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文化保存ギルド
(ぽかんとして、くすっと笑い)
…くすくす、ほんと、イーリン様って、そういうところですよねえ
気配り上手といいますか、マメといいますか、人が良いと言いますか…ヒヒッ…(しばらく愉快そうに笑っている)
…くすくす、ほんと、イーリン様って、そういうところですよねえ
気配り上手といいますか、マメといいますか、人が良いと言いますか…ヒヒッ…(しばらく愉快そうに笑っている)
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正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。
それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。
彼女自身が掃除しているのではないというのは、勇者という肩書を思い起こせばある意味当然であるが。
だとすれば質素すぎる、そんな部屋だ。