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文化保存ギルド

今夜の喋り場・その57

私の部屋、ゲストと二人で喋る場所。

正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。

それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。

おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。

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生きてる人間と、死んでる人間はどちらも一方通行なのよ。
死者の思いは届かないし。生者の願いはわからない。
……私は結局アイツに何を求めていたのって言われたら。ちゃんと私を見ろとしか言いようがないわね。
だけどもう、死んじゃったんだし。好きにしていいと思うのよ。
死んだ相手に縛られるというのは、いささか苦しいわ。
それ、貴方もよく知ってるんじゃないかしら。
そうね、死んだ人に引きずられるのは嫌よねー。嫌よねー
(そうするとぶつぶつと考えながら)
ああああああああああああああああああああああああああああああ!
(大声を上げてしまい、いきなり立ち上がる)
(びくっとさすがに驚いて縮こまる)
んおお、ど、どうしたのよ
私は兄さまにもミーナにも生きろって託されたせいで、なんか生きてていいんだって満足しちゃってたわ!
それ自体はいいんだけどさ、そのさ、なんか変!
(早口で、何やら興奮したように)
そ、そうね?
2人分に託されてるから、どうしてもそれに引っ張られるわよね?
(さすがに頭の上に?がこっちもでてるような状態
それもあれよ、長い間、死ねって言われている気がしてさ、その反発心だけで生きて生きたのにさ、あれ生きてていいじゃん。大事な人が死んでも生きてていいって思ってたらさ、それで満たされるのよ!分かる?イーリン!
あ、ああなるほどね?
今まで自分を抑圧してたはずのものが突然なくなったってこと、ね?
そうそう、それがとても嬉しくて、甘えてたとかなら気づいたんだろうけど、それをベースに生きて行こうとしてて、前向きでもあったから、なんかねぇ。なんだろう、満たされてたわ
(ドライフルーツを1つつまんで食べる)
それで、変っていうのは何処に繋がるのよそれ
(はぁ、と一息つきながらお茶を注ぎ直し)
いやさ、だって、なんか変じゃない?結局、生きてほしいっていう想いも死者の想いを引きずって私にとって重荷になってるんだからさ!どうしよう、私。って感じ
(自分も一杯欲しいとおもってお茶を注ぐ)
それを考えるのが今の貴方の仕事でしょ。
はぁ……(あー驚いた、と言いながらお茶を注いであげて)

貴方は今、人生で初めて自由な時間、自由な意思を手に入れたと言えるのよ。
過去に縛られず。過去に後押しされ。貴方の決断を曲げる個人も居ない。
その幸福を味わうべきだわ。まずはね。
あー、そうね。そうするわ。うん、少しでも考えるようにする。ありがとう、話を聞いてくれて
(注いでくれたことにも、お礼を言う)
そう考えると楽しそうね。イーリン
そうよ。
だから貴方はこの末法の世の中で。まずは幸せを実感すること。
そして、幸せのために何が出来るか。
それこそ、歌って踊るか。隠居して後ろから見てるか。私財をなげうって誰かを助けるか。あるいは前に出て闘うか。もしくは、守るべき人を勝手に決めてやるとか。
やれることはいっぱいよ。
ほんとやれることは一杯だわ。今更かもしれないけどね。
あぁ、そうそうイーリンは生きたいと思ってるんでしょ
え?
ああ……そりゃあ、死ぬのだけは、死んでも、ごめんだけど?
でも、このままだとさ、貴方は魔力に蝕まれていって……イーリンじゃなくなっていくのよね、きっと。魔力の塊になって人間性をなくすんでしょ
ん、まぁ。そうね。
今でも投薬でなんとかおさえてるけど。症状の侵攻……レベルアップだけはどうしようもないから。
その、私に魔力を移せない?なんやらかんやらでさ。ほら、私なら身体でかいし、多少そうなってもうれしいし
それは難しいわね。
魔力を出すだけなら、普段のAP回復と変わらないし。
根本的には「私の体に魔力が溜まって、それが私の血肉を魔力に変えていく」だから。
貴方に魔力を譲渡しても……感染するようなものではない、ともう。
じゃあ、貴女の血を私に輸血?可能なら、私と貴女で血液交換かしら?出来たりするかしら?
(まじめに楽しそうに、でも真剣に考え始める)
やめておきなさいよ。私の血をちょっと使った「小瓶」で絶大な効果(EXA失敗を成功に変える)があるんだから。
頑丈だけじゃどうしようもないわよ(くすくすと、ちょっと呆れたみたいに
ねぇ、イーリン聖杯。私にあなたの『魔力蓄積体質』を肩代わりして、貴女の負担の減らしたいの。イーリンを少しでも生かしたいの。だから、その願いを叶えてくれないかしら?
……それは。
私に叶えられる願いなのかしら?
いえ、「私がそれを望むのかしら?」
望むわよ。それは貴方の友である私、「レイリー=シュタイン」が望むんだから。叶えられるかは知らない。でも、そうなりたい
……ふっ、困った人。
まぁ、いいわ。貴方がそれを望むなら。まぁ、ちょっと努力してみるわ。
治療法にもならない、ただの犠牲者が増えるだけかもしれないけどね。
いいわよ、私も覚悟は決めた。今一番やりたい事だから。ただ、そうね、諦めないでよ、元の世界にいっても生きる事はあきらめないでよ

死ぬ運命があるなら、この世界で私が半分引き受けるから。
――それは

……それは、考えたこともなかったわね。
死ぬ運命を、半分引き受けるなんて。
貴方、死にたくないんじゃなかったの?
え?死なないよ。だって、半分ぐらいの死の運命なんて、私は跳ねのける自信あるもの
それぐらいの鉄火場は乗り越えてきた自信あるわ。
大した自信だこと。
まぁいいわ、貴方が私の運命を引き受けるかどうか。見極めさせてもらいましょう。
OK,じゃあ、そのためのアピールしなきゃいけないけど……何か試練でもある?なければ好きにするけど
さあ、ただ奇妙な夢を見るのよね。最近。
まるで「ありえもしない歴史の予知夢」みたいな。
……それは、わからない。
ただ、
多分。
「貴方も見る」
と思う
かもね。私の内側にあるような。いえ、それでもないというか。
うん、まってねきっともうすぐ――
へぇ、面白そう。あぁ、でもその時はさ、それよりも前にさ、イーリン。
もっと、貴女の事を知りたいわ、イーリン(そういって、ほほに口づけしようとする)
んっ、ちょっと(白く柔らかく、冷たい頬に口づけをされるとしっしっと追い払う
あ、かわいい。もっとこうして色々見せてよ。貴女のそういう顔大好きなんだから
いいじゃない。貴女も乙女だってことなんだから(笑って楽しそうに言う

寂しい時や不安な時はいつでもレイリーをどうぞ。
はいはい。
もう、良い時間だしそろそろ寝るわよ。レイリー?
はーい、じゃあ寝ましょうね。ソファー借りるわよ!それとも、ベットで一緒に寝る?
ソファーを使って下さい。貴方酔っ払ってるんじゃないの
(そう言いながら自分はベッドに転がり。はあ、と心地よさそうにため息を付いて
大丈夫よってないわ。酔ってたら、ここで押し倒してるし、こんな可愛くて純な乙女は
(服を一枚ぬいで楽な姿になると、ソファーにそのまま転がって)

おやすみなさい、イーリン
ほんとに、困った子。

はーあ、どうしてこんな子を拾ったんだか。
まぁいいわ、おやすみ(ベッドの上で目を閉じる

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