PandoraPartyProject

ギルドスレッド

木漏れ日の中で

※エステル様専用テーブル※

※エステル様専用テーブル。エステル様と主(ルフト)との1:1での対話場所として作られています※
※それ以外の利用方法についてはエステル様に委任致します※
※ここでエステル様と話したい場合は先にエステル様へ手紙にて連絡し許可を頂いてから訪れて下さい※

家からほど近い木陰に用意された木製のイスとテーブル
家の中から飲み物などを取りに行くにはちょうど良い場所だ

近くには四季に合わせた花が咲いていて景観も華やか
反対を見れば木々が歓迎するように風に揺れる
木の良い香りが運ばれてきてリラックス出来るだろう

ここは自然の優しさで満たされた場所

四季はあれどもこの土地の主に認められた者は、体調を崩さぬように体の周りを自然のマナが多い温度や湿度調整を行われる
もちろん花粉や虫の類もシャットアウトする素晴らしい加護だ

悪戯な風が吹くこともないので広げたお菓子や紙が飛ばされる心配もない
うとうとしてまうのも無理はなく、ここは誰もが心を休める場所だ

だが念のため気を付けて欲しい
あまりに無防備だと男は狼になってしまうかもしれない

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
こんにちはあ。
(バスケットを持って顔を出す、17、8と少女と見紛うような女がいた。ほのかに焼き菓子の匂いがする。)
む?こんにちは。迷わなかっただろうか。遠慮なくくつろいでくれ。
(席を勧めつつ普段からそうしているのか、ティーセットを使って紅茶を飲みながら本を読んでいたようだ)
大丈夫でしたよう。お招きくださり感謝ですぅ。
(バスケットをテーブルの上に置き、中から花柄のシンプルな皿が二枚、銀のフォークがふたつ、二人分のアップルパイ、泡立てた生クリームの入った器等を取り出して)
こちらから持ち掛けたのだしな。こちらこそ、来てくれて感謝だ。
(街角の時とは違い大分雰囲気や口調が落ち着いている)

…………クッキーという話だったと思うのだが、凄くグレードアップしていないか?
(紅茶の準備をするかと思っていたところに思っていた以上の物が出て来て固まる)
りんごを頂いたので早めに使ってしまおうとおもいまして。残り物で申し訳ないですけども。クッキーもありますよう。
(多分勤め先で焼いたものの残りか何かなのだろう。しばらく時間が置かれて程よく味が馴染んでいる。続いて、クッキーの小さな籠もでてくる。市松模様のアイスボックスクッキーと、ステンドグラスクッキーがいくつか。)
いや、あまりこの手のは馴染みがないから嬉しいよ。
(微かに顔を嬉しそうに緩める)

しかし段々イメージがケーキ屋さんみたいになってきたな。
最初の辛辣、酷ければ悪辣なあの姿はどこへやら、だ。
(紅茶はパイがあるのでシンプルにアッサムを淹れ傍にミルクも添えて置く)
これでもマトモにメイドさんですもの、必要ならお菓子くらい作りますし楽器を手にお歌も歌うのですよ。
高度な部分はガチなプロに譲りますけどもね。
(ではしつれいしまーすって椅子に座って、背もたれと干渉する翼を変化でしまった。)
マトモなメイドか。昨今のイメージのせいで最早何がマトモなメイドと呼べるのかわからないな……。
楽器に歌もとなると多芸だな。ここで披露して動物達が気に入れば集まってくるぞ。
(穏やかな表情でエステルさんを見ながら話す。ともすれば微笑んでいるようにも見える)
首が取れるメイドさんとか服の後ろ半分がないメイドさんとか居ますしね……。
んーインドア派な部分についてはそこそこ多芸でして。体動かすのは得意じゃないですけども。
(カップを手に取り、指先を温める。じわりと伝わる熱と香りに目元がほころんだ)
服の後ろ半分がないって、後ろ丸見えじゃないか?また変な方向性のメイドさん増えているな(苦笑)
それなら時期的に手編みのマフラーとか良さそうだな。作り始めるには少々遅いだろうか。
(表情を見てほっと安心しクッキーに手を伸ばす。食べる前から表情は大分嬉しそうだ)
丸見えなんですよ。みた中でいちばんすげーなってのはそんなような方々でしたかね。
それ思えばエステルさんちょーふつーですぅ。
(イロモノと比べて安心する奴)

マフラーかー……この辺冷え込みますしね。暇つぶしに考えておきましょう。
(アップルパイに生クリームを添えながら。生クリームの方は甘くなく、パイとセットでちょうどいい塩梅である)
雇い主の趣味なんだろうか。それに従う方もあれだが。……裸エプロンのメイド版?(小首傾げ)
辛辣さを控えればそれこそ普通だと思うけどな(苦笑)
どう見ても普通な人が中身晒したら真っ黒なんて恐怖を味わうことにならないだけ良い、のか?

どうせなら長くして彼氏と一緒に巻く、なんてバカップルなことをやってみてはどうだ?
……生クリームを見ているとショートケーキが食べたくなるな。
(気に入ったのか食べる速度は速いが丁寧かつ綺麗な食べ方。がっついている様には見えない)
目撃したら聞いてみるといいですよ。
(「詳しくはWEBで」みたいな引き)
ぱっと付き合った感じは甘口とかそーゆーのは他の人がやってくれるって信じてるです。世の中隙間産業で生き残りをかけるのです。
(言ってて適当極まるノリ。そもそも誰がなんと言おうと己を恥じてはいないし評価されようとも思っていないのだろう。)

寒いから半分貸してやるだけとかならまだしも、それ前提で作るのはいくらなんでも羞恥心に欠けてる気もしなくもないです。
(パイ生地を崩し、ごろりとしたりんごと生クリームを共に口に運びながら。)

ショートケーキですか。でもいちごの端境期ですからねー、今。
……もしや前掛けか?そこまで突っ切ると逆に聞く勇気が出ないな。
(相変わらずの苦笑い。やれやれとでも言いたそうだ)
生き残りをかけてる割には欲を感じないけど。
最初が甘口というのもイメージ出来ないな。行き過ぎれば怪しい客引きにしか思えないし……試しにやってみてくれないか?
(少し寂しい響きを感じつつムチャ振りを始める。瞳には楽しみだと期待する無垢な輝きが)

寒いから貸してやるか。それ良いな。ツンデレっぽいよ。バカップルに羞恥心はないのだろうからエステルさんも気にしなくて良いさ。
(くっくっくと愉快そうに笑う。それくらい夢中になれる相手が現れると良いなという想い半分ただ傍から見る分には面白そうが半分くらいだろうか)

そういう時こそローレットに依頼だな。情報屋が変なのを見つけて俺達が取りに行く、と。
そういえばエステルさんに良さそうな依頼名の物があった。
「顔が良ければいいってもんじゃない。」
という依頼だ。どうかな?
(また愉快そうに笑いながら依頼名だけ伝え内容は明かさない。割と性根は悪いかもしれない。ちなみに本当に参加者募集中のシナリオだ)
年端もいかないような子供にはエステルさんも甘いですが、突然やれと言われてもーこまってしまいますね?何を言ったものかとも思いますし。
(むぅ、と唸る。)

なんか時と場合を弁えないのはばっちいとおもいます。
そんなことしなくても自分の羽の一枚でもこっそり編み込んで相手のためのマフラーを仕立てたらいいですし、二人で部屋で同じ毛布にくるまってもいいですし。
(意外とそこんとこはきっちりしているらしい。)

シャイネンナハトの頃になると何故かいちごがシーズン外でも出回るですので、それまでは流石に難しいかと。旬のものは旬に食べてこそですよ。

で、依頼ですかあ。あんまり気が進まん(※RCに不安がある)ですねえ。
突然の無茶な要求に応えるのもメイドの技術の一つでは?
(それっぽい事を言っているが、おそらくメイドのイメージ像が変になっているのだろう)
この際だし本音をぶつけてくれても構わないぞ。
(何を言われるやらと内心で身構えながら、どう思われているのか気にはなるようだ)

そういう手合いは周りに迷惑かけるだけかけて、というのも多いしな。
(勧めておきながらこの見解。それなりに捻じれているかもしれない)
こっそり仕込む辺り可愛いな。やはりエステルさんはツンデレか。
しかし二人で毛布にはマフラーを贈るから大分段階が進んでそうな。しかもなんか、ピュアだ。
(普段の辛辣さに対するこの反応にそっと微笑みながら、聞いた側が少し照れている)

年中旬で物凄く美味しいが根っこは人を襲うから出回らない、とか普通に有りそうだが。
(変な依頼や生き物などもそれなりに見てきたのか、あの情報屋達なら探しだしそうという信頼もあって無いことは無いだろうといった風)

あぁ、いや、行けというわけじゃないさ。
エステルさんとこの依頼の組み合わせが面白いなと思っただけだよ。
俺もここ最近あっちこっち走り回っていたから暫く休みたいしな。
(どんな風になるかただ楽しそうに想像しているだけで揶揄いも含まれているようだ)
いまのところは嫌いな方ではないですよ。
「全くないな」って思ったらこうしてここにもおりませんし、こうして話していると楽しい方だなと。
(本音と言われてそのように述べ、ゆるく笑う。
 それから唇についた生クリームとパイ生地の欠片を指先で無意識に拭って、カップに口をつけた。瑞々しいりんごとバターの濃厚な香りが清々しく洗い流されるようだった)

……そも、単に自分のものだと主張したいというならば、愛用の香水の匂いでものこしておくほうが上品でしょう?
(もし屋内でマフラーを外そうと上着を脱ごうとついて回り、近づいた者に女の存在を匂わせる。そういうことだ。)

はあ、まあ、確かに顔よりは話してて楽しいとかそういう殿方のほうが好みではありますが……。
ふふ、おつかれさまでーす。
今のところは、か。全くもって怖い。女性はそういう部分ばっさりな方が多くて実に怖いよ。
(おどけてみせるも実感がこもっている)
……実際のところ俺は人付き合いが下手というか、根本的な部分に問題があるようでな。
何かあれば指摘して欲しい。嫌われたくはないし、治せるなら治したい。
(今までの調子とは変わりとても真剣に話す。真剣さと藁に縋る想いが混ざっているような、頭を下げかねないほどだ)

ピュアだと言った途端にこれか(苦笑)
存在を主張するのなら指輪くらいしか俺は思い付かないな。方法自体は思い付いてもやる気にならないというか。
そんなことに頭を回すくらいなら一緒にいる時間を増やす方法やサプライズとかを考えるな。
(自分だったらと考えるもピンと来ない様子。そういうのとは無縁なのだろう)

依頼の内容は人面鳥の顔がイケメンで、一瞬そのイケメンに見惚れてしまい不快なので退治してくれってところか。
ぼかしているが、人面鳥は人間の女性がお好みの様子。繁殖してるとはそういうこと、と。
見惚れた隙に襲ってるようだな。……強引なのはお好きかい?
(雰囲気や表情は口調に反して薄い。仕事の話だからか内容が気に入らなかったのか。怒りがあるわけでもなく、無に近くなっている。そんな印象だ)
……。そうだった。エステルさんに癒して貰う約束だったな。
(一息間を開ければ何事もなかったかのように揶揄いを含んだ笑顔を見せまた変な要求を始める)
そこまで好きでなくてもいきなり好きって言える女のほうがよっぽど怖いですよ?
結局、好きの中から誰か選ぶのですから。
そこにまだ夢があると思ったらそうじゃなくなる方が、むごい。

はあ、受け答えもしっかりしてるし、こちらのことを考えようという姿勢も見て取れると思いますけどねえ?
……面白くなくても面白い振りをするとか、共感できないことに同調するみたいなことにどうしようもない空疎感を覚える、みたいなタイプでしょうか。
(こてっと首をかしげる)

形あるものや常識にとらわれてはいけないのですよ。もっと軽やかにならなくては。
(苦笑を受け流して、のほほんと言ってのける)

はあ、首から下が鳥。そういう変な本性お持ちのスカイウェザーも稀にいますが……
駆け引きの上で強引なのはともかく、単に強引な方は、イケメンでもちょっと。

……おや、癒して欲しいとは。
こうして自然に囲まれて美女と語らいながらお茶するのでは癒しにはなりませんか?
(軽くはぐらかすように言った。)
それは怖いというより嫌な女とか軽蔑方面だな、俺は。相手をする意味がない。
好きの中から、か。独占欲や嫉妬心塗れの俺としては複雑な響きだが、色々な意味を含めて、好きでもない相手と関わること自体ない、か。

あぁ、それ(空疎感)は最早標準装備というか(苦笑)
盛り上げるのは好きだが、盛り上がってる中に居るのは厳しいな。楽しそうなのを見て憧れもするし寂しくも感じ混ざりたいとも思うが、実際混ざると苦痛だったりするよ。
ここら辺はまだ自覚出来る分マシかもしれないが、もっと根本的な部分、だろうな。育ちや環境で染みついた、大人になったら指摘して貰えない、そんな風なことだと思う。
(確かに所謂一般や普通とのズレを認識しているが、どう言葉にしたものかと思案しながら言葉を紡ぐ)

軽やかというか暖簾に腕押しという感じがするな。それはそれで味があるかと思い始めたあたりエステルさんに毒されてきている気がする……。
(眉間を抑えつつこれではいけないという何気に失礼な素振りをみせる)

駆け引きなど考えたことすらないな。割と思ったことそのままを口にしているからかもしれないが、そういうのを楽しむ感性がないし面倒だ。
一緒に過ごして心地良い。俺にとってはこれが重要かもだな。
さて、エステルさんにそういう時間を提供出来ていれば俺としては本望なのだが、どうだろう。

ふむ。自分のことを平然と美女と言う方では、な?下手に遠慮する必要がないという意味ではプラスか。
(くすくすと笑いながらおどけて返す。それでこそ、といった含みがある)
ちなみに次はカボチャパイが食べたいな。すっかり忘れていたが美味しかったよ、ありがとう。
(話に夢中で忘れていたようだが、とっくに綺麗さっぱりなくなっていた。おかわりを要求しない代わりにおねだり付きだ)
……とても根本的なことですけれども、孤独がそんなにお嫌ですか?
それとも、人はかくあらねばならぬということを達成できないのがお嫌ですか?

代替可能な誰かとして個を剥奪されている、と感じた結果の孤独。
誰とも解りあえないということが理解できてしまったが故の孤独。
……本当はそんなもの、気付くと気づかざるとにかかわらず誰のそばにもあるのですが、気づいてしまったが故に遥か遠き乾闥婆城を追い続ける苦痛が終わらない。
単に苦痛を捨てたいなら、酒に酔い心臓が裂けるまで歌い踊り続ければよろしい。
それを無様と思うならば、城を追わず己の気の向くままにゆくのがよろしい。

……ま、大体言わんとするところは教官の受け売りですけどね?
つまり「無数の個人で出来てるこの世の中で人と同じになれるなんて夢見ずに好きに生きて好きに施したら」と。
(ゆるりと頬杖をつき、そのように肩をすくめた。そもそもこの女も大多数の人間とは感性がズレているので凡人になる技術など聞くだけ無駄の部類である。)

ふふーふ、エステルさんのことを好きになってもいいのですよ。
(戯れにそんな事を言う。)

案外無意識にやっているものですよ、駆け引きなど。
相手の趣味嗜好や反応を見て手を変え品を変えて楽しませたり、ちょっと引きを作ったり。どこまで踏み込んで話せるかを考えたり。
ええ、楽しませてもらってますとも。自信を持っていただいて構わないかと。

パンプキンパイですか、いいですねえ。用意しましょう。
シナモンとか苦手なものがあれば考慮しますよ。
孤独に馴染みはした。だから皆の中に混ざるのが苦痛だ。そして馴染んだだけで寂しさがなくなったわけじゃない。
かくあれる仮面を被れなければ異端として見られるだろう。最低限それに苦痛を感じないだけの精神は欲しい。
異端であること自体は構わないさ。本当に同じになればその人だからこその魅力も消えるというもの。

含蓄もそうだが、一度で見抜く慧眼には恐れ入るよ、本当に。教官殿も大した御仁だな。
……然り。けれど追って至らなければ知ること叶わず。
誰かの幸せを願い手助けをしたいと思いながら、その幸せの形を知らないなど話にならないだろう?
それに俺自身も……そういう幸せや愛に飢えているんだろうな。だから苦痛でも止まれない。
その先には「一つの幸せの理想形」があると感じている。知り得なければ、俺はただひたすらに間違った善意を押し付けることしかできなくなる。
……それは、ダメだろう?それに気付いた今では、自分の言葉に虚しさすら覚える。
俺はせめて、俺が気に入ってる人達だけでも幸せになって欲しい。
その理想は、捨てられない。俺が、俺であるために。間違ってるとも思わないしな。
もちろん、エステルさんにも幸せになって欲しいと思ってるんだぞ?
(本人は気付いてないが何かが心へ負担をかけているのか、徐々に顔色が悪くなっていく。最後にエステルさんの幸せを願うと口にした時の微笑みはどこか儚げで悲しげで消え入りそうだった。まるで誰かの幸せの中に俺はいない、必要ないだろう、と。)

俺の愛は重くしつこく絡みついて身動きを縛る類だが、それでも良いのかな?
(試すようにからかうように、けれどどこか諦観の混じった響きを持った言葉だ)

趣味嗜好と踏み込みは確かにあるが、それは他の方に対しても変わらないな。引きなど結局は俺が我慢出来なくなるか自然消滅の切っ掛けになるかだな。
(引きなどはからは自嘲気味に)
それなら良いんだが。本当はエステルさんのあれやこれやを聞こうと思っていたのにすっかり立場が逆転してしまったな。面倒なら言ってくれよ?

苦手なものか。スイーツ関連だとナッツ系や栗かな。外で出されれば残さず食べるが、好みではないな。生のトマトは悪魔だ。貝は好き嫌い以前に体が受け付けないようだが。
とはいえ基本サバイバル生活な人生だったからな。人が食べられないモノじゃなければ大抵は大丈夫だろう。
(最初の基準は普通だが極論食えるなら大丈夫、なようだ)
少し頭がいいと誰もが患うのですよ。
つまり、無数の前例のある話なのです、それは。
(のほほんと笑っているようでもあり。論客の鋭さをもつようでもあり。)

本質的に救済は自己満足ですからねえ。
自分を救うために、自分の手で人を幸せにしたい、と。
まあ実のところ他人使って気持ちよくなってるとかいう最低のオナニストですよ。
しかもそこにケチがつくとイケねーとくるし、ネタとして使えねえと思えば過去の人。
そんな何も残らねー話に手前の人生放り出して勤しむんだから、心底始末に負えない……
(つまりそういう罪業だ。己も嵌まり込んだ沼に首まで浸かったものを見て)
(すぐそばに立ちテーブルに手をつく)

そもそも幸せの理想形っぽい部分だけ抜き出したらそもそも人生というものが成立しないではないですか。
この世の本質は無数のゴミの中にいいものがたまーに入ってるからやめられねえクソ渋い闇市なんですよ。
仮に全部レギュラー以上になったとしてもレギュラーがゴミになるだけですし欲しいもんも人それぞれ。
繰り返したらラッキョの分解みたいに最後は何も残らない。生きていかれない。
誰も持ち合わせられないもん探してんだからそんなん見つかるわけもない。
(違いますか、と。そこまで行って)

やあ別に面倒ではないですが思春期臭のすること言ってんなとはおもってますよ。
いくつですかマジで。可愛らしいとは思いますけども。可愛らしいとは。
エステルさんはそういった悩みは過去のものですゆえね。
(くすくすとからかうように笑う。いつもののほほんとして掴みどころのない顔だ)

案外フツーの苦手ですねえ。なんとなくおぼえておきます。
(心にメモった)
(間が開いてすまない。ちょくちょくこうなるかと思う)

無数の前例か。答え、というの言い方で合っているかわからないが、どんな形のモノにしろそこに至った者はいるのだろうか。
俺はハーモニアとして歳だけなら重ねている。だが生きるか死ぬか、殺すか生かすしかないような人生だった。おかげでこういう事を思うようになったのはここ数年だ。……本当に俺は未熟だな。
(本来の年齢だけならば相当上のはずなのに、今はまるで少年のように悩み苦しみ縮こまっている)

あぁ、それは俺もそう思うよ。俺が救われたいから他人を救うんだ。
優しい人なわけじゃない。俺にも出来ることがあったと安心したいだけだ。
俺という存在は他人がいなければ成り立たず、他人に縋っているだけだと……理解しているとも。
他人という鏡を見なければ、俺は自分がなんなのか、そこにいるのかさえ分からない、よ
(俯きながらの自嘲の混ざった告解は最後の方では声が震えているようにも聞こえる。何かを求めているのではなく、それはただの心の軋む音。元より何か求めての言葉ではなく漏れだしただけだ)

それが良いとと思える人がどれだけいるのだろうな。
1%あるかどうかの輝きを求めていける強さが果たしてあるのか。
俺には……ない。ならせめて、誰かの力になりたいと。無力過ぎて笑えるがな。
だが言わんとすること自体は分かるよ。
欲望に際限はなく、簡単に手に出来るものはすぐに価値がなくなる。
幸せが当たり前になればそれはいずれ幸せではなくなり当然に成り下がる、そういうことだろう?
そしてそれを満たせるモノなど存在し得ない、と。もしあったらそれはただの洗脳、かな。
(現実が全く見えていないわけではなさそうだ。確かに他人を幸せにすることで自分をというは正しいのだろう。だが彼の言葉にはそもそも自分の幸せの在り処、自分が幸せになる、自分の幸せといった自分というモノ自体が、熱がない。気が付けば固く拳を握りしめ、ただ無力感に打ちひしがれ悔しさと自分への憤りに満ちている)

前に言ったじゃないか、精神面は特に未熟だと(苦笑)
それに男らしさを求めらてもな。女性に混じって料理作るようなタイプだぞ?
俺はようやくこうして思い悩むようになったかな。
(やれやれと言いたげだ)

味覚は普通だからな。面白さを求められても困るぞ。
生地はサクッとカボチャは柔らかく、ほんのり甘く温かく。そんな感じで頼む。
(こだわる辺り好物かもしれない)
「なんとなくよかったこと」とかでも書き出してみます?
たとえば「いいもの食べた」とか「流れ星みつけた」とか「お店でおばちゃんがオマケしてくれた」とか「近くの子が手をふってくれた」とか「名前を知らないが可愛い花があった」とか「お茶が上手く入った」とかなんだっていいのですが。
「なにもないから名付けようもないが、そこそこ幸せな状態」ってものもあるではないですか。
それを報告した時に一緒に喜んでくれる人を探してみては。

千里の道も一歩からともいいますし、無数の日々の積み重ねをすっ飛ばしてたらこころの財布が枯渇するです。それでも、概ね三割勝ててるとおもえば戦えるようなきもしますし。
それから誰かと何かいいことを共有するとなんとなく孤独でないような気もします。
それを長く続けて心の筋トレしましょうか。

そしたら誰が居なくなっても、相手が誰であっても、一人ででも生きていけますよ。
エステルさんは多分、そうかなって。
(なんとも志が低いような気もするが、そんなものすら泡沫の、有り難いものなのだと思っている。弟か何かにするように頭を撫でようと手を伸ばした。)

ずいぶん長い足踏みだったようで。幻想種さんて長期間同じことの繰り返しに耐えれてしまうタイプが多いのでしょうか……。
エステルさんは五年でじゅうぶんですよ。

ケーキ類は一度冷めてからのほうが味がまとまるので、前日にしかけてオーブンで温め直してから持ってくるとしましょう。では次のかぼちゃパイをお楽しみに
よかったこと、か。
エステルさんがお菓子をくれた。美味かった。色々と話せることも嬉しいな。
それに……自然と共に在れる、そのことを忘れていた。常に共に居てくれているのに、な。
(自然の部分でふと我を少し取り戻したのか若干だが落ち着いたようだ。貴方は一緒に喜んでくれるのか?と問いかけるようにじっと見つめている。)

心の筋トレ……。物凄く辛そうで嫌な響きだ。独りでやれと言われたら他のハーモニア達と一緒に深緑に引き籠ってしまいそうだよ。
日々だけは重ねているんだがな。ヒトとしての日々というよりは獣に近かった。そのツケがきている、のかな。
共有という感覚がイマイチ分からない。……これは自分以外の心を感じられないということか。鬼畜外道悪鬼羅刹への素質は十分有りそうだ(自嘲の笑みと共に。)

一人ででも、か。……例えそうなれても、一人は嫌だな。
誰にも居なくなって欲しくない。だけど相手は選ぶ。……俺は我儘、だからな。
……あぁ、俺は我儘だ。だから、簡単に理想を諦める気にはどうやらなれないようだ。
未熟で青臭いガキのユメだが……エステルさんと一緒に見ることは出来ないか?
(伸ばされた手に嫌がる様子は一切ないが、意図がわからないのか無防備なまま不思議そうきょとんと見たあと視線を戻す。瞳は揺れ動き子犬のように濡れたなんとも頼りない眼だが、どうやらその奥には確かに消えないナニかがあるようだ。)

それが当たり前になってしまえば特に疑問を抱くこともないからな。長さの違いはあれど皆そうじゃないか?耐えているという自覚がなければ苦痛なんて感じないだろう。
五年、か。エステルさんにとっての五年に見合うだけの幸せを得られているのだろうか。
どんな事があったのかわからないが、もう少し贅沢を望んで良いと思うけどな。……今がその五年の間に思い描いた贅沢、なのだろうか。

オーブンか。……ここに作れば色々と楽、かな?
(いつでも作って貰い食べれるようになどと考え出す。)
……ここでこうしているのは割と好ましいと思ってますよ。何度でもいいましょうか?
(相手を見てにこっと笑った。信じるか信じないかは貴方次第である)
やあ悪鬼羅刹の素質といいますか、単に獣のよーな人生に適応して感性鈍ってるだけでは。敵に同情したら何も出来ないでしょうし。
まあこの先もエステルさんの何倍も生きるですからなんとでもなりますって。
(イイコイイコみたいに撫でたろ)

たとえなにかが終わったとしても何かが続いてる。そんな無数の世界の積層を愛しく見ていたらいいのです。
わたしだけといわずに誰でも素敵だなって思えたら、どこででも誰とでも生きていけるとエステルさんは思うんですけどね?

望みに裏切られて尚何度でも笑っていられるというのならいくらでもお付き合いしますが……でも信念のために自分の平穏売り飛ばすやつのそばに居続けられるのは同じような信念持ってて同じように平穏を売り飛ばせる奴だけですよね、結局のところ。
(すがるような目を躱すように、視線をそらした。)

当たり前になってしまえば疑問はないですし、それが明確な目的をもっているならば巻き戻しても同じことしてると思いますが、しんどいもんはしんどいです。

エステルさんが?贅沢?
少なくとも今は十分プチ贅沢もしてますし、相変わらず人に助けられて生きてますよ?
(ものすごーくよろこばしい、というほどテンションは高くもないが、全て嘘っぱちほどの不自然さもなく、平常通りの物言いだ。ただ、幾らか途方にくれて笑うしかないような色はなくもない)

一からオーブン立ち上げるのだるいから勤め先でついでに焼くのがいーのですよ。
(職権乱用。)
……そう思って貰えるなら嬉しいな。
(穏やかに微笑み返す。信じたというよりもそう在って欲しいという願い故の微笑みかもしれない)
敵か否か、勝てるか否か、生かすか殺すか、生き残れるか死ぬか。あとは食えるかどうかとか休む場所とか考えるくらいだったな。考えるというか生存本能そのままな気がしてきた。
依頼では良い人ばかりで俺の思い付く手段を口にしたら反対や非難の目が集まりそうで……敵と断定され討伐依頼が出ているなら手段など気にせず効率よく処理すればこちらへの被害だって減るだろう?
(撫でられるという経験自体がほぼないのか頭に?マークを浮かべながらされるがままに委ねている。撫でられている時も敵への対処を語る時も無垢な瞳に濁りはなく透明だ。)

そんな話を前に知人としたな。愛しく見るのではなく、俺達みたいなのでもその積み重ねを守ることくらいなら許されるのではないか、と口にした覚えがある。
(良い語らいの時間だったのか少しその時に思いを馳せる)
素敵な人はいっぱいる。ただ星に手が届かない事実はどうしようもないし、俺みたいなのに関わらせてしまうのもな。
(それは諦めというより当然のことという口調。自分に縁はなく、縁が出来ても迷惑をかけてしまうだけなのだからと。)

…………(視線をそらしたのを見て持ち直し、優しくふっと微笑む)
強要などしないし、俺みたいな未熟者が迷わずに居られる保障などあるわけもない。
何より、エステルさんに辛い思いをさせてまで進むべき道かと問われたら俺は否と言うだろう。守りたいと思う熱をくれる人達を苦しめてどうするというんだ。
……皆が心を休める場所(存在)で在りたい、最初はそんなことを思っていた気がする。
ここのところ少し、戦いに身を投じ過ぎていたのかな。
(理想の時とは反対に心地良い夢を語るような穏やかな姿だ。どちらも大切な人のためというのは変わらない。理想と本人の気性が合っていないのかもしれない。今では逆にエステルさんに気にするなと伝えそのまま包み込んでしまいそうな暖かさがある。)

プチ贅沢か。満開の笑顔、というわけではなさそうだ。
「今」でないなら「未来」への展望か、振りきれない「過去」か。
「変わらず」人の手を借りなければいけないことか。
(落ち着いた紫の瞳はエステルさんの中に溶け込むような、逆に深く彼の中へ沈んでしまいそうな不思議な感覚を携えながら、ただその瞳にエステルさんだけを映す)
山賊を山ごと焼く派です?その後土砂崩れと砂埃で村人にロクなことないですよ?
みんなはいい人以上に勝利以上を欲しがってるだけですよ。危ない橋渡ってでも大成功のほうがお金もらえますし、良い勝ち方しないと次の仕事につながらない。
(茶化すように言うと、ポンポンと撫でてから手を離す)
楽しみや喜び、望みがないなら過程がラクな道に逸れていることにも気づけない。ならばどこに成功があるというのでしょう。

……どうも人のふりをすれば人になれるだなどという思い違いを聞かされているようなきがしてきました。
台本上で求められることを理解出来ていないんならそれは役者としちゃ三流以下の棒読みでしかない。その上で「出来ないから自分は木でいいです」みたいな、なんとも志の低い。
(違和感を整理するために、半ば独白めいて口にした。)

……。
………。
(しばしの無言。)
(相変わらずいつものように笑っている。何もかもするりと受け流すような、或いは全て些事であると高みから見下ろすような。)
別になんてことはないのです。
長い長い小説を読み終わったような、そんな気分というだけですとも。
ちょっと自分が望んだ結末ではなかったですが、それだけです。
(過去にある、といえばあるのだろう。ただ、小説と称するように今の彼女の心情から過去の現実は乖離しているのだろう。)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM