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樹上の村

【RP】小さな祝宴【1:1】(シラス君と)

「これでよし、と!」

ツリーハウスの食卓に並べられたのは、大小いくつかの料理。
普段は自分だけだから、と使っていないスペースのほうが多いこの食卓も、客が来る時は大忙しだ。
ファルカウを取り戻したことでどうにか再開した『フローラリア』から頂いたケーキも並べ、準備は万全。

「後はシラス君を待つだけ、だね!」

ハッキリと時間を約束したわけじゃないので、どうにもソワソワと窓から外を伺ってしまう。
そろそろ来る頃だろうか……ファミリアーには、見つけたら戻ってくるようにと伝えてあるのだけれど……

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「それはそう、一緒にいると色々と口にする機会が増えるし。
 何でも食べられた方が楽しいからね。
 アレクシアも俺のおかげで少しは食べる量が増えてたりはしない?」

彼女の小食は、時々心配になる。
食生活は他人のことを言えたものではなかったのでこれもお互い様なのだが。

「でも折角ならとびきりを紹介したいじゃん?
 ベテランの冒険者でも驚くような場所を考えておかなくちゃ」

こんな話を出来るようになるとは確かに思っていなかった。
励ましの声をかけた時に考えていたのも、突き詰めれば、終わらせ方の問題だ。
それが、今は、こうして笑い合える。

「はは、つねったら駄目だよ。夢なら覚めて欲しくないしさ」

今回は夢を行き来するような冒険まであったので笑えない。
けれど、絶対に現実だ。
アレクシアがそれを成し遂げたのが自分のことのように誇らしい。
これがもう半分だ。

「ファル・カウもにも思い入れが出来ちゃったよ。
 深緑のことをこんな風に感じる日が来るとはちょっと考えてなかったね。
 そうだ、今度はアレクシアが紹介してよ? プルウィアの霊樹みたいなのとか」

去年の今頃だったか。
フランツェルに連れられた深緑の夏祭りを思い出す。
ああいう穏やかな日も悪くない。

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