ギルドスレッド
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樹上の村
「うん、舞踏会……」
オウム返しに頷く。
さっきまでのフワフワした表情が戸惑うように固まるのが見えた。
誘いを些か急ぎ過ぎたろうか。
「俺も作法とか勉強し始めたばかりだけれど、それまでに身につけておくよ!
だから分からなくても教えるから大丈夫!
ううん、一緒に練習しよう、きっと楽しい!
それにドレスだって……絶対に誰よりも綺麗だから!」
慌ててベッドサイドでまくし立ててしまった。
あーあ、今日は看病しに来たはずなのに。
オウム返しに頷く。
さっきまでのフワフワした表情が戸惑うように固まるのが見えた。
誘いを些か急ぎ過ぎたろうか。
「俺も作法とか勉強し始めたばかりだけれど、それまでに身につけておくよ!
だから分からなくても教えるから大丈夫!
ううん、一緒に練習しよう、きっと楽しい!
それにドレスだって……絶対に誰よりも綺麗だから!」
慌ててベッドサイドでまくし立ててしまった。
あーあ、今日は看病しに来たはずなのに。
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秋も終わり、冬が差し迫る頃。
ツリーハウスの窓から差し込む夕陽に目を覚ます。
「……また寝ちゃってたのか……」
あの激しいカムイグラでの決戦を戦い、最低限の事後処理を終えて家に着いたのは数日前のことだったか。
とにかく今は、身体が休息を欲していた。
元々体力に自信がある方ではなかったことに加え、自凝島の脱出行からさして間をおかずに大きな戦いに臨んだ身体はもはや気力だけで動いているような状態だったのだ。
なればこそ、帰り着くやいなや糸が切れたように眠りこけていたのも当然で、一度目覚めてからも寝る以外の行動は最小限だった。
「おなかすいた……」
ベッドから抜け出そうと、ゆっくりと身を起こす。
寝起きと疲労で曖昧な意識のなかでも、何か食べなければという気持ちだけは確かにあったのだ。
(シラス様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)