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文化保存ギルド

【模擬戦RPスレ】書庫の屋上

書庫の持ち主、クラナーハ家はこの書庫は極めて頑丈に作られている。具体的には多少の砲撃ではびくともしないほどに。
当然、屋上は上から矢玉が降ろうとも、家主が暴れようともびくともしない。
冷たい石造りの屋上は、おあつらえ向きに白枠を作るように色違いの石を並べられているのは、鍛錬を忘れるなということか――

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模擬戦などにご利用ください。ルール設定などは各自ご自由に。
迷ったら
「1d100の出目勝負3本先取」
「好きなかっこいいタイミングで交互に1d100を振ろう」
【例】
A「これが わたしの ぜんりょく ぜんかい(1d100→60)」
B「ぜったい むてき ばりあー!(1d100→71)」

A「ばかな わたしの 衝術 が!」
B「くっくっく、無駄だ(1)」

B「ならばこの ばりあーを ちょくせつくらわせてやろう(1d100→70)」

先に1d100を振る側は交互にやると攻守の入れ替わりを演出できて面白いかも。

以上、ほどほどにね。ここ町中だからね。

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む――

(勝負は、始める前から既についていたのだ。

 小細工をすれば、投げ飛ばしてやるつもりでいた。
 既に一武人として大成しているものが新たに教えを受ける場合、最も邪魔なのはその部分だからだ。
 今までの方法論、成功体験、それらが悪いとは言わない。
 だが、学んでいる時はそれらの”先入観”を一度脇に置いておく必要がある。
 それを指摘してやるつもりだったが。

 半身の搆えから後ろ脚を引きつけ、両手両足が揃う。
 全身が緩み、然る後の弓歩冲捶は、絶海拳の基本に非常に忠実な一打だった。
 合中の開――閉じた身体は発力の為の力をスムーズに蓄え、開中の合――身体を開いて撃つ打撃は既に身体を閉じる為の力を蓄え、次の一打の準備を行う。
 そして半身で打つことで玄妙な螺旋の勁も身に纏う。
 それらはクレマァダの予想する半歩先の間合いと、正しい勁にて打っているが故の重さがあり。

 腹部に突き刺さるかに見えた打撃だが――折りたたんだ腕を滑り込ませて、クレマァダは腹を守っていた。
 言い換えれば、一打勝負を捨ててでも、この打撃は貰えないと思った。
 打撃を突き放しながら腕を振るい、自分は軽く後ろに下がる。
 痺れる腕を見て、うむ、と頷いた)

 絶海拳『波濤』――これにて成ったな。

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