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ギルドスレッド

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樹上の村

【RP】動乱終わりて【1:1】(シラス君と)

「んん……」

秋も終わり、冬が差し迫る頃。
ツリーハウスの窓から差し込む夕陽に目を覚ます。

「……また寝ちゃってたのか……」

あの激しいカムイグラでの決戦を戦い、最低限の事後処理を終えて家に着いたのは数日前のことだったか。
とにかく今は、身体が休息を欲していた。
元々体力に自信がある方ではなかったことに加え、自凝島の脱出行からさして間をおかずに大きな戦いに臨んだ身体はもはや気力だけで動いているような状態だったのだ。
なればこそ、帰り着くやいなや糸が切れたように眠りこけていたのも当然で、一度目覚めてからも寝る以外の行動は最小限だった。

「おなかすいた……」

ベッドから抜け出そうと、ゆっくりと身を起こす。
寝起きと疲労で曖昧な意識のなかでも、何か食べなければという気持ちだけは確かにあったのだ。

(シラス様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)

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物音を立てぬよう気を使いながら大きく膨れた紙袋をダイニングテーブルに下ろす。
中身の様々な食材や飲料など。

「買い忘れは無い……はず」

それどころか明らかに買い過ぎている。
アレクシアはこんなに食べない、自分もだ……どうしたものか。

カムイグラからの帰還後、ギルドに顔を見せない彼女のことが心配でツリーハウスに押しかけてしまったのが数刻前。
自室で穏やかに寝息を立てているのを見つけて安堵のため息をつくと同時に寝顔を盗み見てしまった少し後ろめたい気持ち。
そのまま寝かせてやりたい思いがそこに合わさり、市場へ買い出しに足を運んで帰ってきたところ。

もう陽は傾いていたが部屋の明かりは未だつけられていなかった。
眠ったままだと思いテーブルに頬杖をついていた顔が彼女の起床の気配に表情を輝かせる。
椅子を引く音を立てて立ち上がり足早に彼女の元に向ってしまう。

「おはよう……ゴメンね、起こしちゃった?」

申し訳なさそうに謝るけれど目が合えばつい口元はつい緩んで。

「体の調子は平気かな、心配してたんだぜ」

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