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羽印のフランスパン

【個別】Happy Birthday!!

今日は12/1、日も沈み始める、そんな頃

此処は上谷の部屋
普段の彼の部屋は
深い木目の箪笥とクリーム色の壁紙。
そして灰色のベッドだけで構成されていた殺風景な部屋。

―――しかし、この日の内装は幾分か異なった
普段はあまり出さないテーブルは飾り付けられ
料理もフランスパンのオープンサンドやサラダが既に並べられており
ほかのも残りは仕上げで美味しいのを出せる準備は出来ている。

準備は万全なはずだ。

そしてアニーの声が聞こえ、急いでドアの方へ行き、開けようと―――
――――
開ける前↓
【https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/429】
本日のメニュー
・フランスパンのオープンサンド
・フランスパンのクルトン入りサラダ
・オニオンスープ
・フランスパンを使ったハンバーグ
・フランスパンのフレンチトーストをお洒落に盛り付けたデザート

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……………
いつからか……ずっと、ずっと、気になっていたことがあるの。
それは……………
……………
(……ちょっとまって。
これを言ったら、零くんはなんて思うのだろうか。
なにか……よくわからない不安感が過る。)

あ……ぅ、その、
…………な、何話すか忘れちゃった!
ど、どうしたのかな私……ほんと、どうかしてるよね…!
そのうち、きっと、思い出すから……その時、話すね……
(あまりにもヘタな嘘だ……
こんなの嘘だと零くんにもわかってしまうのだろう。
自分の顔は零くんの胸に埋めているので彼の表情はわからないが
きっと困った顔してるにちがいない。
ごめんね零くん……
私は温かい腕の中から、そっと離れた)

あ、ありがとうねっ
おかげで体が温まったよ!ほら、外は寒いから…!
これで帰りもぽかぽかだね!
(本当はそんな理由でお願いしたんじゃないけどね…)
それじゃぁ……またねっ
風邪には気をつけてね…!
(小さく手を振りながら笑顔でドアを閉める
足早に帰っていくその足音が微かに聞こえるかもしれない)

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