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文化保存ギルド

今夜の喋り場・その57

私の部屋、ゲストと二人で喋る場所。

正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。

それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。

おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。

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ふー……(ソファに座って紅茶と茶菓子を用意する
(トントン)入っていいかしら♪(いつもより楽しそうな声で、ドアの外から訪ねてくるレイリーの声)
あらごきげんよう。ええ、扉に鍵はかけてないし。お茶も用意してるわよ
(立ち上がって扉を開けて招き入れる
ありがとう、イーリン。それじゃあ、お邪魔するね(といって、籠を一つ手にして、部屋の中へ入ってくる)
そして、私のお話したいっていうのも受け入れてくれて、ありがとう
いやあいいのよ。私としても話すべきことが色々あったわけだし。
こうして席についたらさて何を話すってわからなくなるところも含めてねぇ。

別に拒絶してたわけじゃないわよ?(先にソファに座る
あら、そんなこと言うなら拒絶したいことでもあったの?イーリン。まずは、これ、お土産のドライフルーツとチーズよ。これなら紅茶にも合うでしょ
(ソファーに慣れたように座って、机の上に籠の中身でにドライフルーツの乗ったお皿と、チーズの乗ったお皿の二つを置く)
意地悪言わないでちょうだいよ。
貴方がわざわざ受けてくれてありがとうなんていうから。やきもきさせたりしちゃったのかなーとかそういうあれよ。
(あらありがとうと言いながら紅茶を差し出して)
あら、それは此方も悪かったわ。やきもきというよりは、ちょっと内心不安があってね。相談しに来たのよ
(紅茶を受け取って、そして、お先に飲ませてもらうわ、といって一口含んで、一息つく)
不安? 珍しいわね、貴方がそういう事言うなんて
(ミルクと砂糖をたっぷり入れてからよく混ぜて飲み始め)
そう?割とだいぶ昔から不安だらけよ。最近なんて色々あったわけだしさ。
(苦笑いをして、チーズをつまんで、どこから口にしようか考えこんで)

私ね……あぁ、言い方難しいわねー!ごめん。最近、あまり戦う時に居場所を感じてないの
そうなの?
っていうかまたでっかい切り口を用意したわねぇ。闘う時に居場所を感じないってどういうこと?
貴方なんていの一番に矢玉を浴びに行くでしょ。
いや、確かに盾役だけどさ。実際役割としてはそうなんだけど。私、もうやることないよねって思うようになってる。イレギュラーズとしても鉄帝の騎士としても、下手したら騎兵隊の中でもさ。
(ごめんね、って態度で示す。イーリンが騎兵隊を大事にしているし、そこから自分もしっかり見てくれていると思っているから、口にするだけで罪悪感はある)
まるで青春時代に一段落ついたみたいな言い方をしてるわね。
ふむん、茶化すつもりはないけれど。
今から闘う人間が減ることはあっても増えることはないわよ?
(ごめんねと謝るのも珍しいというように首を傾げつつ、もう一口紅茶をすすり)
うん、減る事はありえる。ただ、私自体が居場所がない感じ。特別に何かしてるわけでもない、誰かを護りたいと思ってるわけでもない。下手したらさ、アイドルとして活動してればいいんじゃないっておもう。……色々なものを抱えて死ねなくなってるし、戦う理由も失ってる。
(うーん、とうまく言えなくなりながら、言葉を絞り出す)
それはまた妙な話ね。
いろんな物を抱えて、死ねない理由が増えたのなら。そのために手伝えることをやるっていうのがよくある考え方じゃない? 貴方ほど戦える人間のほうが少ないわけだし。

だから死ねなくなってるんじゃなくて。戦う理由が見当たらなくなったが正しいでしょう。
逆でしょって思うかもしれないけど。もしかして貴方今幸せなんじゃない?
そうだね、幸せなんだと思うわ。飢えがない、満足している。そして、生きてていいと思ってる。ってなるとね、戦いたくないわけではないし、戦えないわけではないんだけどねー。
(少しだけ恥ずかしそうに、どこか嬉しそうに、でも、あまり悪いと思っていない様子が分かる)
なるほどね。
じゃあ良いのではないかしら。私はその感情を否定してまで戦場に来いとは言えない。
貴方が勝ち取った幸せだもの。それを否定するのも間違っているわ。
あぁ、そういうのねー。そっかー。実際、幸せかどうかって言われると困るけどね。幸せというよりはやり切った感じ。……正直、止めてほしかったけど、イーリンの言うこと正しいよねー。分かるわ。
(情けない言葉を言いつつ、嬉しそうに答える)
実際、イーリンはどうなの?ミーナが満足して逝ったこと。あれをしって、感じて私は戦う理由なくしかけてるのよね
貴方が戦う理由を私が与えてやることはそりゃあいくらでもできるわよ。
美辞麗句を並べ立て、貴方以外に手駒が居ないんだから死ぬ気で戦えって背中叩くのはできるわよ。でも多分貴方が欲しがってるのってそういうのじゃないでしょう?
(ティーカップを置いて)

私はミーナが勝手に死んでいったから、正直まだ死んだ実感がない。
元々私の側に勝手に来て、勝手に離れていったとおもったら戻ってきて。また勝手に何処かに行った。
それくらいの感覚よ。
いや、それでもいいんだけどさー。正直、昔は私はそういうのが欲しかったから。ただ、それよりは自分自身の理由になるんだよねー。

あー、わかる。私もミーナはもう少しさ、色々素直になって言えばよかったのにって思うのよ。だからさ、自分でやりたいことやって勝手に満足して逝ったら、私は彼女が悲しまないように生き続けるしかないじゃないって思っちゃってる。あぁ、もう、もう
(地団駄を踏むような声とともに、ソファーを強くたたく。赤面して、複雑な気持ちを露わにする。嫉妬や怒りや嬉しさとかいろいろないまぜにしてる)
それ、貴方が自分自身で戦う理由を選べるくらい強くなったし幸せになったってことじゃない。
正直そこまで熟達する人間のほうが少ないわよ?
この一年色々あったけど、ようやく貴方はそこまで取り戻した。とも言えるんじゃない?
だから、貴方はそれを否定的に捉えてないんでしょ。どうしましょって私に言う程度には。


でまぁ、アイツのことなんだけど。
私からしたら未だによくわかんないわよ。私のことをさんざん好きと言っておきながら。それを実行に移さないんだもの。やっても間違ってたし。
で? あの子が悲しまないように生きるのって、あの子あんたにそういうところまで話してたの?
(ソファーを叩くとぴょんと一瞬浮く
うん、そう、否定的にとらえてない。自分で戦う理由を今から見つけなきゃいけない。で、正直、私がいなくても何とかなると思う。そのぐらいみんな強いし、信頼してる。

あいつ、本当にイーリンとすれ違ってたわよね。まが悪いとしか言いようがないし。で、それを私が見てることも考えてないしさ。なんだろう、話してた気はするけど、それ以上に私が簡単に死ぬのは許さない気がする。あいつ、自分の命を軽く考えていたくせにさ!
だから私は貴方が居てくれると助かるし、やれることが増えるしで、助かる。
貴方が居なくてもどうにかなるけど。どうにかなると出来るは別なのよ
(カップを置いて)

そうね、あいつ簡単に死んじゃったのよねえ。私らの関係ないところで。
だったら貴方の命も、そう重く捉える必要はないんじゃないかしら? 意趣返しってわけでもないけど、死ぬギリギリまで戦っても許されるでしょ。
(紅茶を一口飲んで、落ち着いて)
そうね、イーリンから見ればそんな感じかぁ。死ぬギリギリまで戦うねー。それでも死ぬのはごめんって感じで。
あぁ、でも、あいつ死んだってことは好きにしていいってことかぁ。

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