路に掛けられたランプの中では琥珀色の塊が輝いている。 自然に溶け込む岩陰に。井戸の底に。家の床下収納に。
往来の利便さを驚異と見るならきっと用心深いのだろう。
これはいいと思うならただの間抜けか、潜むものだろう。

「俺様の地下路で悪いことをしようというのか？」

特に目立ったものもなさそうな平原にごろつきが積まれている。
ツルハシを持った小鬼が地下路を築き上げていると知れるのは
ローレットに所属する者くらいだろう。

――む。ローレットの者か。いいぞ。この道は自由に使え。

❧ 説明書 ❧
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