ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
自由図書館
構わないよ。
(視線が細くなる。その重心は前方へわずかに傾く。
腰かける椅子と衣擦れが、蛇の這う音に似ている。)
本当ならルールのひとつやふたつ、賭け事のひとつくらいあれば、ボクとしても遣り甲斐があるが……それでは気楽とは程遠いからね。制限付きの雑談がちょうどいい。
ただし、『赤羽君』と『大地君』で一度に質問攻めをするのはやめてくれよ。
ニ対一で攻められちゃあ、さすがのボクでも話すことがなくなる。
(視線が細くなる。その重心は前方へわずかに傾く。
腰かける椅子と衣擦れが、蛇の這う音に似ている。)
本当ならルールのひとつやふたつ、賭け事のひとつくらいあれば、ボクとしても遣り甲斐があるが……それでは気楽とは程遠いからね。制限付きの雑談がちょうどいい。
ただし、『赤羽君』と『大地君』で一度に質問攻めをするのはやめてくれよ。
ニ対一で攻められちゃあ、さすがのボクでも話すことがなくなる。
99
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
ポストに括り付けてあるベルが、配達員の手により鳴らされる。
その音に、自由図書館司書、赤羽・大地は心当たりがあった。
馴染みの書店に、新刊を宅配するように注文していたのだ。
心待ちにしていた一冊。それを大事に胸に抱き、図書館内へと戻ったなら。
……そこに来客があったのだ。