ギルドスレッド
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樹上の村
「えっ……ダメだよっ、まだ寝ていなくっちゃ。フラついてるじゃん」
起き上がろうとする動作がもう見た目に弱々しい。
毛布をかけ直すようにして身を起こすのをやんわり止める。
間近で見れば顔色だって血の気が引いたように真っ白だ。
「もっと早く来るんだったよ」
つい咎めるように唇を尖らせてしまうけれど質問に得意気に笑って返す。
よくぞ聞いてくれましたと。
「色々と買っちゃった、どうせちゃんとしたもの食べてないと思って……
俺が作ってあげるから休んでいなよ、お腹にやさしいものが良いよね?
スープとパンでいいかな、それにお粥も最近覚えたよ!
それとも他に何か食べたいものあったりする?」
実際にアレクシアの顔を見ればまだまだ眠たげだ。
今回こそは本当に疲れたのだろう。
代わりに何でもやってあげるから起きたら駄目。
今度は言葉でなく笑顔でそう伝えるようにベッドの側から離れない。
起き上がろうとする動作がもう見た目に弱々しい。
毛布をかけ直すようにして身を起こすのをやんわり止める。
間近で見れば顔色だって血の気が引いたように真っ白だ。
「もっと早く来るんだったよ」
つい咎めるように唇を尖らせてしまうけれど質問に得意気に笑って返す。
よくぞ聞いてくれましたと。
「色々と買っちゃった、どうせちゃんとしたもの食べてないと思って……
俺が作ってあげるから休んでいなよ、お腹にやさしいものが良いよね?
スープとパンでいいかな、それにお粥も最近覚えたよ!
それとも他に何か食べたいものあったりする?」
実際にアレクシアの顔を見ればまだまだ眠たげだ。
今回こそは本当に疲れたのだろう。
代わりに何でもやってあげるから起きたら駄目。
今度は言葉でなく笑顔でそう伝えるようにベッドの側から離れない。
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秋も終わり、冬が差し迫る頃。
ツリーハウスの窓から差し込む夕陽に目を覚ます。
「……また寝ちゃってたのか……」
あの激しいカムイグラでの決戦を戦い、最低限の事後処理を終えて家に着いたのは数日前のことだったか。
とにかく今は、身体が休息を欲していた。
元々体力に自信がある方ではなかったことに加え、自凝島の脱出行からさして間をおかずに大きな戦いに臨んだ身体はもはや気力だけで動いているような状態だったのだ。
なればこそ、帰り着くやいなや糸が切れたように眠りこけていたのも当然で、一度目覚めてからも寝る以外の行動は最小限だった。
「おなかすいた……」
ベッドから抜け出そうと、ゆっくりと身を起こす。
寝起きと疲労で曖昧な意識のなかでも、何か食べなければという気持ちだけは確かにあったのだ。
(シラス様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)