ギルドスレッド
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街角の秘密基地
高いところから。そうとも。
そうであらねばならない。でなければ世は統べられぬ。
……が、それだけでは立ち行かぬものがある。それも知っているであります。だからこそ、問うておきたかったのであります。
其方は、大きな網の目が取りこぼしたものを拾う小さな篩なのか。
それとも篩で砂金を拾う為に川の水を掘り返す類いのものなのか。
……率直に言って、もっと貴女のことを好きになって良いのかどうか。
そうであらねばならない。でなければ世は統べられぬ。
……が、それだけでは立ち行かぬものがある。それも知っているであります。だからこそ、問うておきたかったのであります。
其方は、大きな網の目が取りこぼしたものを拾う小さな篩なのか。
それとも篩で砂金を拾う為に川の水を掘り返す類いのものなのか。
……率直に言って、もっと貴女のことを好きになって良いのかどうか。
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上機嫌な鼻歌が響く。ポットからお湯が注がれるのに合わせて、ゆらゆらと赤毛が揺れる。
ティーストレーナが取り除かれ、カップの側にママレードジャムが置かれる。
「いやあ、お仕事をサボって飲む紅茶は最高ですわねー。……これで、お茶菓子があったらもっと良いのだけれど」
手土産を……もとい来客を期待して門の方へ目をやる。
彼女の望みが叶うかどうか、それは神のみぞ知る。