ギルドスレッド
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噴水前の歌広場
どうしたのカタラァn……いったぁ!? ちょっと、痛い痛い!(胸に飛び込んできたカタラァナの勢いが傷に響くし、こすりつけられるたびに包帯がズレて痛い。思わず声を上げながらも、つっぱねることはせずに、カタラァナから離れてしまった自分の手を。お返し、というように背中に回して、ぎゅううっと力を込めて抱きしめ返す。紛れもなく、その胸の奥にある心臓は、熱く鼓動している)
ちょっと、どうしたのよ、もう(わかっていても、そう言わざるを得ないのはいつもの癖で、照れ隠しもあって。それと同じくらい、カタラァナの落とした楽器が船上を滑っていくさまに少し気をとられて
ちょっと、どうしたのよ、もう(わかっていても、そう言わざるを得ないのはいつもの癖で、照れ隠しもあって。それと同じくらい、カタラァナの落とした楽器が船上を滑っていくさまに少し気をとられて
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水しぶきは白く、顔を撫でて、なのにまるで弾かれるようにその肌を通り過ぎていく。それは、生まれた時からの習性のようなものだった。
だから、感情だって当然のように受け流して生きて来た。そうやって生きていけると思い込んでいた。
だが少女は、今生まれて初めて思い知ったのだ。
ほんとうに生まれた心というのは。
生まれて初めてのともだちだなんて、そんな重たくて苦しいものをこんなに大きくなってから得てしまった歪な心というのは。
こんなにも重たくて、苦しくて、熱くて、それが胸の奥のそこからしゃくりあげるように生まれてくるものなのだということを。
荒波の中、仲間たちに大声を上げて、がんばろう、がんばろうと今まで生きてきて初めてその言葉を本心から用いながら叫んでいた彼女を、ほんの数刻だけ別れていた---たぶん、一生分別れていたような気のする、赤い瞳が見つめていた。
だから僕は、うたうことすらできなかったんだ。
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参加者向けハンドアウト:
ここは、絶海龍リヴァイアサンに立ち向かう海洋の軍艦の上です。
ここは、幾度かの攻撃を負え、補給と負傷者の後送の為に後退しており、次の出撃まで幾許かの余があります。
あなたは、伝説の海賊ドレイクとの協約を見事取り付け、海洋の艦へと戻ってきました。
あなたの目の前には、彼女がいます。
彼女は、必死に抱えていた楽器を取り落としました。