うーええす（ふーらふら―揺れながら店の戸を開けてやってくる）

あら、こんばんは。……そのような表情をしなくてもいいのではないでしょうか？
（クラカを見て首を傾げた）

おう……え、いやおう？（とCの字の手でオデットを指しながら店主の方を見る、同様からか胴体のメーターが全種類激しく動く）

クラカがぶっ壊れそうだな・・・

腹にたまるより胸にカッとくる酒は

良かったな、何本か用意しといてやるよ。

ああ、会場は町外れでしたものね。
パーセルさんのギフト込で何度か行き来すれば、そういう事も出来ますか。
（成る程、と頷く）
茶菓子作りですか？確かに出来なくはないですけれど……
かと言って凄く上手という程でも無いのですよね。お手伝いなら喜んでですけど。
（計量とかは得意ですよ、と小さく笑う）

おおーそいつはいい。抱えて飲まねぇとな

や、開いてるかい？（カランコロンと扉を開けて入って来る）

計量ができりゃ上等だ。毎回菓子作りにゃ菓子どころか手を焼かされてるからな。手伝いがあるってのはそれだけ心強いぜ。

用意はしとくが、あんまり調子に乗って飲み過ぎるなよ。酔い覚ましの水が足りなくなっちまったら川の水飲ませるからな。

よ、よう（と来た姿に手を挙げる、なんかまだ動揺しているようだ）
俺はまぁ飲み専だわなぁ、まぁなんか手伝えるかもしれねぇけどよ！

おーす、エクリア嬢ちゃん。

そいつぁ大変だ。川の水飲みほす程の酔い覚ましとあっちゃ、酒が足りねぇな。

こんばんはですよ。
（エクリアに軽く会釈で挨拶する）
そうですね……そういった細かい量を計って作るような事は昔からやっていたので。
色々と作って楽しんでもらえるようにしないとですねっ。

クラカの旦那に飲ませる牛乳はともかくとして、芸術家の旦那に飲ませる酒は俺が用意する物以上は自前で持ってきな。郊外だから、あんまり調子に乗って持って来すぎると酒を飲む前から潰れちまうけどな。
（言いながら、ようやく氷でよく冷えたミルクをスープ皿に注いでストローを添え、クラカに出す）

お、今日からアイスミルクか、良いじゃねぇか、あんま発熱しすぎも良くないっちゃぁ良くねぇからよ（言いながらストローをドッキングして飲み始める）あぁぁぁぁぁ、冷えてるのも良いもんだぜ

うん、皆もこんばんはだよ。（皆に挨拶をしながらカウンターで歩いてきて）ふむ？お酒や飲みの物の話かい？（カウンターに座りながら、振り向くように皆を見渡して）

最近は夜になっても死ぬほど熱いからな。あんまり冷やしすぎるのも良くねえが、ちょっとばかし飲み物で涼を取っても罰は当たらねえさ。
なんだ、アグライアの嬢ちゃんは量り売りでもやってたのか？　薬草だとか……

そうですね、後は来週のイベントについてでしょうか？
バーベキューをやるそうなので、その関係の話題が多いですね。
（店内に貼られたバーベキューのチラシを指し示す）

あー…何と言いますか。薬草関係は当たりなんですが、売る方ではなく作る方でしたね。
その関係で細かい作業なんかは嫌いじゃないんです。
（この世界では大分ご無沙汰ですが、と苦笑いしてカフェラテのカップを手に取る）

ばーべきゅう……ああ、確か浜辺で食材を焼くアレだよね。私も前にどこかで聞いたことがあるけれども……なるほど、例のイベントの時にそれもやるんだね。

そういうこった。どういう飲み物持ってきゃ良いかなってな。カフェラテは……まあ、頑張りゃいけるか。エスプレッソ抽出してフォームミルクをどうにかすればできるしな。
せっかく水着がどうとか夏の祭りだしな。先週、ちと楽しんだらどうだろうって話になったんだ。

重たいんだよなぁ・・・樽。

どうせ焼くならやっぱ肉だな。肉。

おぉ、カフェラテ屋外でも行けるもんなんか、そりゃまた新鮮な話じゃねぇか

肉はサーシャの嬢ちゃんが用意してくれるって話だしな。今頃狩りでもしてるんじゃねえのか？

まだやってる？（のそのそ）

おや、外でも君のカフェラテが飲めるなんてすばらしいじゃないか。私も手伝いくらいならするよ。……力仕事以外なら。

まだやってるぜ。いらっしゃい、エゼルの嬢ちゃん。

ああ、エクリアの嬢ちゃんにはとっておきの仕事があってな。（バックヤードから束になったチラシを持ってくる）これを適当に常連客に届けておいてくれや。ざっくり告知係だな。

よかった。冷たいお茶……アイスティーだっけ。もらえる？

ヨーォ、エゼル。今日は一段とバテてんな

へえ、これはまた……私におあつらえ向きの仕事と来た。ふふ、お安い御用さ……しかし、その用意周到さ、最初から頼むつもりでいたのかい？（ふふっと意地悪そうに笑いながら）
ああ、エゼルもこんばんはだよ。

暑い暑いいってたけどもうだめ。元の世界の気温の倍あるもん。

はいよ。（ピッチャーからアイスティーを注ぐと、ミルクや砂糖を添えてエゼルに出す）
怯えた猫みたいだったエゼルの嬢ちゃんも、夏にやられたのもあるんだろうがだんだんと慣れてきたな。

気温が倍ってのもすげぇな、そんな涼しい世界だったんかアンタんとこはよ（言いながらズルズルとミルクを飲む）

こんばんはですよ。この暑さは本当大変ですよね…
（エゼルに軽く会釈する）

ほんとに。……だれがおびえた猫ですって。

まぁこんだけ暑けりゃな……夜も夜で寝苦しいからな

怯えた猫じゃなきゃ震えるリスだな。どっちみち小動物にゃ変わりねえか。
いくらか涼しいとは言え、やっぱり熱いっつーかじっとりしてるのがどうにもいけねえな。

いやぁ、こういう日に街で暑そうな奴ら見ると肉の体も大変じゃねぇかと思っちまうぜ

小動物か・・・（エゼルを見る）似合うな

ここ以上に暑いとなると、そりゃあ確かに干からびてしまうかもしれないね……。

砂漠の国はもうちょい暑かったが、それでもカラッとした気候だったもんでここまでジメジメしてなかったしな。
（抽出したエスプレッソにスチームミルクを垂らして、ピンで泡をすくっていく）
……うし、できた。ほらよ、エクリアの嬢ちゃんのエスプレッソ。冷えてるからもう飲めるぜ。（スイカのラテアートを描いたアイスカフェラテを、タオルと一緒にエクリアへ出した）

おっと、そろそろ俺は失礼するぜ、じゃぁマタ来週楽しみにまってるぜ、まったよー（ブリキロボがドアをエイこら押して立ち去る）

おや。（冷えたカップを受け取りながら嬉しそうに笑う） ふふ、気が利くねマスター。流石、私の友人であり理解者だね。（タオルで手を拭きながら甘そうに描かれたスイカの絵を眺めた後、ラテアートを崩さないよう少しだけカフェラテを飲んで幸せそうな表情を彼に向けた）

お休みなさい、クラカ様。
……私も大分眠気が来ていますね、この辺りで失礼しようかと。
（カウンターにカフェラテの代金を置くと、バックヤードに下がっていく）

おっと、おやすみさんだぜ

はいよ、また来週な。バーベキューする前にスクラップになるんじゃねえぞ。
アグライアの嬢ちゃんも階段で寝るんじゃねえぞ。また明日。

夏には冷たい商品を。商売の基本だろ。（大したこたしてねえさ、と顔を逸しながら応える）

二人ともお疲れ様、お休みなさいだよ。（バックヤードと外へと帰っていく二人を笑顔で手を振って見送りながら）
……ふふ、そういうことにしておいてあげるよ。（ちろっと舌を出し、悪戯猫のような不敵な笑みで自身の舌を人差し指で示すようにしながらそう応えて）

……ったく、どっちが理解者なんだか。（マグカップで口元を隠して、ぼやいた）

ま、なんにせよ祭りは明日、来週にはバーベキューだ。楽しみにしておこうぜ。

さて、それじゃ俺も帰るかね。まーたなー（小銭を置いてふらふら歩いていく）

はいよ、芸術家の旦那もまたな。川遊びする前に側溝に足突っ込むなよ。

ふふ、素直じゃない君が悪いんだよ。（くっくっくっと喉を鳴らした後にカフェラテを飲み切って、カップをテーブルに置く）

さて、私も今日はこの辺りでお暇しておこうか。来週に向けて、今週の仕事もしっかり終わらせなくっちゃだしね。（代金を懐から取り出し、カウンターに置いて）

はいよ、またな。明日のコンテスト、どうせ水着着るんだろ？　期待しといてやるよ。
（エクリアを見送ると、吐息して、店の扉に掛かった看板を「Closed」にひっくり返した）

（死んでたところをこっそり帰る）