PandoraPartyProject

ギルドスレッド

未来超仰天実験室

テーブル上の真実

それぞれの理由でローレットを訪れた3人は
それぞれの経緯があってなんとなく暇であったため
『真実』に興じることとなった。


カードの雰囲気
高価そう。
色付きガラスのように透き通っているのに、裏表を見透かせない。
『語り手』が敗北すると曇ってしまう。
『聞き手』の誰かの敗北を検知すると輝く。
誰かが勝利すると、全てのカードが勝者の手元で束になる。

●ルール
https://rev1.reversion.jp/guild/818/thread/14878


今回はだいたい2-3週したらおしまい。

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そうかな。ボクは黒枠ならまだ得意だけど。
(ついでとばかりに水を一杯注文する)
世の中物騒な人生送ってる人ばっかじゃないんだよ(それを見て自分は紅茶を注文し)
さて。世の中、お人好しというのか、苦労性というのか「自分を犠牲にする」ということを、度々する者は時折居る、な。
マリアが故郷で旅をしていた頃、大雨に降られて、な。雨宿り先を探していたら、ちょうどよい木の洞が、あった。だが、既に先客も、居た。
若い男だ。特に目立つ風体でもない、平凡だが、気の良さそうな男、だった。
男は、マリアが傘を持っていないのを見て、「自分は急ぐから」と、一人分ほどの空間しか無かった洞から出て、走り去った。
いかにも適当な嘘だったが、特に止める理由も、無い。有り難く雨宿りして、晴れてから近場の町へと向かった。そこで立ち寄った酒場に、また男は居た。
酒場ではちょうど、荒くれ者が集まり、カードに興じていたようだ。
しかし、片方が負けが込んでくると、イカサマだ、と騒ぎ出し、喧嘩になった。
マリアは離れた席で眺めていたが、先程の男は、わざわざ喧嘩する輩共を仲裁に入って、な。「自分が奢るから、喧嘩はやめろ」と。
……結局、直接関係のない荒くれ者の仲間の分まで奢らされ、ついでに賭けに誘われ、酒代宿代はおろか、身包み剥がされる寸前までいった、が。
雨宿りの礼として、マリアが借りた宿から、毛布とスープを出して貰った、と言う話、だ。
ちなみに、荒くれ者共は、よく同じ手口で旅人をカモにしていた、らしい。
(クリームソーダを頬張りながら、語り終えた。カードは『真実』を示している)
(品定めするように、視線はカードと『語り手』を交互に見る。
 さて、話を聞く限り『成し遂げた』ではなく『目標』のように聞こえる。
 自らを犠牲にするような人間の、その姿勢を見習いたいといったところだろう。
 本気で勝ちを狙うなら「魅力的な男だったかい」とでも質問して煽ってやるべきだ。
 ……まあ今回はその気はない。また次の機会だ。)

犠牲と呼ぶには随分とお人よしすぎる話だ。
キミも含めてな。
なるほど、なるほど?正直者が割を食うって話だね。犠牲と言うにはささやかな気もするけどね。
まあ、な。お人好しに、些か当てられたのかも、しれない。
あるいはそっちの美少年みたいにその若人の行動にマリアちゃんが宿代を犠牲にして補填したやってって話かな?
いや? 毛布と、余ったスープ一杯を分けただけ、だ。マリアは宿を取ったが、そいつは、馬小屋の隅で寝ていた。
それでも後悔した風でも無かった、故。その後もそんな風にささやかな犠牲になりながら、生きるのだろう、思った。それだけ、だ。
……OK。
これでキミは質問1回をクリアだ。
残り2回だね。
なるほど、なるほど。こっちの話のほうがよっぽど善性な気がするねぇ
ははは。さて(紅茶で唇を濡らし)次は私の番だね。(山札の一番上を捲り)
62
【16.激情】
(テーブルの上に皆に見えるように公開する)
ふむ、ふむ。さて困った。常に冷静沈着と評判の私としてはなかなか語りにくい言葉だ。
評判は知らないが表情筋が硬そうに見えるのは確かだ。
まぁそれでも。そんな私でも感情を顕にすることはあるものだよ。
例えば家族の前なんかでは、ついつい気が緩んでそうなってしまうものだ。
最近でいうなら、そうだね。父さんと喧嘩した時の話でもしようか。
自分で言うのも何だけどね、私の実家って鉄帝の方でもそこそこの軍人の家系なんだよ。
お父さんもそれなりの部隊の指揮官でね。色々と武勲も上げてきたわけだ。
そんなんだから、自分の子供にも軍人になってほしいと思っているんだ。

問題は、お父さんの子供は私一人で、私は軍人になるつもりはこれっぽっちもないってこと。
そんなんだから普段から喧嘩は多かったんだけどね。
それでも、関係が険悪ってわけではなかったんだよ。
お父さんは頑固だったけど、しつこくはなかったから。一回喧嘩しちゃえばあとには引きずらなかったからね。
だから問題になるのは私の方でね。
何度ならない、って言っても日をあらあためては何度も何度も軍人になれって言われるもんだから、何かが溜まってたんだろうね。
それこそ、激情、ってやつが。
きっかけ、なんてものもないのかな。
お父さんとしても普段どおりの問答をするつもりだったんだろうから。
ただ私がそうではなく、もうその時で終わりにするつもりだった。
普段以上に苛烈な態度で反抗してみせた。

具体的には、具体的には口だけじゃないことを見せようとそのまんま家を飛び出してきた。
日が暮れたあたりでお腹空いて帰ろうとしたんだけどね、そしたら気がついたときには空中神殿に居て、なんて話に続くんだけど。それは関係ないことか。
まぁ、激情に身を任せてみると人生が変わるものだ、って話かな。

(語り終え、息をついて紅茶に口をつける。カードは『真実』を示している)
父親も、さぞ驚いたろう、な。仲直りは、できた、か?
(ここで攻撃的問いかけをするなら「安心したか?」とでも聞いてやればいいが。
 そこまで露骨に喧嘩を売る理由もないだろう。暇潰しに本気になる必要もない。)

(ならばと口を開きかけて… 隣からほぼ同じ質問が出たので口を閉じた。)
それが、召喚されてからどうにも気まずくて顔合わせてすらないんだよね。ローレットの登録も偽名でやったから向こうからも探しにくいだろうし。一応、身の無事だけは手紙で伝えてあるけど
そう。
まぁ独り立ちできるならそれに越したことはないんじゃないかい。
(そう曖昧でよくある言葉で受け応える)

そしてキミも質問1だ。
あと2回質問に答えれば勝利だね。
まぁ丁度いい機会ではあったけどさ。

ふむ、流れは概ね理解できたかな。
美少年くんが一歩出遅れる形だね。
どうせ暇潰しだ。
それに君らの内の一人でも驚かせてやれば勝ちには変わりない。

(また覗き込むようにカードをめくる)
63
(さて、カードの中身はなんだったろうか?)

※ダブったので直前の語り手…つまりフニクリPLが指定したカードになります。
 まだ誰の持ち札になっていないカードを指定してください。
ふむ。(公開されたカードを見て)
【03.魔術】か。
美少年くんの得意分野じゃないかな?
得意ではあれど万人受けするそれではない、と。
そう自覚はしているさ。

つまり素晴らしく有能で便利な代物だということだよ。
教えてあげようか。
ふむ。これでも術士の端くれだからね。後学のためにも聞かせてもらいたいね。
役立てるかは別として
では。
(そう言うと、一本の細剣を引き抜き…

                …………ずぶりと自分の胸を串刺しにした。

 血液の代わりに薄黒い靄が切断面から溢れ出し、冷たい空気を呼び寄せた。

 細剣は布切れを引き裂くように上へ上へ。
 胸元から細い喉元へ、喉元から顎を辿り、肌を引き裂き唇を割って鼻へ、瞳へ。
 額をまっぷたつに抉って、自らの手でその身を両断――――――)
(――――――しなかった。
 傷ひとつない、元の美しいままの『彼』がいる。)

この通りだ。
『成し遂げた事』としてはこれで十分だと思うが?
なるほど、参考にならない。(平静を装ってそう言うが、口に運ぼうとしたカップを持つ手は固まったまま)
(フニクリを見る、どこか満足したように。)

(続いてエクスマリアを見る。)
(その後に自身の【魔術】のカードを覗き込むだろう。
 もしもこれが誰かを驚かせるに値する行為であったなら、カードは輝くはずである。)
なんでやっちゃったのかなぁ
(動揺を抑えようとするが、カードはそんな機微を読み取ってはくれはせず。語り手の勝利を告げるように輝いている)
自分の価値を示す瞬間が、最高に楽しいからさ。
ボクの勝ちだ。

 (勝利宣言と同時に全員の持ち札がカードの束に帰り、セレマの目の前に収まる。)

さて、決着はついたが。どうする?
まだ時間があるなら、勝ち負けは度外視してこの一巡だけ済ませるかい?
いい性格してるよほんと(負けました、と手を振り)
さて、良い時間でもあるし。私としてはそろそろ眠くなってきてもいるかな
生命力以上に、面の皮が厚い、な。
(残りのクリームソーダを飲み干す)
マリアも、そろそろ帰る時間、だ。
そう。それじゃここまでだ。
暇潰しにつきあってくれてありがとう。
気を付けて帰りなよ。
ボクはここで一杯ひっかけてから帰るとする。
うん、じゃあ今日あありがとうね。機会があればまたやろう
そうしよう。中々に、面白いゲーム、だ。
機会があれば、また。
(手と髪をひらひらさせながら、その場を後にする)

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