と椅子を軽く運び、目の前に置く)
(━━表情は相変わらずだが。)
(幾らか和らいだ雰囲気に僅かに口角を上げ)
(ただ見ているのも悪いと簡素な応接セットを運ぶのを手伝い。)

そうだな、頂戴しよう。
此処まで其れなりに距離が、あったからな━━

(先方が腰を落ち着けるのを見計らい、自身も。)
(背凭れに身を預けず、岩の様な座り姿で。)

しかし、妙な場所に、妙な建物があるものだ。
おま…ルクトは長いのか?、此処に、着て。
(背面の飛行ユニットを外し、壁に立てかけて。
ガラクタと一緒に置いてある機械で珈琲を淹れ、持ってくる)

…それほど長くはないな。…3年経ってないくらいだ。
来たときには既に誰も居なくてな。誰が、何に使っていたのかも知らない。

(そう言いながら相手の目の前に珈琲の入ったカップを置き)

…まぁ、場所は妙だが。あまり人は来ないから、自由なものだ。

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