PandoraPartyProject

ギルドスレッド

未来超仰天実験室

テーブル上の真実

それぞれの理由でローレットを訪れた3人は
それぞれの経緯があってなんとなく暇であったため
『真実』に興じることとなった。


カードの雰囲気
高価そう。
色付きガラスのように透き通っているのに、裏表を見透かせない。
『語り手』が敗北すると曇ってしまう。
『聞き手』の誰かの敗北を検知すると輝く。
誰かが勝利すると、全てのカードが勝者の手元で束になる。

●ルール
https://rev1.reversion.jp/guild/818/thread/14878


今回はだいたい2-3週したらおしまい。

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―――さて。
一応確認するけど、2人ともゲームのルールを説明する必要はあるかい?
(カード束をシャッフルしながら2人に問いかける)

【順番決定ダイス】
57
問題、無い。概要は、聞いた。
(メロンソーダをストローで飲みながら厳かに頷く)
【順番決定ダイス】
27
うん、一通りルールは覚えてるつもりだけどね。実際やるのは初めてだから確認しながらになるかも
【順番決定ダイス】
22
いいだろう。
それじゃあルール確認の意味も込めてボクから『語り手』を始めようか。

(カードををテーブルの中央に置き山札とする。
 そして"真実こそが素晴らしい"と唱えると、僅かに熱を持ったように一度煌めいた。
 『真実』のカードに施された魔法が起動したのだ。)

それじゃあ最初の一枚目は…
25
【06.善性】

(のぞき込むようにカードをめくって

                ……僅かに眉を寄せてから、公開した。)
……カードに指示された命題は「善性」。
これからボクはこのテーマにまつわる『真実』を語る。
『真実』とは『自分がやり遂げた事』『自分が挑戦している事』『自分の目標』の何れかであり、そこに嘘偽りが全くないことだ。
ボクが無事に『真実』を語り終えたらこのカードはボクのものになる。
そして『語り手』であるボクの勝利条件は素晴らしい真実を語ることだ。
合言葉である”真実こそが素晴らしい”とは、要するに耳当たりのいい聞こえのいい、より多くの大衆を魅了する事実のみが強く広く伝聞されるということに他ならない。
素晴らしい真実とはキミ達の心を大きく揺さぶるか、ゲームを通してたくさんの質問――今回なら3回――を貰い、その全てに対しても嘘偽りなく答えることだ。

まあ、ゲームの勝敗に関してはカードそのものが判断してくれる。
気楽にやろう。

(うんざりする様にため息をひとつつくと、10秒ほどの沈黙をかけて話を切り出した)
ボクの数少ない友人ともいえる男がいた。
臆病で気が弱く、あまりに善良な男だった。
軟弱で甘すぎる人間だったが、他人の望むものを看破する才覚を高く評価していたよ。
愚かな男だ。その才覚さえあればもっと上手に世を渡れたろうに。

でだ、ボクと彼が都合、傭兵団に入っていた頃。
傭兵団が偶然怪物の群れに襲われていたキャラバンを助けた。
ボクも加わった。なんということはない、謝礼目当てだ。
無事怪物の群れを退けた傭兵団は、キャラバンの護衛が死んでしまったのをいいことに法外な謝礼を要求した。

そこにはその後のキャラバンの護衛代も含まれていただろう。
少なくともボクは真っ当な値段だと思った。
自分の命には代えられない、だろう?
……が、その直後。
ボクの友はキャラバンの積荷には見込むほどの価値がないこと。
そしてその多くは価値が失われていることを訴えた。
つまり想定していた謝礼は得られないということを意味していたんだ。
傭兵団は毒づきながらも半分ほどの謝礼で満足し、キャラバンを送迎した。

…………。
あとで本人から直接聞いたが嘘だったらしい。
キャラバン隊の規模と身なりから収入を推測した彼は、法外な謝礼を取られればギリギリやっていけないのではと判断したらしい。
彼が言うならそうだったんだろう。こういう時の彼は聡い。聡かった。
おかげでボクたちの取り分まで減ってしまったけどね。
だが傭兵団には言わずにおいてやった。
収入は減ったが彼の優秀さに免じて我慢してやった。
ボクにも彼の身勝手さを助けるような、それくらいの慈悲の心はあったんだ、素晴らしいなという、そういう話だよ。

(そう言ってカードを手に取った。
 カードは以上を示さない。紛れもない『真実』であることを示していた。)
ふむ。友人が居たことも、偽りではない、のだな。
では質問、だ。この場合の『善性』は、その友人と、おまえと。
どちらに対して、だ?
●どちらに対する善性か?
(逡巡する様に指先が二度、テーブルを叩いた)
返答を控えさせてもらう。
つまりこの質問はボクにとってノーカウントだね。

(そして忌々しげに【善性】のカードを睨んだ。
 本当に苦手な話題であるようだった。)
なるほどねぇ、素晴らしいかどうかはさておいて、友人と思ってる相手を慮るくらいの発想はあったんだね。
うっせぇな。
さっさと次行けよ。
ゲームの大まかな流れはもういいだろうが。
ははは、まぁ誤魔化されておこう。んじゃ次はマリアちゃんかね
では、次はマリア、か。
(山札から2枚目の札を引き、目を走らせる)
84
【21.犠牲】
(数秒、目を閉じ逡巡してから、札が見えるようにテーブルに置いた)
犠牲。あまり、愉快な話題にならない類の言葉、だな。
(言いながらメロンソーダを飲み終え、給仕にクリームソーダを注文する)

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