シックで落ち着いた雰囲気の店内。
「いらっしゃい。今日は何にする？」

ほい開店ーっと（出入り口の鍵を開けて、「CLOSED」の板を「OPEN」にひっくり返す）　さあて、ラテアートの練習でもするかねえ（おもむろに電気式エスプレッソマシンでエスプレッソを淹れ始める）　今日の絵柄はどうするかなぁ

Master（良い発音）水道水をロックで

（小柄な銀髪の学者らしき人を見て、なんだこいつという顔をする）　いらっしゃい。それただの氷入れた水じゃねえかよ。（突っ込みを入れつつ、律儀に水と氷の入ったコップをカウンターに出す）

（コップを受け取り一息に呑む）Goodだ。水はいい。命の源だ。そして私は天才だ。間違えた。フニクリ＝フニクラという。喉が渇いて困っていたところ天才的にこの喫茶店を見つけて入ってきたというわけだ。DoyouUnderstand？

OK、OK、アイシーアイシー。フニクリ＝フニクラね。まあ運が良かったじゃねえの、行き倒れる前にここに来られて。（愉快な客が来たものだとくつくつ笑う）ご注文は他にあるかい？

愛をください

すまねえけどそれは品切れだ。よそを当たってくれ。（苦笑しながら手をひらひらと振る）

水はあるというのに愛はないという。形がないものは商品になりえないとでも？あぁ悲しきかな物質社会。なんか軽食でもください。とんこつラーメンとか

軽食って言うのにとんこつラーメンって重いなぁ！？　悪いがここは喫茶店でね。サンドイッチで良いかい？

私は軽く食べられるからね？サンドイッチか。パンに麺を挟むとはさてはツウだね？

オーッス。小腹空いたから来てみたが…また随分と深夜にクソ重いもん頼んでるな。

邪魔するわね（入店して先客とマスターを交互に見る）
……本当に邪魔したわね（踵を返して店を出ようと）

なんでとんこつラーメンをサンドする方向性なんだ……（違う違うと手を振る）　ちゃんとしたBLTだっつの。焼きそばパンよりも無茶がある。　（入店してきた2人に気付いて）いらっしゃい。帰るな帰るな。ご注文は？

形容し難い雰囲気だったからつい……（店内に戻り席に座る）
カプチーノ、それに軽食をちょうだな、BLTでいいわ。

無茶を通して通りを引っ込めるのが俺たちだろ！？そうだろ、マツ！（サンドイッチもぐもぐ）BLT。べらぼうに　リトルな　タイムマシン。美味い、もう一枚！ふむ、形容し難い。なかなかいい雰囲気の喫茶店だと思うが。ほら、あの入口に飾ってある大型有角哺乳類の頭骨とか

誰だよマツ。……店を褒められるのは悪い気はしねえが、形容しがたいのは多分店に飾った鹿の剥製じゃなくてお前なんだよなぁ（カプチーノを淹れる待ち時間でBLTサンドに着手する）　とりあえず2人分。“ベーコン”、“レタス”、“トマト”だ。そっちのお嬢さんにはカプチーノで……。フニフニさん、飲み物は？

どうもありがとう。（カプチーノとBLT受け取り）
とりあえずマスターはご明察。まぁ私も店の雰囲気は良いと思う。（カプチーノに口をつける）
……カプチーノの味も良いわね、今後も贔屓にさせてもらうわ。

この店来て早々変な奴見つけちまった俺の気持ちはどうすりゃいいんだ…（気怠そうに溜息）あーっと、俺は…とりあえず甘えもんを適当に見繕ってくれ。あとカフェラテくれ（洒落たものは知らないので適当な注文をする）そういやここ禁煙だっけか？

おっ、お姉さん嬉しいこと言ってくれんじゃねえの。美人さんが来てくれりゃあ店も華やぐってもんだ。今後ともご贔屓に。（けらけらと笑う）　悪いな、オールドワンの旦那。それなら窓際の席で窓を開けて吸ってくれや。最近その辺りに厳しい客が増えてなあ。ああ、ホットケーキぐらいで良いか？

喫煙者にゃ厳しい世の中ですこと…ま、一部の馬鹿野郎が散々馬鹿やった結果だから仕方ねえか。後で窓際で吸っておくわ（肩を竦めて）メープルは多めにしといてくれ。

はいよ、メープル多めね。（材料を出して、早速作り始める）にしても、好奇心で聞くんだけどさ。旦那は上半身が機械だが、タバコだとかメープルだとかってのはやっぱりそういうのを感じる物が備わってるのかい？

ベーコン、レタス、トマト。なるほど、なるほど？暴力的だ。（むっしゃむっさ）え、何。フニフニさんって私の事？なんてことを言うんだ、可愛いじゃないか。ご褒美に飴をあげよう。今持ってないから適宜自分で補充してくれ。そこのメカメカしいお兄さんは人のことを変って言うものじゃないよ。店の入口に大型有角哺乳類の頭骨を飾る趣味を持ってるけど気のいいマスターじゃないか

暴力的って言う割にはむっしゃむしゃ食ってるじゃねえか（段々と独特なノリを掴んできたのか、けらけらと笑う）そいつぁどうも、そのアメはありがたーく勤務時間後にでも探して舐めておくさ。……で、フニフニさん。あんたは――いや、あんた“も”？　オールドワンなのかい？

お世辞も上手なのね。ありがとう。
ベアトリクス=エッセル=グーデリアよ。
鹿の剥製はインテリアとして悪くないと思うんだけど
…っていうかその大型有角哺乳類って言い方やめない？

大型有角哺乳類っ言いづらくねえか…？俺は言いづらいと思うから鹿って呼んでおくわ（入口のはく製を見つつ）まあな、機械人間つっても…味覚もあるし食感も感じる。性欲も睡眠欲もある。俺ぁもともとは生身だったから、そういう人間らしさがなくなると味気なくてね。今ちょいと人工皮膚の新調中で機械部分の多くが出ちゃいるが、普段は一部しか見せてねえ。

グーデリアのお姉さんね。よろしく。……そういや名乗ってなかったな。この店の店員をやってる、パーセル・ポストマンだ。よろしく。
（イスカイアの話に耳を傾け）へえ、オールドワンって種族もやっぱそこら辺はおんなじなんだな。よっ、ホットケーキ仕上がりっと。お待たせ、メープルの入った瓶はここに置いとくな。

確かに言いづらい。言いづらい、が……。効率だけを求めるのが人生ではあるまい？だから私はあえて大型有角ほにゅ言いづれーな鹿でいいわ鹿で（サンドイッチもっさもっさ）んで？私が？オールドワンだと？ふははは、よく気づいたと褒めてあげようじゃないか。ご褒美にこのBLTサンドをあげよう

発起人が拘りを曲げやがった……（呆れた顔でフニクリを見て）お、ホットケーキさんきゅー（メープルを垂らしながら）そういうパーセルは……見た感じカオスシードにしか見えないな。

お邪魔するぞ……？（そっと顔を出し）

しかも今こいつ食いかけのBLTサンドを褒美に取らせようとしやがったぞ（いらんいらんと手をパタパタ振る）　ああ、俺は純正のカオスシードだな。意外と見ないんだよなぁ、カオスシード。（言いながら、新たな来客に気付く）　いらっしゃい。なんだ今日はやけに美人なハーモニアが集まる日だな。ご注文は？

ええ、よろしくね。そちらのお二人さんもね。
（顔を出した来客に気付き）あらご同族ね

お前あれだぞ。私の口内粘液が付着してるとか値千金だろうが。（もっしゃもっしゃ）