PandoraPartyProject

ギルドスレッド

街角の秘密基地

【雑談】例えば夜に溶けてしまいそうな

とある依頼の道中、夜鳥の鳴き声と焚き木がパチパチとはぜる音だけが鼓膜を揺らす森の中。
君とヴァレーリヤは、夕食の残りのシチューを温め直しながら夜の番をしていた。

なぜ君が夜の番をしているのか。話は簡単だ。
野獣程度であればその必要はなかったかも知れないが、昨日泊まった街で、この辺りに魔物や夜盗が出るという情報があった。
必然、交代で警戒をすることとなり、今日はくじ引きで君とヴァレーリヤが選ばれたというわけだ。

天気は快晴。時刻は月の角度から見るに、夜の3時を回った頃であろうか。
段々と瞼が重くなってきたが、まだやり残したことがある身の上だ。ここで意識を手放して命を失うわけにもいかない。

シチューの具合を確かめながら、君はヴァレーリヤと雑談でもして気を紛らわせることにする。
さて、どんな話をしたものだろうか。

■補足説明
・依頼道中の野営をテーマとした雑談スレッドです。依頼に向かう途中かもしれませんし、成功した帰りかも知れません。
・絡むも絡まないも自由、ぽつっと呟くだけでも構いません。どなたでも参加OK!利用方法はご随意に。

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むにゃむにゃ、もう食べられませんわ―。料理は良いから、お酒を持ってきて下さるかしら?(さっきからおとなしいと思ったら、寝言をつぶやきながら船を漕いでいる)
聖職者といえど人の本質的な欲求には逆らえないのね。……まぁ、貴女が聖職者らしいところを見たことがないけれど。あんまり油断していると、こわ〜い魔物に食べられちゃうわよ?(シチューをかき混ぜながら)
私のシチュー!食べられる!お酒飲まれる!(『食べられる』という単語を聞いた瞬間に飛び起きる)
あれ、ここ……どこですの?
私のご飯とお酒……なんかメリンダがいる(寝ぼけ眼でキョロキョロと辺りを見回す)
……油断どころか熟睡してたわ。
ここは街道脇の空き地で、私達はギルドの依頼で移動中よ。
まさかあなた、依頼の内容は忘れてないでしょうね?
(両目は閉じたまま、ヴァレーリヤの顔を覗き込むような仕草で)
フッ、愚問ですわね!果たした依頼は星の数!布教のために東西万里!
ひょっとしてもしかしたら魔種すらも道を開けて通してくれるかも知れない私がその程度の…その……程度の……(だんだん小声になる)
…………ヒントは無いのかしら?
ヒント……そうねぇ……。私が引き受けるような依頼は限られているわね。
後ろ暗いものか、血生臭いものか……死んだり殺されたりするものだわ。
でもおかしいわね……。ヴァレーリヤにもそんな趣味があったかしら?
依頼で全然一緒にならないと思っていたら、貴女そんな依頼ばかり受けてましたの!?
今すぐお止めなさい!もっと正しく、もっと平和的に!そのようなことをしても、主はお喜びになりませんわよ!
あれ、ということはこの依頼…は……?(記憶を探るが、いつどのような依頼を受けたか覚えていない。偶然深酒をしていて、その血生臭い依頼とやらにうっかり潜り込んだのかも知れない。不安げな目をメリンダに向けた)
あら、ずいぶんな言われようね?
そりゃあ私だって世のため人のために働きたいと思っているわよ。
でも世界を守るにはたくさんのパンドラが必要で、「いいこと」ばかりでは足りないわ。
誰かが汚れ仕事をやらなければならない……そうでしょう?
きっと神様もわかってくださるわ。
……まぁ、ここまで来たら腹をくくるしかないんじゃないかしら?
(本気か冗談か、楽しげな表情を浮かべ)
とりあえず、食べるものを食べて落ち着きなさいな。
(いい具合になったシチューを木皿によそい、ヴァレーリヤに差し出す)
う゛っ!そ、それはそうなのかも知れないし、少しでもパンドラが必要な状況なのは理解するのだけれど……

(視線をさまよわせた後、意を決したように向き直り)

でも、他に方法があるのではなくて?
確かに汚れ仕事も積極的に受けた方が人類全体としては幸福なのかも知れないけれど、その過程で切り捨てられていく人達が出るのでしょう?
その人達が少しでも救われる道を探すことが、私達のなすべきことなのではないかしら。
あ、ありがとう(木皿を受け取るも浮かない顔で)
……うう゛、私いったい何をやらされることになりますの?
緊張でなんだかお腹が痛くなってきましたわ
主よ、どうか私をお救い下さい(心配で食事に意識が向かないらしく、しきりにスプーンでシチューをかき回している)
(しばしきょとんとした顔でヴァレーリヤを見つめる)
……貴女、根は真面目な聖職者様なのね。
普段は飲んだくれているくせに、芯が強いというのかしら。

(適当に煙に巻くつもりが、あまりに真面目に答えられてしまった。今更「ただ殺したいからその手の依頼を受けている」などと言えようはずもなく……)
そうねぇ。きっとそれは、“人“として正しい生き方なのだと思うわ。
貴女は貴女の信じる道を行けばいいのよ。神様が貴女を選んだのだから。
そして私みたいな存在が選ばれたことにも、何か意味があるんじゃないかしら?
私と貴女が出会ったことも、貴女が今ここに居ることも、神様の意志なのだとしたら……。心配しなくても、きっと悪いことにはならないわ。

(天幕の中から、あからさまに人相の悪い男達がぞろぞろと出てくる)

あら、起こしちゃったかしら?何も問題ないわ。ノープロブレムよ。寝てて頂戴な。
(男達を天幕に押し込んで、再び切り株に座る)
……心配ないわよ。簡単なお仕事だから。
『根は』は余計ですわよ!『根は』は!

(そう言った後、しばし燃え盛る火へと視線を向けて考え込み)

……そうかも知れませんわね。
名誉高い英雄も悪名馳せるお尋ね者も、等しく空中庭園に喚ばれイレギュラーズとして活動しているのは、きっと主の思し召し。
それほどに状況は逼迫している、ということなのでしょう。理解致しますわ。
故あっての凶行であるならば、それが主の御心に沿うものであるというのならば、私はそれに目を瞑りましょう。

でも、一つだけ約束して頂戴。
救いを求める人々に向けて、決して剣を振るうことはしないと。救うために最大限の努力をすると。
でなければ私達、きっと道を違えることになりますわ。例えそれが主の御心に背くことになろうとも。
とは言え、それ程心配はしていませんわ。
それなりに長い付き合いだし、貴女の性格も分かっているつもりだし、ね。
そんな酷い依頼は受けないと信じて…い……

(ぞろぞろと出てきた人相の悪い集団を見てぽかんと口を開ける)

……本当に信じていいのですわよね?簡単なお仕事って何ですの!?
私、やっぱり不安なのだけれど!!!
もちろん、約束するわ。私だって聖職者の端くれだもの。救いを求める者を無碍にはできないわ。悪しきものには鉄槌を。弱き者には救済を……よね?

(心にもない言葉を並べながら、いつも通りの柔和な表情を崩さない)

貴女とはいいお友達でいたいのよ。私と貴女はとても違うけれど、きっと上手くやっていけると思うわ……。

(その言葉は半分本音、半分は願望だったかもしれない。衝動のまま殺戮を繰り返す自分と、信仰に身を捧げる彼女とでは余りに違いすぎた)
お仕事の内容は……有り体に言えば「慈善事業」ね。社会の膿を出すお仕事と言えばいいのかしら? 多少は手荒なことも必要だけれど、強者に虐げられる弱者を救うことにはなると思うわよ。

さっきの人たちは証拠隠……後片付けをしてくれる人たちね。その筋ではプロフェッショナルらしいから、安心して任せておきましょう。

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