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at no.9
大したことじゃないよ。
私、やっぱりお母さんに嫌われてるのかなあとかそんな些細な疑心暗鬼。
そんなわけないのにね!
まあ気乗りしないというよりは、あんまり甘えすぎないようにしたいだけだから!
だからはい、今度こそここまでー!
(両手の指でバツ印を作って笑いながら)
ふふ、それならその内にその凝り性の成果を見せてもらわないと!
うるさいくらいが上等だよ!その方が楽しいものね!
私だってそれなりにこだわりもあるもの!きっとうるさいよ!
(冗談めかすように喋ったあと、少し遠くを見るようにして)
そうかな?
私、兄さんのことはもういつでも手放しですごい!って言ってるつもりだけど!
そうだねえ、いつか、話してみてほしいなあ。
そのためにはまずは兄さんに帰ってきてもらわないとなんだけど!
本当にどこ行ったのやら!
私、イレギュラーズとしてだいぶ頑張ってるんだからそろそろ顔見せてくれてもいいと思うんだけどなあ!
(なんて、と笑って付け足し)
「こっち側の人間」か……
私は、あっち側とかこっち側とかそんな区別は考えたこともなかったけど、きっとそうでない人もいるんだよね……
(少しうつむいて考える仕草をして)
ともかく、シラス君が何か考えたのなら、私で良ければ聞くよ。
ううん、聞かせてほしいな。
たぶん、私にとってもきっと聞いたほうがいい話なんじゃないかなって思うからさ。
シラス君のことをよく知るためにも、この世界のことをよく識るためにも。
もちろん、その思い出の場所の景色を楽しむためにもね!
(返事になってるかな?という言葉にうなずいて軽く微笑んで)
大丈夫。ありがとう。
わかってるんだ。私だってさ、シラス君がもし命を掛けてまで何かをしようとしたら、きっと止めようとしてしまう。
自分勝手だよね、本当に……。ごめんね。
(少し黙り込んだあと、ゆっくりと)
……例え私にとって見ず知らずの人でも、手に負えなくても。
それは手を差し伸べられた人にとっては何であれ微かな希望の光なんだ。
それが消えてしまうのは……本当に辛いから。それを知ってるから。
だから、私は差し伸べた手は引きたくない。
灯した光には最後まで責任を持ちたい。
それだけなんだ。
……なんて、格好つけるには何もかも足りてないけれどね!
こないだも、このまま死ぬって思ったら本当に……怖かったから。
(少し重い空気を取り繕うように笑う)
私、やっぱりお母さんに嫌われてるのかなあとかそんな些細な疑心暗鬼。
そんなわけないのにね!
まあ気乗りしないというよりは、あんまり甘えすぎないようにしたいだけだから!
だからはい、今度こそここまでー!
(両手の指でバツ印を作って笑いながら)
ふふ、それならその内にその凝り性の成果を見せてもらわないと!
うるさいくらいが上等だよ!その方が楽しいものね!
私だってそれなりにこだわりもあるもの!きっとうるさいよ!
(冗談めかすように喋ったあと、少し遠くを見るようにして)
そうかな?
私、兄さんのことはもういつでも手放しですごい!って言ってるつもりだけど!
そうだねえ、いつか、話してみてほしいなあ。
そのためにはまずは兄さんに帰ってきてもらわないとなんだけど!
本当にどこ行ったのやら!
私、イレギュラーズとしてだいぶ頑張ってるんだからそろそろ顔見せてくれてもいいと思うんだけどなあ!
(なんて、と笑って付け足し)
「こっち側の人間」か……
私は、あっち側とかこっち側とかそんな区別は考えたこともなかったけど、きっとそうでない人もいるんだよね……
(少しうつむいて考える仕草をして)
ともかく、シラス君が何か考えたのなら、私で良ければ聞くよ。
ううん、聞かせてほしいな。
たぶん、私にとってもきっと聞いたほうがいい話なんじゃないかなって思うからさ。
シラス君のことをよく知るためにも、この世界のことをよく識るためにも。
もちろん、その思い出の場所の景色を楽しむためにもね!
(返事になってるかな?という言葉にうなずいて軽く微笑んで)
大丈夫。ありがとう。
わかってるんだ。私だってさ、シラス君がもし命を掛けてまで何かをしようとしたら、きっと止めようとしてしまう。
自分勝手だよね、本当に……。ごめんね。
(少し黙り込んだあと、ゆっくりと)
……例え私にとって見ず知らずの人でも、手に負えなくても。
それは手を差し伸べられた人にとっては何であれ微かな希望の光なんだ。
それが消えてしまうのは……本当に辛いから。それを知ってるから。
だから、私は差し伸べた手は引きたくない。
灯した光には最後まで責任を持ちたい。
それだけなんだ。
……なんて、格好つけるには何もかも足りてないけれどね!
こないだも、このまま死ぬって思ったら本当に……怖かったから。
(少し重い空気を取り繕うように笑う)
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そもそも掃除の習慣の無かったシラスの部屋は気づけば散らかってしまう。
いや、ソファーサイドに積まれた本も、テーブルに散らばったチョコレート、リーフポッドにティーカップ、束ねられたメモに羽ペンだって、更には床に寝かされてる冒険用のリュックサックとブーツに、ソファの上で丸められた毛布まで、彼に言わせればソファから手の届く『ちょうど良い』場所に配置されていたのだが……ふと思い直して独り言ちる。
「アレクシアの家の本のこと言えないや」
今日は家で夕食を一緒する約束をしている。
この有様を見せてしまったらしばらく笑われてしまう気がした。
読みかけの本に栞を挟むと意を決して立ち上がり、それでも彼女が来ることを思うといそいそと片付けに手を付ける。
ようやく整頓が済んだ、もとい、雑物を全て寝室に放り込んだ頃には出窓から入ってくる秋の西日がダイニングをオレンジに染めていた。
(アレクシアさんとの1:1のスレッドです)