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憲兵団『月影』

【RP】護り方を探してる【アレクシアさん】

幻想の端っこにある古ぼけた廃酒場。
特に何かがあるわけではないが、入り口に掛けられた民族風の飾りが風に揺れてしゃらしゃらと音を立てた。

カウンターで物思いにふけっていた顔はすぐに切り替えられて。
「いらっしゃい。なんもないとこで悪いね」
そのまま歓迎するよと淡く微笑んだ。

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「ふふ、不安というより、少し冒険したみたいな気分で楽しかったかな!
 なるほどね、そういう経緯でここにいたんだ。確かに静かで落ち着くにはいい場所だなって思うよ。
 っと、ケーキは大丈夫そうだね!よかったよかった!」

 輝く瞳と、添えられた言葉を聞いて、嬉しそうに笑顔を浮かべる。
 並べられたお皿にそれぞれ季節のフルーツをたっぷり使ったケーキを並べれば、準備は万端だ。

「口に合わなければ私が2つとも食べちゃおうかと思ったけどその心配はなさそうだね」

 冗談めかしたように、さらに笑ってから改めて席につく。
 それから、準備が整ったティーセットを見て一つ頷き、隣の少女に話を促す。

「さてさて、それじゃあそろそろお話を聞いても大丈夫かな?
 あっ、あんまり肩に力を入れなくてもいいからね!
 友達とお茶会でもするくらいの気持ちで!」
 
 大事な話だけど、まずは自然に話せるのが大事だと思うがゆえに。
 せっかくのケーキやお茶の味がわからなくなってももったいないしね、と笑いながら付け足した。

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