PandoraPartyProject

ギルドスレッド

羽印のフランスパン

【個別】Happy Birthday!!

今日は12/1、日も沈み始める、そんな頃

此処は上谷の部屋
普段の彼の部屋は
深い木目の箪笥とクリーム色の壁紙。
そして灰色のベッドだけで構成されていた殺風景な部屋。

―――しかし、この日の内装は幾分か異なった
普段はあまり出さないテーブルは飾り付けられ
料理もフランスパンのオープンサンドやサラダが既に並べられており
ほかのも残りは仕上げで美味しいのを出せる準備は出来ている。

準備は万全なはずだ。

そしてアニーの声が聞こえ、急いでドアの方へ行き、開けようと―――
――――
開ける前↓
【https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/429】
本日のメニュー
・フランスパンのオープンサンド
・フランスパンのクルトン入りサラダ
・オニオンスープ
・フランスパンを使ったハンバーグ
・フランスパンのフレンチトーストをお洒落に盛り付けたデザート

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うん、わかったー!
わくわくしながら待ってるねー!
(私はマイペースに、オープンサンドをゆっくり味わうとしますか!)
あ!!そうだ、零くーん!手伝いが必要なら言ってねー!
(キッチンへ向かった零に聞こえるように)
おぅ、手伝いが必要な時は言うともさ!(そう、アニーの声に応えつつ)
(―――いざ、キッチンの前!)
さぁて…仕上げていくとするか。
(そう言いつつ腕まくり、まずはオニオンスープから仕上げよう)
(まずは深めの耐熱皿にギフト出したフランスパンを入れておく。
 其処にスープを注ぎ、事前に準備していたチーズをのせて、トースターを使い軽く焼いていく。すると段々と、チーズの焦げる香りとスープの香りが広がっていく事だろう)
良い匂いだ…………はっ、そうだ、この間に…。
(ハンバーグの方も、仕上げていこう)
(ハンバーグの方は既に作り終わっていて、今はミニハンバーグのトマト煮込みの状態だ、こっちの方は少し温め直して、後は…)っと……よし(バジルを刻んで、ぱらりと乗せて置く)
(二皿に注ぐ量は一応少なめに、のちのおかわりも考えての分配だ)
(そうこうしてるうちにオニオンスープの方も無事終了。…フレンチトーストは…デザートってのも有るし、また後で仕上げておくとしよう。)
―――おまたせー。持ってきたぜ、アニー。
(そうして色々仕上げたあたりで、オニオンスープとミニハンバーグのトマト煮込みを、二つずつ順々に持ってくる)
ミニハンバーグの方はおかわりも有るから、もっと食べたくなったら何時でも言ってくれよ、持ってくるからさ。
わ~~~待ってましたぁ!!
(実はずっと気になってた
一人でタイヘンじゃないかな?怪我や火傷したらどうしようって
でも杞憂だったみたい)
待っている間いい匂いがふわぁ~ってこちらまで漂ってきてね
ずーっとうずうずしてた!
ハンバーグにスープも付いてくるなんて豪華!
これぞメインディッシュよね!
おかわりもあるの?(キラっと目が輝く)
(あ……でも、おかわりなんてしたら大食いとか思われたりしないかなぁ
女の子っていうのは少食で、ひとくち食べたらお腹いっぱい…っていう子が
きっとかわいいのよね……?うぅ~~~~~~~~っっ
と、とりあえず今は食べよう!)
そ、それじゃぁいただいてもいいかな…あったかほかほかのうちに……
(実の所、ポテトに手伝って貰ったのもあってある程度は料理を作りきっていたのもあって大変度合いはそこまでなかったりした。山場は既に越えていた、……また二人で料理作るのも、楽しそうだけれど…)
あ、そうなんだ?そんなに匂いが行ってるとは…。
(確かに自分が創ってる時も良い匂いがずっと漂っていたが…まさかそこまで届くとは…想定外だが、悪い事でもないし…いっか!)
そう、正しくメインディッシュさ!おかわりも当然あるとも、美味しい物は沢山有って悪い事は無いしな!
(そう言えば、アニーはどれぐらい食べれるか聞いてなかったけど、お腹のすき具合は大丈夫だろうか…?今の反応的に、多分まだ食べれそうっぽいが…)
あぁ、さっそく食べようか、暖かいうちに食った方が美味しいだろうしな!
わーい、ではいただきまぁーす!
まずはこのミニハンバーグから……
わ……フォークを入れたらじゅわって肉汁がでてきたよっ
(ゆっくりと口に運び、はふはふと食べる)
んん……柔らかくてジューシー。
トマトで煮込んであるおかげでほどよいさっぱり風味にもなってるよねぇ
フランスパンは……ひょっとして細かくしてお肉のつなぎとしてつかったのかな?

オニオンスープも熱々のうちに飲まなきゃね!
(スプーンですくい、ふーふーしながら食べる)
うん、スープの味が優しい
そこにチーズのコクも合わさって……
あ、ちゃんとここにもフランスパンが使われてる!
作業工程を想像すると、けっこう手間をかけてるスープだよね!

(ハンバーグとスープをよく味わいながら食べ
そして終える。
美味しかった。たしかハンバーグおかわりあるっていってたよね。
もうこれおかわりしたいなぁ……
一個だけなら……いや二個なら……もう大食いと思われても!
………いやよくないけど!!!!!!)
あ、あの……、ミニハンバーグ二個くらいおかわりしてもいいかな…?
それじゃあ俺も……(もぐ)……!!
(口一杯に広がるミニハンバーグの肉汁が、口の中で満ちていく、サイズゆえに一口で頬張る事も出来た…熱々でほふほふしてしまうが、凄く美味しい)
だなぁ、トマト煮込みにするだけでも結構違いが出るもんだ…。
あぁ、フランスパンをパン粉にして使ってるんだぜ、これ。
(このパン粉、上手くやればこれ自体も売れるんじゃないかと思わず思ってしまう)

熱々の方が美味いだろうしな!…あ、火傷には気を付けろよ?
(アニーはちゃんとふーふーと冷まして食べてるから大丈夫だろうけど)
(自分もスープを食べ始め)
あったけぇ…チーズもやっぱ合うもんだ…。
そうそう、これにも使ってるんだぜ、フランスパン。
美味しくなるよう、色々手間はかけてたしなぁ
(いつもより明らかに豪勢にした料理たちだ、手間はかかるが仕方ないだろう。)

おかわりか?あぁ、二個と言わず幾らでも、好きなだけ食うといいさ。
今日は君の誕生日な訳だし、遠慮する事は無いんだぜ?
(おかわりしてくれるほどに気に入ってくれたのかな…
 作った甲斐があったというか…凄く、嬉しい)
……あ、でもこの後まだデザートも有るから、その分の腹持ちは残してもらえると助かるかな。
あ、そっか、フルコースだものね、
デザートのことまるで考えてなかった…!
そうね、となると……今はハンバーグは2個までにしておこうかな。
デザートの後に……ひょっとしたら……
ハンバーグ、おかわり、する…かも…?しれな…い……
(口調も辿々しくだんだん声が小さくなっていく
うぅ……おかわりなんて、やっぱりちょっと恥ずかしい
でも、でも、もし自分が零くんの立場だったら……?
自分の作ったものをいっぱい食べてくれるのってとても嬉しいよね……
零くんも言ってくれてるし、ここは遠慮しないほうがいいのかなと思った)
そうそう、デザートもある訳だし、そっちも食べてもらいたいからな。
あぁ、デザート食べた後もまた食べたくなる可能性だってあるし…そん時は遠慮なく言ってくれ。
(段々と声が小さくなっていくアニーを少し不思議そうに見つつ
……おかわりする事自体、結構嬉しい事だが…もしかして、恥ずかしかったりするのだろうか…?)
…あ、じゃあアニーの分のおかわり、注いで来ても大丈夫か?
俺もついでにおかわりしてくるつもりだったしな。
うん、いいよ!おかわり、おねがいしまぁーす!
その間、私はマイペースに食べてるからね。
(ハンバーグがミニサイズなのって、
もしかして食べる量を調節しやすくするためにミニサイズにしたのかな…
こういう気遣いができるのってスゴイことよね……)
分かった、じゃあちょいと待っててな―。
(そう言いつつ席を立ち、キッチンの方へ)
さぁて…アニーの分はこれで良いとして…(要望通り、ハンバーグを二こ、器に入れおえ。)
…俺は…これぐらいかなぁ(三つほど、自分の器に追加する……やっぱ肉は沢山食いたいしな…)

―――お待たせ―、おかわり、持ってきたぜ!
(そうして、器を再度持ってきて一つをアニーに、もう一つは自分の方へ置いていく)
ありがと~
零くんは3つなのね、さすが男の子、いっぱい食べるね!
(よかった……零くんもわりと食べることが好きな人でよかった……!)
実はこんなにたくさんお肉料理食べるの久しぶりなの!
いつもはお芋とかお豆とか卵とか……
そんな安くて決まったものばかりだったからね。
はぁ……おいしっ(もぐもぐ食べる!)
やっぱ、食える時に沢山食いたいしなぁ…ついつい、おかわりしてしまったよ。
(普段は此処までちゃんとしたものを用意もしなければ食べもしない、故に余計にお腹はすきやすいのも有るが…)
あ、そうなんだ?アニーは普段そんな感じの食卓なんだなぁ。
俺も大体キャベツとかもやしとか、決まったもので構成されてるや。(つい節約してしまったりする、もう一品ぐらい追加しても良いんだろうが…)
(美味しそうに食べるアニーを見てうれしそうにしつつ、自身もおかわり分を頬張る)
ンぐ…うん、美味いなぁ……(満ち足りた気分になってしまう)
ふふふっそうだね!
たとえば依頼で食べ放題なんて行ったら……
それこそ沢山食べちゃうよねぇ
(ぁ……もうこれ食いしん坊だと思われちゃったかなーーっ><
で、でも零くんならきっと快く乗ってくれるかも…!?)

零くんの食卓にはパンはあるとして、後はキャベツにもやしに……
う~~~~~~ん、それだけだと栄養が心配よね
一日卵一個でも追加できたらいいんだけど、それも厳しいのかな…?

んー!ハンバーグ美味しかった!
よく味わったつもりだけど、久々だったのもあったからかな、
おかわりの分もぺろっと食べちゃった!
あ…良いなそれ!
食べ放題系の依頼とかあったら絶対沢山食べちまうよな…!
(その時を想像して、思わず嬉しそうに同意する。アニーも結構食べる方だし、いっそそんな依頼の時に誘うのも良いかもしれない…。
食べ放題は良い文明だ、依頼だから此方持ちにならない点もなお良い…流石にこの部分は言えないけど!)

まぁ、確かに栄養面を考えるとなぁ……(卵料理はあまり作らない、節約する癖がついてしまってるのも一つだし…ライムたちが良く食うから下手に追加して習慣になると怖い、食費的な意味で)基本…野菜(一品)とパンで済ませちまうことが多くてな。………そうだよな、卵…之を機に追加してみようかな……。
(若干迷いつつもそう言いながら)

そう言って貰えると嬉しい限りさ、気に入って貰えて良かったよ
(自身もあっという間にハンバーグを食べ終えた、肉は良い…)
さて、それじゃ…そろそろ…デザートの方も、持ってこようか?
卵は完全栄養食って言われているからね!それくらい栄養豊富なの。
できるなら追加してみてね。
栄養が足りないままでいると体の免疫力だって下がっちゃうから。
零くんが倒れたら困るのはライムちゃん達よ??
もちろん私も心配になるけど……

うんっ!!デザートお願いしまぁーす!
(どんなデザートなんだろうなぁ……)
あ、そうなのか、そこまでは知らなかったな…栄養食だったんだな。
……そうだよなぁ、あいつらを困らせる訳にも行かないしな
アニーにも心配かけたくないし…。……うん、どうにか追加してみる事にするさ。

そんじゃ、ちょっと行ってくる!(そう言って、デザートを……仕上げもかねて、取りに行く)
…よしっ
(キッチンには、既にふんわりきつね色に焼けた厚めのフレンチトースト。
アニーのお腹の事も考えて、一応1枚。自分の分は…おんなじ一枚にしておこうかな。)
…こうして……
(アニーの皿の真ん中より上にフレンチトーストを置いて、右下に生クリームをたっぷり乗せる。その周りに果物を彩りよく散らしたら、生クリームとフレンチトーストに立てかけるようにチョコプレートを置く。)
(そのチョコプレートには、「お誕生日おめでとう、アニー!」と誕生日を祝う文言が、チョコペンで書かれていて)
これは…好みに合わせて、で良いかな
(用意した蜂蜜は別添えにして、好きなだけかけて貰うのが良いかもしれない)

(自分のにも生クリームと果物をアニーのと似た感じに盛っていく、違いが有るとすればプレートの有無か)
―――お待たせ―、持ってきたぜ。(そう言いつつ、アニーの前にフレンチトーストや蜂蜜を置いていき)
あ、蜂蜜の方は好みの量を好きなだけかけると良いぜ
(自分の前にも、皿を置いていく)
わ~~~~きた~~~!
ん!これは…!!!(目の前に置かれたデザートを見て)
フランスパンを使ったデザートってどんなものなんだろう?って
考えてたんだけど、なるほど、これは立派なデザートね!
あと文字が書かれている板があるんだけど…!
すごい…!これも食べられるのかな!?
なんだか食べるのがもったいないような……でも食べちゃうけど!
私だけこんなに特別でいいのかな~ふふふ
それじゃぁいただきますね!
(まず蜂蜜を垂らすように全体へかけていく
かける量は多すぎず少なすぎず……その上に生クリームとフルーツを乗せ
一口大に切り口へ運べば幸せが口いっぱいに広がっていく)
ん~~~~~っ
やっぱり甘いものは最高だね!
確かにフランスパンだけだと、デザートの想像もつきづらいよなぁ。
ともあれ、デザートの正体はフレンチトーストだったのさ。

あぁ、勿論、そのチョコプレートも食べれるんだぜ。
やっぱ誕生日と言ったらこーゆうプレートはあったほうがいと思ってな。
今日は特別な日な訳だ、そりゃ特別扱いしていくつもりだぜ?
(…そういえば蝋燭は用意してなかったが…フレンチトーストには合わない気もするし、大丈夫だろう、うん)

(美味しそうに食べるアニーを見て思わず笑みをこぼしながら)
それじゃあ俺も…いただきまーすっと
(果物と生クリームをトーストに程よく乗せ、口の方に持っていく。…素敵な甘みが口いっぱいに広がってくる…)
だよな、甘い物はやっぱ最高だよな!…食べてるとすごく幸せな気分になるしな…。
(あまり取る機会のない甘味は、それだけでも素敵なものだし、胃も心も満ちる気分だ)
ふふふっ
零くんのその反応だと…零くんは甘いものが大大大好きみたいね?
(くすくすと)
それじゃぁ……(チョコプレートをぱきっと2つに割り、片割れを零の皿へ)
美味しいものは誰かと一緒に味わったほうがもっと美味しいから。
えへへ……うん、あまーい!
(チョコプレートを食べながらニコニコと)
あぁ、甘いのは結構好きだぜ、美味しい甘味の存在も多いしなー…わ、笑う事はねぇだろ…!
(くすくすとするアニーに若干恥ずかしそうにしつつ)
!(チョコプレートの片割れが自身の皿に乗って一瞬驚いて)
そっか……、それもそうかもな。(笑顔で肯定しつつ、チョコプレートを口の中へ)
あぁ、甘くて…美味しいや。(なんだか、本来の甘味より甘く感じる気もした)
ふふっふふ……
甘いもの……スイーツとか、
どうしても女の子の食べ物のようなイメージがあってね。
こんなに甘くて美味しいんだもの、男の子だって大好きになるよね~(くすくす)

ふぅー……全部食べた!
うん、ほどよい満腹感……
なんだか気持ちも満たされた感じ…?デザートってすごいねっ
あー、確かにそのイメージはあるよな。スイーツだとそっちが連想しやすいってのは分かるが…
…そりゃ、甘くて美味しけりゃ好きにもなるさ、うん。(ちょっと気恥ずかし気にしつつも、肯定して)

おぉ、御粗末様!(無事食べきったアニーを見て嬉しそうに)
やっぱ食後のデザートは格別だしな、アニーの気持ちも満たされたってんなら俺も嬉しいよ。
……………
(コクコクとハーブティーを飲んで一息)
ふぅっと……ごちそうさまでした!
とっても豪華でとってもおいしいフルコースだったよ!
……それにしても驚いちゃったな。
零くんがこんなに料理上手だったなんて。
実は料理の練習をしてたとか?
それとも料理の才能があったとか?
ふふっこれは私も負けてられないよねっ
(自身もハーブティーを飲み干してホッと一息)
へへ、そう言って貰えると俺も嬉しいよ!
そうか?一応一人暮らししてたから最低限は作れるっちゃ作れるけど…(普段は、材料自体が無いから作れないというのが大きい)…でも、今回の料理は色々友達に教えてもらって作った感じだったから、練習したってのが正しいかな?
流石に素でここまでの料理は作れなかったさ、才能も有って人並みだろうしな。
アニーの料理も美味しいからなぁ…あれ以上に美味しくなると凄そうだな…!(思わず想像してしまう、……食べたくなってしまった。)
なるほど……お友達から教えてもらっていたのね。
ならそのお友達に、私も感謝しなくっちゃね!

えっ!?私の料理美味しい…??
えへへ…うれしい……
でも自分じゃまだまだって思ってるんだけどね。

零くん元の世界ではひとり暮らししてたの?
ずっと家族と一緒に住んでいるものだと思ってた。
ということは一人で暮らしながら学校に通っていたのね……?
(もう長いこと家族と会えないでいるのよね……
零くん口には出さないけど、やっぱり寂しいだろうなぁ……)
ね、ね!学校での生活ってどんなものだった?
なんでもいいから聞かせて?
そう、教えてもらったんだ。
お陰でこうして、美味しい料理も作れたわけだし、ほんと感謝してもしきれねぇや。

あぁ、すっごく美味しいぞ?前作って貰った弁当も美味しくて最高だったしな。
まだまだと思ってるのか…なら、更に料理がおいしくなるって事だよな…どうなるんだろうなぁ

高校に行くにあたって、一人暮らしを始めてな。
家族と暮らしてたのは中学生までなんだ。
(まさか、一時的な一人暮らしのつもりが半永久的な別れになるとは当時は想像もしてなかったが…)

え、学校での生活か?
そりゃ構わないけど…結構普通の高校生活だったと思うぞ?(そう言いつつも、思い出すように思考を回す)
そうだなぁ…
朝に登校して、授業を受けて、昼飯は購買の奴を買って食って…、そんでまた午後も授業を受けて…。 学校が終わったら、俺は部活とかしてなかったから家には真っすぐ帰って…あ、帰り道にたまに買い食いしたりはしてたかな?
あと仕送り分のお金が怪しくなった時は単発でバイト要れる事ぐらいはあったが…。

大体はそんな感じだったかな。(特に特筆すべき部分は無かった気もするが、こんな感じで良いのだろうか…?
ふむふむ……
普通の生活かぁ~……
じゃぁ朝登校する時は食パン咥えて学校まで走って
お昼は購買の幻のパンを買うために全生徒の壮絶なバトルが始まって
授業は剣のお稽古や銃火器を使った模擬戦闘を行ったり
巨大な人型ロボットに搭乗して操縦訓練したり
魔法の実験で大爆発を起こしたり
腰に特殊なベルトを付けて変身技術を身につけたり
そんなことしてたのね?
いいなぁ~。大変そうだけど、クラスの人達と共に切磋琢磨していくのって
まさに青春よね!それで恋も芽生えたりして……うーん、羨ましい。
私もそんな学園生活送ってみたかったなぁ~……
!?(思わず驚く)
あ、あれ、ちょっと待ってくれアニー、そんな明らかにやばい授業は俺の居た世界じゃないぞ…!?
名物の購買のパン、とかはあったけど幻じゃなかったし…うちの世界じゃ模擬戦闘なんて無いというか…あっても剣道とか柔道ぐらいだし…授業も国語やら数学やらだったから…
それに巨大人型ロボットはそもそも作れる技術力ねぇしそもそも存在しないぜ…!?
あと、ベルトで変身は架空の物語(ヒーロー物のドラマ)で出てくるぐらいで実在はしてないっつぅか…!
……あれ、混沌だとそれが普通のラインだったりするのか…?? 
(普通の尺度が想像以上に異なっていたことに今更気づく、そうだよ此処異世界じゃん…!)
ま、まぁ季節のイベントやら学祭とか運動会、山登りとかイベントが無かったわけじゃないけどな。(色々切磋琢磨していかなかったわけではないのだ)
青春…青春かぁ、恋に芽生えてるやつらも居たんだろうなぁ、俺は特にそーゆう出来事なかったけど…
こっちにも学校とか有ったら…そーゆう授業が受けれたのかなぁ。(ちょっと興味は湧くし、アニーと一緒に通えたら…それはなんだか楽しそうだ)
えええっ!?巨大ロボットもベルトで変身もなかったの!?
じゃぁゴブリンとかドラゴンとか、人食べちゃうでっかいひよこちゃんとかが
襲ってきたらどうしてたの!?!?
(もしかして……零くんの世界にはそんな脅威的存在がなかったのかな…?)

学祭、運動会かぁ~……いいね
仲間と一致団結して優勝を狙ったりするのよね?
きっと熱い戦いだったんだろうなぁ
うん、こっちにも学校はあるみたいだよ?
私の住んでたところにはなかったけど。
零くんと一緒に通ってみたいよね。
朝登校するときは自転車で~、零くんが漕いで私は後ろに乗ってたりするの
そ、そーゆう存在は存在しなかったぞ…!?ドラゴンもゴブリンも、空想上の存在だったし、ヒヨコは…人を食うほどでかくは無かったしな。(ただの可愛い生物だし)
俺の住んでた国は割と平和だったしなぁ。(犯罪が一切ない、とまではいわないが…混沌に比べれば平和な方だろう)

あぁ、クラス其々で力合わせて、優勝を狙ったり色々盛り上がってたっけ。熱いというか楽しい盛り上がりだったぜ。…まぁ、俺は優勝の経験はついぞ味わえなかったけどな(それでも、結構楽しかったのはたしかだ。)
やっぱ学校あるのか…。アニーの所って事は…深緑には無いって感じか…幻想なら有りそうではあるな。
それは分かるな…友達と一緒に登下校ってのは楽しそうだ。
俺の時は、通学路が有ってないのもあって誰かと一緒に登下校、って事はしたことなかったし…(校門近くに来れば流石に会えはするのだが。)
一緒に自転車で登校とか、絶対楽しいだろうなぁ…一緒に登校ってなるならアニーの家に迎えに、なんてこともやれそうだし…(実現はしないかもしれないが、それはなんとも、わくわくする話だ)
あ……やっぱりそんなのいなかったのね…?
(そっかー、この世界とは違って平和な世界だったのね
それなら戦闘技術や兵器なんてもの必要ないものね……
今にして思えば、零くんは騎士とか兵士……みたいな感じではないもんね
武器だって剣でもなければ銃でもない、フランスパンだし?)

うーん、どうなんだろう?深緑も私が知らなかっただけでかなり広いみたいだし、
学校がある地域もあるんじゃないかな?
幻想は……そうね、魔術学校とか騎士養成学校とか、他にもいっぱいあるみたいだよ?
あと学校といえば……そう、制服!私、制服を着てみたくて!
そういえば零くんのその服も、制服なんだよね?
たしか依頼で借りたことがあったっけ……ふふふ
(TSで女の子になった零くんを思い出してくすくす笑う)
次は女の子用の、ちゃんとした可愛い制服着てみたいかなっ
どっかの国同士で、って事がは有ったきもするけどそーゆうモンスターはいないからなぁ。特に俺の居た国は、結構平和っていうのも有るし……。……まぁこの世界の情勢的にも、最低限闘えた方が良いんだろうけどなぁ…(そーゆう意味では、中々生き抜くのは厳しいかもしれない、……こっそり振ってる木刀もまだ身にはならないし‥・)

お、そうなのか?となると探せば見つけれる可能性はある訳か…‥。
騎士養成や…魔術学校か………ちょっと気になるな……(魔術はやっぱり一度は憧れる、騎士というのも同様だ)
おぉ、アニーの制服か…絶対似合いそうだよな……(似合って可愛い姿が目に浮かぶ…)
ん?そうだぜ、この服は学生服だぜ。あ~~…そういや貸したっけ…………ぅ…
(TSで自分の性別が変わったことも思い出したのか、思わず頬を目つつ目を逸らす)
……そ、そうだな、きっとアニーに凄く似合うだろうし良いと思うぜ!
そうね……戦えた方がいいのだろうけど、
私、戦闘は……正直苦手で……
私も住んでいた村が穏やかだったから、零くんと境遇は似てるかも。
でも、それでも零くんはよく戦ってると思う。
天義での戦いや砂の都の時だって戦ってくれた…いつも私を庇いながら……

えへへ……制服!ミニスカート似合うかなぁ。
制服着るだけならコスプレっていう選択肢もあるけれど、
学校生活だってしたいもん!!
ふふ、零くんも幻想の学校に興味ある?
零くんの世界では学べなかったものが学べるかもしれないものね!
私も学校に通えてたなら、戦う力が少しは身についていたのかなぁ……

……あ、私いつの間にかこんなにお話しちゃって……!
零くんとのおしゃべりは楽しいから、つい時間を忘れちゃうね!
もうこんな時間だし、これ以上長居するのも悪いから、そろそろ帰ろうかな……
穏やかな地域だと…戦闘が苦手でも仕方ないさ、むしろ戦う奴の方が本来は少数………な気もするし。(この世界の常識までは把握してないが、争いが最小限でさえあれば闘う必要だってないはずなのだ。)
そう、かな………。…まぁ、この世界でできた大切な…友人な訳だし、……傷つくのは…見たくないって言うのは有ってだな…。(幸いにして、イレギュラーズになったお陰か身体能力は向上している、その点においては感謝せざるを得ないだろう)

あぁ、アニーなら絶対ミニスカートも似合うだろうさ、きっと可愛いだろう(確信を持って言える)
コスプレ…まぁそれっぽくはなりそうだけど、…学校生活したいなら年齢関係なく受け入れてくれるところ探すのも手かもな。(そーゆうのはうちの世界にもあった、混沌にも有ってもおかしくはないだろう、多分)
そりゃまぁ、俺に取っちゃ異世界の学校だし…興味は結構あるぜ、あっちじゃ知り得ないことを知れるっていうのは結構大事だろうしな…今よりも色々やれる事も増えそうだし!

ん?(言われてみれば時間もずいぶん経っている)
俺もアニーと一緒に喋るの楽しいからなぁ…時間はあっという間に過ぎた気分だぜ…。
…そっか、確かにこれ以上遅くなるとアニーの帰りも危ないしな…、長居する分にはこちらとしては問題ねぇけど…(顔に出さないようにしてたつもりらしいが、なんだか寂しそうである)
人通りの多い道を通っていくつもりだから大丈夫とは思うけど、
夜は物騒なことが多くなるものね。
今日は…いろいろとありがとうね。
零くん手作りのお料理、とっても美味しかったし、
最高の誕生日パーティーだったよ!ほんとうに、嬉しかった…!
いつか、このお礼はさせてね?
(帰りの身支度をして玄関先へ向かう
ブーツを履き、ドアノブに手を掛けようとしたところで動きが止まる)
…………
………………
ね、零くん……
最後に……お、お願いがあるんだけど……
人通りの多い道を歩いてくれりゃ大丈夫と思うけど…早めに帰るに越したことはないからな。
あぁ、此方こそ、来てくれて嬉しかったし、…喜んでもらえたのも…凄く嬉しかったよ。
君の誕生日を祝えてよかった。
お礼…あぁ、期待して待ってるよ
(そう言いつつも、身支度をしてるアニーを見送るように、自分も玄関先の近くへ……するとアニーが動きを止めた、どうしたのだろう)
お願い…?
叶えられることなら何でも構いやしねぇけど、どんなお願いだ…?
う、うん……
その、ね……えっと、
………
…………
…………ぎゅっ……ってしてくれるかな……って……
…………、……ぎゅ…っと…!?……ッ!!(一瞬慌てかけるも、すんでの所で落ち着いて)
…………そ、それが君の願いなら……、……良いよ、俺で良ければ…喜んで。
(アニーの誕生日、なんだ、此処で慌てては…男が廃る……!)
………こ、こんな感じで…だい、じょうぶ、か…?
(そう、内心は慌てつつも、真っ赤な顔のまま、そっとアニーに近づいて…ぎゅっと、抱きしめようと)
う、うん……
だいじょう…ぶ……
(零にぎゅっ……っと抱きしめられる
緊張していたのか、私は体を強張らせていた。

零くんあたたかい……

温められると同時に、強張っていた体が段々と溶け、
零に全身を預けるような状態に。

このまま眠ってしまいたい……

私は両手を零の背中へまわす。
夏祭りのことが脳裏に浮かぶ一方で、私はまた、あることを考えていた)

あのね零くん……私、
なら…良かった、よ……
(ぎゅっ…とアニーを抱きしめる。
自身も緊張はしていた、アニーも少し強張ってるように感じる。

抱き締めている緊張と、抱きしめる事で生じる熱は否が己の頬をより熱くなる。
段々と、抱きしめているうちにアニーの強張りが溶け、体を預けてきて、それが何だか…とても嬉しい。
なんだか、自分も緊張が解けてきたような気がする
顔が真っ赤なままになるのは避けられないが…

…ただ、どうしても心臓の音は早くなる。
この音がアニーに聞こえてしまったらどうしよう、…聞こえてもいいかもしれないと思う自分も要るけれど)
……!
(アニーの手が背中に回り、彼女が何かを言おうとしていて)
………あぁ。
(続きを促すように、一言呟いた後は静かに言葉を待つ)
……………
いつからか……ずっと、ずっと、気になっていたことがあるの。
それは……………
……………
(……ちょっとまって。
これを言ったら、零くんはなんて思うのだろうか。
なにか……よくわからない不安感が過る。)

あ……ぅ、その、
…………な、何話すか忘れちゃった!
ど、どうしたのかな私……ほんと、どうかしてるよね…!
そのうち、きっと、思い出すから……その時、話すね……
(あまりにもヘタな嘘だ……
こんなの嘘だと零くんにもわかってしまうのだろう。
自分の顔は零くんの胸に埋めているので彼の表情はわからないが
きっと困った顔してるにちがいない。
ごめんね零くん……
私は温かい腕の中から、そっと離れた)

あ、ありがとうねっ
おかげで体が温まったよ!ほら、外は寒いから…!
これで帰りもぽかぽかだね!
(本当はそんな理由でお願いしたんじゃないけどね…)
それじゃぁ……またねっ
風邪には気をつけてね…!
(小さく手を振りながら笑顔でドアを閉める
足早に帰っていくその足音が微かに聞こえるかもしれない)
帰り道――――――


はぁっはぁっ……は……ふぅ……

どれくらい走っただろうか
ついにその場にしゃがみ込む。
息を切らせたまま顔を上げて見れば見慣れた風景が広がる。
ここは人々が行き交う場所。皆は「街角」と呼ぶ。
いつも人で賑わっている街角も、さすがにこの寒い季節の夜には誰もいない。
私は街灯に照らされたベンチに座り休憩することにした。

ずっと走ってきたせいか、まだ体が温かく心臓の鼓動も早い。
自分の胸に手を当て鼓動の速さを確かめてみる。
うん……零くんに抱きしめられてた時もこのくらいだった……
零くんには、あの時の鼓動が伝わってしまっていただろうか。

いつからか……ずっと、ずっと、気になっていたこと。
こんなにもドキドキして、心があったかくなって、
いつでもどこでも手を繋いでずっと一緒にいたいって思うのは……
………これは恋なのかな。
零くんと別れてもまたすぐに会いたくなって、でも会えなくて
こんなにも胸が苦しくなるのが……
………これが所謂、恋の病なのかな。

ねぇ零くん。……私、零くんに恋したのでしょうか……
もし、もしも、片思い……なんてしたら、迷惑でしょうか……
会いたいよ、零くん
可能なら今すぐ戻ってもう一度……
……………
……………
……なにを言ってるんだろうね、私は。
零くんにとって私は「お友達」なんだから。
やっぱり、ヘタな嘘をついてでも言わなくてよかったのかもしれない。
こんなこといきなり言われたら……困っちゃうもんね……
俯いて、溜息。白い息が見えた。
気がつけば自分の手が冷たい。すっかり冷えてしまったようだ。
ひぇぇ~さむいっっっ
ぶるっと身震いした後、寒さから身を守るように外套を深く被る。
……さて、帰ろうっと。
どうしよう、また走る?
ううん、歩く。冬の星空を眺めながら歩こう。
………、………?
(それは……からの続き、気になっていたこと、それが唐突に止まり、その間に疑問を抱いていれば)

そ、そうなのか…。
…大丈夫さ、思い出したときは…その時はしっかり聞くよ、うん
(一瞬動揺しつつも、どうにか平静を保つ
アニーは何かを言おうとしてたように思えたが…
流石に何を言いたいかまでは分からないが、無理に聞き出すのも仕方ないだろう
あ……っ
腕の中からそっと離れたアニーに、名残惜しさを感じてしまう)

そ、そっか!
それならよかったよ、さむい時期だし風邪ひいちゃいけないしな!
力になれて何よりだ!
(若干動揺を隠せず、それでも笑顔でそう言って)
あ、あぁ! またな!
アニーも気を付けてくれよ、俺も風邪には気を付けるからさ!
(笑顔で手を振る彼女を見送る、足早に帰る足音がかすかに聞こえ―――そしてきこえなくなった。)
聞こえなくなってから、ドアの前で立ち続ける。

追うべきだっただろうか
聴くべきだっただろうか

分からない、本当に、俺は…俺は、どうしたかったのだろう

望んだ言葉があったのだろうかと、自問自答を繰り返す。

今確実に言えるのは…アニーが居なくなった部屋が、なんだかとても、寂しい。
酷く人恋しくなってしまう、つい先ほどまであった熱が名残惜しい。

故に考える、思考を巡らせる、俺の望みを、願いを、その想いを。

………アニーといる時間は楽しい
それこそ、普段友達と居る時以上に心躍る日々だ。
遊ぶ時間も、ご飯を食べる時も、喋るときも。
手を握ったり…抱き締めた時は…鼓動も高鳴った、普段はしない事だったから…いや、それ以上に……。

考える程に鼓動の音が速くなるのは、早鐘を打つのは、アニーを抱きしめたから…だけだろうか。
いや、多分………砂の都の時でも、無意識に想ってた事、口走りそうだったこと

好きな人
大事な人

死ぬこと以上に、アニーが悲しむ未来を見たくなくて、あの時は自然と奇跡に請い願い、体も動いた、思った以上に、予想以上に。

「そっ……かぁ………」

…………自分が思う以上に、俺は彼女が…………好き、なんだろう。
―――結論は、きっと前から出てたのだ。ただ、心の奥底に静かに眠っていただけで。
でなきゃ、ただの友人を此処まで祝う事も…無かっただろう。

頭を掻いて、火照る顔を手で覆う……いつの間にか手が冷えてたのか、冷たい。……今はそれが心地よい。

それでも多分、この気持ちを言う事は先の話だろう。
彼女の気持ちだってわからない。

何より俺は…………この混沌で、この世界で、気持ちを言う『意味』を知っている、何時かの『終わり』の可能性を。

……だから、生半可で伝えるつもりは無い、覚悟を決めたその時は………。

「…………さて、片付けるとするかね」
そう呟くと共に思考を切り替え、部屋の片づけに入る

早くまた会いたいな、なんて想いながら

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