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憲兵団『月影』

【RP】護り方を探してる【アレクシアさん】

幻想の端っこにある古ぼけた廃酒場。
特に何かがあるわけではないが、入り口に掛けられた民族風の飾りが風に揺れてしゃらしゃらと音を立てた。

カウンターで物思いにふけっていた顔はすぐに切り替えられて。
「いらっしゃい。なんもないとこで悪いね」
そのまま歓迎するよと淡く微笑んだ。

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「なるほど……シキ君の『守りたい』という気持ちにはそういう根っこがあるんだね。
 暗い話だとか気にしなくていいよ。二度と大切なものを失いたくないという気持ちはとても大切なものだと思うし、それが聴けて良かったよ。
 むしろ、思い出すのは辛いことでもあると思うし」

 話をさせちゃってごめんね、と少し頭を下げる。

「でも……そうだね。そういう気持ちを持っているのなら、きっとシキ君はそのうちに自分なりの『守り方』を見つけられると思う。
 焦る気持ちがあるのはわかるよ。私も……守りたいと思った人を守れなかったことは一度や二度じゃないし、そのたびに『もっと強くならなきゃ』って無力感や焦燥感に苛まれるもの」

 焦ってもどうしようもない、というのはわかってる。
 ただ、少しくらい焦ったっていいんじゃないかとも思うけどね、と付け足して。

「無理に気持ちを抑え込もうとしたって、私達はそんなにうまくやれないんだから……
 なら、焦る気持ちも力に変えてやるってくらいでいいと思うんだ。
 ただ……自分の気持ちの根本だけは……『二度と大切なものを失いたくない』という想い。
 それだけは絶対に忘れなければ、道を外さなければ、きっとだいじょうぶ!」
 
 少し元気づけるように笑いかけながら言葉を返す。
 焦りは無理に繋がりやすいけれど、少しくらい自分の感情を肯定してやることもきっと必要だと思うのだ。

「それにしても、シキ君の『守りたい人』の気持ちは少しわかる気もするなあ。
 私もきっと、『守る』と決めたら何があろうと守ろうとすると思うから。
 強いとか弱いとか関係なくて、『守りたい』と思ったから守る……それだけなんだ。
 そしてそれはきっと、シキ君の想いにも通じる物があると思う。
 今は実感しなかったとしても、いつか同じように思うときが来るんじゃないかな」

 おお、なんかこういう風に言うと先輩っぽいね!と少しもったいぶった言い回しをしたことを、笑って照れ隠しをしながら。

「それはそうと、かっこいいかあ、ふふ、ありがとう。
 そう言ってもらえるのはとても嬉しいな!
 少なくとも、ヒーローは人前じゃあかっこよくないといけないからね!
 でも、今は一人の友達としてここにいるからね。他に聞きたいことがあれば何でも答えるよ」

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