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樹上の村

【RP】動乱終わりて【1:1】(シラス君と)

「んん……」

秋も終わり、冬が差し迫る頃。
ツリーハウスの窓から差し込む夕陽に目を覚ます。

「……また寝ちゃってたのか……」

あの激しいカムイグラでの決戦を戦い、最低限の事後処理を終えて家に着いたのは数日前のことだったか。
とにかく今は、身体が休息を欲していた。
元々体力に自信がある方ではなかったことに加え、自凝島の脱出行からさして間をおかずに大きな戦いに臨んだ身体はもはや気力だけで動いているような状態だったのだ。
なればこそ、帰り着くやいなや糸が切れたように眠りこけていたのも当然で、一度目覚めてからも寝る以外の行動は最小限だった。

「おなかすいた……」

ベッドから抜け出そうと、ゆっくりと身を起こす。
寝起きと疲労で曖昧な意識のなかでも、何か食べなければという気持ちだけは確かにあったのだ。

(シラス様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)

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「だろう? 上手く焼けたと思ったもん」

食事を終えた彼女につられて自分も笑顔になる。
何だか大げさなようで可笑しかった。
でもやっぱり褒められると嬉しいのだ。

「うんうん、俺がやって良いなら掃除くらい簡単……うん、多分」

張り切った声が尻窄みになっていく。
簡単なら自分の部屋の掃除も何とかしろという話だ。
慌てて次の話題に乗っかる。

「アレクシアはあんな目に遭ってたんだから仕方ないよ。
 俺も今回は先の遊びのことなんて考えられなかったから。
 でもね、前から実は誘いたかったことがあってさ……」

一呼吸。
彼女とはもう付き合いが長い。
それでも改まった誘いをするには今も少し気が張った。

「毎年シャイネンナハトになると王都の歌劇場で舞踏会があるんだ。
 とても綺麗な場所らしいよ、俺達もお洒落して一緒に参加してみない?
 えっと、つまり……エスコートさせてもらえますか?」

そう言ってまた彼女をじっと見る、期待を込めて。
今日はこんな顔ばかりしている気がした。

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