ギルドスレッド
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樹上の村
アレクシアが少しの逡巡の後に小さく頷いてくれたのを見てパァっと表情を明るくして笑う。
「……良いの? やった! 今からすごく楽しみだー!
がっかりだなんてありえないぜ!
でも、アレクシアがそこまで言ってくれるなら、俺も負けてられないね!」
舞踏会の招待状ならもう手に入ってるけれどやることが多い。
急ぎで衣装を仕立て、立ち振る舞いをお浚いして、シャイネンナハトまで大忙しだ。
「それに俺達はさ……きっとこの先に改まった場所に立つ機会も増えるだろう?
ローレットの人間なら無礼講みたいな場も多いけれど、作法は覚えておくべきだと思うんだ。
だから一緒に練習しようよ、今回はその一歩ということでどう?」
実際にこの1年間で自分という人間を大きく売り出せた手応えは感じていた。
掴みかけたこの機会をみすみす手放すようなことはあってはならない。
十分に備えておかなくては。
「……良いの? やった! 今からすごく楽しみだー!
がっかりだなんてありえないぜ!
でも、アレクシアがそこまで言ってくれるなら、俺も負けてられないね!」
舞踏会の招待状ならもう手に入ってるけれどやることが多い。
急ぎで衣装を仕立て、立ち振る舞いをお浚いして、シャイネンナハトまで大忙しだ。
「それに俺達はさ……きっとこの先に改まった場所に立つ機会も増えるだろう?
ローレットの人間なら無礼講みたいな場も多いけれど、作法は覚えておくべきだと思うんだ。
だから一緒に練習しようよ、今回はその一歩ということでどう?」
実際にこの1年間で自分という人間を大きく売り出せた手応えは感じていた。
掴みかけたこの機会をみすみす手放すようなことはあってはならない。
十分に備えておかなくては。
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秋も終わり、冬が差し迫る頃。
ツリーハウスの窓から差し込む夕陽に目を覚ます。
「……また寝ちゃってたのか……」
あの激しいカムイグラでの決戦を戦い、最低限の事後処理を終えて家に着いたのは数日前のことだったか。
とにかく今は、身体が休息を欲していた。
元々体力に自信がある方ではなかったことに加え、自凝島の脱出行からさして間をおかずに大きな戦いに臨んだ身体はもはや気力だけで動いているような状態だったのだ。
なればこそ、帰り着くやいなや糸が切れたように眠りこけていたのも当然で、一度目覚めてからも寝る以外の行動は最小限だった。
「おなかすいた……」
ベッドから抜け出そうと、ゆっくりと身を起こす。
寝起きと疲労で曖昧な意識のなかでも、何か食べなければという気持ちだけは確かにあったのだ。
(シラス様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)