＜絶海のアポカリプス＞
だれか　だれか　きいてください
ぼくの　こえを　きいてください
かぼそいけれど　きいてください
すこしだけでも　きいてください

騎兵隊を招集します。
騎兵隊を招集します。
あなたたちの助けを、僕は待っています。


彼女達を、取り戻そう。

よし、原案を出すよ。
「大顎を全力の火力で引っ張り出し、これを回避する」。
これが命知らずの騎兵隊がやるべきことだ。
というのも、他にも命知らずが大量にいる、至近攻撃をやろうっていう連中が結構いる。
そいつらに大顎が向くと死人が出る、それを押さえるための作戦だ。

では、根幹の「どうやって」の部分だ。

・大顎の標的になる
リヴァイアサンにとって、攻撃対象となるべきことが条件だ。
これは僕らが火力を出せば引っ張り出すことは出来ると思う。
また、艦船の砲撃を浴びせればヘイトを稼げるだろう。
攻撃目標も重要だ。
顔の中で一番攻撃されると嫌な部分はどこか……「目」だ。
僕らは目に対して執拗な攻撃を加えることで攻撃を引っ張り出す。

・回避する
ドレイクの船に乗る。
これだけだ。
無論、攻撃のタイミング、バフ支援、その他諸々で底上げはする。
攻撃のその瞬間まで目を攻撃し続ける。
だが、最終的に賭けるべきはやつの腕だ。
やつが十三次を成功させたいというのであれば、執念を持って直撃を回避しようとするはずだ。